作品一覧

  • 薬物依存症の日々
    4.3
    五年ぶりに会った長男は「大丈夫だよ」と笑ってくれた。 覚醒剤取締法違反による衝撃の逮捕。 執行猶予満了を前に、清原は想像を絶する苦痛の中でもがき続けてきた。 自殺願望、うつ病との戦い、信頼できる主治医との出会い、 そして、家族との再会。 真っ暗な闇の中でもがき続けるかつてのスターは、 夏の甲子園に決勝戦を観戦に行きたいという願いを抱くが……。 「10年も薬物をやめていた人が再犯で逮捕されたと聞くと怖くなる」 「最後の1回だけ、と考えている自分がいる」 「この4年間、マンションのバルコニーから下を見て、 死にたいと思ったことは、一度や二度ではありません」 「元妻の亜希は、息子たちにぼくの悪口を言わなかった」 「負けたと認めること、怖いと認めること。 それはぼくにとってすごく重要なことでした」 大宅壮一ノンフィクション賞受賞『嫌われた監督』の鈴木忠平による渾身の取材。 文庫化にあたり、解説に、清原氏の薬物依存症治療の主治医である 松本俊彦医師による「人はなぜ薬物依存症になるのか?」を掲載。 ※この電子書籍は2020年6月に文藝春秋より刊行された単行本『薬物依存症』を改題した文庫版を底本としています。
  • 清原和博 告白
    4.2
    1巻770円 (税込)
    一体どこから、何が狂い始めたのか。 堕ちた英雄が見た栄光と地獄。 10万部突破の衝撃の書、ついに文庫化。 「自分の人生を振り返って、どこからおかしくなったのかとか、 狂い始めたんだろうとか。苦しかったですね……」 覚醒剤取締法違反で逮捕され、2020年6月15日に執行猶予が満了した清原和博。 怪物の名をほしいままにした甲子園のヒーローは、なぜ覚醒剤という悪魔の手に堕ちたのか。 岸和田のやんちゃな野球少年がPL学園に入学、ドラフト事件で盟友・桑田と訣別。 西武の4番として輝いた日々、巨人移籍後の重圧と屈辱。 “番長”を演じ、ピアス、刺青、肉体改造……そして覚醒剤に出遭う。 「僕は、そこから闇の世界に入っていきました」 栄光と転落の半生と、自らの罪を悔いながら、鬱病、薬物依存症とたたかう日々を赤裸々に綴る。 ※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 魂問答
    4.7
    2016年2月、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕。懲役2年6ヶ月、執行猶予4年の有罪判決を受けた清原氏が、沈黙を破りすべてを告白。なぜ、堕ちたのか。なぜ、生きるのか。罪を悔いながら薬物依存、うつ病とたたかう日々。最愛の母の死。離別した子供達への想い……。最も信頼する僧侶との対話から見えてきた、絶望の先にこそある希望。悔恨の涙とともに生まれた懺悔録。
  • 反骨心
    3.9
    戦うとは何なのか。逆境を乗り越え試練と立ち向かう。そこにはいつも挫折の壁がある。すべては反骨心で夢をつかむ。「無冠の帝王」の著者の人間哲学である。

ユーザーレビュー

  • 薬物依存症の日々

    Posted by ブクログ

    そういえばこの人最近またちょっとずつ見るようになってきたな。

    そう思ってこの本を手に取った。

    野球をあまり見ない僕が彼に抱いていたイメージは厳つくて、怖い人だった。それは本人もそういう自分の生き方を選んだとこの本の中で述べていた。
    けれど、この本で描かれている彼は孤独で、弱い。そして随所に感謝がある。
    薬物依存になり、逮捕され、たくさんのモノを失ったからこそ見えてきた本当に大切なモノ。
    負けや弱さを認めることの大切さ。
    そんなことを学んだ。

    彼がやったことは許される事ではない。
    けれど、この事件が彼を、彼の生き方を変えた。

    メディアに映し出されない彼の本音が見れた。

    0
    2023年08月19日
  • 清原和博 告白

    Posted by ブクログ

    生きていてください‥ 読み終わった時 そう強く思いました。でもその後に、生きていくのはしんどいだろうな、という気持ちが沸き起こり辛くなりました。レビューがなかなか書けませんでした。

    私は野球のことはよく知らないのですが、1985年の清原さんのドラフトをタイムリーで見ていました。あの時の絶望的な表情の清原さんを見て釘付けになりました。あれから私は清原さんをどうしても憎めません 。罪を犯したとしても。

    野球に無知な私でも1985年当時、新聞やテレビの報道で巨人が 清原さんを指名する記事や報道はよく目にしていました。ドラフト だから交渉権を引かない可能性はあっても巨人は清原さんを指名すると疑いも

    0
    2023年10月31日
  • 清原和博 告白

    Posted by ブクログ

    清原、派手でヤクザなイメージがあるが、ドラフト事件から麻薬に手を染めるまで赤裸々に語っている。いつもプレッシャーがかかるスターは大変だなぁ、とつくづく思う。いくら稼いでもこうなっちゃ。。。全て本当だとすると、当時の野球業界は本当に冷たい。

    0
    2022年01月29日
  • 清原和博 告白

    Posted by ブクログ

    子供時代から執行猶予期間までの期間についての告白。次著に比べ、まだ、まだつらい時期であったことがわかる。

    0
    2021年11月05日
  • 魂問答

    Posted by ブクログ

    覚醒剤取締法違反で執行猶予中の清原と、薬物依存患者の支援活動を行う住職鈴木泰堂による対談書。薬物依存から復帰することの険しさ、それに立ち向かおうとする清原の精神力、そしてひたすら清原の語りに耳を傾け、言葉が出尽くしたところで仏の道の教えを説く鈴木の傾聴力など、多角的に学ぶところ、考えさせられるシーンのある良書。

    0
    2020年02月02日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!