無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
面白かったです!
貧しく地獄のような場所から逃げる為に父親を殺した少年と少女が過去を捨て、ひっそりと都会に紛れ
何も望まず人生の共犯者となる。
そんな二人がまるで過去からの亡霊が近づくかのように、じわじわと追い詰められていく。
え?白夜行みたい?
似てますね…途中で気づきましたd( ̄  ̄)
白夜行はとても面白く読みましたが主人公に共感は
できなかった。
こちら共感しまくりで逃げのびろ!と息がキレそうでした。
この作品は暗いし辛いしで読むのに二日かかってしまったんですが素晴らしい!
ストーリー、構成、主人公達、関わる人々、ラストまでの展開、結末。
全てがわたし好みの作品でした♪
宇佐美まことさん要チェック中です\(//∇//)
Posted by ブクログ
初めて読む作家さんですが、かなり面白かったです。
日本の現代ミステリーで面白いのは大抵読んでしまったかと思っていた自分が恥ずかしい。
まだまだですね、これからも貪欲に良作を探していきたいと考え直しました。
1980年代、葉子は深大寺の難波家で住み込みの家政婦として、甥の達也と共に暮らしていた。
妹夫婦が借金苦の末に心中をはかり、生き残った達也を引き取らざるを得なかったためであった。
両親の心中を機に言葉を発しなくなった5才の甥の他、妹夫婦は多重債務による借金も葉子に残していた。
途方に暮れた葉子は、職安で生年月日が全く同じ希美と出会う。
2人次第に心を通わせるようになり、葉子は希美の紹介で難波家の家政婦という職を得る。
難波家には、かつて教職にあった主とその息子のユキオが暮らしていた。
葉子は深大寺で暮らすうち、ユキオに惹かれていく。
時は過ぎ、60代となった葉子は伊豆にある高級老人ホームに入居していた。
大腿骨に難病を発症し、夫のユキオには迷惑をかけずに暮らすためだ。
ここで静かに暮らしながら、葉子はかつて深大寺で起きた様々な出来事や、自分の生い立ちを思い返すー。
3つの章から成る本作は、葉子または希美の一人称で語られます。
第2章まで読み進めると、読者は1章で既に作者にまんまと騙されていたことに気付きます。
ここからもう一気読み。
驚かされる仕掛けは他にもいくつかありますが、これが本当に痛快。ミステリーを読む楽しさを思い出させてくれました。
さすがに最後に用意されていたサプライズには早い段階で気付きましたが、それでも十分に楽しめました。
とは言え、逃げ場のない苦しさに満ちた作品であるのも事実。
高度経済成長期の日本でこんな暮らしをしていた人達がいたなんて。知らなかった分、余計にずしりと響くものがありました。
また本作内で唯一、その胸中が誰の口からも語られることがなかった達也の気持ちを思うと、フィクションであると分かっていてもやりきれなくなりました。
良い作品に出会えました。
大満足です。
2020年60冊目。
Posted by ブクログ
師匠が先日宇佐美さんを読んでおられ、積んであった中から宇佐美さんを選びました。
職安で葉子と希美が出会うところから物語の幕が開く。
2人とも過去に何があることが匂わされるのだが、真実はジワジワと開示されていく。この辺りを読んでいる時は、遠田潤子先生のような感じの本かな?と感じていた。
第一章は葉子目線で、葉子の過去が明らかに。
第二章から舞台が一気に変わり、希美目線で、壮絶な希美の過去が少しずつ明らかになっていく。
宇佐美さんはこういう古い時代の描写がお得意なのかしら?まだ数冊しか読んでいないのでわかりませんが、昭和の時代の重たい描写が非常に巧みで、巧み過ぎて感情移入型の私は苦しくて苦しくて。゚(゚´ω`゚)゚。
愚者の毒。何故愚者の毒なんだろう?
考えますよね。
おびのりさんのレビューを読み直して、読み方が流石だなぁ、、、
考察が深いなぁと感心しました。
それから師匠のレビューを見たら、素晴らしいことが書かれていて。
たまに良いこと書かれていますが、流石師匠!って思いました。
暗くて辛くて疲れる描写が多いですが、宇佐美さんは注目していきたいなって思いました。
三連休ですね(*´꒳`*)
特に予定はありませんがお休みは嬉しいです♪
先日から何故か鰻が食べたくて仕方ないです。
鰻食べたいなぁ。。。
Posted by ブクログ
『愚者』『毒』そして表紙のカラス。
薄暗さしか感じない‥‥
しかし、思いがけずなんともほんわかとした第一章。
職安でたまたま出会った二人の女性、葉子と希美。二人はお互いに惹かれ合い親友になっていき、発達障害の疑いのある幼い甥の達也を連れた葉子は住み込みの家政婦の仕事に就く。
この雇い主の理科の教師をしていたという難波先生と達也のやり取りがとても心温まるもので、訳あってここに辿り着いた葉子と達也を取り巻く人たちとのほっこりなお話なのでは?と勘違いしてしまいました。
第二章からのあまりのトーンの違いに、読むスピードがガクンと落ちてしまった私。しかし、ミスリードに気付かされた途端に「は?どういうこと?」と超特急で読み進めました。
賢者と愚者、薬と毒。
どちらに転ぶかはその人次第。
全てが回収されて無駄のない文章。
読み応えたっぷりでした。
Posted by ブクログ
初読みの作者さん。フォローしている方々のレビューに惹かれて買ってみた。
1985年、たまたま上野の職安で出会った葉子と希美。希美の紹介で葉子が深大寺の旧家で住み込みの家政婦として働くことになったのをきっかけに二人が関係を深めていく様が描かれる。
閑静な武蔵野での出来事の間に挟まれる、2015年、伊豆の高級老人ホームで暮らす女性の述懐の中でさらりと語られる単語に物語の不穏さが増し、何は起きたのかを知りたくて頁を繰る手が進んでいく。
中盤以降で明かされる真相は、最後の最後まで予断を許さない、小道具の使い方まで含めて手が込んだ作りで、とても良く出来ていると思った。
ただ、第二章で、昭和の高度成長時代と対比して描かれる、1965年~66年にかけての筑豊の悲惨な生活の描写の濃さが強烈で、ミステリーとしての面白さが霞んでしまった印象も受けたのでした。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。