深い河 新装版

深い河 新装版

小説・文芸
902円 (税込)

4pt

愛を求めて、人生の意味を求めてインドへと向かう人々。自らの生きてきた時間をふり仰ぎ、母なる河ガンジスのほとりにたたずむとき、大いなる水の流れは人間たちを次の世に運ぶように包みこむ。人と人のふれ合いの声を力強い沈黙で受けとめ河は流れる。純文書下ろし長篇待望の文庫化、毎日芸術賞受賞作。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    深い河 新装版
  • タイトルID
    :
    947216
  • ページ数
    :
    374ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年05月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

深い河 新装版 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大切な人との別れや、自分自身の死に対する恐れが和らぎ、心が穏やかになりました。
    読後に深い安心感と癒やしを与えてくれる一冊です。

    0
    2026年06月22日

    Posted by ブクログ

    いいものを読ませていただいた⋯

    何か自分を生かしたものへの「後ろめたさ」に悩まされ、それぞれの儀式的行いを経てそれを解消し、人生に秩序を取り戻していく。でもその秩序にも綻びがあるってことを、きっとそれぞれが感じてもいる⋯そんな雰囲気があって、その割り切れなさがすごく良い。

    そこから逸脱した、(おそらく主題の)美津子と大津の話は一層良かった。
    美津子は、自らの世界を規定する幻想の向こう側に行きたいのだろう。それ故、そういう枠組みを持たず、形式としての義務に従う(ように見える)大津に執着するのだと思う。大津は自身の行いを「イエスの真似事」と言うものの、その行いは限りなく純粋な形式に近いように思える。だから崇高なのだ。
    ラストは解釈の分かれるところだろうが、大津にとって救いであり肯定であった、というのが個人的な感想。

    0
    2026年04月01日

    Posted by ブクログ

    個人的には『沈黙』を上回る作品だった。
    今までは何かを信仰する気持ちというのがいまいちよく分かっていなかったが、ガンジス川を中心に描かれている人々(特に名もない貧民と大津)を通して宗教というものを内側から見ることができた。
    それによって、その人にとって何かを信仰するということの意味や意義を、実感を伴って感じることができた。
    「その言葉が嫌なら、他の名に変えてもいいんです。トマトでもいい、玉ねぎでもいい。」
    「玉ねぎがこの町に寄られたら、彼こそ行き倒れを背中に背負って火葬場に行かれたと思うんです。」

    0
    2026年02月06日

    Posted by ブクログ

    名作。
    胸が熱くなり、最後は涙が出そうだった。
    死を迎えるためにガンジス河へ向かう、貧しく苦悩に満ちたヒンドゥー教徒たち。
    ガンジス河は人生を、罪を、そして死を流していく場所で、生と死がそこで交わる。
    全てを優しく包み込む深い河。愛に満ちた河。

    本書にはキリスト教、ヒンドゥー教、仏教が登場するが、特に大津の思想が強く印象に残った。
    神は多面的であり、どの宗教にも存在すると語る彼は、周囲から異教徒とみなされてしまう。
    宗教の違いで争いが起こるこの世の中で、私は無宗教だからかもしれないが、大津のような考え方があってもいいのではないかと思った。

    人生で一度は、聖なるガンジス河、そして飢えと病苦と慈悲の女神チャームンダーの世界を、この目で見てみたい。

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    一気に読んでしまった。
    「沈黙」の結論ともいわれる「深い河」の一行はインドに向かう。神はいるのか、いないのか。姿は見えなくとも、さまざまに転生するのだと。美津子の二面性に共感しながら、その両面を糊付けした孤独を馳せた。大津の生きざまを肯定したい。また読み返すだろうし、人生で大事な一冊になりそう。

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    インド旅行の予習として読破。ほぼキリスト教の話で予習としての意味は殆どゼロだったが、それにしてもいい小説だった。

    ホテルの名前を告げてタクシーに乗ったが、結婚式で道が塞がっていて一向に到着しない。焦れて式場の名前を運転手に尋ねると、運転手は悪びれもせずに、目的地のホテルの名前を言った、みたいなエピソードが妙に印象的。
    本筋とはぜんぜん関係のないちょっとした話だが、インドらしさ、少なくとも「日本人の思うインド」をこれ以上なくよく表していると思った。

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    何度も読み返す。皆、それぞれに背負うものがあり、そのすべてを深い河が包み込んでいく。善と悪が二項対立ではない、生きることを許されると感じる本。

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

    河は今日まであまたの人間の死を包みながら、それを次の世に運んだように、川原に腰かけた男の人生の声も運んでいった。

    死生観と信仰

    0
    2026年02月02日

    購入済み

    疎外。自分を信じられるか?

    美津子は恋愛遊戯から一転
    妻の座に就くが、夫と合わない。
    看護婦の自分も本心に思えない。

    人には善悪両方があるのか。
    ヒンズー教の女神の二面性が
    それを肯定する。また、
    病に苦しみつつ乳を与える神もいる。

    弱虫の神学生大津は、誘惑され、
    胸だけを許された後、捨てられる。
    拠り所のキリスト教からも、
    多神教的思考を否定される。
    だが、異端でも、その後の彼の
    行動は、むしろキリスト的だ。

    美津子も大津も、疎外されるが、
    自分を信じられたらよいか?
    精神的危機を乗り越えたトルストイ
    は破門されても強かった。
    捨てるのが男なのが『復活』か。
    恋愛遊戯が、結局治らないのが
    『シンセミア』の田宮和歌子だ。

    #泣ける #感動する #深い

    0
    2021年09月16日

    Posted by ブクログ

    「深い河」と書いて「ディープリバー」と読ませるのは、この河が日本にはない、日本どころか世界を探してもここにしかない、「すべてを受け入れ、流す河」という意味を込めてのことだったのかな

    その河の前には皆平等で、すべての苦しみも歓びも飲み込んでいく。その河に受け入れられることを望みたく成るような、そんな過去と向き合うことは人々にとって、生きていく上で避けられないことなのかもしれないと感じた。

    「深い河」は実際に目にすることができる「たまねぎ」なのかもしれない。



    主な登場人物の磯辺、美津子、沼田、木口、そして大津のそれぞれの目線・エピソードがどれも何ともいえない気持ちになる。

    戦時中のエピソードなどは、やはり戦争を経験していない世代には書けない生々しさを感じる。
    (遠藤周作は戦地には行ってないみたいだけど。)

    美津子の大津への歪んだ関心が、友情ではなく、愛というほど綺麗でもなく、言葉に表せられないというか名前のないような関係性が独特で上手いなと思う。
    でもこういう「縁」の人っているし、特別だよねと

    もっと感想書きたいのに、うまく整理できないし、言葉にならないの悔しいなあ

    また読み返すと思います

    0
    2026年08月01日

深い河 新装版 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    深い河 新装版
  • タイトルID
    :
    947216
  • ページ数
    :
    374ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年05月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

遠藤周作 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す