永田鉄山の総力戦

永田鉄山の総力戦

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4.0

総力戦の時代、日本にどんな選択があったか

昭和史に新たな光をあてる!

昭和10年、人事抗争の末、陸軍省内で殺害された陸軍の最高頭脳、永田鉄山。彼が挑んだのは「国を守るための戦争か、戦争のための国家か?」という総力戦のパラドックスだった。その永田の国家総動員体制論と、国家観として、正面からぶつかったのが美濃部達吉「天皇機関説」であった。
トランプの関税外交ひとつとっても、国家と国家が、経済、政治、外交など
総力でぶつかり合う「総力戦」は、実は現代の世界にも通じる難問にほかならない。総力戦の時代、日本にどのような選択があり得るのか?

〈ひとたび総力戦が開始されると、国家の存続、国民の安全のためには、その国の軍事、経済、政治、社会生活、文化などのすべてを動員して戦わなければならない。これが「総力戦」の出発点のはずである。ところが、総力戦を前提とすると、「国民と国家を守るための戦争」であるはずのものが、「戦争のための国家」へと反転してしまう。それは、「国家総力戦」自体がもつ不条理の反映でもあった。国家の全てを賭けて戦わなければ生き残れない、という過酷な現実にいかに対応するか、という難問が、永田のテーマだった。〉(「はじめに」より)

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    Posted by ブクログ

    戦争のやり方が大きく転換する契機になったと言われる第一次世界大戦。人類が登場してから様々な理由で人は争いを続けてきたが、この大戦では、殺傷力の高い大量破壊兵器や近代的な戦車、飛行機による空からの攻撃(当然命中率は今ほど高くなく民間人にも被害が出る)などが登場した。同大戦に於いては期間も4年と3ヶ月の

    0
    2025年10月26日

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