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  • そのノブは心の扉
    小説・文芸
    4.4
    1巻580円 (税込)
    テレビでは明るくふるまう人気芸人の、意外なまでにストイックな日常。お笑い芸人として、俳優として、そして作家として、めくるめく独特の「ひとりワールド」大全開! ダイエットにはげみ、便秘に悩む。その驚くべき解決法とは? 理想の自分になるために、自己啓発本を読み漁り、催眠療法や“AVOS”なるマイルールを課してみたりも……。ひとりで遊び、ひとりで悩み、ひとりで書いた 「週刊文春」連載エッセイ、大幅加筆!
  • 河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙
    あの日――2011年3月11日、仙台に本社を置く東北地方のブロック紙・河北新報は壊滅的な被害を受けました。沿岸の支局は津波にのまれ、安否不明の記者や販売店関係者が続出。本社のコンピューターが倒れて紙面制作の機能を失い、休刊の危機に瀕します。しかし現場は、「それでも新聞をつくる!」という気概を失いませんでした。極限の状況下で、彼らは何を考え、どう行動したのか? 新聞人たちの凄絶な闘いの記録が本書です。被災者に寄り添った紙面づくりが胸に迫ります。あの日を忘れないためにも、長く読み継がれるべき書です。
  • あの戦争と日本人
    歴史とは、前の事実を踏まえて後の事実が生まれてくる一筋の流れである――明治維新、日露戦争、統帥権、戦艦大和、特攻隊。悲劇への道程に見える一つ一つの事実は、いつ芽吹き、誰の思いで動き出したのか。ベストセラー『昭和史』『幕末史』と並ぶ、わかりやすく語り下ろした戦争史決定版! 日本人の心に今もひそむ「熱狂」への深い危惧が胸に迫る。
  • ニューヨークの魔法のじかん
    小説・文芸
    4.4
    1巻590円 (税込)
    摩天楼の大都会の街角で、ふと訪れるやさしい出会い――魔法のじかん。粋な英語とともに、全話読み切りエッセイで贈る、ベストセラー「ニューヨークの魔法」シリーズ第5弾。野球音痴の著者のヤンキース取材、ジーター選手とのおかしなやりとり、著者がFBIと疑われるなど、シリーズ最強の珍行動満載。震災ボランティアでの心温まる出会いを綴った東北編も特別収録。文庫書き下ろし。
  • ニューヨークの魔法のさんぽ
    小説・文芸
    4.4
    1巻896円 (税込)
    テロで失った父親に語りかける少女、大震災を悼んで著者の手を握り締めて離さない人、唐突に名所案内を始めるバスの乗客、見上げた空に愛のメッセージ――。この街を散歩しながらもらった温もりを届けたい。きっと歩き出す勇気をくれるから。大好評「ニューヨークの魔法」シリーズ第4弾。著者撮影のカラー写真も満載! 文庫書き下ろし。
  • 巨船ベラス・レトラス
    小説・文芸
    4.4
    1巻631円 (税込)
    『大いなる助走』から四半世紀、巨匠・筒井康隆が再び文壇の内幕を鋭く描く! パソコンソフト会社で成功を収めた狭山銀次が創刊した、前衛的な文芸誌「ベラス・レトラス」。破格の原稿料に釣られ、常連執筆者となった作家たち。実験的な作風で知られる錣山兼光、ホラー小説の旗手・伊川谷幻麝、盲目の詩人・七尾霊兆、革新的な作品で派手に登場した笹川卯三郎……。そうした作家たちの成功を妬む同人誌作家が爆弾テロを起こすところから物語は始まる。小説世界の内と外は自在につながり、過激なメタフィクションが展開、ついには「筒井康隆」を名乗る人物が語り始める。現代の文学を取り巻く状況を風刺する、ブラックユーモアに満ちた快作。
  • 日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ
    ビジネス・実用
    4.4
    1巻838円 (税込)
    「日本の技術力は高い」――世間では、何の疑いもなくこう言われています。しかし、もしそうなら日本の半導体業界はなぜ壊滅的状態になったのか? ソニー、シャープ、パナソニックなどの電機メーカーはなぜ大崩壊したのか? 京大大学院から日立に入社し、半導体の凋落とともに学界に転じた著者が、零戦やサムスン、インテル等を例にとりながら日本の「技術力」の問題点を抉るとともに、復活再生のための具体的な処方箋を提示します。
  • 三匹のおっさん ふたたび
    小説・文芸
    4.4
    1巻1,361円 (税込)
    “ご近所限定”正義の味方、見参! 剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械をいじらせたら右に出る者なしのノリ。「還暦くらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか!」と、ご近所の悪を斬るあの3人が帰ってきた! 書店万引き、不法投棄、お祭りの資金繰りなど、日本中に転がっている身近で厄介な問題に、今回も三匹が立ち上がる。ノリのお見合い話や息子世代の活躍、キヨの孫とノリの娘の初々しいラブ要素も……。有川浩の大人気シリーズ、還暦ヒーロー活劇第2弾! 北大路欣也主演でTVドラマ化。
  • 通貨「円」の謎
    ビジネス・実用
    4.4
    1巻838円 (税込)
    バブル崩壊以降、危機の度に生じる「円高」から日本経済の長期停滞の核心に迫ります。円高という根本原因を放置しては、財政出動も、構造改革も、何の効果も持ちません。アベノミクスのロケットスタートも、「3本の矢」という政策よりも、むしろ「円安」によってもたらされています。韓国、スウェーデン、フィンランドは、金融危機に陥った後、通貨安によってV字型回復を遂げ、輸出主導型経済に転換しました。これ以外に日本経済復活への道はありません。アベノミクスの今後を見極める上で必読の書です
  • 原色 綾瀬はるか
    20年以上『週刊文春』の巻頭カラーを飾る「原色美女図鑑」。2006年の登場以来、幾度となく登場してきた綾瀬はるかの姿を、1冊にまとめた写真集。雪山でのロケ、水中を泳ぐ美しい姿はここでしか見ることができない貴重なカット。さらに、未公開の秘蔵カットも満載。最新の撮りおろしを含め、綾瀬はるかの21歳から27歳の成長を感じる完全永久保存版です。
  • 裁判百年史ものがたり
    裁判はこんなに面白いのか! 時代を変えた12の法廷ドラマを、夏樹静子が迫真のノンフィクションノベルに。帝銀事件、チャタレイ裁判、永山則夫事件など有名事件から、翼賛選挙に無効判決を下した裁判長の苦悩、犯罪被害者になった弁護士の闘いまで、資料を駆使した人間ドラマとして描く。判決の裏にあった人々の苦闘と勇気に胸が熱くなる傑作。裁判員制度により、法廷が他人事ではなくなった現代の必読の書。
  • やさしさグルグル
    小説・文芸
    4.4
    1巻639円 (税込)
    まず自分が手放すからこそ、優しくまわりはじめるものがある。センス良い料理で人気の著者が贈る、人とつながるアイデア、気持ちよく暮らす整理整頓術、考えるインテリア、自分を生かしてくれた家族、留学、仕事。周囲を笑顔にしながら美味しく美しく生きるためのヒントが満載。自慢のレシピも付いた贅沢エッセイ集。
  • 横道世之介
    小説・文芸
    4.4
    1巻785円 (税込)
    今から20年前──。大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い……。世之介の学生時代の1年間と彼と関わった人々の今を描き、誰の心の中にも、人生にも、温かな光を灯す青春小説の金字塔。第7回本屋大賞第3位に選ばれた、柴田錬三郎賞受賞作。2013年2月公開の映画原作。
  • 三匹のおっさん
    小説・文芸
    4.4
    1巻764円 (税込)
    還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか!と、かつての悪ガキ三人組が自警団を結成。定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ、同じく武闘派の柔道家で、居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ、機械をいじらせたら無敵の頭脳派、愛娘にはめっぽう弱い機械工場経営者ノリ。詐欺に痴漢に動物虐待…ご近所に潜む悪を「三匹のおっさん」が斬る! その活躍はやがて孫や娘にも影響を与え…。話題の作家・有川浩の新境地、痛快活劇シリーズ始動!
  • 武士道エイティーン
    小説・文芸
    4.4
    1巻702円 (税込)
    宮本武蔵を心の師と仰ぐ香織と、お気楽に剣道をはじめた早苗。早苗が福岡に転校した後も良きライバルであり続ける2人も高校3年生、進路に悩む時期だ。そんななか、早苗が部活中に負傷。最後のインターハイで、決勝での対戦を目指す2人は…さて、どうなる? 早苗の姉でモデルの緑子、剣道の師匠たち、後輩の美緒…個性豊かな脇役たちのスピンアウトストーリーを挟んで綴られる青春エンターテインメント。映画化もされた、武士道シリーズ第三弾!
  • サイゴンのいちばん長い日
    1975年3月23日、サイゴン(現・ホーチミン)の空港に降り立った新聞記者が同5月24日、サイゴンを去るまでの2ヶ月間に体験したのは……窓を揺るがす爆発音、着弾と同時に盛り上がる巨大な炎の入道雲、必死の形相で脱出ヘリに殺到する群衆、そして戦車を先頭に波のように進攻してくる北・革命政府軍兵士……。4月30日サイゴン陥落前後の大混乱を、ベトナム人の妻をもち、民衆と生活を共にした新聞記者が、自らの目と耳と肌で克明に記録した極上のルポルタージュ。
  • 別人「群ようこ」のできるまで
    小説・文芸
    4.4
    1巻488円 (税込)
    「ヨメにいくか? 働くか?」といったら答えは明白。卒業間際に必死で職探し、やっと代官山の広告代理店にすべりこみ。カッコいいお勤めと思ったのに、残業時間はものすごく、上司ときたらいやらしい。「こんな会社やめてやる!」。転職を重ねること六回目、遂に落着いた先が椎名誠、目黒考二、沢野ひとしの「本の雑誌社」。苦情電話と台帳相手に、留守番ひと筋のイライラを原稿用紙にぶつけて解消するうちに、いつの間にやらエッセイストになりました。
  • 青春を山に賭けて
    植村直己はいかにして冒険家になり、いかにして「世界のウエムラ」になったか? ひとりの腕白少年が、大学へ進んで美しい山々と出会い、無一文で日本を脱出、ヨーロッパに渡りアルバイトをしながら、ついに五大陸最高峰のすべてに登頂を果たす。さらには南極大陸単独横断という目標めざして、アマゾンのイカダ下りなど過酷なまでの試練に次々と挑戦する――。大自然の中の「何か」に挑まずにはいられなかった冒険家が、みずからの型破りな青春を語り尽した感動篇。
  • 秘本三国志(一)
    小説・文芸
    4.4
    1~6巻519~611円 (税込)
    群雄並び立つ乱世を描く中国古典「三国志」を語るに、著者に優る人なし──世は前漢、後漢あわせて四百年、遂にその巨木も朽ちて、まさに倒れんとする時代。相続く天変地異、疫病の流行は悪政の報いか。ところが天子たる霊帝は遊び呆けてばかり……。道教『太平道』による造反、黄巾の乱をきっかけに、まずは、曹操、孫堅、劉備、関羽など天下制覇を夢みる梟雄、智将の登場。道教『五斗米道』からの視点を加え描く壮大な戦国ドラマ、陳三国志の幕開けである。
  • 重大事件に学ぶ「危機管理」
    東大安田講堂事件、あさま山荘事件、大島三原山噴火など、数々の難事件や災害に対処してきた「危機管理」のエキスパートが、近年の政治や企業のトラブルに触れつつ語った危機対策の戦略戦術マニュアル。阪神・淡路大震災、9・11アメリカ同時多発テロ、地下鉄サリン事件など、豊富な成功・失敗事例をもとに、問題対応の鉄則を説く。あなたが組織の人でも家庭人でも、いま何をするべきかが分かる本! ものごとの優先順位をつけると、仕事も人生もはかどります。
  • クライマーズ・ハイ
    小説・文芸
    4.4
    1巻784円 (税込)
    1985年、御巣鷹山で日航機が墜落。その日、北関東新聞の古参記者・悠木は同僚の元クライマー・安西に誘われ、谷川岳に屹立する衝立岩に挑むはずだった。未曾有の事故。全権デスクを命じられ、約束を違えた悠木だが、ひとり出発したはずの安西はなぜか山と無関係の歓楽街で倒れ、意識が戻らない。「下りるために登るんさ」という謎の言葉を残して――。若き日、新聞記者として現場を取材した著者みずからの実体験を昇華しきった、感動あふれる壮大な長編小説。
  • 旅行者の朝食
    小説・文芸
    4.4
    1巻550円 (税込)
    その名を聞いただけでロシア人なら皆いっせいに笑い出す「旅行者の朝食」というヘンテコな缶詰や、数十年前たった一口食べただけなのに今も忘れられない魅惑のトルコ蜜飴の話、はたまたロシアの高級輸出品キャビアはなぜ缶詰でなく瓶詰なのかについての考察や、わが家を建てる参考にとはるばる神戸の異人館を見に行くも、いつのまにか食べ歩きツアーになっていたエピソードなど、ロシア語通訳として有名な著者が身をもって体験した、誰かに話したくなる食べ物話が満載です!
  • 邂逅(かいこう)の森
    小説・文芸
    4.4
    1巻784円 (税込)
    山の民「マタギ」に生まれた青年・松橋富治は、身分違いの恋が災いして秋田の山村を追われ、その波乱の人生がはじまる。何といっても圧倒されるのは、山のヌシ・巨大熊とマタギの壮絶な対決。そして抑えつけられた男女の交情の色濃さ。当時の狩猟文化はもちろんのこと、夜這い、遊郭、炭鉱、男色、不倫など、近代化しつつある大正年間の「裏日本史」としても楽しめる冒険時代小説です。長篇小説ならではの面白さに溢れた、第131回直木賞受賞作!
  • 武士道シックスティーン
    小説・文芸
    4.4
    1巻702円 (税込)
    3歳から鍛えてきた剣道エリートの香織。しかし中学最後の大会で、無名選手にまさかの敗退。その選手を追って、香織は同じ高校に入学するが、再会した因縁の敵・早苗は日舞からの転身という変りだねで、剣道は初心者。なぜあたしは勝てなかった? と悔しさに震える武蔵オタクの香織に対し、早苗はその試合すらすっかり忘れている“お気楽不動心”の持ち主。まったく正反対の2人が竹刀を手に吠える! 打つ! 斬る! 映画化原作の傑作青春エンターテインメント。
  • 八月の御所グラウンド
    NEW
    京都を舞台に忘れえぬ時を描く直木賞受賞作 万城目学、ホルモー・シリーズ以来の青春京都小説にして、 第170回直木賞受賞作!! 八月の京都の暑さに勝てる者などいない。 すべての者は平等に、ただ敗者となるのみ――。 四回生の夏休み。 彼女にフラれて京都に取り残された大学生がひとり。 京都の暑い暑い夏。絶望的なほどに粘っこい空気のなか、朽木が自転車を漕いでいるのは、五回生の友人・多聞に焼き肉を奢ってもらうためだ。 ようやくありついた焼肉。 しかし多聞は、なぜかおもむろに野球の話をはじめる。 話が妙なほうへ転がり出したのを感じていると、 多聞は、朽木に貸した三万円のことを持ち出した。 「タダより高いものはないのだよ、朽木君」 送り火の季節、こうして謎の草野球大会「たまひで杯」に巻き込まれることになり……。 (「八月の御所グラウンド」) 十二月に開催される全国高校女子駅伝。 今回は走ることはないと思っていた一年生の坂東だったが、先輩の体調不良で急遽アンカーを走ることに。 しかし、坂東は絶望的なまでの方向音痴なのだった。 (「十二月の都大路上下(カケ)ル」) 京都で起きた幻のような出会いは、じんわり優しく、少し切ない。 心の奥底に火をともす、奇跡のような二編の青春小説。 単行本 2023年8月 文藝春秋刊 文庫版 2026年8月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 溺れながら生きる 依存とケアのあいだで
    NEW
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,900円 (税込)
    ケアからこぼれ落ちる女性たち  著者の臨床心理士としてのキャリアのスタート地点であり、アルコール依存症の男性患者たちを時代の病として活写した『依存症』(文春新書)から四半世紀。令和のいま、依存症の主役は女性たちになった。 若年化するオーバードーズ、自傷、摂食障害、女性のアルコール依存、ホス狂い、DV・ストーカー被害、そして推し活……。 かつて家族のケアを受けられた男性患者と異なり、守られるべき家族から放擲され、社会的経験もステイタスもない。ケアを求めてもケアを奪われ、アディクション(依存症)によって溺れながら生き延びる彼女たちの姿を、下り坂日本の写し鏡として描く。 【目次】 PART1 古くて新しい依存症 第1章 「セックス依存症」の女性は実在するのか?  第2章 なぜ娘は苦しむのか? ACブームを振り返る 第3章  摂食障害というありふれた依存症  第4章  依存症は意志が弱い人がなるのか? PART2 依存症、トラウマ、ケア 第5章 コロナ禍に加速したOD  第6章 いま伝えたい、PTSDのこと 第7章 セルフケアブームを、依存症から考える  PART3 依存症からアディクションへ 第8章 アディクションの主役は女性になった 第9章 推し活とアディクション
  • ヒロシマ、ナガサキ 隠された真実
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    戦後80年、あらためてファクトを問う  オバマ大統領が広島に歴史的な訪問をしてから10年。2024年には日本被団協がノーベル平和賞を受賞。ヒロシマ、ナガサキの悲劇については、すでに定説が確定したと思われてきた。ところが、実際はそうではないという。  たとえば、「広島は“軍都”だったから原爆が落とされた」とよく言われる。たしかに広島は第五師団の根拠地であり、日清戦争では大本営が置かれるなど、日本有数の軍都であった。だからといって、アメリカは広島を原爆投下地として選んだわけではない。そのことは、アメリカの公式資料にはっきりと書かれている。アメリカはできたばかりのこの新兵器(広島に落とされたウラン型の原爆は、長崎に落とされたプルトニウム型を違って、爆発実験すらしていない)がどのような効果を発揮するのか、きわめて慎重に観察しようとした。責任者のグローブス将軍が言うところの「実戦実験」であったのだ。そのための条件とは、軍都であることなどではなく、【1】これまで空襲されていない無傷の都市であること、【2】平野部であること、【3】人口密集地であること、【4】効果の測定が容易であること、【5】3マイルの外にも市街地が広がっていること――などであった。これらの条件にかなう最良の候補地(AA)は、京都と広島であった。軍都とはかけ離れた京都が最後まで候補地であったことからも、「広島は“軍都”だったから原爆が落とされた」わけではないことがわかる。  こうしたファクトの間違いについて、オバマ米大統領の広島訪問の仕掛け人の一人であった筆者が、あらためてチェックしたのが本書である。  たとえば、多くの人が「あの日、小倉がたまたま曇りだったから原爆は長崎に落とされた」と思っているが、はたしてそうか。  実際、当日の小倉の天気は晴れだった。では、なぜアメリカ軍は小倉への投下を断念したのか。米軍の機密公電記録には「some haze and heavy smoke」が原因であると記されている。「もやと濃い煙」――これは、小倉にあった官営八幡製鉄所の工員たちがコールタールを燃やしてはった煙幕が主なる原因であったことを示している。つまり、曇りという自然現象ではなく、煙幕という人間の行為が、小倉を災厄から救い、代わりに長崎に悲劇をもたらしたのである。  このように、長く信じられてきた16の間違った理解、埋もれてきた事実、隠された真実、ユニークな都市伝説、不正確な言い伝えや誤解、曖昧なままにされている伝聞情報、タブーとされてきた領域、独り歩きする「推計値」などをファクトの視点から検証した、ヒロシマ、ナガサキ理解の決定版!
  • 海を破る者
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,001円 (税込)
    なぜ、人は争わねばならないのか 弘安四年、夏。博多湾に蒙古軍14万の艨艟(もうどう)が押し寄せた。 日本史上最大の国難――元寇。 そのとき石築地(防塁)の外、波打ち際にあえて陣を張った若き武士がいた。 伊予の没落御家人・河野六郎通有である。 かつて名門として知られた河野家は、いまや一族骨肉の争いに沈み、再興の道は遠い。 伯父と当主の座を争う六郎が、奴隷市で買い受けたのが、西域から流れてきた少女・令那と、高麗から連れてこられた青年・繁だった。 言葉も、信じる神も、肌の色も違う三人。 それでも伊予の家で、血のつながらぬ者たちは奇妙にひとつの「家」を築いていく。 血を分けた一族とは争い、血のつながらぬ相手と心を通わせる――その日々の先に、海の彼方から異形の艦隊が現れる。 河野家は寡兵で、博多湾の砂浜に陣を据えた。 身を守る石築地の「外」に。 退路を断つかのようなその構えは、後世「河野の後築地」と呼ばれ、史実に名を残す。 六郎はなぜ、あえて防塁の外へ出たのか。 神風が吹く、その前に、彼は何を守ろうとしたのか。 家か。国か。それとも、共に生きる者たちの命か。 『塞王の楯』『イクサガミ』の今村翔吾が、元寇、鎌倉時代、博多湾、海戦、異文化との共生を壮大なスケールで描く歴史小説。 「別冊文藝春秋」連載時から話題を呼んだ、著者渾身の歴史長編、待望の文庫化! 単行本 2024年5月 文藝春秋刊 文庫版 2026年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 乱世の流儀室町ワンダーランド
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻950円 (税込)
    気鋭の歴史学者がひも解く 中世日本人の赤裸々な日常と非日常 600年ほど前の日本。"中世"と呼ばれた時代に人々は、どのように日常を送り、命をつないだのか。 暴力や呪術の支配に一定の折り合いをつけ、いまへとつながる文化が生まれた室町時代。 気鋭の歴史学者である著者が、現代社会と遠い日々を往復しながら、平易なことばで綴る歴史エッセイ、待望の文庫化です。 巻末には、米澤穂信さんとの特別対談を収録。 単行本 2024年5月 『室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」』文藝春秋刊 文庫版 2026年7月 改題・文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 幸せになりたいマサムネ君1
    少女・女性マンガ
    4.3
    1~4巻770円 (税込)
    もうすぐ付き合って10年の彼女がいるマサムネ君(26) 最近、彼女の様子がおかしい? 「彼女が居なくなったら、どうなってしまうんだろう」 不安に駆られたマサムネ君は、相席バーに向かって――? 大好きな彼女が居るのにセフレを作るマサムネ君の心境は……、 意外と、共感できる!? 単行本には『セフレになる瞬間』を描いた番外編をたっぷり37P収録!
  • 見えない戦争 インテリジェンス・勢力圏・経済安全保障の地政学
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,200円 (税込)
    ビジネスエリート必読の最新地政学講義! 激化する米中対立、AI・スマホが戦場に――。 元国家安全保障局長・北村滋氏の最新作は、インテリジェンスの核心に迫ったビジネスエリート必読の1冊です。 ●第1章 「見えない戦争」――インテリジェンスが戦争を決める 《現実を直視する第一歩として、先ずは現代の戦場で何が生起しているのかを明らかにしなければならない。火力の応酬などのキネティック(物理的、動力学的)な戦闘に先立ち、勝敗を決しているのは「知」の攻防である。本章では、ウクライナ、ベネズエラ、ガザ、そしてイランにおける最新の戦訓からインテリジェンスが現代戦をいかに駆動しているかを描き出す。》 ●第2章 勢力圏思想の復活――米中大国間競争の本質 《インテリジェンスによる「見えない戦争」における優位は、単なる戦術的勝利にとどまらない。それは国家自らの生存空間、すなわち勢力圏を確保し、維持するための前提と言える。本章では、大国間競争の深層に踏み込み、スパイクマン的リアリズムへ回帰した米中両国による勢力圏再編の力学を分析する。》 ●第3章 経済安全保障と企業インテリジェンス 《我が国が戦後最も厳しい安全保障環境に直面する中、有事と平時の境界は曖昧となり、安全保障の主体は国家から民間へと拡大している。世界経済がグローバリゼーションからデリスキング経済へと移行することに伴い、国家の安全保障政策はミクロ経済の主体である企業にまで深く浸透しつつある。本章では、このマクロの構造転換が、企業の構造や行動に具体的に如何なるインパクトを与えるのかという現代的課題について、企業とインテリジェンス、グリーン経済安全保障、M&Aという多角的視点から論ずる。》 ●第4章 テクノロジーと主権――決定の自律性 《企業がインテリジェンス能力を涵養すべき対象は、M&Aやサプライチェーン領域に限定されない。国家と企業の意思決定を根底から支え、一方において最大の脆弱性をもたらしかねないのが、サイバー空間とAIである。本章では、我々の掌にあるからスマートフォンから国家中枢を与るガバメントクラウドに至るまで、テクノロジーがいかに「主権」概念を再定義しているかを説き明かす。》 ●最終章 日本はこの大競争の時代をどう生き延びるか――レアルポリティークと我が国に求められる戦略性 《インテリジェンス、勢力圏、企業防衛、そしてAI。これら「見えない戦争」の全貌を俯瞰したとき、我が国に突きつけられているのは、決定の自律性という「主権」をいかに維持するかという重い問いである。本章では、これまでの議論を総括するとともに、「縁辺部(リムランド)における紛争の時代」に我が国が「戦略国家」として生き残るための道筋を呈示したい。》 この「見えない戦争」の時代を、いかに戦略的に生き抜くか。本書はその羅針盤となるはずです。
  • 【分冊版】やまとは恋のまほろば 新装版(1)
    無料あり
    少女・女性マンガ
    4.3
    全56巻0~154円 (税込)
    “古研”の3人にまた会える! 『やまとは恋のまほろば 1』が装い新たに登場! 2022年6月20日より「文春オンライン」にて待望の新エピソード連載開始。 悩める女子ならきっと共感する、古墳×恋愛のキャンパスライフ――。 Story 大学1年生の穂乃香は、大学デビューした友人に気後れし、疎外感を感じていた。しかし、“心のオアシス”古墳研究会(通称・古研)の同級生・飯田くんのことがとあるきっかけで気になりだし、先輩の可児江さんとも急接近!? 「さえない」自分を苛む穂乃香は、古研を通じて少しずつ成長していく。古墳がもたらす、不器用でいとおしい恋の物語。 ※この電子書籍は2019年9月にLINE Digital Frontierより刊行されたコミックに描き下ろしページを加えた新装版を分冊版にしたものです
  • 逆転監督 森保一
    《ただの「いい人」じゃ、勝てない。森保一の“したたかさ”の正体とは――》 やんちゃな非エリート選手が、なぜ勝率最高のサッカー日本代表監督になれたのか。 森保監督というと、マジメ、優しそう――そんなイメージを抱く人も多いはずです。けれど本書が描くのは、ただの「いい人」ではない森保監督の姿。 中学にサッカー部はなく、強豪校の推薦も得られず、名門マツダでも長く無名選手。そこから這い上がり、史上最多勝の指揮官となりました。 森保監督が育った長崎、広島や仙台を取材。さらに複数回の本人インタビューから見えてくるのは、穏やかな表情の裏にある、したたかな勝負哲学。 「森保一とは何者か?」その答えにぐっと近づける、熱い一冊です。 《目次》 第1部 ルーツ  第1章 やんちゃな中学生  第2章 ド根性の高校生  第3章 パンチパーマの新入社員  第4章 家族  第5章 まさかの戦力外通告 第2部 密着  第6章 インタビュー【1】 戦術論  第7章 流儀  第8章 インタビュー【2】 リーダー論  第9章 ブラジル戦のウラ側  第10章 インタビュー【3】 組織論
  • 高嶺の花扱いされる悪役令嬢ですが、本音はめちゃくちゃ恋したい 1【電子限定描き下ろしイラスト付き】
    少女・女性マンガ
    4.3
    1~2巻790円 (税込)
    完璧な美貌と所作で“高嶺の花”と称賛される公爵令嬢マリアヴェーラは、 第一王子から「可愛げがない」という理由で婚約破棄されてしまう。 “高嶺の花”らしく毅然とふるまうも、人知れず涙する彼女の前に 第二王子レイノルドが現れ、突然求婚してきて――? 完璧令嬢のはずが、溺愛なんて計算外!? 初恋をこじらせた第二王子×素直になれない公爵令嬢の、じれキュンラブ第1巻! 巻末には炬とうや先生による描き下ろし漫画を収録!! 【電子限定描き下ろしイラスト付き】
  • 星月夜 藩邸差配役日日控
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,800円 (税込)
    “なんでも屋”の日々を綴る静謐な時代小説 江戸時代の総務部総務課とも言える藩邸差配役・里村が、藩邸内の厄介事から政争に至るまで、あらゆる問題を見事に解決する『藩邸差配役日日控』シリーズ2作目です。 里村五郎兵衛は神宮寺藩の江戸藩邸内の揉め事の差配役。“なんでも屋”と揶揄されるほど、揉め事や雑事が大小問わず持ち込まれますが、「誰もやらぬ…いや、できぬお役」を果たすために次女・澪の隠された出自や神宮寺藩の派閥争いを心にしまい、日々の務めに精を出します。 『星月夜』でも、家老の無骨な懐刀と御用絵師の関わりや、澪が小太刀の稽古をつけている奥女中が抱える思いなど、悩みや騒動が巻き起こります。そして、家族が巻き込まれた収賄事件の真相が明らかに…。 人が暮らす中で生まれる思いに誠実に向き合う、五郎兵衛の差配が垣間見える全6編の連作短編集です。
  • 藩邸差配役日日控
    小説・文芸
    4.3
    1巻790円 (税込)
    お務め一途な江戸の男が相対する五つの難題 江戸藩邸の“なんでも屋”、差配役のもとには日々厄介事が持ち込まれる。消えた若君に、不審な入札…。五つの難題に挑む痛快な物語。 単行本 2023年4月 文藝春秋刊 文庫版 2026年3月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 青天
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,900円 (税込)
    オードリー・若林正恭、初小説! 人にぶつかっていないと、自分が生きているかどうかよくわからなくなる―― 総大三高の「アリ」こと中村昴が所属するアメフト部は、万年2回戦どまり。相手校の練習を隠し撮りして迎えた高3の引退大会では、強豪・遼西学園に打ち破れた。引退後、みなが受験に向かうなか、勉強にも気持ちが入らず、不良になる覚悟もないまま宙ぶらりんの日々を過ごす。自分自身の不甲斐なさにもがき続けるなかで、アリは再びアメフトと向き合う決意を固める。 青春の苦みと悦びに満ちた、著者渾身の初小説。
  • マイ・リトル・ヒーロー
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,200円 (税込)
    感涙必至、お人好し父と息子の成長物語 息子が事故で意識不明に。頼みの綱はオンラインゲーム? 奇跡を信じ、父は元妻やライバルを巻き込み、決死の覚悟で世界大会へ。 単行本 2023年3月 文藝春秋刊 文庫版 2026年2月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • どうすればよかったか?
    我が家の25年は“失敗例”です。 医学部に通うほど優秀だったが、統合失調症の症状が現れて突然叫びだした姉。姉を「問題ない」と医療から遠ざけ南京錠をかけて家に閉じ込めた、医師で研究者の両親。そして変わってしまった姉を心配し、両親の対応に疑問を感じながらもどうすることもできずにいた弟。 20年にわたって自身の家族にカメラを向け続けた弟・藤野知明監督による映画『どうすればよかったか?』は、2024年12月に公開されるとすぐに口コミで大きな話題を呼び、全国の映画館で満席や立ち見が続出。動員数は16万人を突破(2025年12月18日時点)し、ドキュメンタリー映画としては異例の大ヒットを記録しています。 書籍版となる本書では、映画に入れるのを断念したショッキングな家族の事実や、姉や両親と過ごした時間の中で味わった悲しみ、怒り、混乱、葛藤、喜び、希望など、映像では伝えきれなかった様々な思いを監督自身の率直な言葉で明かしています。 ひとつの家族の歴史を追体験するうち息を呑むような衝撃に心を撃ち抜かれ、「家族とは?」「人生とは?」、そして「どうすればよかったか?」と問わずにはいられなくなる――ままならない思いを抱えながら、それでも誰かと生きようとするすべての人に届けたい一冊です。
  • 八州の風手控え帳
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,800円 (税込)
    江戸の最強バディ、ここに誕生! いつの時代も子どもから大人まで皆の心を掴んで離さない、あさのあつこの生み出す新捕物帳! ◆あらすじ◆ 「八州廻り」と呼ばれる関東取締出役の任に就く若人・一柳直四郎。最も若く新参者で、村役人にもてなしをねだる術にも、宿の値引き交渉にも通じていない。 目元の下がった色白の童顔は争いごとを好まぬが、理にかなわないことはもっと好まない。好きなものは、少し塩気のある甘い饅頭とうまいお茶。 「揉め事や争いごとは無いがいい。平穏が一番だ」と言いながら村をゆく直四郎のもとへ飛び込んできた一報、それは――「死人が出ました」。 林の中の木にぶらさがっていた首吊り死体は、どうやら自死と言い切れないようで……? 調べるうち、直四郎は巷でその名を轟かす「みみずくの銀蔵」の存在に行き当たった――。 お人好しの若同心×腕利き家人の最強主従《バディ》に魅了されること、まちがいなし!
  • ゲットバック
    完結
    少年・青年マンガ
    4.3
    全1巻1,100円 (税込)
    「漫画家になって、全員を見返すんだ!」 地方の底辺高校に通うさえない男子2人がコンビを組み、プロ漫画家を目指す物語。 ボンクラの長谷川が原作を考え、不登校の竹夫が作画を担当。級友をモデルにしたゾンビ漫画を投稿したところ、新人賞に入選してしまう──。青春の〈夢と現実〉、創作の〈喜びと苦悩〉が交錯する、これぞ令和の『まんが道』。「漫画家漫画」の最新問題作、爆誕! 『ブラックジャックによろしく』佐藤秀峰氏、推薦! 「才能に執着せず凡人を生きる男。 才能を信じ凡人を受け入れられない男。 それぞれの終着駅。 身につまされろ。」 『これ描いて死ね』とよ田みのる氏、絶賛! 「凄かった。 いや、本当こうなるだろうなって展開の上をゆく展開で 読み終えた後どんな感情になっていいのか分からず数分驚いたり戸惑ったりした後に ようやく飲み込めて凄すぎて笑うしかなくすげー!と言いつつ爆笑してしまいました。 作中の『生まれて初めて何かに頑張ってるんだ』て台詞に落涙しました。 僕も漫画を描き始めた時そうだったから。 古泉先生大好きです。」
  • 満月珈琲店の星詠み
    小説・文芸
    4.3
    1~7巻730~790円 (税込)
    ツイッターで話題のイラストにインスパイアされた新シリーズ 満月の夜にだけ開く不思議な珈琲店。優しい猫のマスターと星遣いの猫たちが、極上のスイーツと占星術で、人生に迷える人々をおもてなしする。
  • 日本医師会の正体 なぜ医療費のムダは減らないのか
    開業医ばかりが儲かるカラクリを暴く! ●なぜ診療所の院長の方が、激務の勤務医よりも平均収入が高いのか ●なぜ日本では、海外よりも診療所や病院に行く頻度が高いのか ●なぜ日本では、薬の長期処方やリフィル処方が普及しないのか ●なぜ厚労省は開業医の利益団体である医師会に弱いのか ●なぜ医師会は自民党に強い影響力を持ち得るのか 取材を始めると、診療報酬という「医療の値段」が合理的な理由だけでなく、医療団体の強い要望や政治家の厚生労働省への口利きなど、政治的な要素を含んで決まるものがあることが、次第に分かってきた。それは医療費のムダにつながっている可能性があった。そのほかにもいろいろな疑問が浮かんできた――。(「はじめに」より) 日本の年間医療費は約48兆円。保険料負担の上昇で勤労者の手取りは増えないのに、開業医の平均年収は2653万円、診療所の内部留保は1億2400万円に上ります。東京新聞編集委員の著者は、コロナ禍で開業医の診療拒否が相次いだことに不信感を抱き、取材を開始。医師会が「票とカネ」を武器に政治家を動かし、診療報酬という「医療の値段」の決定に大きな影響力を及ぼしている実態を明らかにしていきます。圧巻の調査報道ノンフィクションです。
  • 光のとこにいてね
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,001円 (税込)
    あまりに美しく激しい愛の物語 〇本屋大賞3位、島清恋愛文学賞受賞の話題作がついに文庫化! ――切ないほど美しく、激しい愛の物語 うらぶれた団地の片隅で出会った 小学2年生の結珠と果遠。 正反対の境遇に育ちながら、 同じ孤独を抱えるふたりは強く惹かれ合うも、 幸せな時間は唐突い終わりを迎える。 8年後、名門女子校で思わぬ再会を 果たしたふたりは――。 人がひとを想う気持ちを最高純度で描く、 本屋大賞3位、キノベス2位、直木賞候補、 島清恋愛文学賞受賞と、 大きな話題を呼んだ傑作長編が文庫化! 単行本の初回特典だった掌編「青い雛」収録。 解説:村山由佳 単行本 2022年11月 文藝春秋刊 文庫版 2025年9月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 痛いところから見えるもの
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,800円 (税込)
    痛いのは疲れる、そして孤独だ―― 痛みは人を孤絶させる壁。が、そこに岩清水のように滴る言葉があった。 ――鷲田清一(哲学者) ユーモラスで、しみじみせつない、はじめてみる光。 ――伊藤亜紗(美学者) 潰瘍性大腸炎から腸閉塞まで――壊れたからこそ見えるものがある。 絶望的な痛みと共に生きてきた著者がゆく“文学の言葉”という地平 ・水を飲んでも詰まる“出せない”腸閉塞のつらさ ・痛みでお粥さえ口に“入れられない”せつなさ ・オノマトペ、比喩……痛みを「身体で語る」すすめ ・女性の痛みが社会的に「軽視」されてきた理由 ・カントの勘違い、ニーチェの“苦痛の効用”…etc. なぜ痛みは人に伝わりづらいのだろう? 「痛い人」と「痛い人のそばにいる人」をつなぐ、かつてなかった本
  • 池袋ウエストゲートパーク
    小説・文芸
    4.3
    1~19巻640~800円 (税込)
    ミステリーの「今」を読みたければ、池袋を読め。刺す少年、消える少女、マル暴に過激ジャーナリスト、カリスマダンサー……駅西口公園、通称ウエストゲートパークを根城にする少年少女たちが、発熱する都会のストリートを軽やかに疾走する。若者たちの現在をクールに、そして鮮烈に描く大人気シリーズの第一作。青春小説の爽快感とクライムノヴェルの危険な味わいを洗練させ、新しい世代から絶大な支持を得て話題となった連続ドラマの原作。
  • ジブリの教科書21 君たちはどう生きるか
    多彩な論者が多様に語る、映画のこと 宮崎駿監督最新作にして到達点『君たちはどう生きるか』。重層的な物語の中に、各界のプロフェッショナル達は何を感じ、見出すのか。 【目次より】 Part1 映画『君たちはどう生きるか』誕生 Part2 『君たちはどう生きるか』の音楽  久石譲/米津玄師 Part3 『君たちはどう生きるか』を演じる  山時聡真/あいみょん Part4 『君たちはどう生きるか』を読み解く  藤原辰史/千葉雅也/東畑開人/冲方丁/落合博満/塚原あゆ子/山崎貴 鈴木敏夫 特別インタビュー ほか
  • 松坂大輔 怪物秘録
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,900円 (税込)
    怪物松坂大輔が語る栄光と挫折の野球人生! 「ボロボロになるまで野球をすることができました」 栄光の甲子園、 イチローとの対決、 MLBでの奮闘、 そして引退。 「平成の怪物」が野球人生のすべてを語る。
  • 木霊の声 武田勝頼の設楽原
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,900円 (税込)
    勝頼はなぜ圧倒的不利な戦いに挑んだのか? 果たして史上稀なる“愚将”だったのか? 令和の新解釈で再現する長篠・設楽原の戦い。武田軍敗北の知られざる真実とは――。 愚将・勝頼による旧式の騎馬戦術 対 天才・信長による新式の鉄砲戦術。 戦国史上最も有名な合戦のひとつ“長篠・設楽原の戦い”から、伝説と虚飾を廃し、ドキュメンタリー・タッチで、この戦いを問い直す。 合戦のリアルと、暗愚と嗤われた勝頼の真の素顔を描き出す渾身の歴史長篇。
  • 文豪、社長になる
    小説・文芸
    4.3
    1巻950円 (税込)
    名プロデューサー・菊池寛 大ベストセラー作家にして、稀代のプロデューサーだった男は いかにして時代を読み、大衆に愛されたのか? 芥川龍之介や直木三十五、川端康成などの協力を得、 菊池寛が発行した「文藝春秋」創刊号はたちまち完売する。 読者が求めた雑誌は部数を伸ばし、会社も順風満帆の成長を遂げていく。 天才を見抜く天才で、芥川賞・直木賞の「父」でもある菊池寛。 「通俗者」と馬鹿にされても『真珠夫人』など徹底したエンターテイメント作品を書き続け、お茶の間を明るくすることを願った。 生涯を懸けて「文学」を娯楽にかえ、映画に携わり、 エポックメイキングな仕事をし続けた男の生涯と、 戦中戦後を生きた数々の「文豪」や出版人の奮闘に涙する感動作。 解説=秋元康 単行本 2023年3月 文藝春秋刊 文庫版 2025年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿 稲村ヶ崎の落日
    小説・文芸
    4.3
    1~7巻800円 (税込)
    警察小説の新鋭・鳴神響一の新シリーズが開幕! 鎌倉山にある豪邸の書斎で文化勲章も受章した蘆名盛雄が、死体で発見される。 そして、謎の死を遂げた文豪の遺作「稲村ヶ崎の落日」の原稿が消えた――。 神奈川県警捜査一課の吉川元哉がコンビを組まされたのは、 幼なじみで鎌倉署刑事課の小笠原亜澄。 年下なのに小生意気で口うるさい亜澄だが、 抜群の推理力で、これまでも共に難事件を解決してきた相棒だ。 ふたりは事件を解決できるのか?
  • なぜ超一流選手がPKを外すのか サッカーに学ぶ究極のプレッシャー心理学
    W杯を前にかつてないサッカー×実用本爆誕 史上最速で北中米W杯出場を決めた日本代表!  森保ジャパンは「優勝」を目標に掲げて意気軒高だ。 だが、これまで日本代表の最高成績はベスト16が3回。 うち、南ア大会と、前回カタール大会は、「PK戦」で敗れたのだ。 W杯のトーナメントでは5試合に1試合がPK戦になる。 スポーツ心理学者ゲイル・ヨルデットは、PK戦が導入されて以来の、 入手できる限りのビデオを分析し、その研究を初めて一般向けに世に問うたのが本書である。 本書には、PKの技術に密かな革命を起こした驚くべき選手が紹介されている。 その名は……遠藤保仁! 日本のサッカーファンからすると、 「コロコロPK」のことか!? と思うだろうが、さにあらず。 南アフリカW杯で遠藤が決めたPKに、著者は驚倒したというのだ。 遠藤が見せた「世界初のPK技術」とはいったい……? そのほか、 ・メッシのPK成功率は「平均以下」 ・PK職人、ケインとレヴァンドフスキの「真逆のテクニック」 ・アルゼンチン代表GKマルティネスの「狡猾な策略」 などなど……「PK」だけをテーマに、これほど奥深い世界が広がっているとは驚くしかない。 サッカーファンはもちろん必読、そして日常のプレッシャーに対応するための 心構えも学べる、いまだかつてないスポーツ科学本。 作家・橘玲氏がコメントを寄せてくれた通り、「PK戦が100倍面白くなる。 そのうえ、緊張するときどうすればいいかも教えてくれる」一冊だ。
  • コネ、スキル、貯金ナシから「好き」を仕事にするまでにやってきたこと
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,700円 (税込)
    noteで話題沸騰! 弱さは強みに変えられる 好きなことで働くのに必要な「戦略」と「戦術」、そして「覚悟」! ――けんすう(起業家) なんで我々が会社を辞めた時にこの本がなかったんですか? 一生役立つクリエイターのための思考法です! ――なつめさんち(イラスト系YouTuber) noteで話題沸騰の、驚きのマーケティング X ブランディング! サラリーマン生活の激務でメンタルを壊した著者は30歳で一念発起。コネもスキルも貯金もないどん底から、総フォロワー数10万人超の人気イラストレーターになれた画期的な戦略とは? ・1枚10円の似顔絵描きの極貧生活が教えてくれたこと ・「選ばれる」ためには“戦うフィールド”を見極める ・偶然のバズより「狙った100いいね」の新SNS戦略 ・「仕入れ」が命の“小売店思考”でチャンスを掴め! ・「やらない勇気」がパフォーマンスを高める…etc. 「弱さを強みに変える」新世代スキル――最高のサバイバル戦略がここに!
  • やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく
    小説・文芸
    4.3
    1巻770円 (税込)
    NHK朝ドラ「あんぱん」放送目前! 「アンパンマン」作者の本格評伝 栗林忠道、島尾ミホ、原民喜などの評伝を手がけてきた梯久美子が、綿密な取材をもとに知られざるエピソードを掘り起こした「やなせたかし」評伝の決定版。 高知県で生まれた嵩(たかし)は、幼少期に父を亡くし、再婚した母とも別れて伯父の家で育つ。 東京で美術を学び、デザイナーとなるが、徴兵され中国大陸へ。 戦場で飢えを経験したことと、たったひとりの弟が23歳の若さで戦死したことが、のちに「アンパンマン」の誕生につながっていく。 戦後に就職した高知新聞社で「韋駄天おのぶ」とあだ名される元気いっぱいの女性・暢(のぶ)と出会った嵩は、 再度上京し、妻となった暢とともに子どもの頃からの夢だった漫画家を目指す。 たくさんの挫折を経験し、ようやくアンパンマンを生み出すが、 「顔を食べさせるなんて残酷だ」「気持ち悪い」と大人たちからは大ブーイング。 だが子どもたちは、無垢な心でアンパンマンを愛してくれた――。 著者はかつて『詩とメルヘン』編集者として、やなせたかしのもとで働き、晩年まで親交があった。 子ども向けに書いた伝記『勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語』(フレーベル館)はロングセラーとなり、小学校の教科書に採用されている。 2011年の東日本大震災直後、被災地からラジオ局にリクエストが殺到した「アンパンマンのマーチ」。 避難所で大合唱する子どもの姿に、92歳だったやなせは感動し、94歳で亡くなるまで、復興のために力を尽くした。 愛と勇気に生きた稀有な生涯を、評伝の名手が心を込めて綴る感動作。
  • 死神の精度
    小説・文芸
    4.3
    1~2巻850~1,001円 (税込)
    伊坂幸太郎の人気シリーズが【新装版】で登場! 好きなものは音楽、嫌いなものは渋滞。彼が仕事をすると必ず雨が降る――。クールで真面目な死神・千葉は、人間の世界に溶け込み、七日間の調査で対象者の「死」に可否の判断を下す。自分の運命を知らない人々と旅行をしたり、窮地に陥ったり。死神と人の奇妙なかけあいが癖になる傑作短編集。著者の特別インタビューも収録! 単行本 2005年6月 文藝春秋刊 文庫版 2008年2月 文春文庫刊 文庫新装版 2025年2月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫新装版を底本としています。新装版には、新たに「著者特別インタビュー」が収録されています。その他の収録作に変更はありません。
  • ゆるり 愛しのひとり旅
    完結
    少女・女性マンガ
    4.3
    全1巻1,400円 (税込)
    「好き」を探して、旅に出よう。奈良はカフェ、尾道のネコ、札幌でお寿司――。新しい自分に出会う、旅コミックエッセイ! 「20年間あこがれの奈良の古民家カフェに感動」「尾道の街角で猫とノスタルジーにふれる。そしてレモンケーキ食べ比べ」「札幌のコンビニで地元民気分♪ さらに六花亭でお菓子爆買い!」「パン屋天国・神戸で新店、老舗をめぐる」「倉敷で白鳥にうっとり、思い出のマスキングテープに再会」など、著者ならではの「ひとり旅」の楽しみを描きます。オールカラー&80ページ以上を描きおろし♪
  • 大なり小なり
    完結
    少女・女性マンガ
    4.3
    全1巻1,400円 (税込)
    人気イラストレーター、初の漫画単行本! 同じ、ひらが名。同じような同居生活経験者として申し上げます。このバディ漫画にはマジ、グッときました!(みうらじゅんさんの帯コメントより) 手と手を取り合ってそのままダンスしちゃう女性ふたりの、ゆるくて愉快で最高の日々! 理想の暮らしです♪(つづ井さんの帯コメントより) 小柄な小田さん(30歳)。高身長の大原さん(30歳)。 大学の同級生として出会って10年、東京で一人暮らしをしていた二人が同居を始めて、お互いの知らなかった部分をどんどん発見していく。 得意料理を披露したり、仕事の疲れを発散しようとカラオケで歌いまくったり、時には一人の時間が必要だったり……。 そして、通常は公にされることのない「同居する友人同士のオナラ事情」にも切り込んでいく! いつも通りの日常だけど、普通の日なんて一日もなかった二人の日々。 疲れたり、落ち込んだりもするけれど、食べて喋って時々歌って……これで明日も頑張れる! リアルでコミカルな「ささやかな日常」に共感の嵐! 初めて漫画の単行本を描き下ろすなら一番身近なところから……と思い、私の暮らしを土台にした漫画を描き始めました。 描き終わるまでずいぶん時間がかかってしまったのですが、時間をかけたからこそ、自然と浮かび上がってきたテーマがあります。 それは「変化」と「家族」でした。(「あとがき」より) たなかみさき 1992年生まれ。生活や人物を風通し良く描くイラストレーター。作品集に『ずっと一緒にいられない』『あ~ん スケベスケベスケベ??』(共に PARCO 出版)がある。現在ラジオパーソナリティとしても活動中。
  • 心はどこへ消えた?
    小説・文芸
    4.3
    1巻850円 (税込)
    あなたは心を見つけ出す 夫が嫌いな上品な老婦人、段ボールにひきこもる少年、悲劇のヒロインを演じる女性……臨床心理士の著者は、日々の出来事やカウンセリングを通して出会う人々の大きな重荷を背負った心が変化する瞬間を掬い上げる。あなたが見失ってしまっている心にもう一度出会うためのヒントが詰まったエッセイ集。 解説・辻村深月 単行本 2021年9月 文藝春秋刊 文庫版 2025年2月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 奇跡の椅子 AppleがHIROSHIMAに出会った日
    倒産間際の企業が椅子の魅力で再生するまで。 カリフォルニア州クパチーノ市アップル・パーク通り1番地。 そこに71ヘクタールもの広大なApple本社「Apple Park」が広がっている。 iMac、MacBook、iPod、iPhoneを生み出した 伝説のデザイナー、ジョナサン・アイブのこだわりが随所に感じられるその空間で、 日本製の椅子が数千脚も使われている。それが「HIROSHIMA」だ。 ジョナサン・アイブも尊敬する日本を代表する デザイナー、深澤直人が生み出した優美な曲線で構成され、 木目も美しい椅子は、2023年の広島サミットでも、 テーブルとともに首脳会談で使われた。 この日本を代表する椅子を製造しているのが、 広島の家具メーカー「マルニ木工」である。 じつは「HIROSHIMA」が誕生したとき、同社は倒産寸前だった。 かつて日本人の生活が洋風化していく波に乗り、 100万セット以上も高級なリビングセット、ダイニングセットを売りまくったが、 バブル崩壊以降の日本経済の低迷、そして消費者の嗜好の変化も相まって、 90年代の後半、経営危機に陥ってしまう。 綱渡りの資金繰り、工場の縮小、そして1928年の創業以来初となる社員のリストラ…… 地元広島の企業や金融機関の支援でかろうじて命脈をつなぐなか、 創業家である山中一族の三代目は、 深澤直人と組んで世界に打って出る決断を下す。 そんな起死回生のプロジェクトを支えたのは、 これまで培ってきた、ものづくりの力だった。 追いつめられていた企業を救った「奇跡の椅子」。 それにこめられた熱い思いと、誕生の物語。
  • 「死後生」を生きる 人生は死では終わらない
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,700円 (税込)
    「生と死」を考える「希望」の書 人は死によって肉体は失くなっても、その人の思いや愛や言葉や行為は、遺された者たちの心の中でずっと生き続ける――。 88歳のノンフィクション作家、柳田邦男さんは、そのことを「死後生」と名付けました。 本書は、「生と死」というテーマに、半世紀あまり取り組んできた柳田さんの集大成的アンソロジーであり、逝く人、見送る人に贈る「希望」の一冊となっています。 【主な目次】 ■「死後生」という希望の発見 ■「人生の最終章」は自分で書く ■「さよなら」なき別れからどう生きなおすか ■わが心に生きる先人たちの「死後生」 日野原重明/金子兜太ほか ■「生きなおす」ための5つの視点 ■「犠牲」――わが息子・洋二郎の「死後生」 ■「死後生」の証――亡き人との15人の日常会話 ■「人生の最終章」を支えた言葉たち
  • 陸軍作戦部長 田中新一 なぜ参謀は対米開戦を叫んだのか?
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,200円 (税込)
    対米戦争を決した男は何を考えていたのか? 田中は陸軍の中でも最も強硬に日米開戦を主張した人物です。参謀本部作戦部長という重要なポジションにあって、作戦立案の中心を担った田中は、国策決定上、大きな発言力を持ちました。 なぜ圧倒的な国力差のある米国と戦わなければならないか。実はかなり開戦のギリギリまで、日本は、なんとか米国とは戦わない方法はないか、と検討を重ねています。しかし、田中は早くから米国との戦争を決意していました。 現代の眼からは田中が唱えた「日米開戦すべし(そしてソ連も)」との主張は理解しがたいでしょう。しかも田中は同時にソ連とも戦うべきだ、と主張します。無理に決まっています(実際、陸軍も無理だと判断しました)。しかし田中は陸軍の頭脳ともいうべき参謀本部の、しかも作戦担当のトップだったのです。彼の対米開戦論は、参謀本部に結集した情報に基づき、彼なりのロジックで組み立てられたものでした。その論理とは何だったのか。 参謀は、いかに勝利への答えが出ない状況でも、何か無理やりにでも、「これなら勝てる(可能性がないわけではないかも)」みたいなプランを出し続けなくてはなりません。田中はその仕事にきわめて精力的に取り組みました(その結果、日本を敗戦に導きます)。 戦争の途中で、田中は軍務局長をぶん殴り、東条英機首相に「馬鹿者共」を罵声を投げつけて、ビルマに飛ばされてしまいますが、田中がいなくなると陸軍にはもう、「これなら勝てる(以下略)」を絞り出せる人はいなくなってしまいます。そのあと2年半くらい、日本はずるずると犠牲を出し続けて、負けます。そういう本です。是非ご一読を。
  • コルトM1851残月
    小説・文芸
    4.3
    1巻800円 (税込)
    第十七回大藪春彦賞受賞 江戸の闇を裂いて銃撃の宴が開始される――! 熱い戦いの物語を書き続ける月村了衛、渾身の時代小説。 人呼んで“残月の郎次”。昼は江戸の廻船問屋の番頭、夜は裏金融を牛耳る儀平一味の大幹部。組織のために邪魔者を消す仕事を請け負っていた郎次だが、実際に殺しを実行しているのが彼自身とは誰も知らなかった。どんなに荒事に長けた連中が相手でも、郎次が決して引けをとらなかったのは、彼には切り札があったからだ―― コルトM1851、6連発。アメリカ製の最新式回転拳銃。 組織の跡目と目されていた郎次だったが、ある殺しを機にその運命は暗転する。裏切られ、組織を追われた郎次。残されたのはコルトM1851ただ一挺。それを手に郎次は江戸の暗黒街に絶望的な戦いを挑む! 単行本 2013年11月 講談社刊 文庫版 2016年4月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • バブル兄弟 ‶五輪を喰った兄〟高橋治之と〝長銀を潰した弟〟高橋治則
    狂乱のバブルが生んだ最後のアンチヒーロー もう二度と日本にこんな兄弟が現れることはないだろう。 狂乱のバブルに踊り、栄光と挫折の物語を生きた2人は、時代が求めた最後のアンチヒーローだった! 質素なスポーツの祭典だったオリンピックを巨額の利益を生み出すイベントに変えた電通にあって、長年、スポーツ局に君臨した高橋治之が、2022年、ついに東京オリンピックでの収賄容疑で東京地検に逮捕された。東京拘置所へと引っ立てられる治之の姿を見て、30年近く前、同じような光景を見た気がした人も多いだろう。 1995年、東京協和信用組合破綻に関する背任容疑で東京地検特捜部に逮捕された、イ・アイ・イーインターナショナル社長の高橋治則。治之と治則は年子の兄弟なのだ。 天皇家にもつながるという名門で、花嫁修業中のお手伝いさんがいるような裕福な家庭に生まれ、慶応幼稚舎から慶応大学に進み、電通、日本航空という当時の超一流企業にコネで就職。誰もがうらやむエリートコースを進んだ2人が、なぜ、そろいもそろって塀の向こう側に落ちてしまったのか。 稀有な兄弟の人生を、抜群の取材力でたどった本書は、戦争ですべてを失った日本が、奇跡の復興によって立ち直ったものの、やがて傲慢になり、バブルの狂乱を生み出して破綻していった「昭和」という時代を見事に描き出した。 大きな話題を呼んだ「週刊文春」長期連載がついに単行本化された。 現在、裁判中の治之のインタビューに成功し、直接、疑問をぶつけ、肉声による反論を載せているのは、まさに王道ノンフィクションの醍醐味である。
  • 機械仕掛けの太陽
    小説・文芸
    4.3
    1巻950円 (税込)
    コロナと戦った医療従事者たちの真実とは? 現役医師として新型コロナと最前線で戦ってきた人気作家が満を持して描く、コロナ禍の医療従事者たちを描いた感動の人間ドラマ。 物語は3人を軸に進んでいく。 大学病院の勤務医で、呼吸器内科を専門とする女性医師・椎名梓。シングルマザーとして、幼児を育てながら、高齢の母と同居する彼女は、コロナ病棟の担当者として、最前線に立つことに。 同じ病院の救急部に勤務する20代の女性看護師・硲瑠璃子は、結婚目前の彼氏と同棲中。独身であるがゆえに、やはりコロナ病棟での勤務を命じられる。 そして、70代の開業医・長峰邦昭。街の医師として、地元に密着した医療を行ってきたが、高齢で持病もある自身の感染を恐れながらも、コロナに立ち向かう。 あのとき医療の現場では何が起こっていたのか? 現役医師だからこそ描けるディテールは読み応えあり。 3人はそれぞれの立場に苦悩しながら、どのようにコロナ禍を生き抜くのか。だれもが経験したあの未曾有の事態の中、〈戦場と化した医療現場の2年半〉のリアルを描く感動の物語。 単行本 2022年10月 文藝春秋刊 文庫版 2025年1月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 幸福への道
    小説・文芸
    4.3
    1巻2,400円 (税込)
    あなたにとって幸福とは何ですか? 「岡村ちゃん」こと岡村靖幸が22人の多彩なゲストと語り合った「幸せとは何か」の記録。 「週刊文春WOMAN」人気連載対談が1冊に。まえがき・あとがき・各回の「対談を終えて」は語り下ろし。 【「まえがき」より】 22人のゲストの方々に訊いた「あなたにとって幸福とは何ですか?」。その答えはもちろん十人十色。みなさんがどんなふうに幸福を見つけたのか、見つけようとしているのか、どんなことに幸福を感じるのか。幸せになるためのハウツーはありません。でも、前向きに生きていくための指針になるのではないかと思います。(岡村靖幸) 【ゲストのみなさん】 神田伯山(講談師)/千原ジュニア(芸人)/伊藤蘭(俳優・歌手)/能町みね子(エッセイスト)/川谷絵音(ミュージシャン)/小林麻美(モデル・俳優・歌手)/オードリー・タン(台湾の政治家)/高村薫(小説家)/土井善晴(料理研究家)/ロバート キャンベル(日本文学者)/アイリーン・美緒子・スミス(環境活動家)/田中泯(ダンサー)/スパークス(ミュージシャン)/宮嶋茂樹(報道カメラマン)/村田沙耶香(作家)/ネルケ無方(僧侶)/ショーン・レノン(ミュージシャン)/吉川晃司(歌手・俳優)/よしながふみ(漫画家)/斉藤和義(ミュージシャン)/鈴木おさむ(元放送作家)/立川談春(落語家)
  • ゾルゲ事件80年目の真実
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,200円 (税込)
    処刑から80周年――機密解除資料が明かす「史上最高のスパイ」の闇 戦前の東京で暗躍した旧ソ連の大物スパイ、リヒャルト・ゾルゲ(1895~1944)の処刑から2024年11月で80年となる。近年、ロシアではゾルゲの再評価が進み、未公開資料も続々と表に出てきている。 本書は近代ロシア研究の第一人者である名越健郎氏がそうした機密解除資料をもとに、ゾルゲのスパイとしての活躍を臨場感たっぷりに描き出した作品である。 オートバイを駆って上海や東京の街を疾走し、夜の社交界で巧みな話術で権力者たちに食い込み、ドイツ大使夫人、シーメンス社支店長夫人、ルフトハンザ航空幹部の夫人、VIPの女性秘書、アグネス・スメドレーほか手当たり次第に女性と不倫関係になり(なおかつ女性たちを情報源とし)、本国で進むスターリン粛清に脅える――そうしたゾルゲの日常が生々しく甦り、まるでスパイ映画のようである。
  • 憧れ写楽
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,900円 (税込)
    蔦屋が隠した謎の絵師、写楽の真実とは? 多くの傑作を残し、約10ヵ月で姿を消した「東洲斎写楽」。 この謎多き絵師にふたたび筆をとらせたい老舗版元の主・鶴屋喜右衛門は、「写楽の正体」だと噂される猿楽師、斎藤十郎兵衛のもとを訪れる。 だが、斎藤の口から語られたのは、「東洲斎写楽の名で出た絵のうち、幾枚かは某の絵ではない」「(自分は)本物の写楽には及ばない」という驚愕の事実。さらに斎藤が「描いていない」絵のなかには、写楽の代表作とされる「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」も含まれていた。 写楽はふたりいた――。そう知った喜右衛門は、喜多川歌麿とともにもう一人の写楽探しに乗り出す。しかし、写楽を売り出した張本人である蔦屋重三郎が妨害しはじめ……。果たして、本物の写楽の正体とは。そして、蔦屋重三郎と写楽との関係とは。 大田南畝、山東京伝、歌川豊国など、この時代の文化人たちも次々と登場! 蔦屋重三郎を主人公とする2025年大河ドラマ「べらぼう」と共通する世界で繰り広げられる時代ミステリです。
  • あの世でも仲良う暮らそうや 104歳になる父がくれた人生のヒント
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,500円 (税込)
    老いることの豊かさを、父の暮らしから学ぶ お父さんの言葉から生きることを学ぶ。死んでゆくことを学ぶ。何よりも大きな愛を学ぶ。お二人は、今も一緒に生きている。――大竹しのぶ(俳優) 認知症の母をお世話した父は、愛に溢れた“ええ男”だった! 自身の両親の老老介護をカメラに収め、日本中に感動を巻き起こしたドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』の監督が紡ぐ、笑いと涙に満ちた家族の物語。 【著者コメント】 『ぼけますから、よろしくお願いします。』この、ちょっと人を食ったようなタイトルの映画は、ぼけてなおユーモアを失わない母と、鼻歌を歌いながら介護する父の、深い絆で結ばれた愛情物語となりました。父がひたむきに母を支える姿は人々の心を打ち、「お父さんみたいな人と結婚したいわぁ」と言ってくださるうら若き女性まで現れて、父に人生初の「モテ期」が訪れることに。 最初は何かの冗談かしらと思っていた私。あの地味で堅物の父のどこがいいんだろう? でも、ファンの方たちに教わる形で、私もだんだん父の魅力に気づいてきました。そして、折にふれ父が呉弁丸出しでつぶやく言葉の深さや重みが、しだいに心にしみるようになってきたのです。 この本では、そんな珠玉の言葉たちを、三つの章に分けて紹介しています。(略) 100歳を超えても、こんなふうに生きられたら幸せかも。父の笑顔と前向きな言葉たちから、「人生100年時代」を生き抜く元気を、どうぞお受け取りください。(「はじめに」より)
  • ミカエルの鼓動
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,001円 (税込)
    ぶつかり合う二人の医師の志。命を救えるのはどちらの正義か 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。 あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。 「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。 そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。 大学病院の暗部を暴こうとする記者が、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。 二人の医師の「志」がぶつかり合い、大学病院の闇が浮かび上がる。 命を救うための、正義とは――。 気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。 ------------ 単行本 2021年10月 文藝春秋刊 文庫版 2024年10月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • ごはんが楽しみ
    少女・女性マンガ
    4.3
    1巻1,700円 (税込)
    「さて、今日は何食べよう。」 ツナチェダーチーズ、たまごサンド、苺大福トースト――朝の訪れを彩るパンたち。近所で出会った「職人の店」のとびきりおいしいパスタ。熱々餃子をお酒で流し込む、最高の週末。特別なブランチは、クレープをテーブルいっぱいに並べて。きれいなお菓子缶に好きなおやつをぎっしり詰める。お気にいりのかわいいカップ。新しい生活に向けて、ダイニングテーブルを新調する――。 『家が好きな人』で愛される井田千秋が初のエッセイ漫画で描くのは、たくさんの「食べる楽しみ」。あたたかくて、生活の手ざわりを感じるおいしい雑談。さあ召し上がれ。
  • わたしリセット
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    “他人の物差し”から自由になるための人生論 ずっと生きづらさを抱えてきた私の人生は、 ある“気づき”をきっかけに46歳でリセットされた――。 それからはテレビや国政、次々と新しいことに挑戦。 60歳以降は書アートとシャンソンに夢中になり、 82歳でシニアハウスという「理想の死に場所」を見つけた。 第二の人生は何歳からだって遅くない。 老若男女すべての人を自由にする、 本当の自分を取り戻すための田嶋流人生論! 【本書の主な内容】 第1章 テレビは戦場だった ●初めて『笑っていいとも!』に出た日 ●『ビートたけしのTVタックル』での戦い ●『そこまで言って委員会』での20年 第2章 46歳での解放――母との葛藤と和解 ●恋と研究と私 ●過去の自分と向き合えた ●母が抱えていた苦しみ 第3章 60歳から何でもできる ●歌手として認められたい ●書アートとの出会い ●お金は評価と捉える ●何歳からでも人生は輝く 第4章 シニアハウスという現在地 ●「死に場所」を見つけた ●死も自分でデザインしたい ●お墓はカンベン ●自立すれば孤独を感じない 第5章 「自分」を生きるためのフェミニズム ●モヤモヤした気持ちを大切に ●男嫌いにはならなかった ●親も子も自立して生きる ●「自分らしく」もやめよう
  • 青木世界観
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,900円 (税込)
    スワローズのレジェンドとスワローズを愛する音楽家/作家の対話から立ち現れる新たな“世界観”! ヤクルトスワローズのレジェンド青木宣親と熱烈なヤクルトファンのミュージシャンにして作家の尾崎世界観。これは、プライベートでも交流のある二人が、縦横無尽に語り合う対話集だ。 テーマは「チャンス」「才能」「技術」「数字」「失敗」「コミュニケーション」「継続」「勝利」「引退」の9つ。 尾崎さんは「チャンスをつかむために必要なことは?」「才能とは何なのか?」「数字は仕事においてどういう意味を持つのか?」といった問いを次々に青木さんにぶつけ、青木さんは自らの経験をもとに、それらの問いを真剣に打ち返していく。 「最終打席でも最後に一本打てる選手じゃないと生き残れない」「勝ったと思ったらもうそれ以上先はないですよね」「自分の才能の“取扱説明書”は、自分自身で持ってないと」「とにかく一歩踏み出せば、二歩目が進める。二歩目って、割と楽なんですよ」「結局は何事も“自分流”なんですよ」 ヤクルトファンにとっては、レジェンド青木宣親の“世界観“の一端に触れることができる一冊であり、尾崎世界観ファンにとっては、小説、音楽とはまた違う尾崎さんの新たな“世界観”を知る一冊であり、野球ファンにとっては、超一流プレーヤーの思考回路を覗き見ることができる一冊になっている。しかし、この対話集は単なる「野球の本」でもシンプルな「対談集」でもなく、すべての仕事を持つ人に刺さる「プロフェッショナルによるプロフェッショナルのための本」でもある。
  • ショートケーキ。
    小説・文芸
    4.3
    1巻700円 (税込)
    「和菓子のアン」の著者による胸に光がともる物語 悩んだり立ち止まったり鬱屈を抱えたりする日常に、一筋の光を見せてくれる甘いもの。ショートケーキを巡る優しく温かな5編の物語。
  • サマーレスキュー 夏休みと円卓の騎士
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,700円 (税込)
    ゲームの中の10億円を追え 行方不明の幼馴染を探すために、少女たちはアナーキーなオンラインゲームの世界へ飛び立った 舞台は世界的大ヒットゲーム「ランドクラフト」。 世界中で売れた本数は三億本。プレイヤーが多いことからゲームの中では RMT(リアル・マネー・トレード)と言われる現金のやりとりも行われている。 最近「ランドクラフト」内で10億円相当の宝が眠っているという噂が流れ、 世界中のプレーヤーがその宝を探している。 中学二年生の巧己と祥一は、夏休みをいいことに「ランドクラフト」に没頭し、 あわよくば10億円をゲットしようと連日ログインしていた。 が、ある日祥一が行方不明になってしまう(ゲームの中でも現実でも)。 祥一が何かトラブルに巻き込まれたに違いないと思った巧己は、幼馴染の千香に助けを求める。 千香はかつて「ランドクラフト博士」と呼ばれるほどにこのゲームに詳しく、助けになってくれるかもしれなかった。 しかし千香は、あることがきっかけで「ランドクラフト」をやめていた。 いまは8月のTOEICの試験に向けて勉強をがんばらなくちゃいけないのに……。 千香は、しぶしぶ「ランドクラフト」にログインして巧己と共に祥一を助ける旅に出るが、 そこで自らの過去と向き合うことにもなる。 中学生たちが、夏休みに「もう一つの世界」を旅しながら成長する、ゲームアドベンチャー。 読み終えたとき、昨日よりもちょっとだけ自分のことを好きになれる青春小説です。
  • 藤原正彦の代表的日本人
    小説・文芸
    4.3
    1巻950円 (税込)
    これぞ日本人論の決定版! 勇気、創造性、卑怯を憎む心、郷土愛と祖国愛、そして惻隠の情―― 「日本人らしい日本人」五人を選出、彼らの生涯を鮮やかに描く。 ライプニッツに先んじて、より高度な行列式を発見した関孝和の創造性。 常に民の苦しみを第一に考えた上杉鷹山の「惻隠の情」など、 今こそ日本人が思い出したい美しい生き方がここに。 関孝和 算聖と呼ばれた大天才 花開く和算の独創性/数学にノーベル賞があれば 上杉鷹山 「民の父母」たる名君主 重臣たちのクーデターと対決/「藩民は国の宝である」 福澤諭吉 誰よりも早く武士を捨てた男 オランダ語が通じない!/北里柴三郎に救いの手 河原操子 日蒙を繋いだ女子教育の先駆者 華僑の学校で初の女性教師/カラチン王国へのミッション 柴五郎 八カ国軍を率いた“小さな男” 一家自刃を知らされる/「柴中佐」が世界史を動かした
  • 野球翔年II MLB編2018-2024 大谷翔平 ロングインタビュー
    雑誌Numberの掲載記事をまとめた、大谷翔平唯一のインタビュー集 「僕は絶対に世界一になりたいし、一番の選手になりたい」 大谷がメジャー入りしてから、スポーツ雑誌「Number」に7年間掲載された独占インタビューのすべて。 二刀流の危機、右ヒジ手術の真相、WBCへの想い、ドジャース入団、そして結婚までを語る。 【目次】 プロローグ ホームランの物語 新人王 ・やりたいことが多すぎるから ・肝心なのは、楽しいかどうか 復帰、そして再びの欠場 ・ブーイングが、新鮮でした ・常識への宣戦布告 ・僕が追いかけなかったら ・自然と上がっていくはずです ・「楽しい」より「正しい」を ・一番悔しいシーズンでした コロナ禍と不完全燃焼 ・絶対世界一に、と歩むが勝ち ・卵かけごはんに幸せを感じて ・僕の右腕に起きていたこと ・やりすぎくらいがちょうどいい シーズンMVP ・力を出し切れば数字は残る ・常にさらに新たな場所へ ・チームを勝たせる二刀流を目指す 104年ぶりの2桁勝利、2桁本塁打 ・最初のピークは、今年きます ・どれかひとつというのはない WBC、ホームラン王、MVP ・30年後の日本野球のために ・伝説が生まれた日 ドジャースへ ・結婚生活を語る ・大きな決断を迫られたときに エピローグ WBC優勝がもたらす渇望
  • 黄昏のために
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,800円 (税込)
    描くことは、生きること。一人の画家の“生”を描き出す魂の小説集。 画家である「私」は、今日も独り、絵を描いている。 モチーフは人形、薔薇、動物の頭骨、階段…… 裸婦は描くが、風景画は描かない。 物は物らしく、あるべき姿を写し取る。 ふた月に一度アトリエに訪れる画商・吉野に絵を売り、 腹が減ったら肉を焼いて食べる。 秋には山で枯れ葉を集め、色を採集する。 対象を見、手指を動かす。 自分がほんとうに描きたいものを見出すまで――。 *** 「誰もがいいと思うから、絵は売れるのだ。  しかし、ほんとうは誰にもわからない。  そんな絵が、描けないものか」 ――「穴の底」より *** “究極の絵”を追い求める一人の画家の“生”を、 一つひとつ選び抜いた言葉で彫琢した、魂の小説集です。 孤高の中年画家が抱える苦悶と愉悦が行間から匂い立つ、 濃密な十八篇がここに。
  • 三国志名臣列伝 魏篇
    小説・文芸
    4.3
    1巻800円 (税込)
    曹操に愛された、知られざる名将たち 篤実で機転のきく男たちを求めた魏の始祖・曹操。その期待に応え国づくりを支え、衰亡のはじまりにも逃げなかった名臣、名将ら七人! ※この電子書籍は2021年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • DV8 台北プライベートアイ2
    小説・文芸
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    元劇作家にして大学教授。 異色の私立探偵・呉誠(ウー・チェン)が帰ってきた! 風光明媚な〈台湾のベニス〉淡水で、20年前に容疑者死亡で幕を閉じた 連続殺人事件の真相に迫る。 台北国際ブックフェア大賞、翻訳ミステリー大賞、ファルコン賞などを受賞した 『台北プライベートアイ』待望の続編。
  • 女の子たち風船爆弾をつくる
    小説・文芸
    4.3
    1巻2,600円 (税込)
    少女たちの知られざる戦争体験 日露戦争30周年に日本が沸いた春、その女の子たちは小学校に上がった。 できたばかりの東京宝塚劇場の、華やかな少女歌劇団の公演に、彼女たちは夢中になった。 彼女たちはウールのフリル付きの大きすぎるワンピースを着る、市電の走る大通りをスキップでわたる、家族でクリスマスのお祝いをする。 しかし、少しずつでも確実に聞こえ始めたのは戦争の足音。 冬のある日、軍服に軍刀と銃を持った兵隊が学校にやってきて、反乱軍が街を占拠したことを告げる。 やがて、戦争が始まり、彼女たちの生活は少しずつ変わっていく。 来るはずのオリンピックは来ず、憧れていた制服は国民服に取ってかわられ、夏休みには勤労奉仕をすることになった。 それでも毎年、春は来て、彼女たちはひとつ大人になる。 ある時、彼女たちは東京宝塚劇場に集められる。 いや、ここはもはや劇場ではない、中外火工品株式会社日比谷第一工場だ。 彼女たちは今日からここで風船爆弾を作るのだ……。 膨大な記録や取材から掬い上げた無数の「彼女たちの声」を、ポエティックな長篇に織り上げた意欲作。
  • 103歳、名言だらけ。なーんちゃって 哲代おばあちゃんの長う生きてきたからわかること
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,400円 (税込)
    大人気! 哲代おばあちゃんの本、第二弾 「長う生きてきた集大成が今の自分です。しょんぼりしよったら、人生を否定したみたいになりますね。心だけは柔らこうにして、おばあさんはいつも機嫌よう過ごしていたいです。なーんちゃって」(「はじめに」より) 「こんなかわいいおばあちゃんになりたい!」「人生の目標にしたい」という声が広島から全国に広がり、ベストセラーとなった『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』の石井哲代さんのその後を追った続編。これまでの人生経験から得た「哲代さんが自分の心に言い聞かせている言葉たち」を一冊に。 足の痛みで入院したり、できることが少なくなったりして気落ちする日もあるけれど、弱気の虫を退治して自分を励ましながら、明るく、機嫌よく、しなやかに生きている哲代さん。そのありのままの姿を「中国新聞」のふたりの記者(53歳と50歳、合わせてちょうど103歳)がじっくりと取材し、心に響く哲代さんの言葉を丹念に紡いだシリーズ第二弾。 石井哲代(いしい・てつよ) 1920年、広島県の府中市上下町生まれ。20歳で小学校教員になり、56歳で退職してからは畑仕事が生きがいに。近所の人からはいまも「先生」と呼ばれている。26歳で同じく教員の良英さんと結婚。子どもはおらず、2003年に夫が亡くなってからは親戚や近所の人に支えられながら一人暮らしをしている。100歳を超えても元気な姿が「中国新聞」やテレビなどで紹介されて話題になり、2023年1月に刊行した初めての著書『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』がベストセラーに。
  • 火輪の翼
    小説・文芸
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    期待の若手が描く圧巻、感動の中国歴史長編! 玄宗皇帝が政治を疎かにし国が乱れていた唐の時代、民を救うため安禄山と史思明が挙兵し、安史の乱が勃発する。だが戦は泥沼化し、国は疲弊する。絶大な人気を誇った力者の娘・呉笑星、史家の長男・史朝義、安家の次男・安慶緒は、命を賭して戦を終わらせようと誓うが――。胸熱の歴史エンターテインメント。
  • 碁盤斬り 柳田格之進異聞
    小説・文芸
    4.3
    1巻790円 (税込)
    妻を想う男、父を信じる娘。誇りをかけた闘いの結末は!? 藩を追われ、貧乏長屋で暮らす柳田格之進。悲劇の真実を知った彼は、仇討ちを決意し……。草なぎ剛主演映画の小説を脚本家が自ら執筆。 映画『碁盤斬り』は、落語の演目として長く親しまれてきた「柳田格之進」を題材に、『日本沈没』『クライマーズ・ハイ』『凪待ち』などを手掛けてきた脚本家の加藤正人さんが、3年半の月日をかけて書き上げたストーリー。 この映画の世界を、加藤さん自身が小説として書き下ろしました。 登場人物の細かな心情の描写はもちろん、映画では描き切れなかった若き日の格之進の姿、また映画のラストの「その後」がしっかりと描かれており、小説好きの読者も十分に楽しめる作品です。 【あらすじ】 娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らす柳田格之進。 彼は、身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われた身だった。 しかし、かねてから嗜む囲碁にはその実直な人柄が表れ、江戸で多くの知己を得る。 ある日、旧知の藩士により、彦根藩での悲劇の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意する。 絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。 父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!
  • トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,800円 (税込)
    トヨタ最大の秘密を知る男の「告白」 企業人の“業”を描く児玉博さんの今作は、トヨタの中国事務所総代表だった服部悦雄氏が主人公です。服部氏は、「低迷していたトヨタの中国市場を大転換させた立役者」であり、「トヨタを世界一にした社長、奥田碩を誰よりも知る男」であり、何より「豊田家の御曹司、豊田章男を社長にした男」として、自動車業界では知る人ぞ知る人物。トヨタをモデルにしたベストセラー小説『トヨトミの野望』の作中にも、服部氏は「中国の怪人」として仮名で登場します。 服部氏は戦争中に生まれ、27歳まで家族とともに中国にとどまりました。文化大革命では、原生林での強制労働など、日本人ならではの苦難を体験します。 帰国後、トヨタに入社。アジア地域の担当を命じられ、トヨタ中興の祖である豊田英二と上司の奥田碩の目に留まり、服部氏はみるみる頭角を現します。 実はトヨタは、中国への進出が遅れたために中国政府から自動車生産の許可が下りず、90年代に世界の他メーカーに大きく引き離され、ドン底の状態に陥っていました。奥田碩会長は、創業家御曹司の豊田章男を中国本部本部長に据え、中国市場の建て直しを命じるのですが、そこには章男が失敗すれば、豊田家をトヨタの経営から外すことができる、という奥田の深謀遠慮がありました。そこで、豊田章男が頭を下げたのが服部氏でした。奥田の最側近でもあった服部氏は、トヨタ中国事務所総代表としていかなる決断を下したのか……。 服部氏の初のロングインタビューを元に、トヨタの中国進出と、豊田家世襲の内幕を赤裸々に描いた圧巻のノンフィクションです。
  • 日本蒙昧前史
    小説・文芸
    4.3
    1巻850円 (税込)
    「蒙昧」の昭和の空気を描く谷崎潤一郎賞受賞作 大阪万博、ロッキード事件など、戦後を彩る事件をそれぞれの渦中の人物の視点で描く、芥川賞作家の最新長篇にして、文体の真骨頂。 ※この電子書籍は2020年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 愛する源氏物語
    小説・文芸
    4.3
    1巻770円 (税込)
    源氏物語には795首の和歌が登場する。 ここぞ、というときの和歌は、恋のゆくえを大きく左右する。 心の結晶である和歌を、小石のように飛び越えてしまうのではなく、 氷砂糖をなめるように味わったならば、 源氏物語の世界はさらに豊かな表情を見せてくれるだろう。 千年の時を越え、「万智訳」でよみがえる愛の物語。 解説=東直子 ※この電子書籍は2003年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 女帝 小池百合子
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    誰にも知られたくなかった素顔 キャスターから国会議員へ転身、大臣、さらには都知事へと、権力の階段を駆け上ってきた小池百合子。しかしその半生には、数多くの謎が存在する。「芦屋令嬢」時代、父親との複雑な関係、カイロ留学時代の重大疑惑――彼女は一体、何者なのか? 徹底した取材に基づき、権力とメディアの恐るべき共犯関係を暴いた、衝撃のノンフィクション! 私は小池百合子という個人を恐ろしいとは思わない。だが、彼女に権力の階段を上らせた、日本社会の脆弱さを、陥穽を、心から恐ろしく思う。(「文庫版のためのあとがき」より) ※この電子書籍は2020年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 襷がけの二人
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,900円 (税込)
    オール讀物新人賞で注目を浴びた新鋭、初の長編小説 裕福な家に嫁いだ千代と、その家の女中頭の初衣。 「家」から、そして「普通」から逸れてもそれぞれの道を行く。 「千代。お前、山田の茂一郎君のとこへ行くんでいいね」 親が定めた縁談で、製缶工場を営む山田家に嫁ぐことになった十九歳の千代。 実家よりも裕福な山田家には女中が二人おり、若奥様という立場に。 夫とはいまひとつ上手く関係を築けない千代だったが、 元芸者の女中頭、初衣との間には、仲間のような師弟のような絆が芽生える。 やがて戦火によって離れ離れになった二人だったが、 不思議な縁で、ふたたび巡りあうことに…… 幸田文、有吉佐和子の流れを汲む、女の生き方を描いた感動作!
  • 文学キョーダイ!!
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,700円 (税込)
    現代文学の最前線に立つ姉弟の対話 ロシア文学者・奈倉有里と、小説家・逢坂冬馬。 文学界の今をときめく二人は、じつはきょうだいだった!  姉が10代で単身ロシア留学に向かった時、弟は何を思ったか。その後交差することのなかった二人の人生が、2021年に不思議な邂逅を果たしたのはなぜか。予期せぬ戦争、厳しい社会の中で、我々はどう生きるのか?  縦横無尽に広がる、知性と理性、やさしさに満ちた対話が一冊の本になりました。 ◇目次◇ はじめに――逢坂冬馬 PART1 「出世しなさい」がない家 Family PART2 作家という仕事 Literature PART3 私と誰かが生きている、この世界について World おわりに――奈倉有里
  • 終わらない戦争 ウクライナから見える世界の未来
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻880円 (税込)
    ロシア・ウクライナ戦争の現況と行方は ウクライナ戦争から500日が過ぎ、 いよいよウクライナの反転攻勢が始まった。 しかしロシア、ウクライナ双方が苦戦を強いられ、膠着する戦線。 戦争の終わりは見えず、2024年のロシア大統領選を見据えると、 もはや4年目への突入が現実となりつつあるという。 この「終わらない戦争」、そして世界秩序の行方は――。 『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)、『ウクライナ戦争』(ちくま新書)に続くロシア・ウクライナ戦争の著者最新分析。 『ウクライナ戦争の200日』でも一つの核をなした高橋杉雄さんとの戦況分析を中心に、本戦争がもたらした日本人の戦争観や安全保障観の変化、終わらない戦争の終わらせ方などを語る。
  • はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学
    小説・文芸
    4.3
    1巻770円 (税込)
    歴史エッセイの名手が紡ぐ「わが愛する男たちの肖像」 SNSで話題。累計15万部の伝説の名著が、緊急復刊! 『炎環』『雲と風と』『北条政子』『つわものの賦』……多くの歴史小説を著した著者が、歴史上はほとんど無名・英雄の陰に隠れながらも実力を持ったしたたかな仕事師、〈ナンバー2の男〉の生き方を描きます。 『鎌倉殿の13人』ですっかり有名になった北条義時は、永遠のナンバー2.根っからの権力・政治好きにもかかわらず、あえて表には立たず、したたかに、ナンバー2の生涯を全うした。 源義経。同じくナンバー2でありながら、組織のなかの自分の位置づけが出来ず。華やかなスタンドプレーを繰り広げ、ナンバー1が霞むなど数々の致命的失敗をおかした。 徳川秀忠。家康と三代家光の陰にかくれた秀忠こそが、徳川家の最大の功労者。大名の転封、改易、人員の配置転換など重要な施策を行い、幕府の基礎を固めた。メシよりイロより政治が好き。 他、平家政権の仕掛人「平時忠」、途中入社ゆえに栄光と挫折を味わった「明智光秀」、など。 巻末の城山三郎氏との対談には、2024年大河ドラマ『光る君へ』で注目の関白・藤原道長も登場。「この世をば」と詠った彼はナンバー1志向と思いきや、意外にも……。 歴史好きはもちろんのこと、今を生きるビジネスパーソンも必読! 「組織論」本としても読める名エッセイです。
  • 盲剣楼奇譚
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,800円 (税込)
    吉敷竹史シリーズ 20年振りの新作長篇文庫化! 加賀百万石から終戦直後の混乱期、そして現在へと続く謎の連鎖。密室状態の中、五人の男を一瞬にして斬り殺した謎の美剣士の正体は? ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    ハーバード大学医学部准教授による現代社会への処方箋 炎上や論破ゲームに乗らず、分断と差別を乗り越えるためには。ハーバード大学准教授で小児精神科医・脳科学者でもある著者が、心と脳のメカニズムに立ち戻り、激動の時代のアメリカ社会の変化を捉え、三人の子供を育てる母親の立場から考える希望の書。 プロローグ 妊婦のワクチン啓発で気づいたThemとUs 第Ⅰ部  炎上はなぜ起きるのか  第1章 脳科学で考える炎上のメカニズム   第2章 炎上への処方箋 第Ⅱ部 差別と分断を乗り越えるために    第3章 子どもに学ぶ同意とアドボカシー   第4章 マイクロアグレッション ムズムズした気持ちに名前がつくことで  第5章 アメリカ社会の差別から学ぶ アジア人男性とハリウッド  第6章 ベトナム帰還兵との対話 ThemとUsは簡単には分けられない  第7章 沈黙を破る 「沈黙は共犯」の後で  第Ⅲ部 女性小児精神科医が考えた日本社会への処方箋  第8章 子どものメンタルヘルスに向けられる偏見に打ち勝つ脳科学   第9章 女性を苦しめる労働環境は男性をも苦しめる  第10章 「母」への眼差し、女性の身体の自己決定権 エピローグ ラジカル・アクセプタンス ソーシャルジャスティスを育てるために
  • コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,900円 (税込)
    Twitter、noteで話題の筆者が贈る、初の著書! 外資系大手コンサルティング会社を12年間生き延びた 元文系バンドマンでもできた“最速仕事術”とは!? 答えがあることを自分で考えない、 議事録は会議前に作れる、 迷子にならないための論点思考……etc  どんな業界でも使える門外不出の秘技を初公開! ・「”速い”はそれ自体が重要な価値だ」仕事のスピードを生む方法 ・「3ヶ月後に何を言えれば成功なのか?」論点思考・仮説思考の型 ・「ピカソの絵を買う人は値段を見て買わない」細部が生む説得力とは ・「自分の限界を会社の限界にするな」会社の〈集合知〉の活用法 ……etc. 読むか、残業か? 社会人1年目に知りたかった暗黙知のすべてが凝縮された 〈コンサルタントの仕事術〉決定版! 電子特典「ビジネス言い換え集」を巻末に収録!
  • 地銀と中小企業の運命
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻950円 (税込)
    コロナ後に真の淘汰が起こる! ベストセラー『捨てられる銀行』著者の最新作 コロナ支援が終わり、真の淘汰が始まる 常識外れのオモロイ地銀が救世主になる! コロナ支援が終わり、今後、中小企業と地銀の倒産が激増する恐れがある。しかし、「危機」は「チャンス」だ。地域経済と金融行政に精通する著者が、成功例をもとに明確な処方箋を提示。地銀と中小企業の未来はここにある! 関係者必読の「金融庁『業種別支援の着眼点』徹底解説」も「特別附録」として収録。 (内容) 1 「ゼロゼロ融資」40兆円という時限爆弾 2 「金融検査マニュアル」が銀行をダメにした 3 「捨てられる銀行」と「生き残る銀行」を分かつもの 4 「経営改善計画」をどう作成・実行するか 5 「自分事」の企業支援 6 10年後に評価される仕事 7 「ファミリー企業」をどう支援するか 8 「企業支援」のプロたち 9 「リレーションシップ・バンキング」の実践 10 「銀行の常識」を捨てた銀行 11 ビジネスはコミュニケーションから生まれる 特別附録 金融庁「業種別支援の着眼点」徹底解説 ●橋本卓典(はしもと・たくのり) 1975年東京都生まれ。共同通信社編集委員。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2006年共同通信社入社。経済部記者として流通、証券、大手銀行、金融庁を担当。2020年4月から編集委員。金融行政と地域経済・地域金融の取材を精力的に続けている。2016年5月に『捨てられる銀行』(講談社現代新書)を刊行し、ベストセラーとなる。
  • モンスター・パニック!
    小説・文芸
    4.3
    1巻2,800円 (税込)
    『WORLD WAR Z』で世界のホラー・ファンを唸らせた才人ブルックスの新作モンスター・スリラー 映画製作進行中! 作家マックス・ブルックスのもとに届いた手記。それはレーニア山噴火後、廃墟となって発見されたエココミュニティの住人が残したものだった。未だ原因が明かされていない集落全滅の真相とは? 武器も食糧もないひとびと。地面に刻まれた人間そっくりの巨大な足跡。闇にひびく咆哮。森の中に散乱した動物の死骸。そして牙を剥いて襲い来る凶暴な群れ。傷だらけになった人間たちの反撃、果たして成るか? 偽ドキュメンタリー形式の衝撃作。
  • クロスロードの記憶
    猛き魂が激突し、 数奇な運命が交錯する。 川藤幸三と江夏豊、エディ・タウンゼントと井岡弘樹、チャスラフスカとクチンスカヤ、谷川浩司と羽生善治、藤沢周平と茨木のり子、ビートルズとオノ・ヨーコ …etc. 作家生活40年余、ノンフィクションの泰斗が忘れられぬ人物たちの交差路(クロスロード)の数々を描く。 川藤幸三と江夏豊  仲田明美とアンドレア エディ・タウンゼントと井岡弘樹 吉本隆明と川上春雄 君原健二と有森裕子 福永洋一と福永祐一 シャムウェイとスターツル 木庭教と長嶋清幸 チャスラフスカとクチンスカヤ 谷川浩司と羽生善治 山野井泰史と山野井妙子 藤沢周平と茨木のり子 西本幸雄と仰木彬 ビートルズとオノ・ヨーコ 高橋繁浩と鶴峯治 藤圭子と石坂まさを 岡仁詩と大島眞也 石井一男と島田誠 古賀稔彦と岡野功 深代惇郎と本田靖春
  • ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻950円 (税込)
    ワクチンレタス、人工肉、ゲノム編集、デジタル農業…… あなたの食べ物は知らぬ間に入れ替わっている! ベストセラー『デジタル・ファシズム』の著者が暴く〈フードテック・ファシズム〉 ・もう牛は殺さない「人工肉バーガー」 ・粉ミルクはもう古い! 赤ちゃんは培養母乳で ・「ふるさと納税」デビューしたゲノム編集魚 ・〈原子力ムラ〉の次は〈ゲノム編集ムラ〉!? ・〈デジタル農業アプリ〉の真の目的とは ・食が〈特許〉で支配されるディストピア ・地球の砂漠化を防ぐにはバッファローを見よ! …etc. 巨大資本が仕掛ける強欲マネーゲームーー〈食の文明史的危機〉を描き出す衝撃作!
  • 田宮模型の仕事
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻770円 (税込)
    戦車のプラモデルのために東西冷戦下のソ連大使館と直談判し、 車の模型を作ろうと実物のポルシェを解体してしまう。 そんな本気がタミヤを世界一の模型メーカーにした! 自らリンゴ箱の上で模型の図面を描いた社長が綴る涙と笑いの奮戦記。 解説=リチャード・クー ※本書は、2000年5月に刊行された文春文庫の電子書籍版です。
  • 負動産地獄 その相続は重荷です
    ビジネス・実用
    4.3
    1巻1,001円 (税込)
    資産を巡るバトルでも相続税対策でもない。 親が遺した「いらない不動産」に悩まされる新・相続問題が多発! 戦後三世代が経過していく中、不動産に対する価値観が激変。 これまでは相続財産の中でも価値が高いはずだった不動産が、 誰も住む予定がなく、借り手も買い手も現れない「負動産」に。 団塊世代が後期高齢者に突入した今、「いらない相続」は他人事ではないのです。 戸建て住宅やマンション、別荘、都市農地、山林など、 不動産のプロが、「負の相続」にならないための解決策を提言! 【目次】 まえがき 「いらない相続」はあなたにも降りかかる 第1章 激増する「いらない相続」 「老老相続」~偏在する高齢者財産と受け取れない子供/相続登記義務化がもたらす悪夢/都市農地の相続で路頭に迷う深刻な事情 ほか 第2章 相続対策が不動産問題を生む 少子高齢化の日本で貸家が増える不思議/需要のなくなる相続後のアパートを待つ未来/相続後に襲いかかるローン返済地獄 ほか 第3章 いらない不動産 どうにもならない地方の実家/郊外ニュータウン一戸建て住宅相続/老朽化マンションという置き土産 ほか 第4章 おひとりさまの相続 おひとりさまの相続人は誰?/おひとりさま資産をめぐるトラブル/おひとりさま相続対策 ほか 第5章 「負の相続」にならないために 絶対にやるべき親子会議/知っておきたい空き家売却の基礎知識/いらない土地は国庫に帰属させられるようになる? ほか 第6章 相続をどうすればよいのか 世界最高水準のニッポンの相続税/財産移転の早期化が日本を活性化する/国土の絵図を描きなおそう ほか

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