首木の民

首木の民

1,980円 (税込)

9pt

大学の客員教授、久和が窃盗と公務執行妨害の容疑で逮捕された。運転する車の中から、血の付いた他人の財布が発見されたのだ。久和は内閣府が設置する経済財政諮問会議に参加したこともある経済政策通だが、警視庁志村署の佐久間に対し「公務員を信用していない」と言い、取調べは進まなかった。一方、財布の持ち主を捜していた志村署の中田は、フリーライターの菊池に行き着く。菊池は交通事故を探っていたが、その事故には財務省のある人物が絡んでいた。

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首木の民 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最初から中頃まで特に取調室での講義の部分は瞼が閉じるのを抑えながら必死で読んで。そこを過ぎてからは最後までノンストップで読みました。さすが誉田哲也さん、面白かった、読後感最高です。このメンバー最高、続編も期待します。 国債と税金の関係は内容の通りなのかな?ホントだったら許せませんよ国民として。難しい

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

     初読み。首木って何? どうして羊?と、はじめは謎だったが、読んでみるとなるほどと思った。
     血のついた他人の財布を所持し逮捕された大学教授の取り調べとその捜査が交互に進行するので、展開に魅了された。また、取り調べでは、まさかの財務省と国債の講義が始まり、難解な話を聞かされる刑事の心の声がユーモラス

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    今年読んだ本の中で今のところ1番勉強になりました。
    私は経済に詳しくないので本作のようにわかりやすく説明してもらえる作品はありがたいです。
    財務省の何が問題なのかイマイチよくわかっていない人にお勧めの1冊です。
    日本経済の問題点や腐敗した政界、そして官僚たちの天下り問題について深く考えさせられます。

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    超痛烈な社会派小説。
    こんなに財務省の闇を暴いて大丈夫なのだろうかと思うくらい。
    誉田哲也さんがニュースキャストに、
    「私が小説を書く原動力は『怒り』です。今回も、巨大な敵にガンガン喧嘩を売っています。」とコメントを出しています。
    その怒り、めちゃくちゃ伝わりました。
    前半は事件の進展と久和(くわ)

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    物語に引き込まれつつ、経済の勉強をしていきたいという気持ちになった。
    そもそも私は理系出身で経済のいろはもわかっていない。こういった層に刺さるのかもしれない。

    0
    2025年07月09日

    Posted by ブクログ

    税金、財務省の問題が絡むちょっと難しいテーマでしたが、登場人物の掛け合いが面白くテンポ良く読めました。

    0
    2025年06月14日

    Posted by ブクログ

    2025.06.10
    経済談義が難しい人はそこを読み飛ばしながらでも構いません。そうした読み方でも読む価値が極めて高い一冊です。
    警察小説、ミステリとしての味わいが最高。
    そして、登場人物の行動と内心描写の文量のバランスが絶妙!この登場人物たちにまた会いたいと願っています。

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    ちょっと誉田哲也先生の本はグロがキツくて、歳とってからは敬遠してたけど、本作は税金の講義(?)が延々と続いたり、お茶目な女性刑事が居たり、最後までダレず展開も軽快でもっと早く読めば良かったと後悔です。このチームでの再度の活躍を読んでみたい。期待してます。

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    仰々しい帯にビクビクしながら
    読み始めたけど、登場人物が
    誉田ワールドおきまりの茶目っ気ある
    部下たちでスラスラと読めました!
    警察小説を読んでるのか…?
    いやはや経済本を読んでいるのか…?
    と、難しい話を理解しながら読むのは
    時間がかかったけど、
    いつもの暗い過去を持つ報われない
    犯人が捕まってよ

    0
    2025年05月14日

    Posted by ブクログ

    「ザイム真理教」批判が、エンタメ小説の世界にも及んできました。
    日本の金融について分かり易く説明されている部分もあり、これはいま読むべき小説であろうと思います。
    ただ、アベノミクス以前は日銀が批判されており、日銀の金融政策をなんとかすれば日本経済が良くなると思われていたのですが、あれだけのことをした

    0
    2024年12月31日

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