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老朽化した警察拳銃を新しいものに交換することとなり、廃棄処分のため移送されていた拳銃百四〇挺と実弾千四百発が何者かに強奪された。犯人はその拳銃に弾丸を装塡し無作為にばら撒いた。「お役に立つと思います」というメモとともに。そして都内では重大犯罪や自殺が頻発し始めた。厳重警戒体制下におかれた東京、「警視庁の祟り女神」と呼ばれる組織犯罪対策部の氷見麻里子はバディの越石渉とともに奪われた拳銃を追う……。警察小説シーンに新たなヒロイン登場!
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Posted by ブクログ
昨今の外国人の増加、その裏側にある事情が、ハラハラするストーリーに織り込まれてて最後まで飽きずに読めた。
亀野仁『ブリザード・フラワー』ハルキ文庫。 書下ろしの警察小説。 序章に描かれる事件群はすこぶる面白いのだが、それを最後まで徹底して描き切れなかったことが残念。ベトナム人、中国人の犯罪組織が登場するが話は膨らまず、今ひとつに終わる。描き方のバランスが悪いためか、主人公は氷見麻里子なのか、越石渉な...続きを読むのか判然とせず、越石を見舞う不幸な事態は果たして必要だったのかと疑問に思う。 シリーズ化ありきの作品のように思うが、警察のバディがそういう関係になってしまっては、この先は続かないだろう。 都内で『お役に立つと思います』と書かれた紙と一緒に無作為にばら撒かれた拳銃により、重大犯罪や自発が頻発する。その拳銃と銃弾は警察が老朽化した拳銃を新しい拳銃と交換するために、廃棄処分となった拳銃140挺と実弾1,400発が輸送途中に何者かに強奪されたのだ。 厳重警戒体制下におかれた東京で、警視庁の祟り女神と呼ばれる組織犯罪対策部の氷見麻里子はバディの越石渉と共に奪われた拳銃を追うが…… 本体価格820円 ★★★★
バディものの警察小説。廃棄予定のニューナンブが140丁も強奪され、しかもそれが都内に無作為に配布されるという事件。裏社会ではなくごく普通の一般市民が銃を所持してしまうという事態。なかなかすごい発想です。色々な要素を詰め込みすぎて深堀できてない側面もあるけど、お話としては面白かったです。
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