川田稔の作品一覧

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作品一覧

2023/07/20更新

ユーザーレビュー

  • 武藤章 昭和陸軍最後の戦略家
     昭和陸軍といえば、川田先生。今回は永田鉄山の後継者ともいえる武藤章を取り上げている。
     武藤は陸軍内部ではいわゆる「統制派」の中心人物として、大東亜戦争開戦直前の日本の外交、政治をリードしてきた人物の一人でもあった。他の陸軍軍人と同様、地位があがることによって視野が広がり、それまでの方針を変更して...続きを読む
  • 近衛文麿と日米開戦――内閣書記長官が残した『敗戦日本の内側』
     第二次、第三次近衛内閣という歴史的に枢要かつ重要な時期に内閣書記官長を務めた富田健二が、戦後に書いた手記の内、近衛内閣時代および大東亜戦争期の部分を収録した本である。
     日本近代史において近衛文麿が果たした役割というのはマイナスのイメージが強いが、本書においては、近衛自身が意図していたものとは違っ...続きを読む
  • 木戸幸一 内大臣の太平洋戦争
     内大臣・木戸幸一を通して昭和史を考察する本書。

     読み終わって改めて思ったのが、当時の日本が思い上がり、のぼせ上っていたのだという点。特に指導者層やエリート、軍部、上流階級といった上層部の思い上がりは甚だしい。
     こういう時に出る、国民もという論法ではとても希釈できない体たらくである。

     明治...続きを読む
  • 木戸幸一 内大臣の太平洋戦争
    2020/11/30木戸幸一 川田稔 ☆☆☆
    太平洋戦争の傑作本 これまでの歴史書にはない明晰さ
    「昭和天皇の日本国敗戦記」というほうが適切と思う
    日本はなぜ日米戦争に突き進んだのか 
    「失敗の本質」が本書でかなりクリアーになった
    これまでの歴史書を凌駕する

    380116近衛「爾後国民政府を相手に...続きを読む
  • 石原莞爾の世界戦略構想
    満州事変から支那事変頃の最重要人物の一人である石原莞爾の思想、戦略について分析・検討した本。

    日本とアメリカによる世界最終戦争が起こると予想し、その構想により満州事変を図った石原。そして対米戦の戦費はシナから得ようと構想していた。しかし抗日が激化していることを把握した石原は一転、不拡大を唱える。
    ...続きを読む

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