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彼は何を考え、何をしようとしたのか――そこから見えてきたのは、今も変わらぬ戦略なき国家・日本の姿だった……。満州事変の首謀者であり、希代の戦略家として知られる石原莞爾。太平洋戦争に至る戦前の歴史は、石原を抜きには考えられない。戦後70年を経て、石原への関心は衰えることなく、伝記をはじめとする出版物も陸続と上梓されている。ところが、石原の戦略構想を分析・検討したものは、ほとんど見当たらない。本書は、石原の戦略構想を時代状況や陸軍の動向と関連づけて詳しく検討、その行動を紹介するものである。戦略なき国家・日本にあって、石原は何を考え、何をしようとしたのか――そこには、歴史の教訓が隠されている。
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年10月24日
満州事変から支那事変頃の最重要人物の一人である石原莞爾の思想、戦略について分析・検討した本。
日本とアメリカによる世界最終戦争が起こると予想し、その構想により満州事変を図った石原。そして対米戦の戦費はシナから得ようと構想していた。しかし抗日が激化していることを把握した石原は一転、不拡大を唱える。
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Posted by ブクログ 2018年10月23日
政治外交史の専門家、特に日本の戦前政治史に詳しい著者による、石原莞爾の構想について書かれた本。永田鉄山を中心とした陸軍統制派の動きや考え方に焦点を当て、満州事変から日華事変、太平洋戦争へと突入していく中で、どのような決断に至ったかを詳細に記している。永田や石原は、日華事変や太平洋戦争がどのような戦争...続きを読む
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