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過疎化が進んだ町で小学校時代を過ごした大地は、二十年以上前の卒業以来初めて東京で同級生二人と再会する。虫取りやスイカ割りなどのノスタルジックな思い出話は、自然と五年生の時に起こった事故の話に移っていく。リーダー格の少年・翔貴が沼に落ちて昏睡状態となり、目覚めぬまま最近亡くなった水難事故の真相とは? 第一回創元ミステリ短編賞受賞作「嘘つきたちへ」など、全五編の“嘘つきたちの競演”。注目新人のデビュー短編集。※本電子書籍は、『嘘つきたちへ』(ミステリ・フロンティア 2025年5月初版発行)を電子書籍化したものです。/【目次】このラジオは終わらせない/ミステリ好きな男/赤い糸を暴く/保健室のホームズ/嘘つきたちへ
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Posted by ブクログ
どんでん返し連発!“嘘つきたち”に足元をすくわれまくり。最後まで気が抜けない短編集。デビュー作とは思えないエッジの効いたプロット。攻めとるなー。今後の活躍が楽しみな本格ミステリ作家さんが増えて嬉しい。
◆このラジオは終わらせない
ラジオ生放送中にこんな入り組んだ謎を解けるかいな?というツッコミはあるが、舞台設定は斬新。
◆ミステリ好きな男
人里離れた館に集まった面々。やがて事件が起きて…
クローズドサークルにおけるフーダニットものと思いきや、四転五転の展開に酩酊。
◆赤い糸を暴く
赤い糸が見える女の話とそれを聞いた女性の運命は…
わずか20頁のショートショート。毒気ある一撃がたまんない。
◆保健室のホームズ
安楽椅子探偵による日常の謎ミステリ。小学生同士の微笑ましい探偵ごっこに見えるが…やはりそうきたか。咲原先生のように優しく見守ってくれる先生がいる保健室なら、居心地良いよね。
◆嘘つきたちへ
過疎地の小学校で共に過ごした幼馴染達との久しぶりの再会。当時起こった水難事故の話題になり…
表題作の本篇がやはり一番完成度高い。一撃で終わらないワンツーにまたしても脳震盪。伏線も効いてる。
創元ミステリ短編集受賞(2023年)
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