作品一覧

  • 月下の盤【無料試し読み版】
    無料あり

    月下の盤【無料試し読み版】

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
    本書は2026/9/3発売、睦月 準也『月下の盤』の無料試し読み版です。 39ページまで試し読みいただけます。 ※校了前のデータをもとに制作されていますので、刊行時には内容が変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。 謎の人物からの依頼は「ゴウダトオル」を探すこと。4日後に閉館する「東亜ホテル」に滞在しているという。調査開始直後のホテルで男の死体を発見した探偵が対峙する壮大な真実とは? 圧倒的な完成度を誇るアガサ・クリスティー賞大賞受賞後第1作!
  • 月下の盤

    月下の盤

    小説・文芸

    4.3
    1巻2,530円 (税込)
    ゴウダトオルを探してほしい。4日後に閉館する東亜ホテルで――捜索の果てに探偵が見た壮大な真実とは。 謎の人物からの依頼は「ゴウダトオル」を探すこと。4日後に閉館する「東亜ホテル」に滞在しているという。調査開始直後のホテルで男の死体を発見した探偵が対峙する壮大な真実とは? 圧倒的な完成度を誇るアガサ・クリスティー賞大賞受賞後第1作!
  • マリアを運べ

    マリアを運べ

    小説・文芸

    3.4
    1巻1,980円 (税込)
    17歳の運び屋の風子に、ある荷物を運んでほしいという依頼が持ち込まれた。一度走った道をすべて記憶している風子は、持ち前の運転技術を活かして長野県の諏訪を目指す。ヤクザや新興宗教、某国のスパイまでもが荷物を狙うなか、彼女は依頼を完遂できるのか。第14回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。

ユーザーレビュー

  • 月下の盤

    Posted by ブクログ

    力作!!

    これはハードボイルドの括りでいいのかね?

    脇役キャラも立っていて、
    主人公との距離感が好きだった。

    鉄壁のアリバイを崩せるか!?

    つるはしを使ったカツーン、カツーンと
    真相に近づいていく最後のひらめきの表現がしびれた。


    あきらめずに立ち向かう姿が素敵。

    ここで終わるのかと思わせておいて、
    残りの謎の回収もお見事。

    「睦月準也」
    注目の作家となりました。

    0
    2026年10月05日
  • 月下の盤

    Posted by ブクログ

    緻密な計画のもとで積み上げたものは崩れ、偶然や諦めが積み重なったものが最後に残る。人間が積み重ねてきたものの偉大さと儚さを同時に感じられる物語だった。時間は厳しく残酷だが、同時に傷を癒してくれる味方でもある。時間を諦めと希望が同居するものととらえるこの目線は何だかとっても希望になったし、絶望と希望を行ったり来たりするこの生活が、いつか誰かと結びついて物語になることが楽しみにもなった。

    0
    2026年10月03日
  • 月下の盤

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!!!詳しく説明されないからこそ余韻が残るタイプの面白さ。主人公については名前、風貌、年齢、刑事時代、奥様の死の詳細などは明かされない。とあるリストについてもなぜ満州から持ち出されたのか、なぜその人物が継承者に選ばれたのか、本当に今も継承されているのか、など謎が多い。読後に考えられる余白がたくさん残されている。
    殺人事件の謎が解明された後も驚く事実、展開があって何度も湧いた。最後の方に平と広川が互いにチェス盤を贈り合おうとしていた描写があってとてもよかった。この季節に読めてよかった。

    0
    2026年09月25日
  • 月下の盤

    Posted by ブクログ

    あることがきっかけで警察を辞めた元刑事の探偵の私に「ゴウダトオルを探してほしい」とアリスというハンドルネームから依頼があった。ゴウダは4日後に閉館する老舗ホテルに滞在しているという。
    私はそのホテルに部屋を取り、聞き込みを開始するが、ある殺人事件の第一発見者となってしまう。

    早川書房のSNSでこちらの本を紹介していて、これは期待できるぞ!と即購入。めちゃくちゃ面白かった。

    殺人事件のネタバレまで右往左往して、何度も足踏みするので、こちらも焦るけど、その解決にも納得。そして、ゴウダトオルなる人物についても、老舗ホテルが舞台だけあって、なかなかの広がりがあり、そこへ到着するのかと、感心しきり。アリスの正体など様々な伏線回収もお見事。

    最後まで一人称の探偵が名を名乗らないのもまたいい。

    これは何かの賞を取るぞと期待大。

    しかし、〝ゴウダトオル〟を〝ゴウダタケシ〟と何度も読み間違えた。ドラえもんの見過ぎだな。

    0
    2026年09月16日
  • 月下の盤

    Posted by ブクログ

    ―ゴウダトオルを探してほしい―

    4日後に百年の歴史に幕を下ろすことが決まっている「東亜ホテル」。
    探偵は正体不明の人物〈アリス〉の依頼によりこのホテルを訪れる。
    閉館までの4日間このホテルに滞在しているということしかわからない、ゴウダトオルという人物を探すために。


    超超超超面白かった。

    国籍も性別も年齢も不明、名前しかわからない幽霊のような存在。
    日比谷公園の向かいに位置する、国家を代表する高級ホテル。
    クローズドな舞台の中、正体不明の人物の手がかりを求め濃霧を歩くようにまるで筋道の見えない調査を進める探偵。

    そこで起こる殺人事件、関与が疑われる巨大企業グループの一族、背景に浮かぶ国家規模のプロジェクト。
    幾度も展開され、その度に盤上の駒の様に敗れ散っていく推理の数々。

    あまりにも壮大で複雑なドラマが描かれていくのに、物語の抑揚に反し徹底して温度感を排しているように感じられる文章。
    主人公の一人称視点で書かれるその端的で、淡泊で、知的で、気の利いた文章がとにかく好みでした。
    読者を物語に引き込む強い引力がありながらもとても静かなその主人公の視点が、百年の歴史に幕を下ろす高級ホテルという舞台の、華やかさや厳かさ、そしてそこにいる主人公の場違いさなどを小説全体に漂わせている。
    そんな、一人称でありながらどこか客観した語りだからこそ、無数の人間の人生が絡み合いやがて百年近い時代に渡る群像劇の様相を呈してくる壮大過ぎるこのストーリーが、すっと自然に飲み込めてくるのだと思う。

    筆致も、トリックも、伏線も、心情描写も圧巻。
    個人的には今年読んだ本の中で一番好きです。

    0
    2026年09月10日

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