【感想・ネタバレ】めぐる糸 明治浪漫霊異譚のレビュー

あらすじ

時は明治三十九年。帝大生・斎木啓吾には誰にも言えない秘密があった。それは、この世ならざる「霊異」が視えてしまうこと。平穏な生活を望む啓吾だったが、心霊研究者を名乗る子爵家の若様・連翹寺正周にその体質を知られてしまう。正周の「目」として、帝都で起きる不可解な事件に半ば強引に巻き込まれていく啓吾。現世に未練を残す魂が、彼らに託す「最期の願い」とは――。霊が視える帝大生と、視えない心霊研究者。人情と謎が交錯する、明治霊異譚。

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Posted by ブクログ

変わらぬ流麗な文章で読むのが楽しい。既作品とは少し趣を異にする明治の怪異譚(霊異譚)。3話目辺りまでは普通に面白かったが、この終わり方は頂けない。ある程度の解決を読みたかった。「祈り猫」は秀逸。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

明治になってから40年ほど経過した時代が舞台。
その頃は江戸時代とはガラリと変わり、文明開化の様相を呈している。
しかしまだ、目黒は一帯が田畑だというから驚きだ。
現在の東京23区でそんな場所はもう残っていないので、その時代の東京を歩いてみたくなる。

物語自体は霊の視える青年と華族の青年コンビが謎を解いていくというものだが、怖ろしさはなく、優しい空気が作品を覆っている。
そういえば大ヒット作の『木挽町のあだ討ち』も、思い返せばそうだった。
本作は続編も刊行が決定しているので、そちらも期待したい。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

怖い話は苦手ですが、こちらは怖いというよりはクスッと微笑ましくなる場面もあり、ほろりとしてしまう場面もありつつ、なぜだろ?ときになって先を読み進めたくもなり、かなり好みの作品でした。
霊異が見える啓吾と霊異をみたい、会いたいと願う若様もいいコンビ。
連作になっていて様々な事件や謎を追いつつ、最後にはスッキリと謎が解け、モヤモヤが残らない読後感も好きです。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

怪異というので、もっと怖いというかぞくっとする話もあったりするのかと思ったけどそんなことは一切なく、人に見えないモノが視えるという啓吾が若様と謎を解決するお話。
若様は視たいのに視えない人らしく、でも祓う力をお待ちとのことでややこしい笑
若様がまた、いい塩梅にお坊ちゃんで人がよく善意の塊なのよ。
い怪異じゃないけど、気になる謎でサクサク読める。
皐月がキーポイントになって、続編が出たりするのだろうか、続編でたら若様に会いたいから買ってしまうな。

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2026年05月27日

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