目の見えない人は世界をどう見ているのか

目の見えない人は世界をどう見ているのか

990円 (税込)

4pt

私たちは日々、五感――視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚――からたくさんの情報を得て生きている。中でも視覚は特権的な位置を占め、人間が外界から得る情報の8~9割は視覚に由来すると言われている。では、私たちが最も頼っている視覚という感覚を取り除いてみると、身体は、そして世界の捉え方はどうなるのか――? 視覚障害者との対話から、〈見る〉ことそのものを問い直す、新しい身体論。生物学者・福岡伸一氏推薦。

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目の見えない人は世界をどう見ているのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ずっと気になっていた本。
    障害があることはイコールマイナスではない。それは健常者の発想というところに、まずハッとした。障害者と聞くと、うっかり不自由な人、できない人というイメージを抱きがちで、だからこそ周囲がサポートしなければいけないものと思ってしまう。
    でも彼らには彼らにとっての世界があり、身体が

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    点字識字率が一割程度しかないこと
    触るということのセンシティブさ
    足の感覚の重要性
    回転寿司やレトルトパック、自動販売機は何かよくわからないから運試しのような感じ
    見るということは取捨選択がある、例えば裏側が見えなかったりする
    見えないことによって全体をよりリアルな形で理解することもある

    思ってた

    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    筆者の伊藤さんの考え方がとても柔らかく、語り口も優しく、今までいかに凝り固まっていたかと刺激になった。
    見えない人にしか見えていない世界、見えていない世界をどう見ることができるのか、とても気になった。

    0
    2025年07月05日

    Posted by ブクログ

    目の見えない人の話であるが、国や性別年代の違いについての見方にも素敵なヒントをたくさんもらえた。著者の伊藤先生は生物学から美学に転向されたそうだが、そこが繋がっていくのがとても新鮮で、でも納得がいって面白かった。先生の考えがあたたかで明確だからなのだと思う。
    情報と意味の違い、障害が痛快になることな

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    課題図書だったけど非常に面白かった。
    偏見はどこから生まれるか、我々健常者は果たして健全なのか。色々考えさせられた一冊。

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    『視覚を使わない体に変身して生きてみる』
    まえがきにあったこの目標を、見事に達成して本を閉じる。

    見えない人のやり方、頭の中、体の使い方、コミュニケーションの取り方があり、それは少なくとも私の中にはなかったもので、新鮮さを感じるとともに新しい世界の見方を手に入れたような感じる。新しいサーチライトを

    0
    2024年09月22日

    購入済み

    Want to repeat!

    I really loved each stories in this book. I have a father who has been blind for long time and this noted me that how "I" should see his vis

    0
    2020年11月06日

    Posted by ブクログ

    目が見えないと指先の感覚が異常に鋭くて嗅覚で何でもわかっちゃう、みたいな先入観を気持ちよく訂正してくれる。ある、ない、ではなく違う2つのものがありそれをフラットに見て感じることができるのが理想だなと感じた。視覚に頼りすぎている自覚をし、電車で目を閉じて足裏の感覚に集中してみた。わくわくする本だった。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    見るために使われる脳の機能を、他の情報を得るために使われる。「何を使おうができれば良いじゃないか」という筆者の言葉が好き。

    筆者自身は視覚障害者ではなく、彼らの堂々とした言動に毎回驚かされるという。

    個人的に面白かったのは、電車が急ブレーキしたときに視覚障害者はしっかりと軸がぶれずに立っている話

    0
    2025年06月24日

    Posted by ブクログ

    タイトルの通り、「見えない」人が世界をどう「見て」いるのか、空間・芸術・スポーツ・ユーモアなどの観点から書いている本
    前書きにあったとおり福祉の本ではなかった

    障害はアンタッチャブルなものではないのでは、距離を置いて大事に大事に接するのではなくもっと近所の人と話すみたいに接したらいいのでは、という

    0
    2025年06月01日

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