武藤章 昭和陸軍最後の戦略家

武藤章 昭和陸軍最後の戦略家

小説・文芸
1,200円 (税込)

6pt

4.6

昭和陸軍キーパーソンの本格評伝

昭和の戦争に大きな影響を与えた武藤章。陸軍をリードしつつ対米戦反対という「つかみにくい」人物とされる。その思考を解き明かす。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    ノンフィクション / 人物評伝
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春新書
  • タイトル
    :
    武藤章 昭和陸軍最後の戦略家
  • タイトルID
    :
    1390446
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年07月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

武藤章 昭和陸軍最後の戦略家 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦後80年・昭和100年に相応しい一書。NHKスペシャル「昭和16年夏の敗戦(猪瀬直樹)」とセットで読むのをお勧め。対米開戦の謎が少し解ける。
    満州事変・日中戦争を経て日米開戦そして敗戦までの10年間、日本は陸軍の軍事政権だったと改めて思う。その政権を担ったのは、「東條英機陸相-武藤章陸軍省軍務局長-田中新一参謀本部作戦部長」の3名で、構想は武藤が担った。
    武藤は米国の動向を最重要視し「対米避戦」を基本として世界戦略を構想したのは松岡洋右外相とスタンスを同じくする。
    「日独伊+ソ連」の4国同盟で英米体制を牽制し、世界の新体制を構築する。
    危うさはあるし、肝心のヒトラーが理解できていたか疑問だが、構想は納得できる。
    残念ながら、ヒトラーの独ソ戦開戦が全てをぶち壊してしまった。
    [1940年のGDP]
    日独伊ソの合計1,212億ドル 日本90 イタリア99 ドイツ392 ソ連631
    日独伊のみ   581億ドル
    米英の合計  1,273億ドル 米国1,003 英国270
    この数字を知れただけでも大ショック・大成果でした。
    長年の疑問、「日本のリーダーはそんなに大馬鹿揃いだったのか?」に漸く一石投じる本に会えた。ぜひご一読を。
    強いて言えば、著作名「武藤章」は誤解・矮小化する。勿体ない。

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    旧日本陸軍軍務局長を務めた武藤章が描いた戦略を解き明かす本作。

    第二次世界大戦前夜の国際情勢、その時に世界を支配していたプラグマティズムを淡々と描き、そのプラグマティズムの中で採りうる大日本帝国の針路を探り続けた戦略家の思考を追う良作である。

    武藤が対米戦回避に邁進したのはあくまで対米戦に勝利することが出来ないと確信していたからであって、国際協調などといった観点ではない点が当時の空気感を感じさせる。あくまで冷徹な現実思考の結果として導き出された結論が対米戦回避だった。

    対米戦回避のため、中国からの撤兵を決意出来なかったのは、永田鉄山が追求した国防国家論が無に帰すことを肯んじなかった点は興味深い。中国権益を手放すことが出来なかったのが、武藤章、日本陸軍、そして大日本帝国の限界だったのだ。

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

     昭和陸軍といえば、川田先生。今回は永田鉄山の後継者ともいえる武藤章を取り上げている。
     武藤は陸軍内部ではいわゆる「統制派」の中心人物として、大東亜戦争開戦直前の日本の外交、政治をリードしてきた人物の一人でもあった。他の陸軍軍人と同様、地位があがることによって視野が広がり、それまでの方針を変更していくという過程は同じ(例えば、石原莞爾も似たような思考変化を見せている)で、その点は興味深かった。特に興味深い点が、石原と対峙したものと同じことを、開戦前に田中新一と立場を変えてやったのは、因果応報というものか。
     
     どちらかというと軍政家であり、永田鉄山の理想を忠実に踏襲していく。いわゆる「昭和陸軍」を構成した中心人物であることは間違いなく、さらに永田の構想を時期に沿って発展させていこうとする力もあった。ただ、自身の人脈が政治方面に偏った結果、陸軍内部での支援者を持てなかったことが、その後の失脚につながったのではなかろうか。

     流れからいくと、川田先生の次の対象は田中新一だろうか?

    0
    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    総力戦に備えるために総力戦を起こしてしまったわけで、専門技術者(この場合は軍人)が大きなことの舵取りをしたらあかんなあと思います。

    0
    2023年10月07日

    Posted by ブクログ

    A戦犯で最年少で処刑された武藤章についての本。

    と言っても、取り扱う時期は、日米戦争決定に向かうプロセスが中心で、武藤章を中心とした戦前の意思決定プロセスを解説するという感じか?

    武藤章はなんとなくあまり深く考えない武闘派というイメージを持っていたのだが、この本によるとなかなかの戦略家のようで、日本が勝つ見込みのない対米戦争を避けるべく最後まで頑張っていたらしい。

    その戦略の鍵は、日独伊の三国同盟にソ連を入れた四国同盟を作り、英米などと対応することで、勢力均衡をはかり、アメリカとの戦争を回避しつつ、南方の資源を獲得すること。

    四国同盟はできなかったが、日ソ流立条約は締結することに成功し、アメリカにもある程度対抗することに成功するが、独ソ戦が始まってしまい、その戦略は崩壊する。

    そうした中で、次なる戦略がな買った武藤は、対米戦争積極派の論陣を破ることができなくなり、現地に飛ばされる。

    このあたりのダイナミズムは、やはり歴史の奥深さがあって、なんとなくのイメージで人を判断してはいけないと改めて思った。

    0
    2023年09月06日

武藤章 昭和陸軍最後の戦略家 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    ノンフィクション / 人物評伝
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春新書
  • タイトル
    :
    武藤章 昭和陸軍最後の戦略家
  • タイトルID
    :
    1390446
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年07月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春新書 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

川田稔 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す