作品一覧

  • 下請スパイの焦燥
    -
    1巻1,056円 (税込)
    2000年、N.Y。海外撮影コーディネーターのオレは、借金のカタに極秘ミッションを引き受けた——。10年以上、ニューヨークで映像制作に関わった体験を元に描く、前代未聞のスタイリッシュ・アクション! 2000年、N.Y.で海外撮影コーディネーターをしていたおれ(野上悠・通称ユウ)は、バクチの借金を肩代わりしてくれた女の依頼を引き受けた。おれの会社は、日本の広告代理店などから欧米を中心に世界中の海外撮影を請け負っている。この撮影に乗じた依頼(=内職)は某諜報機関の極秘ミッションで、おれの運命は……。『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作家が、10年以上のN.Y.での経験を元に描くコミカル&スタイリッシュ・アクション。異次元のエンターテインメント開幕!
  • ブリザード・フラワー
    4.0
    1巻902円 (税込)
    老朽化した警察拳銃を新しいものに交換することとなり、廃棄処分のため移送されていた拳銃百四〇挺と実弾千四百発が何者かに強奪された。犯人はその拳銃に弾丸を装塡し無作為にばら撒いた。「お役に立つと思います」というメモとともに。そして都内では重大犯罪や自殺が頻発し始めた。厳重警戒体制下におかれた東京、「警視庁の祟り女神」と呼ばれる組織犯罪対策部の氷見麻里子はバディの越石渉とともに奪われた拳銃を追う……。警察小説シーンに新たなヒロイン登場!
  • 地面師たちの戦争 帯広強奪戦線
    3.5
    1巻850円 (税込)
    『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作家最新作 地面師vs中国系半グレ!激しい騙し合いの末、消えた4000万円は誰の手に? 陸上自衛隊・特殊作戦群に所属していた橘。現在は地面師グループの一員として、北海道の土地を利用して大金を騙し取っている。 今回もいつものように海外企業から金を奪うことに成功した橘は、仲間との合流地点に向かう。 しかし、そこで仲間の一人が無残な姿で殺害されていた。 さらにその仲間が預かっていたはずの金はどこにもないうえ、なぜか謎の中国人たちに追われることになり……。 北海道で激しく繰り広げられる、至極のガンアクションエンターテインメント!
  • 密漁海域 1991根室中間線
    4.0
    1巻770円 (税込)
    第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作『暗黒自治区』でデビューした著者による受賞後第一作です。1991年、ソ連海域で国境警備艇に拿捕されたスケソウダラ漁船の乗組員・咲月は、帰国後、地元ヤクザの操縦する特攻船――北海道の根室で生まれ、北方領土近海で密漁を行っていた違法漁船――に乗ることになった。そんななか、周辺の漁船が謎の船から攻撃を受け、乗組員たちは死亡、漁獲物が消失する事件が頻発する。正体も動機もわからない攻撃船は、いつしか『海魔』と呼ばれ、その魔手はやがて咲月のもとにも迫り……。羅臼から網走、そして根室へ。道東を舞台に、激しく繰り広げられるバイオレンスアクション! 【著者プロフィール】 1973年、兵庫県西宮市生まれ。1991年に渡米し、大学進学。卒業後も米国に留まり、NYにて映画助監督やCM海外撮影コーディネーター/プロデューサーとして約10年間活動。帰国後は映像制作会社、大手広告代理店勤務を経て、広告映像制作会社を仲間と共同設立、同社取締役。第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、『暗黒自治区』(宝島社)で2021年にデビュー。
  • 暗黒自治区
    3.6
    1巻880円 (税込)
    第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作! 隣国に併合され、〈太洋省〉〈東海省〉〈直轄市〉〈和族自治区〉そして〈国連暫定統治区〉に分かれて統治される日本列島で、〈拉致チーム〉の一員にスカウトされた由佳は、旧東京で中央政府高官の拉致作戦に参加して失敗、警察に身柄を拘束されてしまう。ところが、神奈川公安局から国連警察への護送中、由佳を乗せた車両は高速道路で何者かに襲撃された。果たして、犯人グループの目的は何なのか。護送を担当していた神奈川公安局の雑賀は、由佳を逃がすべく決死の逃避行を開始する――。

ユーザーレビュー

  • 暗黒自治区

    Posted by ブクログ

    近未来(?)の中国に支配された日本が舞台の警察ミステリー…タイトルに惹かれて読んでみましたがストーリーは面白かったけど説明的な表現が多く専門的な用語も使われていて読むのに手間取りました…

    0
    2025年11月23日
  • 暗黒自治区

    Posted by ブクログ

    昔本屋で見て気になってそのままにしていたが、やはり気になって買った本。タイトルも作者も失念していて探すのに手間取った。
    近未来の日本における設定が興味深く読み進めた。
    もう少しこの設定で他の話を読んでみたい。

    0
    2025年02月10日
  • ブリザード・フラワー

    Posted by ブクログ

    昨今の外国人の増加、その裏側にある事情が、ハラハラするストーリーに織り込まれてて最後まで飽きずに読めた。

    0
    2025年01月07日
  • ブリザード・フラワー

    Posted by ブクログ

    亀野仁『ブリザード・フラワー』ハルキ文庫。

    書下ろしの警察小説。

    序章に描かれる事件群はすこぶる面白いのだが、それを最後まで徹底して描き切れなかったことが残念。ベトナム人、中国人の犯罪組織が登場するが話は膨らまず、今ひとつに終わる。描き方のバランスが悪いためか、主人公は氷見麻里子なのか、越石渉なのか判然とせず、越石を見舞う不幸な事態は果たして必要だったのかと疑問に思う。

    シリーズ化ありきの作品のように思うが、警察のバディがそういう関係になってしまっては、この先は続かないだろう。


    都内で『お役に立つと思います』と書かれた紙と一緒に無作為にばら撒かれた拳銃により、重大犯罪や自発が頻発する

    0
    2024年05月25日
  • ブリザード・フラワー

    Posted by ブクログ

    バディものの警察小説。廃棄予定のニューナンブが140丁も強奪され、しかもそれが都内に無作為に配布されるという事件。裏社会ではなくごく普通の一般市民が銃を所持してしまうという事態。なかなかすごい発想です。色々な要素を詰め込みすぎて深堀できてない側面もあるけど、お話としては面白かったです。

    0
    2024年05月22日

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