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700円 (税込)

3pt

富山の刑務所で作業技官として働く倉島英二。ある日、亡き妻から一通の手紙が届く。そこには遺骨を故郷の海に撤いてほしいと書かれており、長崎の郵便局留めでもう一通手紙があることを知る。手紙の受け取り期限は十二日間。妻の気持ちを知るため、自家製キャンピングカーで旅に出た倉島を待っていたのは。夫婦の愛と絆を綴った感涙の長編小説。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月03日

    亡くなった妻の洋子さんの遺言を求めて自家製のキャンピングカーで旅に出た夫の英ニさんに待っていた偶然と呼ばれる数々の人との素敵な出会いによる様々な出来事やその時々の心境等も鮮明に描かれております。
    終盤の洋子さんの散骨、門司港での南原さんへの報告、洋子さんから英ニさんへの3枚の手紙のシーン「あなたへ」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月19日

    再読。映画の脚本を森沢さんが小説にした作品。亡くなった奥さんの遺言で奥さんの故郷の海へキャンピングカーで散骨しに行く途中に出会った人々とのつながりや夫婦の絆が丁寧に描かれている。高倉健さん主演の映画も感動したが、小説の方も心を揺さぶられるステキな作品だった。登場人物一人一人が何かしらの問題を抱えなが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月02日

    とても面白かった。というかとても良かった。洋子とのこれ以上ない深くて押し付けない二人の思い。それまでに出会う様々な人どの出会い。自然に入り込んで余韻を感じることができました。おすすめです。

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    Posted by ブクログ 2023年09月16日

    生き方は人それぞれ。でも一歩踏み出すことで拡がる世界はきっとあると思います。作中に出てくる「人生には賞味期限がない」とは良い言葉ですね♪私も悔いのない人生を送りたいものです。

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    Posted by ブクログ 2023年08月31日

    積読していた森沢さん。ごめんなさい。
    本って自分が読むべき時があると感じた。
    大切なものを見失いそうな時とか。。

    特に心にとめた言葉は、
    ●他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えれる。
    ●人生には賞味期限がない。
    ●旅は二面性。淋しさと自由。この世の全ての事象は自分がそれのどこを見るかだけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月26日

    「命は時間、時間は命」を意識させられた。何となく過ごしてしまう毎日も二度とない一日。時間はまだまだあると思ってしまうから無駄に過ごしてしまうこともある。時々読み返す事で、私の時間が生き生きしたものになる大切な本。

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    Posted by ブクログ 2023年06月25日

    亡き妻 洋子からの遺言を求めて、妻のために作ったキャンピングカーでの一人旅をスタートした主人公の倉島英二。
    旅の道中での出会いを通して、次第にみえてくる夫婦の絆、生きることの意味…

    病床で夫にあてた洋子からの遺言が、一人残される英二のことを想い、包み込むような大きく深い愛に溢れ、涙が溢れてきた。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月08日

    映画「あなたへ」はまだ観ていない。
    でも読んでる間ずっと、高倉健さんと田中裕子さんの面影が浮かんでいた。
    「他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる」色んな事が重なって最近投げやりだった私に刺さった。賞味期限まできちんと頑張らないといけないなと。
    この本の中にはいくつもの出会いがあって、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月20日

    途中から、旅のガイドブックを読んでいるのかな?と錯覚するほど、物語に出てくる地域の魅力が伝わってきました。特に薄香。昔ながらの漁師町の情景がそのまま頭に浮かんでくるほどの書き振で、観光してみたくなりました。その地域の味を登場人物がさらに深くする、そんなハートフルな旅行記?のような物語です。

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    Posted by ブクログ 2022年08月05日

    当たり前なことが当たり前じゃなくなる瞬間。そんな時に後悔することがないように、自分の素直な気持ちを相手に伝える。今日から私の座右の銘は、他人と過去は変えられないけど自分と未来は変えられる。

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