亀野仁のレビュー一覧

  • 暗黒自治区

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    近未来(?)の中国に支配された日本が舞台の警察ミステリー…タイトルに惹かれて読んでみましたがストーリーは面白かったけど説明的な表現が多く専門的な用語も使われていて読むのに手間取りました…

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    2025年11月23日
  • 暗黒自治区

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    昔本屋で見て気になってそのままにしていたが、やはり気になって買った本。タイトルも作者も失念していて探すのに手間取った。
    近未来の日本における設定が興味深く読み進めた。
    もう少しこの設定で他の話を読んでみたい。

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    2025年02月10日
  • ブリザード・フラワー

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    昨今の外国人の増加、その裏側にある事情が、ハラハラするストーリーに織り込まれてて最後まで飽きずに読めた。

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    2025年01月07日
  • ブリザード・フラワー

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    亀野仁『ブリザード・フラワー』ハルキ文庫。

    書下ろしの警察小説。

    序章に描かれる事件群はすこぶる面白いのだが、それを最後まで徹底して描き切れなかったことが残念。ベトナム人、中国人の犯罪組織が登場するが話は膨らまず、今ひとつに終わる。描き方のバランスが悪いためか、主人公は氷見麻里子なのか、越石渉なのか判然とせず、越石を見舞う不幸な事態は果たして必要だったのかと疑問に思う。

    シリーズ化ありきの作品のように思うが、警察のバディがそういう関係になってしまっては、この先は続かないだろう。


    都内で『お役に立つと思います』と書かれた紙と一緒に無作為にばら撒かれた拳銃により、重大犯罪や自発が頻発する

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    2024年05月25日
  • ブリザード・フラワー

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    バディものの警察小説。廃棄予定のニューナンブが140丁も強奪され、しかもそれが都内に無作為に配布されるという事件。裏社会ではなくごく普通の一般市民が銃を所持してしまうという事態。なかなかすごい発想です。色々な要素を詰め込みすぎて深堀できてない側面もあるけど、お話としては面白かったです。

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    2024年05月22日
  • 地面師たちの戦争 帯広強奪戦線

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    間延びしないスリリングな展開で一気読みできた。タイトルにあるような地面師たちの頭脳戦ではなく両陣営の追いかけっこ、格闘モノだったのはやや残念ポイントか。

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    2024年01月18日
  • 地面師たちの戦争 帯広強奪戦線

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    地面師、つまりは土地売買の詐欺師たちと、その詐欺で得た金を横取りしようとする中国人たちに争いを描いた作品。映画みたいに派手ではないですが、銃撃戦もあります。北海道は広いので、ある程度銃を撃ち合う余地がありますね。
    ところでせっかく地面師を取り上げているので、もう少しその手口を掘り下げてほしかった気もします。結局お金の奪い合いの話になっているので、その出元はなんでも成り立っちゃうんですよね。

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    2024年01月15日
  • 暗黒自治区

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    隣国に侵食された日本という架空の設定。
    そうしないと市街地での派手な銃撃戦等が出来ないからかな。

    拉致チームにスカウトされた佐野由佳は作戦に失敗し公安に拘束されてしまう。
    身柄の移送中に何者かに襲撃され護送を担当していた公安局の雑賀は由佳を連れて逃避行をする。

    設定も凝っていて銃器の描写も詳しくハードボイルドアクション物としてはかなり楽しめました。

    細かい設定で「何故?」と思う部分や動機がイマイチよく分からない部分はあるが、エンターテイメントとしては嫌いじゃないです。

    逃避行の舞台が以前私が住んでいた地域なのでイメージが掴みやすかったのもプラスポイント。

    私は隣国に在住経験があるので

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    2023年02月19日
  • 密漁海域 1991根室中間線

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    道東の海を舞台にした物語。密漁、ソ連崩壊、環境保護なんかがぐちゃっと織り交ざったお話でした。ミステリーとしての意外性はあまりないです。これは主人公咲月の壮絶ともいえる人生を読む本です。

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    2022年12月10日
  • 暗黒自治区

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    最近、また本を読みはじめるきっかけを作ってくれた作品。
    登場人物の相関がわかりにくいところもあったけど、ハードボイルドそのもので時間を忘れて没頭した。

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    2021年09月07日
  • 暗黒自治区

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    殺人都市川崎に似た内容なのかと思って読んでみたら全然違った。設定が面白い。日本であって日本ではない世界。登場する中国人がどういう人なのか覚えるのか大変だった。

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    2021年08月21日
  • 暗黒自治区

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    隣国に支配された未来の日本。その設定を理解するまで戸惑ったが、素晴らしいスピード感でグイグイ読み進められた。映画にしたら非常に面白そうな作品。終わり方も良い。
    だけど、未来の日本がこんなふうになったら嫌だな。

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    2021年06月16日
  • 地面師たちの戦争 帯広強奪戦線

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    地面師読んだあとだったので、詐欺の部分のスリルさはそれほどでもなかった。が、作者特有のテンポの良い流れ、各人の動きがスッと入る描写により、あっという間に読み終わった。

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    2025年01月01日
  • 地面師たちの戦争 帯広強奪戦線

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    ネタバレ

    ふっ普通。。。
    地面師絡みの話なので、詐欺が成功するか否か、という知的なスリルを主軸に据えて欲しかった。詐欺シーンは冒頭だけで中盤以降は切った貼ったが主軸になってしまうと、普通の犯罪小説になってしまう。刑事との駆け引きとかチャイニーズマフィアを罠に嵌めるとか、頭を使う場面がないではないけど、そんなに意外性とか知恵の対決みたいな要素は強くない。
    女性犯罪者の造形がよかった。生活に疲れていて、先の展望も見えなくて、ずるずると犯罪に引き込まれてしまっている感じ。エリートでも華やかでもないどちらかというとストレスフルでさえない暮らしぶりと、運転するときの全能感じみた迫力の、二面性。わりと魅力的。

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    2023年11月23日
  • 暗黒自治区

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    日本が中国に支配されることはあり得なくもない話。中国色に染まっていく日本の街が中国文化を想像させられた。
    親子がハッピーエンドにならなかったのは残念だが、意思を受け継いだラスト、これはこれでよかった。
    アクションが多いのもあって、読み出したら止まらなくなっていた。
    警察組織のしがらみ、官僚の汚職、理不尽な殺人が世の中には溢れているのかと想像させられる。
    独特な視点で描かれたストーリー。筆者の別の作品も読んでみたいと思った。

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    2023年10月28日
  • 暗黒自治区

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    某国に併合された設定の日本を舞台にしたアクションエンターテイメント。
    日本流の価値観が否定されたら確かにこんな世の中になってしまうかも、と感じさせる舞台の造り込みはかなり良くできているものの、肝心の逃亡劇のスケール感とスリルが不足している感じ。
    悪くはないけれど、これがグランプリかぁ。

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    2023年02月07日
  • 暗黒自治区

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    このミス文庫グランプリ受賞作である。
    深緑野分氏みたいにとにかく舞台描写が細かく丁寧。ただし本作は架空の舞台である。隣国に浸食された日本列島、という設定である。そして市街地で
    の銃撃戦。ストーリーというより、ハードボイルドを堪能したい方におすすめである。

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    2022年09月19日
  • 暗黒自治区

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    隣国に侵食された日本での話。
    ミステリーではないけど、非常に奥行きのある世界観で面白かった。
    ただ、独自の設定が緻密に入り組んでいる為理解しながら読みするのに一苦労。
    正直細部は理解できていないかも。
    ただ、銃撃戦の描写や人間模様など丁寧に描かれており、非常に満足感のある読後感。
    これがデビュー作とは、、、
    映像化したらもっと面白そう。
    著者は日本に対して色々思ってるんだなーと思う部分も。

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    2021年08月05日
  • 暗黒自治区

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    ミステリーであっても子を思う親の気持ちは変わらないところが良かった。拳銃の種類や使い方は良くわかりませんが、リアルな感じが伝わってきました。

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    2021年05月28日
  • 暗黒自治区

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    正直かなりてこずった。なんか読んでも読んでも進まない感じでだいぶ時間がかかってしまいました。
    おなじみの新橋駅前から物語は始まりますが、どうも様子がおかしい。そうこの世界ではの日本国はすでになく、日本列島は中国や国連に分割統治されています。この設定や、分割統治下で暮らす元日本人たちの姿もリアルです。ただストーリーはもうひとひねりというか、もう少し整理できたんじゃないかなという気がします。

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    2021年05月02日