国内ミステリーの検索結果

  • 笑う少年
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    シングルマザーの風町サエは、弁護士事務所の調査員。安売りピザで大儲けし、今や芸能界を牛耳る小田崎貢司からの依頼で、自殺したアルバイト店員の両親が求める賠償金を減額するための調査を始める。一方、別の依頼主から小田崎の弱点を探るよう依頼され――。謎に満ちた男の前半生に隠されていた真実とは!
  • チェインドッグ
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    望まぬ大学で鬱屈した日々を送る雅也に届いた一通の手紙。それは連続殺人犯・榛村大和からのものだった。「罪は認めるが、最後の一件だけは冤罪だ」と訴える大和のため、事件の再調査を始めた雅也は、大和を巡る負の連鎖を知り……俊英による傑作ミステリ登場
  • トライアングル
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    【少女の命を医療改革の闇が呑みこむ】17歳の少女を襲った突然の異変に苦悩する医師と 周囲の人々。だが現場の医療には、医療改革が不気味な影を落としていた。効率化を求め、 利益を追求する医療は、患者を救うことはできるのか? 破綻に瀕した健康保険制度を守るため政府主導で医療改革が実施された近未来を舞台に、現役の医師が、行き過ぎた改革が招く医療の危機を鋭く指弾する衝撃のストーリー!
  • 繚乱
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    新直木賞作家の真骨頂!大反響の黒川警察小説。 見さらせ、ど腐れども。そのシノギ、おれらが奪(と)ったる――名作『悪果』の相棒、堀内、伊達が復活。ふたたび、大阪を縦横無尽に疾駆する。策略と暴力がからみあい、腐れのスパイラルはノンストップで奈落へ。黒川警察小説の、これぞ真骨頂! かたや賭場摘発にからんで学校法人理事長を脅迫したことが発覚し、かたや愛人の“ヒモ”に刺され、ともに大阪府警を追われた、かつてのマル暴担コンビ堀内と伊達。競売専門の不動産会社に調査員として働く伊達は、ある日、出張で訪れた東京で、いまは無職の堀内を同業に誘い、二人は大阪に戻る。 調査物件は敷地900坪の巨大パチンコ店「ニューパルテノン」。だが調べるほどに、裏で極道や半堅気、警察OBらが寄ってたかって食いものにしている実態が浮かぶ。「パルテノンは金の生る木や」、気づいた二人は……。 2009年7月に刊行された『螻蛄』(新潮社)以来、著者3年ぶり、ファン待望の長編。
  • イン・ザ・レイン
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    雨の日には仕事をしない――この探偵には、事件よりも謎が多い。同窓会詐欺犯、被害者、殺し屋、探偵が不思議な糸で結ばれる!ハードボイルド&トリックの見事な融合! 同窓会荒らしに100万円を騙し取られた予備校職員と殺し屋の監視下に置かれた人捜し専門の探偵。気分最悪の二人は、憎き相手の行方を追って、思わぬ形で共闘することになるが……。さらに「桃の缶詰」という腕は確かだが、ふざけた名前の探偵も加わり、事件は仰天の結末へ!? 雨の日に訪れるのは不幸か、果報か?「このミス」大賞作家による渾身のミステリー。
  • ハイエナたちの25時
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    生放送直前、余命六ヶ月の少女が姿を消した――。数々の伝説的な番組を生み、「視聴率200%」と呼ばれた放送作家が、25時間テレビを舞台に描く新感覚ノンストップミステリー。
  • 地取り
    3.3
    1巻1,870円 (税込)
    下北沢の一戸建ての別々の部屋で血まみれの男女が倒れている、との一報を受けた警視庁捜査一課殺人犯捜査係第15係の釜本巡査部長が現場に到着すると、65歳の父と19歳の娘が刺殺されていた。凶器は刃の長い刺身包丁で被害者宅のものではない。犯人の動機は、怨恨か、窃盗か? 釜本はさっそく地取りを開始する。マスコミ各紙誌で絶賛された『警視庁捜査一課刑事』の著者の小説デビュー作!

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  • 偽装通貨
    3.1
    1巻1,870円 (税込)
    法整備の抜け穴を見つけた男が、ゲームオタクと編み出した新手のビジネスとは? ダイヤモンド経済小説大賞受賞作家が描く、驚愕のエンターテイメント小説!

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  • みんなで決めた真実
    3.5
    1巻1,881円 (税込)
    犯人はあなた。 名探偵がそう決めました。 裁判中継が国民的娯楽に!? 真実なき時代のモキュメンタル・ミステリ!! 裁判の生中継番組が一大エンターテイメントとなり、「名探偵」が活躍するようになった社会。 法学部生の僕はじいちゃんと裁判中継を観ていた。 一瞬でトリックを暴く名探偵。有罪は確定。 しかし、じいちゃんは言う。 名探偵の推理は間違っている。 凄腕の探偵だったじいちゃんは法廷でかつての弟子と推理対決をすることに――。 論理(ロジック)の刃は、空気で決まる“真実(フェイク)”を切り裂くか?
  • ベトベト・メモリー
    3.6
    1巻1,881円 (税込)
    あの「父殺し」を犯したのは、君なのか僕なのか? 完璧美少年ケイと努力優等生シンのトラウマ劇は奈落に墜ちてゆく。崖っぷちの絶望と嫉妬に縛られた、愛と幻想のブラザーフッド!  「ななな、なんなんだー、こ、こ、これは」 とんでもない妄想と現実がかくも複雑怪奇に絡み合った物語に、読み手は囚われ驚愕する。―東雅夫(文芸評論家) 「天国に行っても私とお母様を見守ってください」 今日も幻聴にうなされる――耳元で囁くのは17才のケイの声だ。十代の頃の懐かしくて香しき、そして忌まわしき記憶が、うらぶれた高校教師・真一郎の意識を支配する。殺しの記憶から怪しい宗教、非合法治療まで、マージナルな想像力で繰り広げられる世にも不思議な脳内アドベンチャー。奇才・芦花公園が鋳造する幻想とリアリティのアマルガム(合金)に、読者は金縛りにされるであろう。
  • 遊廓島心中譚
    3.5
    1巻1,881円 (税込)
    幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない町娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられた。さらに真面目一筋だった木挽き職人の父の遺骸には、横浜・港崎遊廓(通称:遊廓島)の遊女屋・岩亀楼と、そこの遊女と思しき「潮騒」という名の書かれた鑑札が添えられ、挙げ句、父には攘夷派の強盗に与した上に町娘を殺した容疑がかけられていた。伊佐は父の無実と死の真相を確かめるべく、かつての父の弟子・幸正の斡旋で、外国人の妾となって遊廓島に乗り込む。そこで出会ったのは、「遊女殺し」の異名を持つ英国海軍の将校・メイソン。初めはメイソンを恐れていた伊佐だったが、彼の宝石のように美しい目と実直な人柄に惹かれていく。伊佐はメイソンの力を借りながら、次第に事件の真相に近づいていくが・・・・・・。
  • ここでは言葉が死を招く
    3.9
    1巻1,881円 (税込)
    日本という国が檻のようだーー。 不寛容、偏見、差別、利権。 命に係わるこの場所には持ち込ませない。 金子由衣の勤める医療刑務所分院では、外国人受刑者のための翻訳機の導入、通訳の確保が課題となっていた。現在由衣が担当する外国人受刑者は、肺動脈性肺高血圧症のインド人女性、卵巣癌のベトナム人女性、そして宗教上の理由で輸血を拒絶しているアメリカ人男性の三人。意思疎通に不安を感じながらコミュニケーションと治療を重ねていたが、治療を台無しにする事件がおきてしまったーー。
  • フェイク・マッスル
    3.9
    1巻1,881円 (税込)
    独自の世界で勝負できる書き手だと思う。--東野圭吾 頭抜けて面白かった。--綾辻行人 まんまと作者の術中にはまった。ーー有栖川有栖 エンタメとして読ませるテンポの良さも素晴らしい。ーー辻村深月 潜入取材シリーズとなれば喜んで追っていきたいと思います。――湊かなえ あらすじ たった3ヵ月のトレーニング期間で、人気アイドル大峰颯太がボディービル大会の上位入賞を果たした。SNS上では「そんな短期間であの筋肉ができるわけがない、あれは偽りの筋肉だ」と、ドーピングを指摘する声が持ち上がり、炎上状態となってしまう。当の大峰は疑惑を完全否定し、騒動を嘲笑うかのように、「会いに行けるパーソナルジム」を六本木にオープンさせるのだった。 文芸編集者を志しながら、『週刊鶏鳴』に配属された新人記者・松村健太郎は、この疑惑についての潜入取材を命じられ、ジムへ入会する。馬場智則というベテラン会員の助力を得て、大峰のパーソナルトレーニングを受講できるまでに成長。ついに得た大峰との一対一のトレーニングの場で、ドーピングを認める発言を引き出そうとするが、のらりくらりと躱されてしまう。あの筋肉は本物か偽物か。松村は、ある大胆な方法で大峰をドーピング検査にかけることを考え付くのだが――? フェイクが氾濫する時代の、「真実の物語」が始まった。
  • 歌舞伎町の終活屋 伝説のホストが人生をお見送り
    3.0
    1巻1,881円 (税込)
    歌舞伎町にある「エスペシア」。そのドアを叩くのはホスト目当ての客ではなく、「心残りのない最期」を願う人々だ。夜の街で伝説となった水無月優斗と先輩である真嶋翔のコンビが依頼人に届けるのは、サプライズに満ちたお見送り! 一話 不謹慎な終活屋 二話 父と息子のペアリング 三話 あくまでも魔法的 四話 シュレディンガーのブラックボックス 五話 幽霊は消えない 六話 チャラい終活屋
  • 薬師寺ロミの推理処方せん
    3.0
    1巻1,881円 (税込)
    情熱と深い専門知識で今日も窓口の患者を救う! 成都(せいと)調剤薬局に勤める薬師寺(やくしじ)ロミは少しおせっかいで、ちょっぴり短気な薬剤師。地域医療に根差した調剤薬局の役割を認識しつつも、難病治療の研究に携わりたいと願っている。処方せんから患者をプロファイリングする薬剤師の活躍を描いた、新たなお仕事小説!
  • ここでは祈りが毒になる
    3.8
    1巻1,881円 (税込)
    子どもは救いであり希望。母でいることは罰。 函館にある医療刑務所分院に努める勤める金子由衣(かねこゆい)が受け持つことになったのは、不摂生の塊のような妊婦・敏江だった。お腹の我が子を心配するよりニコチンを欲する態度に驚き呆れながら、不幸な境遇から抜け出せなかった彼女の人生を思うと複雑な気持ちになるのだった。敏江は難産の末、重い障害を抱えた女児を出産する。すぐにNICUに移され懸命な治療が行われたが敏江は気に留めることもなかった。そんな敏江が数日後死亡する。リスクだらけの身体なので、何が起きてもおかしくはなく、司法検視の結果も問題はなかった。しかし、その数日後、「死にたい」が口癖の緑内障受刑者、明美が死亡した。死因が敏江と似ていることから、院内に緊張が走る。自殺なのか? 敏江の死と関係はあるのか?
  • アンリアル
    3.9
    1巻1,881円 (税込)
    両親の死の真相を探るため、引きこもり生活を脱し警察官を志した19歳の沖野修也。 警察学校在学中、ある能力を使って二件の未解決事件を解決に導いたが、推理遊び扱いされ組織からは嫌悪の目を向けられることになってしまう。 そうした人々の目は皆、暗がりの中で身構える猫のように赤く光って見える。それこそが、沖野の持つ「特質」だった。 ある日、単独行動の挙句、公安の捜査を邪魔したことで、沖野は副所長室に呼び出され聞きなれない部署への異動を命じられる。 「内閣府国際平和協力本部事務局分室 国際交流課二係」。 そこは人知れず、諜報、防諜を行う、スパイ組織だった--。 日本を守る暗闘に巻き込まれた沖野は、闇に光る赤い目の数々と対峙していくことになるのだが……。 スパイ小説のシンギュラリティとなる記念碑的作品、ついに刊行。
  • 逆転のバラッド
    3.9
    人生の折り返し点を過ぎた男たちが、平凡な地方の町を侵食する欲に塗れた悪事に立ち上がる、一発逆転のリベンジゲーム。 どんなお話?)鄙びた港町にある銭湯、みなと湯は地元で暮らす昭和世代にとっての密かな憩いの場だ。第一線を退き地元の支局に異動してきた新聞記者の弘之、老朽化した風呂釜修繕の金策に走る銭湯主人の邦明、暴力団を首になった釜焚き係の吾郎、儲からない骨董屋の跡を継いだ富夫らは、それぞれ人生に諦念を抱きながらも日々そこで交流を深めていた。彼らの前に突然現れたのは、不審死したみなと湯の銀行融資担当・丸岡の元婚約者・礼美。彼女は丸岡の死の真相と銀行の悪行を四人に訴える。 【本読みの達人たちから大絶賛ぞくぞく!】 しなしなのアラ還オヤジたちが巨悪との勝ち目薄き闘いに挑む。人生を取り戻していくその姿は勇気の塊。なんて愉快なおじさん小説!―文筆業 門賀美央子 こんな俺たちにも命がある。そう簡単にふみ潰されてたまるかよ――そんな呟きが聞こえてくる、見事な人間賛歌だ。―ミステリー評論家 杉江松恋 「人生の終焉が見え始めた男たち」が、本当に初めて見たもの。とんでもない「幸福の王子」に胸熱必至!―書評家 藤田香織 闇に迫れるのは、正攻法か、裏の手か。力なき庶民の巨悪への挑戦を、きめ細かく描いた著者の筆致に感服した。―ミステリー評論家 千街晶之 目を覚ましたならず者たちによる、あっと驚く逆転劇が素晴らしく小気味よい。―ミステリー評論家 吉野仁 うわあ、してやられた。「老い」は何かを諦めた時から始まるのだ。正攻法と搦め手を駆使し巨悪に挑む男たちの姿が眩しい!―ミステリー評論家 西上心太 今のままでいいのか、と強く問いかけられた。これは後悔を抱えたすべての人へ贈る、悲しくも力強い逆転のミステリだ。 ―書評家 大矢博子 優れた社会派ミステリー。だけど、それだけじゃない。この物語、裏がありすぎる。―文芸評論家 細谷正充 著者の地元を舞台に設定した汚職禍を、果敢にミステリーに仕立て上げる作家魂を尊敬します。―担当編集 人生のたそがれ時を迎えた男たちに贈る応援歌。どんなにかっこ悪くても、最後までジタバタするべし。―著者
  • まだ出会っていないあなたへ
    3.4
    1巻1,881円 (税込)
    1.経験者採用面接での不合格者が自殺をしてしまった人事課長。 2.デビューしたものの2作目が出ずブラック企業で働く小説家。 3.SNSで「死にたい」と呟き続けるコンビニ店員。 4.取り立て先の子どもに好かれてしまったヤクザ者。 行き詰まり、立ち止まる主人公たちが選ぶ未来はどこへ繋がるかーー。
  • ここでは誰もが嘘をつく
    4.0
    1巻1,881円 (税込)
    この仕事は、誰かがやらなければいけない。 目の前の患者を救うことを、分け隔てなく。 函館にある医療刑務所分院に努める金子由衣(かねこゆい)は、2年目の矯正医官。医療刑務所では、患者である受刑者の平均年齢も高く、凶悪な罪を犯した者も基礎疾患などを抱え医師の助けを必要としている。一方で不調を訴え刑務作業逃れをしようとするものも多い。受刑者の過去の罪と患者としての現在の状況を毎日のように目の当たりにし、贖罪とは何かを考える由衣だったが、当直の晩、糖尿病を患っていた前科四犯の受刑者が亡くなった。これは医療事故か、あるいは殺人事件なのかーー。
  • アスクレピオスの断罪 Condemnation of Asclepius
    3.6
    1巻1,881円 (税込)
    医師が殺された。被害者は三年前に起きた強姦事件の加害者の一人。殺された医師が拷問とも思える傷を受けていたことが分かり、捜査一課の陽山承と真壁剛は、解剖医である楠衣春の協力を得ながら事件の真相を追う……。
  • ファーブル君の妖精図鑑
    4.3
    1巻1,881円 (税込)
    特別奨学金までもらって進学した美術大学を中退し、母親の地元で働くことになった遠野真亜梨は、移動の電車の中で不思議な青年に出会った。社内の盗難事件の容疑者にされていた彼は、全身黒づくめので、虫眼鏡、虫取り網に胴乱を持ち、昆虫学者ファーブルのような出で立ちだった。刑事から、彼の持ち物であるスケッチブックを間違って渡された真亜梨はそこに記されていた観察記録に目を奪われた。そこには聞いたことのない生き物が、未来の死体の周りでスキップすると書かれていた……。不思議なもの達が生息する村で真亜梨とファーブル君のペアが謎の事件を解決する。
  • 希望と殺意はレールに乗って  アメかぶ探偵の事件簿
    5.0
    1巻1,881円 (税込)
    アメリカかぶれの探偵×旧華族のお嬢様 異色のコンビが南信州の鉄道計画を巡る 不可解殺人の真相を追う! 鉄道会社の現役社員で ドラマ化された『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』、 大阪ほんま本大賞受賞作『阪堺電車177号の追憶』の 著者が描く鉄道ミステリー 鉄道建設の陳情で長野の山あいの村から上京中の村会議員が殺害され、裏金が奪われた。 目撃談も証拠も得られず警察が頼ったのは、 人気推理小説家でアメリカかぶれの探偵・城之内和樹と 助手で旧華族のお嬢様・奥平真優。 村へ向かった二人を待ち受けていたのは、鉄道計画を巡り対立する村民、 開発に群がる人々、そして新たな事件だった。 型にはまらない二人の大胆行動と推理で、村に潜む闇に迫る! 謎に次ぐ謎、鮮やかな推理、あふれる旅情。 注目作家・山本巧次の一気読みミステリー!
  • 訪問看護師さゆりの探偵ノート
    3.5
    1巻1,881円 (税込)
    島田荘司、熱烈推薦! 来たるべき「老人の時代」への警告の書となる、新タイプのミステリー! 訪問看護ステーションで働く白井さゆりが直面する、老人たちのさまざまな実相。その背後に隠れている、老人を利用する「犯罪」! 超・高齢化社会における訪問看護の実態をドキュメンタリータッチで描きながら、ミステリーの面白さも兼ね備える意欲作! 事件は毎日、訪問看護の現場で起きている。
  • 機龍警察 暗黒市場
    4.2
    警視庁との契約を解除されたユーリ・オズノフ元警部は、旧友のロシアン・マフィアと組んで武器密売に手を染めた。一方、市場に流出した新型機甲兵装が『龍機兵(ドラグーン)』の同型機ではないかとの疑念を抱く沖津特捜部長は、ブラックマーケット壊滅作戦に着手した――日本とロシア、二つの国をつなぐ警察官の秘められた絆。リアルにしてスペクタクルな“至近未来”警察小説、世界水準を宣言する白熱と興奮の第3弾。
  • 改元
    -
    1巻1,897円 (税込)
    第38回・三島由紀夫賞候補作! 「君は今回の譲位についてどう思うかね?」 「龍の話じゃありませんでしたか?」 「そうだよ」久間さんは目を細め暗い光を溜めた。 「ずっと前から私はその話しかしていない」 龍の夢が「私」を通過するとき、この国のもうひとつの姿があらわれる――現代日本小説屈指の剛腕による、抵抗と革命の二篇。第38回・三島由紀夫賞候補作。 改元の年の異動で山奥の町に着任した公務員「私」は、集落に伝わる惟喬(これたか)親王が見たという龍の夢の伝説を追って、この国のもうひとつの姿を目撃する。(「改元」) 山あいの地主の一族に生まれた少年は、日猶同祖論を唱える父によって「世界の救い主」となるべく「十(じゅう)」と名付けられた。第二次世界大戦をまたいで繰り広げられる、めくるめく年代記。(「死者たち」) 【目次】 改元 死者たち 【著者】 畠山丑雄 1992年生まれ。大阪府出身。京都大学文学部卒。2015年『地の底の記憶』で第五十二回文藝賞を受賞。『改元』で第38回三島由紀夫賞候補。
  • 僕たちの青春と君だけが見た謎
    4.1
    1巻1,899円 (税込)
    長い夏休みを終えた青崎架月は、老人ホームでの現場実習に参加した。その後2学期最大のイベントである学園祭の準備が進む中、架月のもとには同級生からも先輩からも、様々な謎がもちこまれる──。まずは、部活の先輩が学園祭で展示するために描いた漫画に対する不可解なダメ出し。続いて、3年生の「警察」と言われる先輩も出動することになった新聞消失事件。さらに、同級生が学園祭のボイコットをはじめた理由探しなど、僕たちの「特別な青春」はまだまだ続く。『僕たちの青春はちょっとだけ特別』に連なる待望のシリーズ第2弾。
  • 431秒後の殺人
    3.7
    写真を撮る楽しみを教えてくれた、松原京介の不可解な死。離婚話で揉めていた彼の妻は、関与が疑われたものの、死亡時刻にはタクシーに乗っていた。どこをどう見ても、不運な事故としか考えられない状況だったが──恩人の死をその妻の仕業と確信した駆け出しカメラマンの安見直行は、祖母の助言によって六角法衣店を訪れる。店の主は代々京の辻や橋に立ち、道のさざめきから神託を受け、失せ物を見つけ出すことができるというのだ。直行は恩人の死亡事故を他殺と証明する証拠を探して欲しいと依頼するが、若くて無愛想な店主・六角聡明からは、けんもほろろに断られてしまう。だが、直行の撮った一枚の写真がきっかけで、六角は事件の証拠探しに協力を約束する。現代のガジェットによって構成された不可能犯罪を、緻密な論証で見事に解き明かす表題作ほか全五編を収録。第十六回ミステリーズ!新人賞受賞者による出色のデビュー連作集。/【目次】第一話 431秒後の殺人●これは計算尽くで偶然の可能性を限りなく必然に近くなるまで高めた――殺人事件だよ。/第二話 睨み目の穴蔵の殺人●最近、お客さんから「襖の武将の目が動いた、絵の中から睨まれた」なんて言われるんです。/第三話 眠れる映画館の殺人●幽霊でもない限り、無理やん? だって誰にも首を絞めたりする時間なんかなかったやんか。/第四話 照明されない白刃の殺人●オレ達がそいつの後を追って角を曲がるまでに、次の瞬間にはもう通りから姿が消えていたんだ。/第五話 立ち消える死者の殺人●この部屋に入院した人はな、夜中に攫われて二度と戻ってこられへんねんて。/著者あとがき
  • 狼少年ABC
    3.9
    「俺、昔、喋る狼に会ったことがあるんだよ」カナダの温帯雨林にやってきた三人の日本人大学生。狼の生態に関するフィールドワークのかたわら、ひとりが不思議なことを言い出して──(表題作)。大人になる前の特別な時間を鮮やかに切り出した、四つの中編を収録。『叫びと祈り』『リバーサイド・チルドレン』の著者が贈る、ミステリ仕立てのエモーショナルな青春小説。/【目次】美しい雪の物語/重力と飛翔/狼少年ABC/スプリング・ハズ・カム
  • 神の光
    3.8
    1巻1,899円 (税込)
    一攫千金を夢見て忍び込んだ砂漠の街にある高レートカジノで、見事大金を得たジョージ。誰にも見咎められずにカジノを抜け出し、盗んだバイクで逃げだす。途中、バイクの調子が悪くなり、調整するために寄った小屋で休むが、翌朝外へ出ると、カジノがあった砂漠の街は一夜のうちに跡形もなく消えていた──第76回日本推理作家協会賞短編部門の候補に選ばれた表題作を始め、奇跡の如き消失劇を5編収録。稀代のトリックメーカー・北山猛邦の新たな代表作となる、傑作推理短編集。/【目次】一九四一年のモーゼル/神の光/未完成月光 Unfinished moonshine/藤色の鶴/シンクロニシティ・セレナーデ
  • 朝からブルマンの男
    3.4
    一杯二千円もするコーヒーを週に三度注文しては、飲み残していく客「朝からブルマンの男」、途中下車して遅刻しそうだった友人が、先に行った自分となぜか同時に高校入試の会場に到着した「受験の朝のドッペルゲンガー」、単身赴任中の父親が帰宅する金曜日の夕食だけ味が落ちるという、郷土料理研究会の会員宅のご飯の秘密「ウミガメのごはん」など、桜戸大学ミステリ研究会の二人組が出合った謎を描く全五編を収録。謎の魅力、推理する楽しみを詰めこんだデビュー短編集。※本電子書籍は、『朝からブルマンの男』(ミステリ・フロンティア 2025年6月初版発行)を電子書籍化したものです。/【目次】朝からブルマンの男/学生寮の幽霊/ウミガメのごはん/受験の朝のドッペルゲンガー/きみはリービッヒ
  • 不等辺五角形
    3.6
    1巻1,899円 (税込)
    避暑地の別荘で、事件は起こった。三十歳を間近に控え、久しぶりに顔を揃えた五人の男女。インターナショナルスクールで出会って以来二十年以上の付き合いになる重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は、海外赴任が決まった重成の送別も兼ねて、葉山にある聡也の別荘で旧交を温めていた。ところが深夜、雛乃が頭から血を流した状態で死体となって発見される。続けて梨愛が「私が殺したの」と告げ、警察に連行されてしまう。五人の関係は、一夜にしてひとりが被害者に、ひとりが被疑者になる悲劇へ転じた。幼馴染みの面会も拒否し、殺害の動機を語ろうとしない被疑者。弁護士は、残された関係者三人の証言をあつめる。しかし、同じ出来事を語っていても、当事者たちの思惑は三者三様に異なり、証言を重ねるごとに人物像と関係性はめまぐるしく変貌していく。果たして五人の間には何があったのか。あの夜、なぜ事件は起きたのか。関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇の結末は――。
  • 嘘つきたちへ
    3.8
    過疎化が進んだ町で小学校時代を過ごした大地は、二十年以上前の卒業以来初めて東京で同級生二人と再会する。虫取りやスイカ割りなどのノスタルジックな思い出話は、自然と五年生の時に起こった事故の話に移っていく。リーダー格の少年・翔貴が沼に落ちて昏睡状態となり、目覚めぬまま最近亡くなった水難事故の真相とは? 第一回創元ミステリ短編賞受賞作「嘘つきたちへ」など、全五編の“嘘つきたちの競演”。注目新人のデビュー短編集。※本電子書籍は、『嘘つきたちへ』(ミステリ・フロンティア 2025年5月初版発行)を電子書籍化したものです。/【目次】このラジオは終わらせない/ミステリ好きな男/赤い糸を暴く/保健室のホームズ/嘘つきたちへ
  • 僕たちの青春はちょっとだけ特別
    4.3
    1巻1,899円 (税込)
    中学時代、クラスのお客様扱いでぼんやりと過ごしてきた青崎架月。15歳の春、この明星高等支援学校に進学したことで、そんな日常にちょっとした変化が。先輩が巻き込まれたゴミ散乱事件、ロッカーの中身移動事件、生徒失踪事件を同級生や先輩の手を借りながら解決していく。高等支援学校を舞台に、初めてできた友人たちとの対等な付き合いに戸惑う架月の青春と、彼が出合った謎を描く連作集。「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」大賞受賞作。
  • この恋だけは推理らない
    3.7
    1巻1,899円 (税込)
    上城北高校二年二組、窓際一番後ろの席には『恋愛の神様』がいる。「彼女いない歴=年齢」なのに『恋愛の神様』として様々な恋愛相談を受ける、岩永朝司、十七歳。放課後やってきた二年三組の小井塚咲那は、「私に小説のネタになりそうなコイバナを教えてください!」と真剣な眼差しで頼みこんできた。恋愛小説家だというのに恋を知らない咲那は、コイバナと交換に『神様』の助手となり、恋愛相談を二人で解決していくのだが……。爽やかな余韻も美しい「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」大賞受賞作。
  • 名探偵の有害性
    3.7
    1巻1,899円 (税込)
    かつて、名探偵の時代があった。ひとたび難事件が発生すれば、どこからともなく現れて、警察やマスコミの影響を受けることなく、論理的に謎を解いて去っていく正義の人、名探偵。そんな彼らは脚光を浴び、黄金時代を築き上げるに至ったが、平成中期以降は急速に忘れられていった。……それから20年あまりの時が過ぎ、令和の世になった今、YouTubeの人気チャンネルで突如、名探偵の弾劾が始まった。その槍玉に挙げられたのは、名探偵四天王の一人、五狐焚風だ。「名探偵に人生を奪われた。私は五狐焚風を絶対に許さない」と語る謎の告発者とは? 名探偵の助手だった鳴宮夕暮——わたしは、かつての名探偵――風とともに、過去の推理を検証する旅に出る。平成を見つめ直しながら令和を照射する、一大ミステリ・エンタテインメント!
  • バラバラ屋敷の怪談
    3.7
    1巻1,899円 (税込)
    栃木県北西部の田舎町で、八人の女性が殺害された挙げ句、解体・遺棄されるという事件があった。その十五年後、現場だった犯人の元自宅、通称「バラバラ屋敷」へ肝試しに訪れた五人の中学生は、鍵の掛かった屋敷内を覗いたところ、卓袱台に同級生の生首が置かれているのを発見し……密室化した幽霊屋敷を巡る謎を描く表題作ほか、異界駅に迷い込んだ大学生グループが、密室からの殺人犯消失に遭遇する「にしうり駅の怪談」など、怪談作家・呻木(うめき)叫子が採集した四つの怪奇犯罪譚を収める。/【目次】「バラバラ屋敷の怪談」八人の女性が殺害され、解体された猟奇殺人事件。犯人の死後、施錠されたその自宅から生首が発見される。/「青いワンピースの怪談」博物館に度々現われる謎めいた十代の少女。彼女が目撃される先では、怪死事件が続いていた。/「片野塚古墳の怪談」人体に似た数十体の石像が並ぶ災厄の古墳。そこで新たな不可能犯罪が発生する。/「にしうり駅の怪談」異界駅の噂を調べるうちに消えてしまった友人をさがす大学生グループは、想像を絶する光景を目にし……。
  • 帆船軍艦の殺人
    3.3
    1巻1,899円 (税込)
    1795年、フランスとの長きにわたる戦いによって、イギリス海軍は慢性的な兵士不足に陥っていた。戦列艦ハルバート号は一般市民の強制徴募によって水兵を補充し、任務地である北海へ向けて出航する。ある新月の晩、衆人環視下で水兵が何者かに殺害されるが、犯人を目撃した者は皆無だった。逃げ場のない船の上で、誰が、なぜ、そしてどうやって殺したのか? フランス海軍との苛烈な戦闘を挟んで、さらに殺人は続く。水兵出身の海尉ヴァーノンは姿なき殺人者の正体に迫るべく調査を進めるが――海上の軍艦という巨大な密室で起きる不可能犯罪を真っ向から描いた、第33回鮎川哲也賞受賞作。/第33回鮎川哲也賞選考経過、選評=辻真先 東川篤哉 麻耶雄嵩
  • 星合う夜の失せもの探し
    3.8
    1巻1,899円 (税込)
    れんげ野原の中にある秋葉図書館には名探偵ばりの司書がいる。曾祖母の残した開かずの文箱、失踪したブックカフェの猫、図書館開設準備中に発覚した旧家の秘密……。そんな謎を抱える利用者を、誰もが知る古典や名作や、知る人ぞ知る本をそっと差し出して、解決までやさしく導きます。「どこにいたの?」をテーマに描く、六篇の謎。ほんわか図書館ミステリのちょっぴり番外編。/【目次】良夜(りょうや)/事始(ことはじめ)/聖樹(せいじゅ)/春嵐(はるあらし)/星合(ほしあい)/人日(じんじつ)/登場した本・参考にした本/あとがき
  • 刑事何森 逃走の行先
    3.8
    1巻1,899円 (税込)
    優秀な刑事ながらも組織に迎合しない性格から、上から疎まれつつ地道な捜査を続ける埼玉県警の何森稔(いずもりみのる)。翌年春の定年を控えたある日、ベトナム人技能実習生が会社の上司を刺して姿をくらました事件を担当することになる。実習生の行方はようとして掴めず、捜査は暗礁に乗り上げたが、何森は相棒の荒井みゆきとともに、被害者の同僚から重要な情報を聞き出し──。技能実習生の妊娠や非正規滞在外国人の仮放免、コロナ禍による失業と貧困化などを題材に、罪を犯さざるを得なかった女性たちを描いた全3編を収録。渋みのある刑事たちの活躍を描く、〈デフ・ヴォイス〉シリーズスピンオフ。/【目次】「逃女(とうじょ)」――ベトナム人技能実習生による傷害事件。何森は、女性の逃亡を手助けする組織の存在を知り……/「永遠(エターナル)」――ラブホテルでの殺人事件の重要参考人は、パパ活をしていた若い女性だった……/「小火(しょうか)」――公園トイレの放火事件に、容疑者として浮かび上がったのは高齢者ホームレスだったが……/あとがき
  • 揺籃の都
    4.2
    治承四年(一一八〇年)。平清盛は、高倉上皇や平家一門の反対を押し切って、京から福原への遷都を強行する。清盛の息子たち、宗盛・知盛・重衡は父親に富士川の戦いでの大敗を報告し、都を京へ戻すよう説得しようと清盛邸を訪れるが、その夜、邸で怪事件が続発する。清盛の寝所から平家を守護する刀が消え、「化鳥を目撃した」という物の怪騒ぎが起き、翌日には平家にとって不吉な夢を見たと喧伝していた青侍が、ばらばらに切断された屍で発見されたのだ。邸に泊まっていた清盛の異母弟・平頼盛は、甥たちから源頼朝との内通を疑われながらも、事件解決に乗り出すが……。第四回細谷正充賞を受賞した話題作『蝶として死す』に続く、長編歴史ミステリ!
  • 偶然にして最悪の邂逅
    3.5
    1巻1,899円 (税込)
    気がつくと昭和から令和へと元号も変わり(なんと平成という時代もあった!?)、38年も経っていたうえに、自分は幽霊になっていた。どうやら何者かに殺害されて、ここに埋められたらしいが、いったいなぜ? トリッキーな謎解きで魅了する「ひとを殺さば穴ふたつ」。高校生が廃屋になった旧校舎からの覗きを端に巻き込まれた不思議な事件を描く表題作「偶然にして最悪の邂逅」など、過去と現在が交差しながら、怒濤の展開へと突き進む、“日常の中の非日常”を魅惑的な筆致で贈る全5編。デビュー25周年を迎えた著者の、記念すべきミステリ短編集。【収録作】「ひとを殺さば穴ふたつ」/「リブート・ゼロ」/「ひとり相撲」/「間女の隠れ処」/「偶然にして最悪の邂逅」
  • 人工知能
    3.4
    1巻1,899円 (税込)
    これが、AI社会が直面する最悪のシナリオなのか――人気経済小説家が描く、衝撃のサスペンス! 中学生の頃から悪さばかりしてきた、新谷凱。いつも行き当たりばったりの人生を送ってきた彼が、唯一興味を持てたもの――それは「人工知能」の世界だった。携帯電話会社でのアルバイトや電気機器メーカーでの企画開発などを経て、AIに携わる仕事に就いた凱。その企業で彼は、ある事件の捜査に協力することになる。その事件とは、自動運転技術が搭載された試験中の車が、人を轢いたというものだった……。
  • 絵里奈の消滅
    3.6
    1巻1,899円 (税込)
    最後のページに「彼女」はいない――。謎の女の正体にあなたは気づけるか? 元刑事で探偵の鬼束啓一郎。彼がかつて逮捕した男・牛沼が水死体で発見された。その前日、鬼束の携帯電話には、牛沼からの不在着信履歴が残っていた。その電話の用件とは、行方不明になっている娘・「絵里奈」を探してほしいという捜索依頼だったらしい。鬼束は依頼人不在のまま、牛沼の遺品の写真を元に、絵里奈の行方を追うことになるが……。失踪した謎の女を取り巻く闇に迫った鬼束が、最後に目にした衝撃の結末とは? 著者渾身の傑作ハードボイルド!
  • ダークシティ
    3.2
    1巻1,899円 (税込)
    犯罪史上最高額6億円強奪事件発生!! しかし報道もされず、警察も動かず、襲撃された警備会社は翌日も通常営業――。東京の郊外で、警備会社からの現金6億円強奪に成功した翔太だったが、逃走中に何者かによって襲撃を受け、仲間が射殺され、現金も奪われてしまう。一夜明け、からくも逃げ切った翔太が目にしたニュースは、仲間の射殺事件だけで、現金強奪事件の報道はされないまま。ジャーナリストの級友の力を借り、真相を究明しようとする翔太たちの前に、FBI帰りの謎の男が現れる。そんな中、また新たな刺殺体が発見され……。翔太が手を出した「6億円」に隠された真実とは。闇社会と癒着した刑事、暗躍する新興犯罪集団、すべてを見届けると覚悟を決めた男と女。欲望と狂気が交錯する街で繰り広げられる超弩級のサスペンス長篇。――明日の太陽を拝めるのは誰だ!?――

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  • あなたが正しくいられたとき
    3.7
    その正義、正しい? 驚愕の反転ミステリー どんでん返し×驚愕の心理トリック そのときあなたの“正義“が揺さぶられる 『嘘と隣人』が直木賞候補、『夜の道標』で日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した芦沢央さんの最新短編集です。 日常に潜む人間の心の歪みや、「正しさ」が孕む危うさを鋭く描き出した6編を収録しています。どの物語も、登場人物が信じる「正しさ」が、思わぬ悲劇や皮肉な結末を呼び起こし、人間の心理を深くえぐる筆致に価値観が激しく揺さぶられます。 鮮烈な印象を残すのが、表題作の「あなたが正しくいられたとき」。 同窓会で再会した元カノ・黒川の娘が川に落ちるという、衝撃的な場面から物語は始まります。主人公の窪田はとっさに川へ飛び込み、少女を救助します。自らの行動を「正しい」と信じて疑わない窪田ですが、物語が進むにつれて意外な真相が明らかになり――。 「窪田くんは、正しい人だよね」「物語に出てくるヒーローみたい」と黒川に言われる窪田の「正しさ」とは何なのでしょうか。 現代社会の不安を巧みに掬い取った「立体パズル」もまた、忘れがたい一編です。 主人公の幼稚園児の息子と同い年の子どもが、「子どもは静かにするもんだろうが」と主張する犯人に殺されるという事件が起こります。 犯人はかつて神童と呼ばれたエリートでした。その犯人が、主人公が住む街をうろついているらしいという噂が流れます。子どもの安全を守りたいという親としての「正しさ」が行きついた先とは……。 本書に収められた6つの物語は読者の心に鋭い棘を残します。登場人物たちの行動は、決して他人事ではありません。損をしたくない、誰かを守りたい、過去の過ちを正したい――。誰もが抱く切実な思いが、「正しさ」という名のナイフに変わる瞬間を、芦沢さんは描きます。 あなたが信じる正義は、本当に正しいのか。読み終えた後、その問いが深く胸に突き刺さる、傑作短編集です。
  • たとえば孤独という名の噓
    3.9
    一話ごとに反転する真相に驚愕必至! 「……俺はいつからハメられてたんだ?」 〈姫川玲子シリーズ〉〈ジウシリーズ〉を手掛ける警察小説の名手の新境地は、1話ごとに真相が反転する、慟哭の【警察×スパイ】ミステリー。 ◇◇◇ 警視庁公安部の佐島はある日、被疑者取調べに駆り出された。大学時代の友人・稲澤が、勤務先の女性部下・矢代を殺害した容疑をかけられていたのだ。被害者はなぜか、二人が学生時代に共に恋焦がれた女性・綾と瓜二つだった。 容疑を否認しつつ稲澤は言う。 「矢代は中国のスパイだったんじゃないか」 取調べを終え部屋を出ると、そこには特捜幹部が顔を揃えていた。彼らは1枚の紙を佐島に突きつけた――いったい、何がどうなっているんだ? ◇◇◇ 1話ごとに視点人物が移り変わり、それによって明らかになってゆく事実。 事実が事実を揺るがし、真相は煙雨のなかに彷徨う。 ラストに辿り着いたとき、あなたの頬に流れるのは、涙か、雨粒か――。 ◇◇◇ ――私に残ったのは、あの人だけだった。 だからこそ、赦せなかった。
  • 家族
    3.9
    「家族って、なんだと思います?」 「現実の世界では、すんなり完全犯罪を 達成できてしまうこともあるんだって学んだんです」 2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられている」と交番に相談に来ていたが、「民事不介入」を理由に事件化を断られていた。 奥平美乃の保護を契機として、表に出た「死」「死」「死」…… 彼女を監禁していた「おかしな女」こと夜戸瑠璃子(やべ・るりこ)は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、その中で「躾け」と称して監禁、暴行を主導。何十年も警察に尻尾をつかまれることなく、結果的に十三人もの変死に関わっていた。 出会ってはならない女と出会い、運命の糸に絡めとられて命を落としていく人々。 瑠璃子にとって「家族」とはなんだったのか。そして、「愛」とは。 「民事不介入」に潜む欠陥を日本中に突きつけた「尼崎連続変死事件」をモチーフとした、戦慄のクライムエンターテイメント!
  • 秋葉断層
    3.7
    27年前の轢き逃げ事案、あれは〈殺し〉だったのか? 電気街・秋葉原に眠る“ある一族の秘密”が、時を経ていま目覚める―― 警察小説の巨匠・佐々木譲が描く未解決事件【コールドケース】 ◆あらすじ 1997年10月、神田明神下の路地で起こった轢き逃げ事案。被害者は秋葉原【アキバ】に根を下ろす一族経営の電器店の常務だった。 未解決のままだったこの事案に、2024年11月、〈殺し〉の可能性が浮上する。 警視庁捜査一課特命捜査対策室の刑事・水戸部と、地元・万世橋署の“やる気のない年上部下”柿本のバディは、電気街の歴史をかき分け真実をつかめるのか!? 主演・松重豊でドラマ化も果たした〈特命捜査対策室〉シリーズ、待望の最新刊! ◆シリーズ既刊 『地層捜査』 『代官山コールドケース』 (ともに文春文庫刊)
  • アイスネルワイゼン
    3.5
    32歳のピアノ講師・田口琴音は、さいきん仕事も恋人との関係もうまく行っていない。そんな中、ひさびさに連絡をとった友人との再会から、事態は思わず方向へと転がっていく――。静かな日常の中にひそむ「静かな崖っぷち」を描き、心ゆすぶる表題作(第170回芥川賞候補作)。 選考委員の絶賛を浴びた文學界新人賞受賞作「アキちゃん」を併録。「すべての結果としてこの作品は、新人離れした堂々たる手腕を示すことになった」(川上未映子氏の選評より)
  • でぃすぺる
    3.9
    『屍人荘の殺人』の著者が仕掛ける ジュブナイル×オカルト×本格ミステリ 小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。 ユースケは、自分のオカルト趣味を壁新聞作りに注ぎ込むため、“掲示係”に立候補する。この地味で面倒だと思われている掲示係の人気は低い。これで思う存分怖い話を壁新聞に書ける!……はずだったが、なぜか学級委員長をやると思われたサツキも立候補する。 優等生のサツキが掲示係を選んだ理由は、去年亡くなった従姉のマリ姉にあった。 マリ姉は一年前の奥神祭りの前日、グラウンドの真ん中で死んでいた。現場に凶器はなく、うっすらと積もった雪には第一発見者以外の足跡は残されていなかった。犯人はまだ捕まっていない。 捜査が進展しない中、サツキはマリ姉の遺品のパソコンの中に『奥郷町の七不思議』のファイルを見つける。それは一見地元に伝わる怪談話を集めたもののようだったが、どれも微妙に変更が加えられている。しかも、『七不思議』のはずなのに六つしかない。 マリ姉がわざわざ『七不思議』を残したからには、そこに意味があるはず。 そう思ったサツキは掲示係になり『七不思議』の謎を解こうとする。ユースケはオカルト好きの観点から謎を推理するが、サツキはあくまで現実的にマリ姉の意図を察しようとする。その二人の推理を聞いて、三人目の掲示係であるミナが冷静にジャッジを下す……。 死の謎は『奥郷町の七不思議』に隠されているのか? 三人の“掲示係”が挑む小学校生活最後の謎。 こんな小学6年生でありたかった、という思いを掻き立てる傑作推理長編の誕生です。
  • アイ・ウォント・トゥ・ホールド・ユア・ハンド 東京バンドワゴン
    3.9
    【人気シリーズ、第21弾!】 花陽と麟太郎の結婚式も終えた夏の終わり。 以前イギリスでお世話になったロンドン警視庁のジュン・ヤマノウエが、ハネムーンで来日して<東亰バンドワゴン>に泊まることに。そんななか、研人がCMソングで共演した小松稚奈さんの日暮里にある実家から、有名イギリス人画家の行方不明になっていた絵画が見つかった。 日系イギリス人であるジュンのお父さんは日暮里にかつて住んでいたという話もあり、深まる謎を調べることに。 事件、謎、出会い、別れ、新たな命あり。 堀田家は、いつもバタバタ。 まだまだ続くよ、シリーズ第21弾。 【著者プロフィール】 小路幸也(しょうじ・ゆきや) 北海道生まれ。広告制作会社退社後、執筆活動へ。2002年、『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞して作家デビュー。代表作「東京バンドワゴン」シリーズをはじめ、「旅者の歌」「札幌アンダーソング」「国道食堂」「花咲小路」シリーズなど著書多数。
  • 谷根千ミステリ散歩 密室の中に猫がいる
    3.4
    下町情緒あふれる谷根千の路地裏にある、隠れ家的雑貨屋「怪運堂」。 店主の探偵の素質に気付いた岩篠つみれが難事件を持ち込むと、竹田津は猫をかまったり寄り道ばかりしながらも、鮮やかに謎を解き明かしていく!
  • 普通の底
    3.8
    1巻1,925円 (税込)
    「ただ普通でありたかった」 誰か教えてください。 ぼくはどう生きればよかったのでしょうかーー。 三通の手紙に刻まれた魂の叫びが、現代の精神的堕落をあぶりだす。 中学受験、トー横、起業サークル、悪徳コンサル、闇バイト。 「普通」が壊れた時代に漂う「自己本位」への誘惑。 【あらすじ】 ある青年から届いた手紙には、幼少期から「普通」を願って生活を送ってきたことが書かれていた。普通の家庭、普通の教育、普通の交友関係。多少の挫折はあっても、彼は「普通」の軌道に乗り続けている--はずだった。今、彼はとても困難な状況にいる。どこでそうなったのか。どうしてそうなったのか。両親が不仲だからか、トー横に行ってしまったからか、それとも大学時代の起業サークルが原因か、それとも重くのしかかる奨学金のせいだろうか。三通の手紙があぶり出すのは、あらゆるものが可視化された現代社会にはびこる精神的幼稚さと、その行く末。  ぼくだけが悪いのでしょうか? 見えますか?この暗黒が。
  • 食刻
    5.0
    1巻1,925円 (税込)
    軽蔑してくれ、悪意を向けてくれ、人間が人間にしかできない感情をむき出してくれ。 早乙女真琴(さおとめまこと)は新進気鋭のアーティスト。高校在学中に美術評論家・影塚孝志(かげづかたかし)の薫陶を受け、日本最高峰の美術大学の絵画科で銅版画を学び頭角を現した。影塚は画壇に君臨し、評価した作品は軒並み価格が高騰、作者は時代の寵児となることが確約されるほどの力を持っていた。影塚の援助とその代償を払い早乙女はさらなる高みを目指すが……。
  • 妻が夫を完全犯罪で殺す方法(あるいはその逆)
    3.4
    1巻1,925円 (税込)
    クズ夫は古典的な完全犯罪で絶対殺す! 殺されるくらいなら妻を完璧な計画で殺す! 夫婦喧嘩×完全犯罪×AIミステリー、このどんでん返しは絶対予測不可能! 料理研究家の鷹内冴子は完璧な夫だったはずの射矢に殺意を覚えていた。探偵に素行調査を依頼したら、三桁を超える不貞の事実が発覚。昔から異様にモテてはいたが、こんなクズだとは思っていなかった。別れる前に叩きのめしてやると心に誓い、まずは『妻が夫を完全犯罪で殺す方法』という小説を執筆し始める。 IT企業社長の射矢はキッチンの抽斗から妻の書いた小説を見つける。浮気がバレたと確信し、不倫相手と距離を置き始めた。そんなある日、部下の天才プログラマーである丸尾が開発しているAIの三郎と対面した。夫婦は一緒にトレイルランニングの大会に出る予定なのだが、三郎は「冴子は射矢を事故に見せかけて転落死させる」と衝撃の予想を告げる。そして、三郎は射矢のために完全犯罪を計画するのだった。
  • アルパートンの天使たち
    4.0
    2003年、ロンドン北西部の廃倉庫で、自分たちは人間の姿をした天使だと信じるカルト教団《アルパートンの天使》信者数人の凄惨な遺体が見つかった。指導者の自称・大天使ガブリエルは逮捕され、現場で保護された17歳の男女と生後まもない乳児のその後は不明・・・・・・。事件から18年、巧妙に隠蔽されてきた不都合な真相を、犯罪ノンフィクション作家の「取材記録」があぶり出す。圧巻のミステリー!
  • 任侠梵鐘
    3.9
    1巻1,925円 (税込)
    義理人情に厚いヤクザの親分・阿岐本の元には、一風変わった経営再建の話が持ち込まれる。 今度は神社と寺!?  除夜の鐘にクレームをつけられた住職は「この国は滅びるぞ」と怒り心頭で、阿岐本組も警察に通報されたり、追放運動をされたり大ピンチ!  大人気「任侠」シリーズ第7弾。
  • 賊徒、暁に千里を奔る
    3.8
    鎌倉時代、都でつつましく暮らす老侍。その正体は、かつて都中の人々に恐れられた大盗賊・小殿だった。足を洗った彼に興味を持ち、話を聞きに来た下級貴族の橘成季と仏師運慶、少年僧侶明けの明星の三人に、小殿はかつてある貴族の屋敷から真珠を盗んだ話を語る。客人三人は不可能と思える盗みを成功させた手口の謎解きに挑むのだが……。後鳥羽院、慈円、大姫ら鎌倉時代の重要人物たちが彩る、伝説の大盗賊をめぐる歴史ミステリ。
  • バーニング・ダンサー
    4.0
    全世界百人の能力者――「コトダマ遣い」。特殊設定ミステリの気鋭が贈る、能力者vs.能力者の警察小説!
  • ドクター・デスの再臨
    3.9
    『帰ったら母親が死んでいました。ネットを通して、誰かに安楽死を依頼したみたいなんです』少女からの通報で警察に衝撃が走った。SNSを通じて安楽死を希望する者に処置を施すのは、警視庁捜査一課の犬養隼人が女性刑事・高千穂とともに過去に追い詰めた連続殺人犯〈ドクター・デス〉の手口だったからである。拘置所にいる〈ドクター・デス〉に共犯がいたのか、それとも〈ドクター・デス〉に同調した模倣犯が現れたのか。犬養最大の敵が再び現れる。どんでん返しの帝王が放つ、息もつかせぬ警察医療ミステリ!
  • 詐欺師と詐欺師
    3.7
    1巻1,925円 (税込)
    海外で荒稼ぎして帰国した詐欺師の藍は、ある政治家のパーティーで知り合ったみちるに興味を抱く。みちるは親の仇を捜しており、そのために金がいるという。仇とは、世界的企業に成長した戸賀崎グループ筆頭株主の戸賀崎喜和子。隙だらけの復讐計画を聞いた藍は、みちるに協力することになるが……。 稀代のストーリーテラーが贈る、衝撃のラストにご注意を。
  • 時空に棄てられた女 乱歩と正史の幻影奇譚
    3.7
    1巻1,925円 (税込)
    江戸川乱歩と横溝正史。現実に師弟関係にあった二人が挑む不可能事件。 首なし死体と生首が次元を揺蕩い、うつし世と夢は混線し……。 ミステリー界の巨人たちが、悩み、もがき、執筆し、謎について語り、あげく事件の泥沼に巻き込まれる。 あり得ない事件、受け容れ難き怪奇幻想。時空を越える乱歩と正史の推理は、現代の私達をも浸食する。 二人の蜜月を蘇生させるという大胆不敵な試みに、完璧に翻弄された。―ミステリー作家 斜線堂有紀 悪魔的な発想で紡ぎ上げられた小説の混沌に身を委ねる愉悦と、その混沌に理知の光が差す瞬間の恍惚を堪能した。 ーミステリー評論家 村上貴史
  • 不死鳥
    3.0
    1巻1,925円 (税込)
    超絶アクション×街ブラ謎解き、痛快エンタメ長編! 文豪の街歩き随筆で犯行予告!? 現場の特性をたくみに利用した連続放火事件に、 ヘンクツ科学捜査官が「円仮説」で立ち向かう。 新宿ゴールデン街「オダケン」と博多とんこつ屋台「ゆげ福」、夢のコラボレーション!! 新宿・ゴールデン街のバー「オダケン」のマスターが請け負ったのは連続放火事件の現場に赴いての動画撮影。ところが雇い主の福岡県警の科学捜査官とは初対面から反りが合わない。文豪・永井荷風の街歩き随筆『日和下駄』の一節を犯行予告に使う犯人相手に捜査は迷走するばかり。一方、福岡・中洲のとんこつラーメン屋台「ゆげ福」の店主は知人の依頼で家出娘を追って東京へ。スピリチュアルの合宿所に籠もる娘に占い師が実家に帰るように告げたとき、事態は思わぬ方向に動き出す……。 天才プロファイラーとゴールデン街のバーの店主は犬猿の仲!
  • 清算
    完結
    3.5
    広告代理店「八千代アドバンス」は、経営悪化により、会社を解散し清算することが決まる。制作部の畑井伸一は、総務部長に任命され、経験のない会社解散の手続きを担当することに。そんな中、負債の返済用資金二億円が元社員と共に消えてしまう。虎の子の二億円の行方を捜す畑井の前に次々と巻き起こるトラブル。金を取り戻し、八千代アドバンスの秘密を“清算”することはできるのか?
  • 瀬越家殺人事件
    4.5
    1巻1,925円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これまで僕は自分の書いたものを奇書と思ったことはないのだが、今回ばかりは堂々と奇書を自任してもいいかもしれない。 ーーあとがきより。 「このミステリーがすごい」第1位に輝いた『涙香迷宮』の衝撃、再び! ひらがな四十八文字を重複なく使い一首に仕上げるいろは歌で、四十八のシーンを描き切った超絶技巧の書。挿絵もすべて竹本健治先生の手による、ミステリーファン垂涎のアートブックが完成しました。 断崖絶壁を背にした屋敷に住むのは、瀬越満堂(せごえ・まんどう)と三人の娘、使用人たち。そこに招かれしは、探偵の納谷峙楼(なや・ぢろう)。姉妹を誘拐するという予告が壁に殴り書きされた満堂から、犯人を突き止めてほしいという依頼だった。屋敷から発見される白骨、秘められた過去。事件の先にあるもの何なのか……。
  • 断罪のネバーモア
    3.6
    度重なる不祥事から警察の大改革が行われた日本。 変革後の警察にブラックIT企業から転職した新米刑事の藪内唯歩は茨城県つくば警察署の刑事課で警部補の仲城流次をパートナーとし殺人事件の捜査にあたる。 刑事課の同僚たちの隠しごとが唯歩の心を曇らせ、7年前の事件が現在の捜査に影を落とす。 ノルマに追われながらも、持ち前の粘り強さで事件を解決した先に、唯歩を待ち受ける運命は――。 リアル警察小説と本格ミステリの2重螺旋! 白黒が全反転する奇跡の終盤に瞠目せよ!!
  • 罪の因果性
    完結
    3.5
    ストーカー殺人事件に巻き込まれ人生を狂わされた、市役所職員・佑美。 だが三年後、事件の“再検証”が、壮大な悲劇の連鎖を明らかにする――。 『ルパンの娘』の著者、デビュー10周年の最高到達点! 【あらすじ】 市役所職員・倉多佑美は、家出した恋人を捜しているという男の電話を受ける。粘着質な男の誘導に、佑美は意図せず個人情報を漏らしてしまうが、数日後、市内で起きた地下アイドル刺殺事件に戦慄する。その被害者こそ、男が捜していた相手だったのだ!自責の念と周囲の目から、佑美は辞職に追い込まれる。だが三年後、新生活を営む佑美のもとに、星谷と名乗る謎の男が現れる。星谷は、事件を再検証したいと切り出し……。 乱歩賞作家が辿り着いた、慟哭のクライム・ミステリー!
  • 【合本版】生贄のジレンマ 全3巻
    -
    「今から3時間後にあなたたちは全員死にます。ただし生き残る方法もあります、それは生贄を捧げることです――」 卒業を間近に控えた高校生の篠原純一が数週間ぶりに登校してみると、何故か校庭には底の見えない巨大な“穴”が設置され、教室には登校拒否だった生徒を含むクラスメイト全員が揃っていた。 やがて正午と共に何者かから不可解なメッセージが告げられる。最初はタチの悪いイタズラだと思っていた篠原たちだが、最初の“犠牲者”が出たことにより、それは紛れもない事実であることを知り……。ジレンマの本質を世に問う問題作が合本版で登場。 ※本電子書籍は、『生贄のジレンマ』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
  • カルマ真仙教事件 全3冊合本版
    5.0
    1巻1,925円 (税込)
    警視庁公安部OBの鷹田は絶句した。かつて世を震撼させた「カルマ真仙教」元信者の死刑囚から、秘かに五億円もの金を預かっている男がいたのだ。死刑囚について口を閉ざすその男の余命は三ヵ月。その死刑囚とは誰なのか。その金は教団の隠し財産なのか――二十年の時を経て、あの時が蘇る。すべての蛮行に終止符を打ったはずなのに。元警視庁警視の公安マン・濱嘉之が、自らの捜査経験をもとに記した怒涛の警察小説!
  • 『天使の爪 新装版』上下合本
    4.0
    脳移植によって生まれた麻薬取締官・神崎アスカは、美しくも脆弱なマフィアの女の肉体と、元刑事の強靱な精神を併せ持つ。ある日、麻薬取締部が突然の襲撃を受ける。ロングコートだけをまとい乗り込んできた全裸の女は、一人を射殺し、犯罪者の引き渡しを要求して立てこもった。交渉人に指名されたアスカは、かつての同僚で恋人の古芳とコンビを組み、無事、人質を救出。だがそれは、壮絶な闘いの幕開けにすぎなかった。事件の裏で、最高軍事機密ともいえる奇跡の脳移植者の存在を狙い、ロシアとアメリカの魔の手が伸びつつあったのだ。アスカ捕獲のためにロシアが送り込んできたのは、もう一人の脳移植者“狼”。驚異の肉体に凶暴な精神を宿す“狼”は、異常な執念でアスカに迫る。日露米の情報機関、犯罪組織の思惑が入り乱れ、街に銃弾の雨が降り注ぐ……。 ※本電子書籍は「天使の爪 上 新装版」「天使の爪 下 新装版」 の2冊を合わせた合本版です。
  • 犬と逃げる
    NEW
    -
    1巻1,980円 (税込)
    一緒にいたい。もう一日だけ―― 犬と人の絆を描く感動ミステリー! 長崎県島原市。小学校の校庭に一匹の犬が迷い込み保護された。 一方、東京の多摩川河川敷で身元不明の遺体が発見されるが、捜査線上に浮かんだ容疑者は行方不明で――。 男はなぜ逃げるのか、どこへ向かうのか。自身も愛犬家の著者が愛をこめて放つ、傑作ミステリ―! 【作家デビュー15周年記念作品】
  • 詩劇「テロリストのアリア」散稿
    NEW
    -
    1巻1,980円 (税込)
    これは二〇二七年一月から二〇三〇年一二月まで兵庫県高砂市と東京都港区青山を舞台とした事件の詩劇を軸とする、亡んでいく者と生まれてきた者の物語である。事を中心として〈もの=言語〉を語る、叙事的な内容を旋律なしにことばを語ったものである。笑いの裏で人工想念、人工幻聴とともに皆殺しのテロルが始まっている。脳と脳を含む身体への操作、攻撃という妨害によって未完で公表。
  • 夢見る言葉
    NEW
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    手話通訳士・荒井尚人は、NPO法人「フェロウシップ」からの依頼を受けて訪れた障害者作業所で、盲ろう者の通訳の現場に立ち会う。 人と人との接触が制限されたコロナ禍、視覚と聴覚の両方に障害を持つ彼らのコミュニケーションの場が失われていたことに気づき、 尚人はその境遇に愕然とする。一方、長女・ 美和は、猛勉強の末に幼馴染みの漆原英知とともに、埼玉県内の私立の進学校に進む。部活に力を注ぎながら進路と英知との関係に悩む日々。そして妹の瞳美は、日本手話での授業が実施されている公立の特別支援学校に通い始めた。母親のみゆきも刑事として忙しい日々を送る。そんなある日、瞳美の通う特別支援学校で、大事件が巻き起こり、前代未聞の裁判に荒井家は巻き込まれてゆく──。〈デフ・ヴォイス〉シリーズ堂々の完結編。
  • 祇園の秘密 血のすり替え
    NEW
    -
    1巻1,980円 (税込)
    【祇園花街×歌舞伎界】  名門存続のため操作された血は、20年後、あまりに美しく、残酷な才能として開花する――。  「この子は、誰の子や?」  “ミステリーの女王”山村美紗が没した65歳という年齢で、娘・山村紅葉が満を持して放つ、衝撃のデビュー小説。 国民的俳優が「作家」として世に出すのは、虚実が共鳴し合う、京都サスペンスの新たな傑作。  伝統の世界に生きる人間の欲望と葛藤が交錯する。 ページをめくる手が止まらない、極上の愛憎ミステリー!
  • めぐる糸 明治浪漫霊異譚
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    時は明治三十九年。帝大生・斎木啓吾には誰にも言えない秘密があった。それは、この世ならざる「霊異」が視えてしまうこと。平穏な生活を望む啓吾だったが、心霊研究者を名乗る子爵家の若様・連翹寺正周にその体質を知られてしまう。正周の「目」として、帝都で起きる不可解な事件に半ば強引に巻き込まれていく啓吾。現世に未練を残す魂が、彼らに託す「最期の願い」とは――。霊が視える帝大生と、視えない心霊研究者。人情と謎が交錯する、明治霊異譚。
  • 白色光の影を浚う
    4.4
    1巻1,980円 (税込)
    どうすれば、自分の罪から逃れられるだろう 6年前、7歳の少女が車に轢かれて亡くなった。 引きこもりになった少女の姉、その姉を見舞い続ける友人、運転手の息子。 事故に関わる人々の過去と現在が交わるとき、衝撃の真実が明らかになる―― 「死んだら永遠に休めます」の著者が贈る、 苦しくも温かい感涙必至のミステリー 「引きこもりの友人が、別人に入れ替わっている」 鎌倉の名門・冬汪高校に通う滝蓮司と卯月麗一は、学内便利屋「たこ糸研究会」の活動に勤しんでいる。 ある日2人は、1年生の曽我朝美から奇妙な相談を受ける。朝美は長年、部屋に閉じこもる幼馴染・新藤文乃とドア越しに対話を試みてきたが、先月、部屋の中から聞こえた生活音や差し出されたメモの筆跡が、明らかに文乃のものではないというのだ。 調査に乗り出す2人だが、文乃の引きこもりの原因を聞くなり、麗一の態度が一変する。文乃は、6年前の交通事故で妹を亡くしていた。そしてその事故には、麗一の父親が関わっていた―― つらい記憶に向き合う痛みとその先にある光を描く物語。
  • 別冊ダ・ヴィンチ 有栖川有栖のミステリな世界
    4.3
    火村英生、江神二郎、濱地健三郎――魅力的な探偵たちと謎を追い、ミステリ界の最前線で活躍し続ける有栖川有栖を徹底解剖! ロングインタビューに書斎紹介、単行本未収録作品や、火村シリーズの書き下ろし短編を収録。 さらに「ダ・ヴィンチ」「怪と幽」ほかに掲載された特集記事や貴重な対談も再録します。 【新規収録】 ロングインタビュー「有栖川有栖と三人の探偵」 火村英生シリーズ書き下ろし短編「足跡と轍」 未収録短編「猫が消えた」 グラビア「有栖川有栖の書斎探訪」 論考 杉江松恋、千街晶之、朝宮運河 作者コメント付き!有栖川有栖全小説ガイド 【再録】 対談・鼎談 一穂ミチ、土屋礼央、法月綸太郎、山崎ハルタ、米澤穂信、北村薫・宮部みゆき 漫画 麻々原絵里依、山崎ハルタ ルポ「作家の犯行現場[中之島編]」「有栖川有栖と行く幻想鉄道旅」 講演「推理小説の世界」 ほか
  • デッドマンズ・チェア
    4.4
    「伝える」の能力で捜査に貢献してきた小鳥遊沙雪が、横浜で人質としてつかまった。犯人は、駆け落ちしてきたという中国人の少年と少女。「弾く」の能力者による殺人を捜査中だった「警視庁公安部公安第五課 コトダマ犯罪調査課」のチームは、沙雪の行方も追うことになり……。永嶺スバルは上司・三笠葵への不信を持ちながらも、捜査未経験者が半数のチームで形勢逆転を狙う。どんでん返し、構図の反転が多発する本格ミステリシリーズ第2弾!
  • 踊る男
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    Xの中傷投稿、夜陰に乗じた通り魔、七年前の女子大学生殴打――記者・木部美智子は一見無関係な数々の犯行が、ある中学の同窓生達を標的としていることに気づく。やがてその中学でいじめられていた男を犯人だと確信するが、いじめに関与していない者を狙う動機の不可解さが美智子を悩ませ……。圧巻の人気シリーズ最新作!
  • この罪を消し去ってください
    3.3
    ジャンプホラー小説大賞、四年ぶりの〈金賞〉受賞作! 罪と真実を巡る学園ホラーサスペンス! 私立久慈雨(くじう)女学園高等部は、歴史あるミッション系の学校でありながら、生活支援AIなどの最新技術を導入している。新入生の月島果穂(つきしまかほ)は、入学式の日、偶然出会った上級生・折原夜空(おりはらよぞら)に助けられた。しかし、果穂が二年前に学園で転落死した月島藍奈(あいな)の妹だと知った夜空は、態度を急変させる。夜空は、藍奈の死に纏わる秘密を抱えていた。やがて学園で起こる悲劇。罪を犯した少女は隠蔽のために、AIを利用するが――。その決断は、恐るべき惨劇を呼び寄せる! 少女たちの儚い想いと悪意が交錯する、第10回ジャンプホラー小説大賞〈金賞〉受賞の新時代ホラー!
  • 雨音
    3.7
    「その不謹慎な美しさを、ぼくは愛していた」 世界に降り注ぐ、雨音のような銃声と、銃声のような雨音。 残された銃弾に導かれて、僕は彼女に出会った。 「この映画は、だれかを救うことになるのだろうか?」 スミヒコは映画同好会〈幻燈〉の仲間たちとともに、いつか自分の映画を撮ることを夢見ていた。しかし、彼らの大学を突然の銃乱射事件が襲う。穏やかなキャンパスを戦場に変えた理不尽な殺戮は〈痩せ烏〉と呼ばれる正体不明の銃撃犯の死亡をもって幕を閉じた。後輩たちの命を奪い、親友に二度と立ちあがれない重傷を負わせた事件のドキュメンタリー映画をつくることを決意したスミヒコの前に、ベニと名乗る謎の女性が現れる。「死はいつも、すぐそばにある。――戦争は、すでにはじまっている」そう告げる彼女に危うさを感じながらも、スミヒコは心惹かれていく。 装画/今井喬裕 装幀/二見亜矢子
  • テミスの不確かな法廷 再審の証人
    4.0
    「私は息子だから、あなたに人間らしくあってほしいと思うのです。それが、ほんとうに本心なのですか」 任官8年目の裁判官・安堂清春は、抜群の記憶力を持つものの、極度の偏食で、感覚過敏、落ち着きがなく、人の気持ちが分からない。そんな発達障害の特性に悩みながら、日々裁判に向き合っている。7千万円を盗み起訴された女性銀行員が囁いた一言、飼い犬殺害事件に潜むかすかな違和感。彼はわずかな手がかりから、事件の真相を明らかにしていく。そんな中に現れた、冤罪を訴える男。殺人罪で服役していた彼を誰も相手にしないが、安堂はなぜか気にかかり……。その再審裁判で証人として出廷したのは、検察ナンバー3の地位にいる、安堂の父だった。衝撃と感涙のラストが待ち受ける、逆転の法廷ミステリ!
  • 最後に先生からのお話です
    3.4
    思いやりと気配りで、生徒からも教職員からも大人気だった篠原先生が――学校の屋上から飛び降りて死んだ。誰にでも分け隔てなく優しかったはずの篠原先生から、ただひとり「いじめ」を受けていた中学二年生の満島紗枝は、どうしても納得がいかない。  ――絶対に、自殺じゃない。 篠原先生を崇拝していた下級生の茉莉花と共に、紗枝は先生を死に追いやった真犯人を探す。二人の前に、次々と明らかになっていく聖職者の真実とは……。 「善い先生」「正しい学校」「楽しいクラスメイト」 全部全部嫌いな、あなたのための学園ミステリ
  • 謎屋珈琲店 21番目の挑戦
    3.4
    1巻1,980円 (税込)
    報復の連鎖は、止められたのか……金沢市のミステリーカフェ「謎屋珈琲店」を舞台に、店主の峰月響介と友人兼ビジネスアドバイザーの樫原明が贈る珠玉のヒューマンミステリー、開幕!
  • お稲荷さまの謎解き帖
    4.1
    1巻1,980円 (税込)
    第46回小説推理新人賞受賞作。俺が稲荷神となって、はや三百年。「誉人」として選ばれた人間の願いを叶えるため、日々神社で人々の願いに耳を傾けている。俺は人智を超えた神の力を使えるが、人間の心の機微がさっぱりわからない。今回やってきた誉人の女は、病におかされ余命わずかにもかかわらず、「どうか私が殺されますように」と願った。遠からず命が失われるのに、一体何のために、誰に殺されたいのか――? 落ちこぼれの神様の少年が解き明かす、人間の不思議と宿命。読後、温かな幸福感に包まれる神様ミステリー!
  • 拝み屋のおばあちゃんと僕
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    小学六年生の春。母が突然失踪し、ひとり残された櫻井蒼は、東京から青森に住む祖母のもとへ引っ越すことに。祖母は、ド派手な衣装に身を包み、地元では「拝み屋」と呼ばれ、一目置かれる存在だ。だが、その正体は鋭い観察眼と冴えわたる推理で人々の悩みを解き明かす、町の名探偵だった。 見知らぬ土地での暮らしに戸惑いながらも、蒼は祖母とともに数々の事件に挑むことに。消えた三味線の謎、ねぶた祭の夜に起きた誘拐事件――。不可解な謎と向き合うなかで蒼はやがて、家族の意味を問い直していく。心あたたまる連作ミステリ。
  • 暁星
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    「ただ、星を守りたかっただけ――」  現役の文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水義之が全国高校生総合文化祭の式典の最中、舞台袖から飛び出してきた男に刺されて死亡する事件がおきた。逮捕された男の名前は永瀬暁、37歳。永瀬は逮捕されたのち、週刊誌に手記を発表しはじめる。そこには、清水が深く関わっているとされる新興宗教に対する恨みが綴られていた。また、式典に出席していた作家は、永瀬の事件を小説として描く。ノンフィクションとフィクション、ふたつの物語が合わさったとき見える景色とは!?
  • 暗闇法廷
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    全盲の依頼人 聞こえない証人 失語症の少女 前代未聞の裁判で超絶どんでん返しがドカン! 『同姓同名』『逆転正義』驚天動地のトリックを連発する著者の衝撃ミステリー! 後天的な障害を抱える人々の支援をするNPO『天使の箱庭』の施設長が殺された。殺人の容疑者は全盲の入所者・美波優月。だが美波は、深夜に施設長に呼び出されて襲われたが殺してはいない、と主張している。弁護依頼を受けた刑事弁護人の竜ヶ崎恭介は絶対不利な状況のなか、真相解明のために奔走する。検察側証人は耳が聞こえず、弁護側からは喋れない少女が出廷。竜ヶ崎は無罪判決を勝ち取れるのか。法廷に待ち受ける奇跡の結末は!?
  • 「真」犯人
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    これ、だれが殺ったことにする? 芸術村存続のために練り上げた殺人のストーリーは、 成立間近で、思わぬ事態に――!? 芸術家の卵たちが巻き起こす、魅惑の冤罪ミステリー! 「仕方がない。犯人になってもらおう」 アーティストを支援する山あいの芸術村に、九人の芸術家の卵と一人の居候、そして四人のスタッフが暮らしていた。 ニックネームで呼び合うこの村で、ある日、スタッフのわたしは、発明家エジソンさんの死体を発見。殺したのは恋人で歌人の小町さんのようだが、彼女を犯人にしたくない村長さんは、わたしに、CGアーティストの写楽さんを「真」犯人にするよう指示する。 無茶苦茶な要求に戸惑うわたしだったが、いつしか冤罪作りに夢中になって……。
  • 波乱万丈な頼子
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    法律事務所で事務職をしている高幡莉々子は、仕事の一環で見始めた、ある動画チャンネルが気になって仕方ない。 顔を隠した「頼子」という70代の女が、困窮した生活状況や波乱に満ちた人生を語る動画がどうにも鼻につくのだ。 おそらく投げ銭だけでも相当儲けているはず。 気になる、気になる、気になる!  そんなちょっとした好奇心から、莉々子は次第に取り返しの付かない事態に巻き込まれていく……。
  • 菊の慟哭
    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    血まみれの分裂抗争! 片腕のヒットマンに、マル暴刑事の娘が立ち向かう! 六本木交差点の銅像に人間の顔面の皮が張りつけられている――それは本家吉竹組による関東吉竹組への宣戦布告だった。東西ヤクザの分裂抗争が激化して死者が増えるなか、警視庁組織犯罪対策部暴力団対策課の桜庭誓巡査部長は行方不明となった片腕のヒットマン・向島春刀を追っていた。桜庭の実の父親である向島はなぜ娘を養子に出したのか? なぜ、片腕を失ったのか? その壮絶な過去が、いま明らかになる。
  • 読むと死ぬ本
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    それでもこの本を開こうとするあなたへ。 お急ぎでない場合は、身辺の整理を済ませておくことを強くお勧めします。 正直なところ、どこまで読んだら「この本を読んだ」という判定になるのか判断しかねるのが心苦しいところです。 警告はしました。 かつてロシアには「読むと死ぬ本」が存在しました。 日本でも翻訳され、読者が本当に次々と亡くなっていったため、この世から消えた--はずでした。 今、私の目の前に現れた一冊の本。 この本を開いたときから、私の運命は狂い始めたのです。 【あらすじ】 ベストセラー作家を夢見ながらも売れない小説を書き続ける私。ロシアで「読むと死ぬ本」と呼ばれる本を書き、謎の生涯を送ったセージャ・ダビニフスのドキュメントを書き上げ、担当編集の氷上さんに手渡すと、「実は見つかったんですよ、本物が。彩藤さん、読みたくありませんか……?」と告げられた。本当に読むと死ぬというのだろうか。その呪いは本物なのだろうか。私は興味をひかれつつもその日は答えを出さずに帰宅した。そして、その日、あの人に死が訪れた--。現代によみがえった本が、私の生活を侵食していく。いやだ、死にたくない。だれか助けてください。 ひらけば最後、死が訪れる――。
  • 佐伯警部の推理
    3.9
    大ベストセラー「道警」シリーズ待望の第2シーズン開幕!!! 佐伯宏一が戻ってきた。札幌大通署ではなく、函館方面本部捜査課に、警部として――。 厚真で強盗殺人事件を起こした犯人の一人が札幌ジャズバー「ブラックバード」に立てこもり、機動捜査隊の津久井に発砲した事件から約一年。重大事案の検挙実績で道警一だった大通署の佐伯宏一は、それまで受験すらしなかった警部昇任試験を受け合格、警察大学の研修を経て、函館方面本部捜査課に警部として着任した。佐伯が着任した二週間後、青函フェリーターミナルの北側、工業団地の岸壁から変死体が上がった。佐伯は早速、検視解剖が行われている病院に向かう……。
  • 羊殺しの巫女たち
    3.5
    「十二年後、次の祭りの日に、ここでまた集まろうよ。みんなで」 山に囲まれた早蕨部村で12歳を迎える6人の少女たちは、未年にのみ行われる祭りの巫女に任命される。それは繁栄と災厄をもたらす「おひつじ様」を迎えるため、村の有力者たちが代々守ってきた慣習だった。祭りの日、彼女たちは慣習に隠された本当の意味を知る――。そして12年後、24歳になった彼女たちは、村の習わしを壊すというかつての約束を果たすため、村に集う。脈々と受け継がれた村の恐るべき慣習と、少女たちの運命が交錯する中、山で異様な死体が発見される。 あなたは、真実に気づくことができるか。衝撃のホラーミステリが幕を開ける!
  • 虚池空白の自由律な事件簿
    3.7
    その一言が、謎を呼ぶ――。 自由律俳句の伝道師といわれる俳人・虚池空白と、編集者の古戸馬は、本の企画のため、世の中の落書きや看板などに落ちている言葉を、詠み人知らずの名句〈野良句〉として集めている。 そんな彼らが手にした〈野良句〉の裏には、喜怒哀楽に満ちた、それぞれの秘密が隠されていた――。 行きつけのバーの紙ナプキンに書かれた「柱に当たって月消し帰る」、急逝した作家が一筆箋に残した「金拾お我より見つけろ白は黒」、夜の動物園のキリンの写真と共にSNSに投稿された「おりのなかキリンしかしらないこわい」、消息を絶った自由律俳句の天才が箸袋に残した「あかい雨降らばいつかの帰路」など、言葉の裏に潜む人間の愛憎や秘密、時にはある犯罪を二人が解き明かしていく。 極上の俳句ミステリー誕生! 【著者略歴】 森 晶麿(もり・あきまろ) 1979年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。2011年、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞受賞。〈黒猫シリーズ〉のほか『探偵は絵にならない』『切断島の殺戮理論』『名探偵の顔が良い 天草茅夢のジャンクな事件簿』『あの日、タワマンで君と』など著書多数。
  • 今日未明
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    ◆デビュー10周年記念作品◆   大藪賞作家が描く   慟哭の犯罪ドラマ あのとき、 もっと話せていたら あの人を殺めずに、すんだのかな。 まだ引き返せる。 あなたがニュースになる前に。 【著者からのコメント】 目に留まる短いニュース。 憶測だらけのコメント。 肯定。否定。あふれかえる世間の声と、 拾われることのない当事者の声なき声。 先入観ほど怖いものはないけれど、 人間はそれを捨てられない 生き物なのだとも思います。 それを浮き彫りにする5篇を 書いたつもりです。 プロローグの「私」は、 作者の私かもしれませんし、 あなたかもしれません。 ■自宅で血を流した男性死亡  別居の息子を逮捕 ■マンション女児転落死  母親の交際相手を緊急逮捕 ■乳児遺体を公園の花壇に遺棄  23歳の母親を逮捕 ■男子中学生がはねられ死亡  運転の75歳女性を逮捕 ■高齢夫婦が熱中症で死亡か  エアコンつけず 新聞の片隅にしか載らない、 小さな5つの事件。 その裏には、報道されない真相がある――。 【目次】 「夕焼け空と三輪車」 「そびえる塔と街明かり」 「ジャングルジムとチューリップ」 「まだ見ぬ海と青い山」 「四角い窓と室外機」
  • 三毒狩り(上)
    4.4
    1~2巻1,980~2,090円 (税込)
    激動の中国大陸。 捨て子・佟雨龍の数奇な運命が拓かれる――。 一度死んだ佟雨龍がふたたびこの現世へ舞い戻ってきたのは、甲辰の年(一九六四年)の十月十八日のことであった――。 舞台は、毛沢東率いる中国共産党が全権を握る中国山東省の吹牛村。捨て子の佟雨龍は、養父の佟継漢と養母の李秀媚の庇護のもと、姉の李平や犬の皮蛋(ピータン)とともに平和な少年時代を送る。そんなある日、共産党の青年幹部・田冲が村に赴任し、一家の暮らしにささやかな変化が訪れる。じつは、田冲は、養父の佟継漢と浅からぬ因縁があり、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。
  • ライアーハウスの殺人
    3.8
    孤島に聳え立つ来鴉館で 嘘つきたちの饗宴が始まる お嬢様・彩莉は転がり込んできた莫大な遺産で孤島にギミックつきの館を建設し、かつて自分の書いた小説を馬鹿にした相手を殺害しようと企てる。 「おまえらがバカにした私の考えたトリックで死ね」 嵐の気配が近づく中、ターゲットのミステリ愛好者たち(ショーゴ、詩音)、医療関係者(みくに)、刑事(矢頭)、霊能者(真波)、嘘で雇われたメイド(アリカ)が館に集められ、金にものを言わせた自前のクローズドサークルが完成。有能メイド・葵の鬼のダメ出しの末、綿密に練られた復讐劇は、成功間違いなしと思われた。しかし、一夜明けると、彩莉が殺した覚えのない死体が転がっていた・・・・・・。 二度読み必至。空前絶後の超本格ミステリ!! 織守きょうや(おりがみ・きょうや) 一九八〇年ロンドン生まれ。二〇一二年『霊感検定』で第一四回講談社BOX新人賞Powersを受賞、翌年同作が刊行され、デビュー。一五年『記憶屋』で第二二回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。二一年『花束は毒』で第五回未来屋小説大賞を受賞。著書に『黒野葉月は鳥籠で眠らない』『ただし、無音に限り』『響野怪談』『朝焼けにファンファーレ』『隣人を疑うなかれ』『キスに煙』『まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖』『戦国転生同窓会』がある。
  • 楽園の瑕
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    大ベストセラー『震える牛』『ガラパゴス』に連なる樫山順子シリーズ最新刊! 北海道警から山梨県警に異動した樫山順子は、大規模農場開発に怪しい動きを嗅ぎつけた。地元政治家らの間で暗躍するのは、かつて規制緩和の名のもと経済を壊した男。中国の強欲投資家も加わった資本主義の魔手から、樫山は山岳の楽園を守れるか。 (底本 2025年6月発売作品)

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