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ストーカー殺人事件に巻き込まれ人生を狂わされた、市役所職員・佑美。
だが三年後、事件の“再検証”が、壮大な悲劇の連鎖を明らかにする――。
『ルパンの娘』の著者、デビュー10周年の最高到達点!
【あらすじ】
市役所職員・倉多佑美は、家出した恋人を捜しているという男の電話を受ける。粘着質な男の誘導に、佑美は意図せず個人情報を漏らしてしまうが、数日後、市内で起きた地下アイドル刺殺事件に戦慄する。その被害者こそ、男が捜していた相手だったのだ!自責の念と周囲の目から、佑美は辞職に追い込まれる。だが三年後、新生活を営む佑美のもとに、星谷と名乗る謎の男が現れる。星谷は、事件を再検証したいと切り出し……。
乱歩賞作家が辿り着いた、慟哭のクライム・ミステリー!
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Posted by ブクログ
2017年の9月3日のこと。
地下アイドルの中央線防衛軍という五人組ユニットの一人、荻窪ひとみ22歳がストーカーによるものとみられる犯行によって公園で刺殺されます。
武蔵平市の市役所に勤める倉多佑美28歳は、荻窪ひとみ(本名馬場ひとみ)の恋人と名乗る男から武蔵平市のひとみの転居先のアパートを電話であてずっぽうに問われ、答えはしませんでしたが「違います」と言ってしまったことから逆にひとみの住むアパートを知られてしまいます。
そして、ひとみが刺殺されたのちにもう一度男から「あなたがひとみの住所を教えてくれて助かった」という嫌がらせの電話がかかります。
そしてひとみのストーカーは防犯カメラに映っていた原付の映像から、野上昇という前科のある男が怪しいとされ、家宅捜索により殺害に使った凶器が見つかりあっけなく逮捕されます。野上は「知らない」「やっていない」の一点張りです。
そして2020年、市役所に居られなくなって辞職して喫茶店でアルバイトをする倉多佑美のところへ、星谷隆弘という30歳の男が訪ねてきます。
星谷は中央線防衛軍のひとみ推しの青年でした。
そこへ3年前の担当刑事の源田とひとみ推しだった星谷の仲間たちも招かれて、星谷は「犯人は意図的に倉多さんを巻き込んだ」「倉多さんに対する嫌がらせ」「倉多さんの人生を狂わせた」という言葉を口にし、星谷の思うところの事件の真相を語り出します。
以下、私の感想でネタバレありますので、お気をつけください。
ここまでするんだと思いました。
復讐をしたい気持ちはわかるけれど、不幸な復讐事件だったと思いました。
ひとみは何も殺される理由などなかったのですから。
星谷の最後の「オタクをナメるな」が響きました。
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