聖者が街にやってきた

聖者が街にやってきた

867円 (税込)

4pt

3.8

タワーマンションが建ち、人口が急増する街で古くから続く花屋を営む桜子。十七歳の娘が市民結束のために企画されたミュージカルの演者に選ばれた。新旧の住民が入り交じって盛り上がる街。だが若い女性が続けて殺される事件が起きる。不穏な空気のなか、今度は娘が何者かに誘拐されて……。あまりにも切ないラストに、慟哭必至の傑作長編小説!

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聖者が街にやってきた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月02日

    神奈川県多摩川市湧新地区で立て続けに一人暮らしの女性の殺人事件が起こります。
    女性が殺された後には必ず、一輪の花、パンジー、マリーゴールド、デンファレ、クレマチス、プリムラ(ダリア)が残されていました。

    そしてもう一つの物語は湧新地区で育った歓楽街の花屋の一人娘、菫子(とうこ)。菫子は母一人子一人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月02日

    「愚者の毒」が面白かった&WOWOWドラマの「黒鳥の湖」のストーリーが良かったのを受けて宇佐美昨年2冊目。

    面白かったです。
    久しぶりに終盤まで犯人が誰だか絞りきれませんでした。負け惜しみを言うなら、候補の中にはいましたが。

    愚者の毒とはまた全く違った文体、世界観ながらも引き込まれました。
    登場...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月24日

    タワーマンションや昔ながらの街並みなど新旧乱れる架空の都市・多摩川市。さらに発展しようと市民参加のミュージカルを立ち上げることに。その準主役として選ばれた桜子の娘・菫子。有名な演出家に怒られながらも、懸命に頑張っている一方で、恋の発展も・・・。
    時を同じくして、その地域では奇妙な死亡事件が続発してい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月11日

    繁華街で花屋を営む桜子。娘の菫子は市民ミュージカルに出演することになった。
    その街で連続して起こる殺人。菫子に彼氏ができたり、半グレ集団に襲われそうになったりといろいろなことが起こる。登場人物が結構出てくるが、ラストはうまくまとまっていた。ゲイのレイカはいいやつだと思った。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年01月31日

    発展途上の街の様相や花屋の母娘をめぐる人間模様にストリートギャングや危険ドラッグといった不穏要素まで顔をチラつかせてまさに“混沌”の一言。
    その混沌の中、深く確かに響くレイカさんの言葉。
    一見バラバラのようだった登場人物と過去のピースが全て回収されピタリと嵌った解決はいつもながらお見事。
    晃のような...続きを読む

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