月白

月白

2,200円 (税込)

11pt

妻を亡くし、息子の夏樹を一人で育てるフリーライターの海老原。そんな彼に雑誌『月刊クリスタル』編集部から、戦後の殺人鬼が起こした事件をもう一度掘り下げて検証してほしいとの依頼が入った。殺人鬼の名前は北川フサ。彼女は戦後の混乱期に5人の男を立て続けに殺し、死刑となっているという。取材を始めた海老原は、フサが赤の他人である少年とともに行動していたことを知る。そして、その当時の少年は、今も存命だった。単なる週刊誌の連載のはずが、いつしか海老原は、フサに導かれるように、事件に没入していく……。

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月白 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦争が起きると、命の価値が軽くなる。
    特に子供の命が。
    戦争を肯定している人、国に、改めて読んでもらいたい内容。
    実際の戦争はもっともっと悲惨なものだろうけれど。
    「子供は近くにいる大人が守らなければならない」との言葉が、重かった。

    0
    2026年03月21日

    Posted by ブクログ

    読み応えのある素晴らしい一冊でした。昔と言ってもそんなに昔ではないと思います。今後、上野に行くと思い出す一冊になったと思います。いろいろと考えさせられましたが、とても必要なことだと思いました。

    0
    2026年03月15日

    Posted by ブクログ

    ワタシの初 宇佐美まこと は「羊は安らかに草を食み」で、それはそれは衝撃を受けたのですが、この「月白」も羊と同じ系統です。羊ファンならおススメです。

    「戦後の混乱期に5人の男を殺した殺人鬼 北川フサ」について書くフリーライターの話ですが、この物語の主人公は、東京大空襲で親を亡くした13歳の男の子

    0
    2026年03月10日

    Posted by ブクログ

    インテリアコーディネーターの妻を交通事故で亡くし、小学5年生の息子の夏樹を一人で育てるフリーライターの誠。そんな彼に雑誌『月刊クリスタル』編集部から、戦後の殺人鬼が起こした事件をもう一度掘り下げて検証してほしいとの依頼が入った。殺人鬼の名前は北川フサ。彼女は戦後の混乱期に5人の男を立て続けに殺し、死

    0
    2026年02月23日

    Posted by ブクログ

    もう、宇佐美まことさんはずっとこっち側でいいんじゃないでしょうか

    終戦直後の混乱期に5人の男を立て続けに殺害し死刑となった女性の半生を追うことで、同時に当時の東京の闇市の中で消えていった多くの命をも克明に描き出す本作はまたしても戦争の残酷さを突きつける傑作となっております!

    いやもう、宇佐美まこ

    0
    2026年02月21日

    Posted by ブクログ

    戦後の混乱期に5人の男性を相次いで殺害し後に死刑となった北川フサ。
    数十年後、フリーライターの海老原誠がその生涯を追う。

    行間から伝わるのは深い憎しみだ。

    殺人を肯定する意図はない。
    だが、時代への怒りや、男たちへの憎悪が彼女をどれほど追い詰めたのかが痛切に伝わり肩入れしたくなった。

    戦争が人

    0
    2026年02月14日

    Posted by ブクログ

    面白かった〜。戦後すぐに起きた連続殺人と、妻のことで思い悩む男の人生が交錯する。

    全てを水に流すかぁ。。空襲で親を失くして生きなければいけなかった大垣の一生に比べると、私はなんて小さなことに振り回されているのだろうか

    0
    2026年02月10日

    Posted by ブクログ

    なかなかぐっとくる本でした^_^
    絵に描いたような家族かと思いきや、後半は、えっ、そーなん…とまさかのミステリーでした^_^
    やっぱりミステリーはやめられないです^_^

    0
    2026年02月08日

    Posted by ブクログ

    SL 2026.2.1-2026.2.3
    作者は戦後の過酷な状況を描き出すのがうまい。
    親に死に別れた子どもたちの想像を絶する困難な日々。戦後の混乱期では他人の子どもにかまっていられる余裕など誰にもなかった。子どもでも容赦のない搾取に晒される。
    何もかも無くしたもの同士がほんのわずかな縁でまた肩寄せ

    0
    2026年02月03日

    Posted by ブクログ

    刊行は2026年に入っているが、これも戦後80年で戦争の爪痕を後世に残す取り組みのひとつと言える作品。文句なしの傑作であり、登場人物ひとりひとりの血肉が確りと描かれており、時代に翻弄されるしかなかった時代に、阿ることを拒み、方策は違えども抗って生きた人が確実に存在したことをまざまざと見せつけてくれる

    0
    2026年01月27日

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