不等辺五角形

不等辺五角形

1,899円 (税込)

9pt

避暑地の別荘で、事件は起こった。三十歳を間近に控え、久しぶりに顔を揃えた五人の男女。インターナショナルスクールで出会って以来二十年以上の付き合いになる重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は、海外赴任が決まった重成の送別も兼ねて、葉山にある聡也の別荘で旧交を温めていた。ところが深夜、雛乃が頭から血を流した状態で死体となって発見される。続けて梨愛が「私が殺したの」と告げ、警察に連行されてしまう。五人の関係は、一夜にしてひとりが被害者に、ひとりが被疑者になる悲劇へ転じた。幼馴染みの面会も拒否し、殺害の動機を語ろうとしない被疑者。弁護士は、残された関係者三人の証言をあつめる。しかし、同じ出来事を語っていても、当事者たちの思惑は三者三様に異なり、証言を重ねるごとに人物像と関係性はめまぐるしく変貌していく。果たして五人の間には何があったのか。あの夜、なぜ事件は起きたのか。関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇の結末は――。

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不等辺五角形 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    貫井徳郎うますぎる。殺人事件があって犯人は自首している。でも動機不明。ということで当時一緒にいた幼馴染の3人が、それぞれ証言していく。面白いのがその証言は「あくまでもその本人の主観によるもの」であること。だから都合の良い解釈や意図的なのか事実と違うんじゃないの?ということをそれぞれ話しているから、自

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    人物像と関係性。
    それぞれから語られる姿はひとつとして同じものはなく、そのことを改めてずしっと感じさせられる本でした。
    とても読みやすく最後までどうなるのだろうとおもしろく読めました…!

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    ⭐︎3.4とあまり高くないんだなぁと思いつつ読み始めましたが、面白かったぁ!
    最近、様々な理由で読書が捗らなかったのですが、一気読みでした。
    まずは単純に私が貫井徳郎作品と相性が良いのだと思います。読みやすくて水が染み込むように、あるいは呼吸するように読めます。

    この話は5人組の中で殺人事件が起き

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    マレーシアのインターナショナルスクールで小学校時代同級生だった5人、重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は日本に戻ってからもなんとなく仲良く、時々連絡取らない時期あってもまた集まるというような繋がりがあった。重成が出張でウガンダにいくというので、その前に30歳前の5人は聡也の家の別荘に集まる。そこで、雛乃が

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    またまた愚行録を思い出した。このパターン2回目。作者のフォーマット?視点が変わればそこになにがあるかは変わる、というのはよくわかりました。ラスト、じっくり考えればそうなのかもしれないけど、ここまで引っ張ってきてちょっと弱くない?とはおもいましたね。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    序盤は読むのが疲れるぐらいだったが、後半は一気に面白くなり最後はえぇ〜誰々?って序盤の振り返りをする事になった(笑
    誰?の仮説を立ててはみたが、正解ならば
    ちょっと、そこまで想いを寄せる事あるかなあの人?と思った点が星5つにいけない理由です。貫井作品では『乱反射』もかなり好きな作品だったけど、この作

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに貫井徳郎さんの作品を読みました。
    過去には『慟哭』や『愚行録』も読みましたが、今回も事件の真相へと導く巧みな構成や、視点の切り替えの妙に感嘆しました。

    本書の紹介文にあるように、「同じ出来事を語っていても、当事者たちの思惑は三者三様に異なり、証言を重ねるごとに人物像と関係性はめまぐるしく

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    ★4.5
    羅生門形式ってワードを初めて知ったけど、言い得て妙なり。
    人の語りのみで綴られる物語。幼馴染5人のうち、1人がもう1人を殺害。残る3人によって語られるそれぞれの人物像が重なりつつも一致しない。これって実生活でもある。人によって見せる顔は違うし、見たいように相手をフィルターかけて見ることある

    0
    2025年10月24日

    Posted by ブクログ

    幼馴染の男女5人の中で起きた殺人事件
    被害者を除く4人の証言で進む心理劇のミステリー

    読みながら犯人を探していったり、それぞれの証言の矛盾とか嘘とかあるんかな?とか思いました読んでました

    ただ、読み終わってから「そういうことやったんか!」ってスッキリすることはなくて、「ん?どういうこと?」と思い

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    面白かった。いくつかスッキリしない気になるエピソードは残ったけど、まぁそういうもんか。
    少し忘れた頃に、もう一回読みたい。

    0
    2025年10月07日

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