イラク水滸伝

イラク水滸伝

小説・文芸
2,400円 (税込)

12pt

水牛と共に生きる被差別民がもつ“循環共生”の叡智とは?
権力に抗うアウトローや迫害されたマイノリティが逃げ込む
謎の巨大湿地帯〈アフワール〉
―――そこは馬もラクダも戦車も使えず、巨大な軍勢は入れず、境界線もなく、迷路のように水路が入り組み、方角すらわからない地。

中国四大奇書『水滸伝』は、悪政がはびこる宋代に町を追われた豪傑たちが湿地帯に集結し政府軍と戦う物語だが、世界史上には、このようなレジスタンス的な、あるいはアナーキー的な湿地帯がいくつも存在する。
ベトナム戦争時のメコンデルタ、イタリアのベニス、ルーマニアのドナウデルタ……イラクの湿地帯はその中でも最古にして、“現代最後のカオス”だ。

・謎の古代宗教を信奉する“絶対平和主義”のマンダ教徒たち
・フセイン軍に激しく抵抗した「湿地の王」、コミュニストの戦い
・水牛と共に生きる被差別民マアダンの「持続可能な」環境保全の叡智
・妻が二人いる訳とは?衝撃の民族誌的奇習「ゲッサ・ブ・ゲッサ」
・“くさや汁”のようなアフワールのソウルフード「マスムータ」
・イスラム文化を逸脱した自由奔放なマーシュアラブ布をめぐる謎……etc.

想像をはるかに超えた“混沌と迷走”の旅が、今ここに始まる――
中東情勢の裏側と第一級の民族誌的記録が凝縮された
圧巻のノンフィクション大作、ついに誕生!

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    エッセイ・紀行 / 紀行
  • 出版社
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    文春e-book
  • タイトル
    イラク水滸伝
  • タイトルID
    1392247
  • ページ数
    480ページ
  • 電子版発売日
    2023年07月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    74MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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イラク水滸伝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    高野さんの本を何冊か読んだ共通点は言語を学び文化を学びその土地に順応して文化、生活のレクチャーを受けるので読んでいくうちに現地の皆さんのキャラクターが浮き彫りになって読み終わる頃には名残惜しくなっている事。
    冒頭にもあるけどイラクと聞いて「戦争、紛争、」「ヤバめのイスラム教」みたいなイメージしかなか

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    高野氏の今度の冒険はイラクの湿地帯。コロナ禍を挟んで3度に亘るイラクの旅は、船作りの船頭探しから始まる。出会う人々を、宋江など水滸伝の登場人物に当てはめることで、水滸伝を読んでいる読者には各人のキャラがわかりやすく沁みてくる。

    今回も高野氏が驚異的な語学力を屈指し、イラク訛りのアラビア語を身につけ

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    イラク南東部に広がる湿地帯、アフワール。
    シュメール帝国の時代から人が住み、現代においてもマイノリティの人々が逃げ込み暮らしているというちゃんとした地図もない、所謂「よくわからない場所」。
    高野秀行はここに、船を作って湿地帯を渡るという夢を叶えるためにやってきた。
    通訳すらいない状態で。
    考えるより

    0
    2026年08月19日

    Posted by ブクログ

    ふと本屋で気になって積読していたのをオーディブルがあるのに気がつき、旅行中車で長旅のお供にオーディブルで聞き出す
    高野さんのフィルターで面白イベント満載で書いてるが実際はイラク旅絶対大変だろうこれ
    聞いた事もないイラクの湿地帯にすげえ興味湧いたけど行けねえんだろう多分俺の人生では
    すごすぎる高野さん

    0
    2026年06月24日

    Posted by ブクログ

    本友から随分前に面白いと聞いていた。でも実物は凄く分厚い(500頁弱)し、しかもイラク。ターバンの人達?過激派イスラムの国?位の認識のどうしたってテリトリー外なのだが、高野さんのXを見てこの人の書く本是非読んでみたいと思ったのがきっかけ。

    傑作と言って間違いないかと。

    読んでるそばから面白くその

    0
    2026年06月16日

    Posted by ブクログ

    ずっと読みたかった本をやっと読めた。

    当たり前だけど、ニュースなどで得ていたイラクの情報が自分の中で偏っていたなぁと本書を読んで気付く。
    現地に赴き、市井の人達と交流し、長く滞在しないと本当の姿は見えてこないなと改めて感じた。

    何より高野さんの行動力や熱意、コミュ力を本当に尊敬する。
    そんな

    0
    2026年05月26日

    Posted by ブクログ

    50代になってもやんちゃな冒険家である高野氏が今回向かったのは、サダムフセインやISなどイスラム過激派の印象が付きまとう、日本人の大半が危険でしかないと思っているであろうイラクである。ただ忘れてはならないのが、この国が原初の文明を生み出した場所であるということだ。
    彼はこの旅で、世界でも有数の危険地

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」著者のポリシーに感銘を受けた身として、とても興味深い内容であった。

    まず、イラクという日本から見れば常に戦争をしているイメージのある国(実際はそうではない)であること。マイノリティの住む世界最古の文明、メソポタミア文明の興ったテ

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    イラクの湿地帯=アフワールについて書かれた本。世界史上にはレジスタンスあるいはアナーキー的な湿地帯が存在するらしく、その中の一つである中国の水滸伝になぞらえ「イラク水滸伝」と題されている。

    「湿地帯の恐ろしさは、その境界があいまいなところにある。(…)鈍色の雲が地平線まで垂れ込めた空の下、どこまで

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    イラクのコアな部分だけでなく基本的なことも知れる。イラクについてよく知らなくても楽しく読める本。
    恥ずかしながら水滸伝についてほとんど知識が無かったので、調べてみたら、そちらにも少し興味が広がりました。
    一度に何度も美味しい本です。

    0
    2025年05月04日

イラク水滸伝 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    エッセイ・紀行 / 紀行
  • 出版社
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    文春e-book
  • タイトル
    イラク水滸伝
  • タイトルID
    1392247
  • ページ数
    480ページ
  • 電子版発売日
    2023年07月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    74MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
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