あらすじ
ひとつ屋根の下の「ふたり」、もどかしい愛。
あなたが辛い時はいつでもそばにいるよ・・・。
都内で暮らしている、恋に臆病なイズミ。引っ込み思案なのは誰にも明かせない心と体の「傷」があるから。そんな彼女をいつも見つめているユキ。ひとつ屋根の下に暮らしながら言葉を交わすことはないけれど、イズミへの思いは誰よりも強い。もどかしい関係の「ふたり」の間に、新たな男性の存在が。彼はイズミの凍った心を溶かせる相手なのか、それとも傷つけてしまう存在なのか・・・。ユキの気持ちは激しく揺れる。そして孤独な「ふたり」に起こる奇跡とは……。読み終わったあと愛おしさが溢れて止まらないハートウォーミング小説!解説は人気ブロガーで作家のみしょんさん。
※この作品は単行本版として配信されていた『ぷくぷく』の文庫本版です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
おもしろすぎて一気読みしました〜!!!!!
タイトルぷくぷくの意味がとても素敵で、今の夏の季節も感じられて、ユキちゃんの視点でイズミを見守ることのできる作品。。。。
淡いです…。この世界観の小説に出会ったことがなかったので、サクサク読めて、夏の夜。季節がめぐった冬の夜も素敵だなと思いました。
人って行動を起こす気力さえあれば、なににでもトライできる。そんな気持ちも改めて感じることもできました。
Posted by ブクログ
金魚のユキちゃんに感情移入しながら読み進めた。飼い主のイズミに全身で自分の存在と意思を伝えようと必死な姿に泣きそうになった。金魚目線で描かれた金魚鉢から見える世界は、狭くて孤独と切なさで胸が苦しくなってしまう。
ラストは思いがけない展開に心が救われた。
(ちょうど今、五味太郎さんの金魚が逃げたのブックマークを使っているので本を開くたびほっこりする笑)
Posted by ブクログ
出だしが猫かなと思ったら金魚鉢の金魚のユキちゃんでした。出だしから平和である、その部屋だけの物語だろうから、で途中の太陽君がそっちの方かいとツッコミをして、でも良い出会いですね、珈琲屋さんと何気ない日常に、自分の好きな本を書く人だとか。親友のチコちゃんも良い事言っていた。森沢明夫さんが久々で本当に楽しみで読み終わるまで充実してます。今回は出て早かったですね、1日で読み終えたけど、ビー玉の物語もこんな感じだった気がする、あれは繋がる人々が展開するけども、童話の感じもします。
Posted by ブクログ
綺麗で柔らかくて優しい言葉が心を温かくしてくれます。心が辛かったりモヤモヤしている時、心の水面を穏やかにしてくれそうで、読み返して詩小説の世界に浸かりたいです。
「貴方は奇跡と幸せの中で生きている」とても素敵な気持ちで読み終えました。
Posted by ブクログ
とても好きな作品です。
ユキちゃん(金魚)がなんとも愛らしく、金魚の気持ちになって考えるなんて…これまでの人生で経験したことがない感覚ですぐに引き込まれました。
「心は傷つかない。磨かれるだけ。」
という言葉がとても印象に残っています。
Posted by ブクログ
金魚(流金)のユキちゃんが飼い主のイズミに話しかけ見つめる仕草がポニョの姿にみえてきてしまい愛くるしく可愛い。終盤なかなか読み応えありで、太陽さんの登場も良かった!ユキちゃんの一方通行だった思いや言葉、春が来て良かったね。
Posted by ブクログ
森沢明夫さんの世界。
なんともホッコリ。。
そして仕掛けられた構成。
心って傷つかないんだって。ただ磨かれるだけ。
うーむすごい。。。
みんなと「違う」って、そんなに悪いこと?
どうやら「名前」というものには、目に見えない力が込められているらしい。
ひとりぼっちは淋しい。
でも、一匹でいるときのひとりぼっちよりも、大勢の中で味わされるひとりぼっちの方が、ずっと、ずっと、心が痛いということをボクは知った。
慣れってすごい。
悲しみと自由
金魚の視点から人、黒ネコ、パンジー、そして金魚のハルちゃん。
前田太陽という由来。
いろいろな思いが詰まった作品でした。
ネタバレ
ぷくぷく は主人公の金魚のユキちゃん。
お話はラブレター。
しるしはハートマーク。
Posted by ブクログ
久しぶりに胸が熱くなった。この想いを言語化できずにいる。もう一度読んで整理し、いつか具体的にお伝えすることができたらいいなと思う。気になった方は是非、読んでもらいたい。
Posted by ブクログ
金魚目線の物語は初めて読んだ
感情が動かされるたびの、ぷく。がほっこりしたり切なかったりした。
チーコのママの言葉が私の心にも響いた。
少し辛い部分も多いお話し。
Posted by ブクログ
森沢さーーん!!いつもありがとうございます!!
毎回読み終わってから温かい気持ちになる。
嫌なことあっても、私の印として前向きに頑張ろうと思えた!
辛い現実から目を背けたくて本を読んでるけど、毎回森沢さんには助けられるなあ
Posted by ブクログ
金魚の目線で話が進み、こういう切り口があるのかと新鮮だった
金魚が思考している内容で、金魚鉢の外の世界で自由に動ける幸せも、なるほどと思ったし
金魚が思考していることは、いろいろと深くて面白かった
金魚目線で、話の流れを勘違いさせる展開も良かった
最後は、ホッコリした気分になれて、読後感は幸せだった
Posted by ブクログ
Audibleにて。
恋に臆病な女性イズミと、その彼女を見守るユキの物語。
都内でひとつ屋根の下に暮らしているが、言葉を交わすことはない。
そしてユキは、イズミの心の傷を見守り続ける…
この物語は、意外な展開や登場人物が、新たな一面を見せることで深みが増し、引きつけられた。
イズミが抱えるコンプレックスや新たな男性の正体、彼女が本当に求めるものを知ったときの驚きが物語を盛り上げていた。
物語の大部分はユキの独特な視点で語られる。
それにより、日常の美しさや深い感情に目を向けさせる。
ユキの温かい視点は、じんわりとした感動を与え、心に響く名言が散りばめられていた。
これらは、自身に対する幸福を見つめ直すきっかけとなる。
そして、人との「違い」を受け入れ、理解し合うことの大切さを教えてくれる。
自身の悩みや傷を、他者との比較で感じる苦しみから解放され、すべての人が異なる背景を抱えていることに気づかされる。
他者への思いやりや支え合う大切さ、誰もが心に傷を抱えながら生きていることを思い出させ、愛の多様性を感じさせる作品。
Posted by ブクログ
題名を見て、北杜夫さんの船乗りクプクプを思い出した。全然違うけど。不思議な題名だ。読み始めてすぐに理解した。
語り部はボクだが、イズミの視点でも描かれている。ボクはイズミが名付けたユキという名で、少し太った金魚。飼い主はイズミで、金魚鉢を通してお互いに観察できる。イズミの親友のチーコ、イズミが恋する前田、イズミの上司の白土、そして黒猫が、主な登場人物。
ユキとイズミは共通している点がある。孤独である。そしてアザがある。
人は対人距離で見えない空間の中に閉じこもることがある。ユキは金魚鉢という物理的空間で遮られ、言葉にしたくても言葉にできないもどかしさがある。イズミの葛藤をユキに投影しているように感じる。
他の人に言いたくても言えないもどかしさ、触れたくても触れられない状況、ユキとイズミを交互に表現することで同化してくる。相手に金魚というのが一層それを強調している。
人は誰しも欠点があり、コンプレックスがある。文中で「心は傷つかない、磨かれる」というチーコの表現(チーコのお母さんの言葉)がはっとさせられる。森沢明夫さんは、きっと優しい人なんだろう。これまで読んだ本の中で、文の構成や表現からそう思わせられた。
Posted by ブクログ
49/100
都内で暮らす、恋に臆病なイズミ
引っ込み思案なのは誰にも明かしていない心と体の「傷」があるから…
そんな彼女をいつも見つめているユキ
ユキは露天商で掬われた金魚だ
金魚が主人公?
エーッ
と思って読み続けて最後まで…
見事な森沢ワールド
前に読み終えた本の人物が登場しており独特な雰囲気を出している。
愛おしくて情け溢れる一冊!
Posted by ブクログ
ぷくっ ぷくっと吐き出される言葉が静かで、ゆったりした気持ちになる。詩を読んでいるような感覚にもなる。「そうだね」と同意できる言葉、いい言葉がある。
初めての森沢明夫作品だったが、他の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
ボク
ユキ。イズミが飼っている金魚。琉金。
黒猫
イズミ
金魚すくいの夜店でユキを狙っていたが取れず、おまけで貰った。厚紙加工を専門としたメーカーに勤務。「商品管理部」の末端で事務を担当している。
チーコ
イズミと同じ会社の親友。
先輩
イズミの先輩。社内の花形部署のちとつ「企画デザイン室」で敏腕をふるう。
マスター
コーヒースタンドの店員
前田太陽。
茶トラ猫
白土
課長。
チーコのママ
龍さん
ワタシ
ハル。琉金。
Posted by ブクログ
まさかの金魚目線!
金魚の視点でこんなストーリーが出来るなんて凄い。
殆どは金魚のユキちゃん目線で、時々飼い主のイズミ目線での構成です。
イズミの親友のチーコの母親の言葉はなかなか出てこないと思います。
そんな考え方出来ないよー。
感動も有り、えっそっち!?っていう展開があったり、淡々としつつも読み応えも有る作品で、もう一回読み直ししました。
Posted by ブクログ
ぷくぷく
心って、傷つかないんだって。ただ磨かれるだけ。やすりがけと一緒で、磨かれてるときは削られて痛むけど、でも、ごしごしやっているうちに最後はぴかぴかに光るでしょ?
…
イズミの親友のことば。
そんな風に考えられたらいいね。
私の心はつるつるぴかぴかよ。
…
今日は、残業なしで頼むよ
電車のなかでも走ってきて
…
太陽くんのことば。
急いで帰ってきて!てお願いするのにこういう言葉使ってもらったら出かけるときすごく心が潤うわ。
いいねー。
いいフレーズ。
キリキリした本を読んでたので小休止にちょうどいい。
ぷくぷくってタイトルもかわいいし、
表紙のイラストもかわいいね。
ちょこっと涙、ちょっとほっこり。
Posted by ブクログ
森沢さん、ホントハズさない!
ちょっとこのファンタジックなような、そして主人公が人間ではない…あまり得意ではない状況に「ん?大丈夫かな?」と思ったけれどさすが森沢さん!
問題なく物語の中に引き込まれました。
ユキが切なくて、その独り言に慰められたり、共感したり…途中、あれ?そーだったの?と森沢さんの術中にハマったり…
そして最後、太陽くんの名前の由来に涙…
優しい温かいひとときでした。
どうやらチーコを忘れないうちに「ミーコの宝箱」を読んだ方が良さそうですね!
Posted by ブクログ
飼われている金魚の目線から書かれた、少しファンタジー味のある物語だった。
なんとなく、もし自分が飼っている魚がいたら、飼っている魚もこう思ってくれていたらいいなとか思いながら読んでいた。
オーディブルで聞いたのだけれど、ナレーションの方の声が非常に良くて、ずっと水の中に漂っている気持ちにさせてくれた。
Posted by ブクログ
感想
擬人化して物語を楽しむのは分かるけど、頭の片隅で金魚にしては頭良すぎじゃない!?とか思って設定に入っていけないところもあり。。
なんであえて金魚なのか?金魚鉢から見えるわずかな世界の中でも様々なことが起こっている?とか?
最後は太陽が小説家志望で、なんで金魚の問いは回収されかかったが、その後に仲間の琉金を入れて、ユキが寂しかった、であれっ?ってなった。
狭い所に金魚2匹も入れたら絶対縄張り争いになるやん。どこまでも現実から抜け出せない私なのだった。
あらすじ
24歳の一人暮らしのイズミと、イズミが縁日で取った琉金のユキを擬人化した物語。
イズミに構って欲しいユキ、閉鎖的な空間から見るイズミの恋愛模様、外で自由に走り回る猫。限られた世界にも様々なことが起こる。
Posted by ブクログ
著者ならではの優しい世界。
ほとんど金魚のユキの視点で物語が進む。
絵本のような感覚。
金魚鉢の中のユキと飼い主のイズミ、お互いに少しずつ不安感や孤独感を解消していく。
「違いと嫌いはイコールじゃない。」
心に残る。
Posted by ブクログ
文字数が少なく、あっという間に読み終わった。金魚目線ということもあり、終始やさしい文章。絵本のような感覚で読めるかも。ただ、個人的にはそこまで感動できなかった。
Posted by ブクログ
面白かった。
飼っている金魚と、主人公イズミからの視点の物語。
金魚のユキちゃんが、なんだか切なくて切なくて…
自分という存在を認識してくれる人は居ても、会話や触れ合うことが出来ない切なさ。
たかがペットとは言え、あのような感情の描写をされると本当にそう思ってるのでは…
と思わされる笑
最後は素敵な結末でとても良かった。
Posted by ブクログ
臆病なイズミと、彼女を想う「ボク」。
一緒に暮らしながらも「ボク」の言葉はイズミには伝わらない。
もどかしくて切なくて淋しくて、終始、息苦しさを感じながら読み終えた。
「心は傷つかない。ただ、磨かれるだけ」
「磨かれてるときは痛むけど、最後はぴかぴかに光るでしょ」
イズミもボクも、幸せになれて良かった。