ぷくぷく

ぷくぷく

902円 (税込)

4pt

ひとつ屋根の下の「ふたり」、もどかしい愛。

あなたが辛い時はいつでもそばにいるよ・・・。
都内で暮らしている、恋に臆病なイズミ。引っ込み思案なのは誰にも明かせない心と体の「傷」があるから。そんな彼女をいつも見つめているユキ。ひとつ屋根の下に暮らしながら言葉を交わすことはないけれど、イズミへの思いは誰よりも強い。もどかしい関係の「ふたり」の間に、新たな男性の存在が。彼はイズミの凍った心を溶かせる相手なのか、それとも傷つけてしまう存在なのか・・・。ユキの気持ちは激しく揺れる。そして孤独な「ふたり」に起こる奇跡とは……。読み終わったあと愛おしさが溢れて止まらないハートウォーミング小説!解説は人気ブロガーで作家のみしょんさん。


※この作品は単行本版として配信されていた『ぷくぷく』の文庫本版です。

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ぷくぷく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    誰にでもある欠点。この欠点は欠けている点ではなくて欠かせない点なんだということを気付かさせてくれた本でした。読んでて、なるほど、こう考えれば辛いことも乗り越えられるかもしれないな、と思えることができました。出てくる人間(?)関係全てに意味があり、また優しい気持ちになれた1冊でした。

    1
    2022年03月23日

    Posted by ブクログ

    おもしろすぎて一気読みしました〜!!!!!
    タイトルぷくぷくの意味がとても素敵で、今の夏の季節も感じられて、ユキちゃんの視点でイズミを見守ることのできる作品。。。。
    淡いです…。この世界観の小説に出会ったことがなかったので、サクサク読めて、夏の夜。季節がめぐった冬の夜も素敵だなと思いました。
    人って

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    金魚のユキちゃんに感情移入しながら読み進めた。飼い主のイズミに全身で自分の存在と意思を伝えようと必死な姿に泣きそうになった。金魚目線で描かれた金魚鉢から見える世界は、狭くて孤独と切なさで胸が苦しくなってしまう。
    ラストは思いがけない展開に心が救われた。
    (ちょうど今、五味太郎さんの金魚が逃げたのブッ

    0
    2025年06月17日

    Posted by ブクログ

    出だしが猫かなと思ったら金魚鉢の金魚のユキちゃんでした。出だしから平和である、その部屋だけの物語だろうから、で途中の太陽君がそっちの方かいとツッコミをして、でも良い出会いですね、珈琲屋さんと何気ない日常に、自分の好きな本を書く人だとか。親友のチコちゃんも良い事言っていた。森沢明夫さんが久々で本当に楽

    0
    2024年04月04日

    Posted by ブクログ

    綺麗で柔らかくて優しい言葉が心を温かくしてくれます。心が辛かったりモヤモヤしている時、心の水面を穏やかにしてくれそうで、読み返して詩小説の世界に浸かりたいです。
    「貴方は奇跡と幸せの中で生きている」とても素敵な気持ちで読み終えました。

    0
    2023年11月29日

    Posted by ブクログ

    表紙のデザインの色使いに惹かれて手に取った。さくさく読み進められる。ところどころ、驚く展開があり続きが気になる本だった。描写が繊細で好き。

    0
    2023年08月27日

    Posted by ブクログ

    金魚(流金)のユキちゃんが飼い主のイズミに話しかけ見つめる仕草がポニョの姿にみえてきてしまい愛くるしく可愛い。終盤なかなか読み応えありで、太陽さんの登場も良かった!ユキちゃんの一方通行だった思いや言葉、春が来て良かったね。

    0
    2023年07月26日

    Posted by ブクログ

    森沢明夫さんの世界。

    なんともホッコリ。。
    そして仕掛けられた構成。

    心って傷つかないんだって。ただ磨かれるだけ。
    うーむすごい。。。

    みんなと「違う」って、そんなに悪いこと?

    どうやら「名前」というものには、目に見えない力が込められているらしい。

    ひとりぼっちは淋しい。
    でも、一匹でいる

    0
    2023年06月21日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに胸が熱くなった。この想いを言語化できずにいる。もう一度読んで整理し、いつか具体的にお伝えすることができたらいいなと思う。気になった方は是非、読んでもらいたい。

    0
    2023年03月26日

    Posted by ブクログ

    森沢さーーん!!いつもありがとうございます!!
    毎回読み終わってから温かい気持ちになる。
    嫌なことあっても、私の印として前向きに頑張ろうと思えた!
    辛い現実から目を背けたくて本を読んでるけど、毎回森沢さんには助けられるなあ

    0
    2025年07月04日

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