作品一覧

  • 賊徒、暁に千里を奔る
    NEW
    -
    1巻1,925円 (税込)
    鎌倉時代、都でつつましく暮らす老侍。その正体は、かつて都中の人々に恐れられた大盗賊・小殿だった。足を洗った彼に興味を持ち、話を聞きに来た下級貴族の橘成季と仏師運慶、少年僧侶明けの明星の三人に、小殿はかつてある貴族の屋敷から真珠を盗んだ話を語る。客人三人は不可能と思える盗みを成功させた手口の謎解きに挑むのだが……。後鳥羽院、慈円、大姫ら鎌倉時代の重要人物たちが彩る、伝説の大盗賊をめぐる歴史ミステリ。
  • 本格王2019
    3.0
    1~6巻814~979円 (税込)
    「ゴルゴダ」飴村行 「逆縁の午後」長岡弘樹 「枇杷の種」友井羊 「願い笹」戸田義長 「ちびまんとジャンボ」白井智之 「探偵台本」大山誠一郎
  • 歌人探偵定家 百人一首推理抄
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    若き藤原定家が、生首に紫式部の和歌が添えられた事件や、西行が遭遇した密室からの人間消失などに挑む。後に『百人一首』に選出される、和歌の絡んだ謎解きを描く連作集。
  • 蝶として死す
    3.5
    1巻880円 (税込)
    一一八三年、源氏の木曾義仲軍が平家を破って都入りした。しかし、平清盛の異母弟・平頼盛は都落ちした一門と決別し、都に留まっていた。そんな頼盛は、彼を知恵者と聞いた義仲に「首がない五つの屍から恩人の屍を特定してほしい」と依頼され……。第15回ミステリーズ!新人賞受賞作「屍実盛」ほか全5編。清盛が都に放った童子は、なぜ惨殺されたのか? 遠く離れた場所にいたはずの大姫が、父・源頼朝の話の内容を言い当てられた秘密とは? 平清盛や源頼朝などの権力者たちと対峙しながら、推理力を武器に生き抜いた頼盛の生涯を描く連作集。/【目次】禿髪(かぶろ)殺し/葵前(あおいのまえ)哀れ/屍実盛(かばねさねもり)/弔千手(とむらいせんじゅ)/六代(ろくだい)秘話/あとがき/参考文献/解説=細谷正充
  • 『吾妻鏡』にみる ここがヘンだよ! 鎌倉武士
    3.0
    1巻1,500円 (税込)
    鎌倉幕府の公式歴史書『吾妻鏡』は、面白人間のオンパレードだった! 北条義時は大悪党? 冷血漢?/二代将軍・源頼家は、蹴鞠好きのヤンキー兄ちゃん!?/畠山重忠は、バトル系少年漫画の登場人物? あの有名な人物が、酒呑みの感激屋だったり、実は全然モテていなくて「金づる」扱いされていたり、うっかり勘違いして、戦う気のない武士団を攻撃していたり! 忖度が得意な弓の名人や、凄腕ネゴシエーターの武士、3メートルもの石を運ぶ武士に、不幸設定盛り過ぎ少年、素潜りでサメ3匹を素手で捕まえる地上最強生命体武士も! 「こんな人間がゴロゴロいるとは、どんな集団だったんだよ、鎌倉武士!」――歴史小説と本格ミステリを融合させた作品で注目される気鋭の作家が、ツッコミを入れまくり! スナイパー宮司やマイペースな絵の達人、馬のお医者さんも! 読めば思わず笑ってしまう、総勢50人の大博覧会をぜひご堪能あれ!
  • 揺籃の都
    4.2
    1巻1,899円 (税込)
    治承四年(一一八〇年)。平清盛は、高倉上皇や平家一門の反対を押し切って、京から福原への遷都を強行する。清盛の息子たち、宗盛・知盛・重衡は父親に富士川の戦いでの大敗を報告し、都を京へ戻すよう説得しようと清盛邸を訪れるが、その夜、邸で怪事件が続発する。清盛の寝所から平家を守護する刀が消え、「化鳥を目撃した」という物の怪騒ぎが起き、翌日には平家にとって不吉な夢を見たと喧伝していた青侍が、ばらばらに切断された屍で発見されたのだ。邸に泊まっていた清盛の異母弟・平頼盛は、甥たちから源頼朝との内通を疑われながらも、事件解決に乗り出すが……。第四回細谷正充賞を受賞した話題作『蝶として死す』に続く、長編歴史ミステリ!
  • 揺籃の都

    Posted by ブクログ

    京から福原へ遷都を強行した時期の平清盛邸で起きた怪事件。平家にとって不吉な夢を見たと喧伝していた青侍が逃げ込んだはずの清盛邸から姿を消し、翌日雪の中屍で発見される。同日清盛の寝所から平家を守護する小長刀が消え、物の怪騒ぎが起き、更に事件が続く。源頼朝との内通を疑われる四面楚歌の状態で平頼盛は全ての事件の謎に挑む。清盛の息子の宗盛・知盛・重衡三兄弟との推理対決が面白いし、この時代背景を活かしたトリックも秀逸。読み返せばちゃんと提示してあるし。平安貴族の生活事情もしっかり語られていて興味深い。寝殿造りの構造が良く判らなかったのでネットで調べながら読み進めた。ネット万歳。最後の清盛vs頼盛のタイトル

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    2023年06月23日
  • 揺籃の都

    Posted by ブクログ

    前に読んだ「蝶として死す」がよかったので読んでみた。
    今作も本格ミステリとして上質で満足度の高い読書ができた。歴史にくわしくなくても楽しめるように書かれていてありがたい。(ただあまりに知識がなさすぎて建物の構造を頭でイメージできなかったのが心残り)

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    2023年05月29日
  • 本格王2021

    Posted by ブクログ

    方丈さんが好きで方丈さん目当てで買った。
    アミュレットホテル、とても楽しく読めて好き。

    他にも初読みの作家さんが多く、楽しく読め気になる作家さんが増えた。

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    2023年04月30日
  • 揺籃の都

    Posted by ブクログ

    福原遷都後。平頼盛は、異母兄・清盛から人探しの命を受ける。忽然と消えた清盛の刀、足跡の無い雪上のバラバラ死体、封印された部屋の中で吊るされた巫女、夜空を飛ぶ化け鳥。様々な事件が発生。清盛や、彼の息子達からいびられながらの頼盛の推理にハラハラ。ラストの清盛との腹の探り合いまで、前作を超える読み応えある長編だった。

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    2023年02月24日
  • 揺籃の都

    Posted by ブクログ

    平清盛邸で起きた盗難、殺人事件を異母弟の平頼盛が解く本格ミステリ

    隙あらば頼盛を追い落とそうとする清盛と息子三人を相手に、薄氷を踏む心地ながら巧みに切り抜け、見事な推論を展開してゆく読み応えのある作品です

    建物の造作、邸内の様子が細かく描かれ、興味深く拝読しました

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    2022年11月20日

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