その時鐘は鳴り響く

その時鐘は鳴り響く

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

東京・赤羽の路上で資産家が殺害された。赤羽署初の女性刑事・黒光亜樹は、本庁から来た癖の強い先輩刑事とコンビを組まされ、彼と対立しながらも懸命に捜査を続けるが、なかなか容疑者は浮かんでこない。同じ頃、松山大学マンドリンクラブのOG・国見冴子は、仲間二人と母校の取り壊し予定の部室棟を訪れていた。すると部室の黒板に、三十年前に失踪したクラブのメンバー・高木圭一郎が最近書き残したと思しき「その時鐘は鳴り響く」を見つけて驚く。それは四年生の夏合宿で事故死した篠塚瞳を含め、五人の間で頻繁に言い交わしていた言葉だった。瞳の死後に失踪した高木は、なぜ今になって部室を訪れ、この言葉を残したのか? 冴子たちは当時の事故について調べ始めるが……。日本推理作家協会賞受賞作家の新境地、慟哭と郷愁のミステリ。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    その時鐘は鳴り響く
  • タイトルID
    :
    1682963
  • ページ数
    :
    344ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年10月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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その時鐘は鳴り響く のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    それぞれ繋がりのない、時代も異なる事件について、真相が追いかけられるうちに、実は僅かな点が細い線で繋がっていたことに気づいたり、まだ気づけなかったり。
    この作者の物語はすべて後半に差し掛かるにつれ、ドラマの最終回をずっと観ているような、緊張と期待とドキドキが続きます。ほんとすごい。

    0
    2026年05月31日

    Posted by ブクログ

    こんなにボリュームたっぷりな小説は久しぶり。
    まさに読み応えのある一冊だった。

    どこでつながるんかなぁ、あ、やっと同じ線上に…と気づいてからは、先が気になって気になって。

    込み入った部分がさっと説明に終わった感じは残念だったけれど、そこまで詳しく書いたら上下巻になりそう。それだけ複数テーマがあり、でもたくさん人間が出てるんだから、それだけの背景はあるよな、一人一人の人生の物語の絡み合いが、人間関係ってものだしな。

    たぶん一人一人を大事に描いてくれている、思いを込めているんだろうな。

    最後は切なかったけれど、こんな終わりの作風もありかな。

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    30年前の出来事と現代の事件が最後一気に繋がり面白く読みやすかった。
    前半のちょっとした事が、あとあと重要になる感じが自分的には好きな作品だったので5つにしました。

    0
    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    すごい本だった。赤羽で発生した殺人事件と、三十年前にマンドリンサークルの合宿で起こった死亡事故と失踪。全く別物のような二つの出来事が鮮やかにつながった。鍵となったのはクロモジという植物から作られたコロンの匂い。匂いは何よりも強く記憶を呼び起こすというし、悲しい話なのだけどドラマチックだった。1点、血だまりの中につけられたマンドリンピックの跡がその後何時間も残るものかというのは引っ掛かった。

    0
    2025年01月14日

    Posted by ブクログ

    並行するストーリの人間描写・周辺描写の上手さと、そのストーリがひとつに収斂していく鮮やかさはもう名人芸を見ているよう。マンドリンのストーリがメインではあるが、事件を追う刑事のサイドストーリもサイドにするには勿体ないぐらい上手い。別々の曲を1曲にしたら名曲になったような作品。なんか大きな賞を取らせて、もっと宇佐美作品が多くの人の読まれることを切に願う。

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    いい時のまことさん!

    はい、ぜんぜん関係ないと思われていたふたつの事件が繋がります
    ネタバレごめん!ていや繋がるでしょそりゃ!( ゚д゚ )クワッ!!
    ぜんぜん関係ないと思われていたふたつの事件が関係ないまま終わる小説見たことないわ
    ただの二本立てだわ!

    なので問題は繋がり方なわけよ

    鮮やかだったな〜
    それになんかこう宇佐美まことさん特有の人の哀しみみたいな
    うまく表現できないけど誰もが持ってる感情が込められてる気がしたんよな

    そしてまぁしかし宇佐美まことさんの引き出しの多さよな〜
    ほんとなんでも出来る
    宮部みゆきさんに通じるところあるね
    名前漢字+ひらがなだし

    よし向日葵めろんに改名しよう
    (なんでそこ行くか)

    0
    2024年12月05日

    Posted by ブクログ

    東京赤羽でやり手の不動産経営者が殺された事件と、30年前愛媛で崖から女子大生が転落死した事故。
    まったく関係なさそうにそれぞれ話が展開されたあと、実は細かい網のように繋がっていたことが明らかになる。
    登場人物それぞれに悲しい過去があり、深みのあるキャラクターになっているところも印象的でした。

    0
    2026年09月12日

    Posted by ブクログ

    東京赤羽で起きた殺人事件を捜査する刑事たちと、松山大学マンドリンクラブOBたちの様子が交互に描かれる。まったく接点が浮かばない展開に困惑するものの、どちらもおもしろいのでかまわず読み進める。
    主人公の女刑事が執拗にこだわる2点がキモなんだろうと思い、実際それが事件解決のきっかけになったことにやや強引さは感じたが、全体として見れば無理のないミステリーだった。本筋だけでなく登場人物それぞれが抱える事情を描いたサイドストーリーもよかった。
    せっかくサイン本を購入したのに、1年以上も寝かせてしまった(^_^;)。

    0
    2026年01月01日

    Posted by ブクログ

     人を殺すことは良くないこと。これはもちろん誰もが知っている当たり前のこと。でも、どうしても殺したくなることってあると思う。例えば理不尽に自分の家族が殺されたとしたら。自分の大切な人が殺されたとしたら。法に則って罰してもらう。そんな悠長なことを言ってられるだろうか。

     この小説には2つの物語が存在する。1つは大学でマンドリンクラブに所属する学生たちの物語。合宿中に1人の女子学生が崖から転落死をした。その過去を引きずった仲間たちが30年振りに集まり、部室に行くと、黒板に【その時鐘は鳴り響く】という仲間たちにしかわからない文字が描かれていた。

     もう1つは、殺人事件を追う刑事たちの物語。中年男性が腹部と頸部を刃物で刺され、殺される。血溜まりの中に、ハート型で切り抜いたような模様が残されていた。黒光亜樹は、本庁の榎並というやる気のない男とコンビを組まされ、事件を追うことになる。榎並はどうやら警察全体を揺るがす地雷を握っているらしい。

     この2つの物語がどう結びつくのか。いつ結びつくのか焦ったい思いで読んでいくうちに気づく。あの時にはもうヒントが隠されていたんだなと。

     とにかく榎並がカッコいい。ラストも爽やか。でも、あの頃に戻りたいだろうなぁ。

    0
    2025年04月02日

    Posted by ブクログ

    赤羽台団地棟殺人事件、松山大学マンドリンクラブ転落事故、警察官ピストル自殺。個別事件が時を経て繋がり、鮮やかに伏線回収。権力に立ち向かう榎並と復讐を決意する高木。二人の親友を想う気持ちにじんとなった。

    0
    2025年03月22日

その時鐘は鳴り響く の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    その時鐘は鳴り響く
  • タイトルID
    :
    1682963
  • ページ数
    :
    344ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年10月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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