めぐる糸 明治浪漫霊異譚

めぐる糸 明治浪漫霊異譚

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

時は明治三十九年。帝大生・斎木啓吾には誰にも言えない秘密があった。それは、この世ならざる「霊異」が視えてしまうこと。平穏な生活を望む啓吾だったが、心霊研究者を名乗る子爵家の若様・連翹寺正周にその体質を知られてしまう。正周の「目」として、帝都で起きる不可解な事件に半ば強引に巻き込まれていく啓吾。現世に未練を残す魂が、彼らに託す「最期の願い」とは――。霊が視える帝大生と、視えない心霊研究者。人情と謎が交錯する、明治霊異譚。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    双葉社
  • タイトル
    :
    めぐる糸 明治浪漫霊異譚
  • タイトルID
    :
    20181977
  • 電子版発売日
    :
    2026年05月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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めぐる糸 明治浪漫霊異譚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    続きが楽しみ。
    タイトル通り糸がどんどんめぐっていって、話が進むほど、登場人物が増えるほど面白くなるんじゃないかと期待。

    0
    2026年09月09日

    Posted by ブクログ

    視える人と、視えないけれど何となく感覚でわかる人。
    そして、そのどちらでもない人。
    自分はその中のどれだろう?・・・と、つらつらと考える。
    が、答えはわかっている。
    そんなことを思いながら読み終えた一冊でした。

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    明治を舞台とした霊が視える帝大生の啓吾と視えない心霊学者の正周と、人情味溢れる霊異譚とは何て魅力的な話だろう。
    江戸時代の髑髏を掘り起こしたり、吉原から逃げた禿の行方や凌雲閣に飾られた絵が笑うなど明治39年ならではの内容で綴られる連作短編集でたまらなく面白い。
    ただ、最後の姪っ子を襲い殺めた男の話はあまりにむごいし恨みたくなる気持ちが非常にわかり悲しい。
    視える啓吾と祓う正周のコンビのやり取りが読んでて楽しいし、再び消えた禿の凛の謎と正周の十二単の女人の謎がとても気になる。
    今冬の続編が今から待ち遠しい!

    0
    2026年07月08日

    Posted by ブクログ

    テンポ感と、単体でもキャラが立っているが、それぞれが関わることによる、より深みがでてくるキャラクター性と見せ方が良かった。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    霊が視える大学生と、視えない心霊研究者のコンビが良い味を出していた。一見バラバラに見えた霊にまつわる物語が、ラストに向けて綺麗に1本の線に繋がっていくミステリ風の構成も面白い。2人以外の登場人物たちもそれぞれ個性が強く魅力的だった。今回繋がれた人の縁がこれからどのように巡り、物語が広がっていくのか、これからの展開が楽しみ。

    0
    2026年09月17日

    Posted by ブクログ

    明治の東京を舞台に、霊が見える大学生の啓吾と、怪異を見たいけれど見えないお坊ちゃまの正周コンビが出遭う様々な事件を描く。

    上野戦争で亡くなった役人が、今わの際に助けた少女と妻を探して欲しいと啓吾に頼む
    祈る猫に宿ったのは、行方知れずとなった息子を探す花魁の霊
    十二階に展示された貴族の娘の写真が笑うという。その写真には別の貴族の娘が囚われていて…。
    啓吾が正周を出会うきっかけとなった、敬語にしか見えない糸
    十年ぶりに見つかった貴族の娘は何か様子が変で…。

    啓吾が霊や怪異を見て、そこから正周と共に調査をして事件を紐解くという構図。
    少々上手く行きすぎな感はあるが、啓吾が新聞社でアルバイトをしているというのも調査の手助けとなっているし、啓吾の叔父が僧侶で正周の実家である連翹寺家と縁があるというのも様々な縁に繋がっているのでやりすぎ感じはない。

    何より正周が気持ちの良いお坊ちゃまで、わがままというよりは天真爛漫な感じなので、霊は見えないけれど何か護られている感じがある…と思っていたら、正にその通りだった。
    見えないけれど、勘が良く素直な正周にはいろいろ感じるものがあるようで、そこも事件の謎解きや決着に上手く絡んでいる。

    全編通じて、禿の皐月、または凛の半生が見えてくる。正周とは違うタイプだが、彼女もまた護られている人だった。なのにその人生は正周とはまるで違う。

    母の教えにより霊が見えることを隠してきた啓吾が、正周と出会ったことによって正周には隠さずにいられるようになり、正周もまた、ただの恵まれた人生だけではなかったことが分かった。
    生まれも育ちも違う二人の関係性が良かった。よくある、お坊ちゃまに振り回される庶民という構図とも違っていて読んでいて心地よかった。
    峯斎先生ともども、その後再会があるのかが気になる。
    この終わり方は続編があるのかどうか。

    0
    2026年09月16日

    Posted by ブクログ

    霊が視える帝大生の啓吾と視えない心霊研究者の正周が
    織りなす、明治後期の帝都怪異譚の連作集。
    第一話 ロマン髑髏・・霊に憑かれ、掘り出してしまった髑髏。
      その侍の霊の頼み事は妻と助けた女の子の行方を探すこと。
    第二話 祈り猫・・・元・花魁の霊が憑いた祈り猫の頼み。
      火事場から去った息子と共に逃げた少女の行方は如何に。
    第三話 笑う写真・・・浅草・凌雲閣の写真展で写真が笑う?
      そしてある令嬢が倒れる。撮影したのはあの少女なのか?
    第四話 桐箱の糸・・・5年前の啓吾と正周の出会いの話。
      桐箱の金色の糸が繋ぐ縁。視える者と祓える者の因縁。
    第五話 生きていた令嬢・・・7歳で行方知らずとなった令嬢が
      突然現れた。まさか、あの少女?やりきれない悲劇。
    終 めぐる糸・・・事件の後日の啓吾と正周の会話。
      「何となく、あの人とはまた会う気がします」
      縁の糸は、めぐる。

    江戸は遠くなりにけりな感のある明治時代後期ではあるが、
    かつての時代の残滓が所々で見受けられる。
    更に、文明開化以後の東京の姿。新しい身分に貧富の差、
    廃仏毀釈後の影響、新聞社や写真館、そして学制。
    帝大生の二人。霊が視える啓吾と視えない子爵家の正周。
    巻き込まれる怪異譚にはミステリーとファンタジー、
    そして人情物が混在している。
    序盤からの数話は、あっけないほど分かり易い内容だったが、
    実はフラグが隠されている。終盤に至る展開でそれらが
    露わになり、なんかウザいボンボンの正周の良い人ぶりが
    出てきて祓う能力まで示される妙。
    また、新聞社の上条、寿照尼と占部峯斎などの個性的な
    人物たちが登場し、物語を引き締め、複雑な様相が発現する。
    要所に登場する皐月。彼女の正体がわからぬままの終焉は
    消化不良なので、続編が出ることを期待します。
    めぐる糸の縁が彼女にも繋がっていますように。

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    サクサク読ませてくれる。時は明治の終わり、霊が見える帝大生が主人公の5話からなる連作集。
    ホラーじみてるけど一つ一つの文章がリアルで今の世に置き換えても不思議はない程。やはりこの作者は読ませて下さる方と平伏。

    0
    2026年08月04日

    Posted by ブクログ

    視えることを受け入れられ、視えないことも強みになり。ひとりの事を皆が気にかけて行動し、その行動の糸は次にまためぐる。
    「厳しい世の中での人間同士の思いやり」を味わいたかったら、永井さんの本は間違いないなあ。

    0
    2026年07月26日

    Posted by ブクログ

    明治時代。帝大生の啓吾には霊が視えた。周りの目を気にして視えないふりをしていた彼だったが、子爵家の次男坊である正周と出会ったことで変わる。正周は霊を視ることはできないものの怪異に興味を持ち、そして悪しきものを祓う力を持っていた。二人の青年が数々の怪異に出会い、その謎を解きほぐしていく優しい読み心地の作品です。
    連作短編集で、それぞれの物語は緩やかに繋がっていく展開です。人々の間に張り巡らされた糸のような「縁」もまた物語の中核。何かの導きのようにして出会ってしまった啓吾と正周。好奇心と行動力が旺盛な正周をやや疎みつつも、友人でいることに安らぎを覚えている啓吾の様子にほっとします。このコンビ、良いよなあ。
    怪異を巡る謎も、恐ろしいようでありながらも穏やか。「生きていた令嬢」が一番はらはらさせられますが、恐ろしいのは怪異の方じゃないよね。そしてあの人の行方がとても気になるのだけれど。続編に期待かな。

    0
    2026年07月09日

めぐる糸 明治浪漫霊異譚 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    双葉社
  • タイトル
    :
    めぐる糸 明治浪漫霊異譚
  • タイトルID
    :
    20181977
  • 電子版発売日
    :
    2026年05月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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