体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

1,700円 (税込)

8pt

「できなかったことができる」って何だろう?

技能習得のメカニズムからリハビリへの応用まで――

・「あ、こういうことか」意識の外で演奏ができてしまう領域とは
・なぜ桑田真澄選手は投球フォームが違っても結果は同じなのか
・環境に介入して体を「だます」“農業的”テクノロジーの面白さ
・脳波でしっぽを動かす――未知の学習に必要な体性感覚
・「セルフとアザーのグレーゾーン」で生まれるもの ……etc.

古屋晋一(ソニーコンピュータサイエンス研究所)、
柏野牧夫(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、
小池英樹(東京工業大学)、牛場潤一(慶應義塾大学)、
暦本純一(東京大学大学院)ら、5人の科学者/エンジニアの先端研究を通して
、「できる」をめぐる体の“奔放な”可能性を追う。

日々、未知へとジャンプする“体の冒険”がここに!

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体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白い。興味深い。こんな研究してるところがあるんだ!ワクワクする。そんな一冊。
    エクソスケルトンで弾き方を体験すると、その後外したあとも複雑な弾き方ができるようになっているのは、凄い。意識が体を縛っていると、体は意識以上のことができない。しかし、目的を意識しないと、体はそれを目指して動けない。そのジ

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    すごく良かった!令和6年今年読んだ本の中で一番良かった!今のところ。

    知識や発見だけでなく、よくこれだけのものを分かりやすく、まとめて表出できるなんて本当にすごい。勉強になった!

    0
    2024年06月20日

    Posted by ブクログ

    体が動くとき、脳がその命令を出し、力の入れ方や動き方をコントロールしている。――大筋ではそうなのだけど、実際に身体に起きていることを細かく見ると、事はそう単純ではない。頭で指の先まで考えてコントロールしているわけではないし、どころか、頭で理解できている動きと実際の体の動きが全然違っているなんてことも

    0
    2023年11月26日

    Posted by ブクログ

    1章が最も分かりづらいという珍しい本だった。

    全体:テクノロジー、主にAI技術を用いて、ヒトが何か出来るようになることの方法、意味、段階を考察する。テクノロジーを、ひいては、自分の感覚を自分に取り戻す、研ぎ澄ますことに通じている。

    1章:ピアニストの手を自動で動かす機械。
    頭でイメージを掴む前に

    0
    2023年11月22日

    Posted by ブクログ

    何かが「できる」ようになるには、頭で理解できるより先に身体が理解している。さまざまな動きの試行錯誤から偶然に正しい動きができて、そこでようやく意識は「あ、こうするのか」ってなる。この発見をいかに早くできるかが鍵となっていると。誰かに教えてもらうことは、この気づきに早く近づくための方法。

    この本では

    0
    2023年09月24日

    Posted by ブクログ

    とても面白い読書体験だった!!
    工学、テクノロジーは機械や技術という側面から見ると「近未来的」「すごい」「難しい」と、自分ごとの延長として捉えにくいのだが、誰もが共通して持っている「肉体」というレンズを通して見るととても身近なものに思えてくる。

    障害や様々な面から日々人間の肉体について研究されてい

    0
    2023年07月29日

    Posted by ブクログ

    (今のところ)今年一番面白かった一冊。

    体がある技能を習得するとき、何が起こっているか。
    技術がそれにどう関与できるか。
    美学者である著者が、五人の工学系の研究者の試みを通して体の持つ可能性を探索する。
    最新の技術を、伊藤さんのナビゲートでその研究室に行って見学するような気分で読める。

    最初に登

    0
    2023年07月16日

    Posted by ブクログ

    「できるようになる」ことをテーマに身体とテクノロジーのこれからの関係を論ずる一冊。読み進めるに連れて自分がどう身体使ってきたか、使ってきてないかについて思いを巡らすことができる。

    0
    2023年07月05日

    Posted by ブクログ

    ゲームには疎くて「バーチャル」の世界を体験したのはテーマパークや映画館くらいなものだから
    「ないしっぽをふる」訓練がどんなものか、想像するだけで気のせいか頭のてっぺんがむずむずするけど、面白そう!意識と体、運動の関係など
    5人それぞれの研究対象と経歴もとてもとても興味深い。ふだん音声入力をほとんどし

    0
    2023年06月14日

    Posted by ブクログ

    装丁を見る限り、表題等もやわらかい表現でイラストも緩いといった印象だったが
    各々の理工学系の専門家の研究領域は、単体でも一冊の紙幅を埋めるに足るほどの示唆に富んでおり
    それを人文学系の著者がうまく導入し引き出すことに成功している。

    AI等の人工的な超知性の進展がメディアでも取り沙汰されることが昨今

    0
    2023年05月20日

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