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獅子吼
稀代のストーリーテラーにして短篇の名手でもある浅田次郎の一球入魂の傑作短篇集。 時代に翻弄される名もなき人々の美しい魂を描いた、心ゆさぶる6篇。 「決して瞋るな。瞋れば命を失う」 父の訓えを守り、檻の中で運命を受け入れて暮らす彼が、太平洋戦争下の過酷に苦しむ人間たちを前に掟を破るとき――。 それぞれの哀切と尊厳が胸に迫る表題作ほか、「帰り道」「流離人(さすりびと)」「九泉閣へようこそ」「うきよご」「ブルー・ブルー・スカイ」を収録。 あの時、あの場所にいなければ降りかかってこなかったはずの過酷な運命に、彼らは勇気をもって立ち向かい、優しさをもって受け入れようとする――。 直球ど真ん中、華と涙の作品集です。 解説・吉川晃司 -
とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー
「レンタルフレンド」を依頼した女子大生は、なぜデザートブッフェに行きたいのか、神社のキツネに運命の恋をした少女とたい焼き、年の差姉妹をつなぐ秘密とフレンチトースト、御曹司ふたりが作るプリンアラモード、見知らぬおじさんに「あんみつを一緒に食べてくれないか」と頼まれた俺。――甘くて可愛いだけじゃない、どこかスパイスの効いたおいしい話。全五編! 【目次】レンタルフレンド デザートブッフェ(青木祐子)/たぬきとキツネと恋のたい焼き たい焼き(阿部暁子)/明日のおもひでフレンチトースト フレンチトースト(久賀理世)/悪友(とも)と誓いのアラモード プリンアラモード(小湊悠貴)/おじさんと俺 あんみつ(椹野道流) -
成巌寺せんねん食堂
長年勤めた小さな会社を退職した千束。部屋の掃除をすませ、鼻歌を歌いながら料理でも作ろうと考えていたとき、スマホが鳴った。 実家の父から、祖父が倒れたと聞き、慌てて北陸の実家に戻る。そこは名刹・成巌寺の仲見世で、三百年以上続く精進料理屋「せんねん食堂」。 寺と食堂を巡る騒動に巻き込まれた千束は、イケメン僧侶となった幼馴染み、清道&隆道兄弟と再会する――。 人気シリーズ『ちどり亭にようこそ』の十三湊による愉快痛快な新作、登場! -
君と放課後リスタート
僕は、どんな人間だったのか。どんな君を好きだったのか――。 「理想の三組」と呼ばれた高校のクラス全員が、ある日突然記憶喪失に。すべての人間関係についての記憶が失われた状態で生まれてきた謎を、主人公の「僕」は解き明かせるのか。「僕」・九瀬永一とクラスメートの叉桜澄は今は全く性格が合わないが、記憶を失う前は付き合っていたようで……。 残されたSNSや日記からふたたび理想の姿を取り戻せる日は来るのか――。 主人公自らも記憶喪失というハンデを抱えながら、さまざまな謎を、やはり記憶を失ったクラスメートで恋人(だったらしい)叉桜とともに解き明かしていく。 「謎好き乙女」シリーズや「今夜、君に殺されたとしても」で話題沸騰の著者による、待望の新シリーズ! -
小説・夏目友人帳
古物店の主が遺した奇妙な手紙。夏目が店に入ると妖の声が!? 笛吹く妖怪や、夢を操る妖怪も登場。アニメ『夏目友人帳 参・肆』のシリーズ構成の脚本家による完全オリジナルストーリー3編収録。『夏目友人帳』待望の初小説化! -
農村ガール!
敏腕キャリアウーマンを目指して一流企業「月見食品」に就職した華。希 望の部署に配属されたと思いきや、勤務先は秋田の山奥にある営業所で!? 豊かすぎる大自然の中で生きる意味を見つめ直す、お仕事奮闘物語! -
つかのまのこと
作家・柴崎友香が俳優・東出昌大をイメージし純文学小説を執筆。 さらに、<物語>に合わせ写真家・市橋織江がその世界観を撮り下ろし。 作家、俳優、写真家。各界で第一線を走るクリエイター3者が集結し、<一冊>を作り上げた、“新しい純文学”。 ◎内容紹介 「わたしのほうが幽霊である、と気づいたのは、 早い時期であったように思う。」 かつての住み家であったのであろう、“この家”を彷徨い続ける“わたし”。 その理由がわからないままに時は移り変わり、家には次々と新しい住人たちがやってくる。 彼らの光景を見守り続ける“わたし”は、ここで、いったい何を、誰を待っているのか――。 ラスト、あなたはその<結末>に、きっと涙する。 あなたは、大切だったあの人の“顔”を、覚えていますか? -
あのとき僕が泣いたのは、悲しかったからじゃない
ベストセラー『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』著者が贈る、「涙」をテーマにした、さらっと読みきれる7つの感動物語! 【各界から感動の声、続々!】 「ひとりじゃない。感情が涙になって溢れました。小さな自分に光を指し示してくれた物語です。」★木ゆりあ(女優) 「この小説を読むと、無性に家族に会いたくなった。もう会えなくなってしまった人たちにも……。」★長江俊和(作家・演出家) 「悲しみの涙に寄り添い、希望の涙を見守る。包み込むような優しい七つの物語は、あなたへの応援歌に違いない。」★栗澤順一(さわや書店) 【内容紹介】 最後に泣いたのはいつですか? 登場人物たちは、どうにもならない苦境の中で、悩み、苦しみ、もがき、そして生きることに意味すら感じなくなり、絶望の底が見えてきたその瞬間、ある一筋の涙を流すと共に、小さな光を見つけます。 家族って何だろう、幸せって何だろう、人生って何だろう。 最後のページをめくるとき、あなたにとって一番大切な人を、きっと思い出すでしょう。 ◆第1話「ショコラの種」 女手一つで息子を育てている母親に、ある悲劇が訪れる。 それにより彼女は人生に終止符を打とうとするのだが、死への階段を一歩登ろうとしたその瞬間、ある意外な人物からのメッセージを受け取る。 ◆第2話「最期の小説」 定年を迎え、妻と二人で平穏に暮らしていた60代の男性に、ある日、一通のハガキが届く。 それは、かつて結婚の約束をしていた女性の死を知らせる死亡通知書だった。 過去の恋とは何か、結婚とは何か、幸せとは何か、長年連れ添った夫婦の結末はいったい……。 ◆第3話「真昼の花火」 ある日突然、学校へ行かなくなった中学三年の息子。 母親は息子の真意がわからないまま、日々食事を息子の部屋に運ぶ。 そんなある日、40年前に他界した姉の幽霊が母親の前に姿を現す。 姉は、想像もしていなかった息子の気持ちと、他界する前の自身の真意を語るのだった。 ◆第4話「おしるこ」 自分にも他人にも厳しい老人は、ある人物に速達を送り続けている。 その速達を出している郵便局で働く無愛想な若い男性局員。 そんなある日、若い郵便局員は、老人が持ち込んだ郵送物を自分のポケットに入れてしまう。 その行為によって、郵便局員と厳格な老人の人生の歯車が思わぬ方向へと動き出すのだった。 ◆第5話「家族だった家族」 自分は人間だと思っていた猫が、ある日突然、そうじゃなかったことを知り、様々な葛藤を抱きながらも与えられた環境を生きる。 動物を捨てる人間、人間に捨てられる猫、捨てる側と捨てられる側、いったいどちらが不幸なのだろう。 そのほか、本当の居場所や自由、愛とは何かを問いかけるショートショート「黄色い鳥と赤い鳥」、テレビでも紹介され話題になった、誰もが背中を押される力強く優しい詩「一本のオール」を収録。 -
スタンドアップ!
勝てなくてもいい。でも、もう逃げない。夫のDVから子どもを連れて逃げた先で出会ったものは――。現代を生きるすべての女性にエールを贈る、感涙必至のボクシング小説誕生! 暴力を振るう夫に耐えかねて、小学一年生の娘と共に新大久保に逃げてきた33歳の愛。同僚のダイエットの付添いとしてボクササイズに通い始めるが、素質を見出され、なぜか本格的にプロを目指すことに。さらに、思いもしなかった強敵と戦うことになってしまい……。これまで流されるままに生きてきた女性が、ボクシングを通して自らの力で人生を切り拓いていくまでを描いた、汗と涙の長編小説。 -
さしすせその女たち
夫に怒るすべての妻へ 妻を恐れるすべての夫へ 39歳の多香実は、5歳の娘と4歳の息子を育てながら、デジタルマーケティング会社の室長として慌ただしい毎日を過ごしていた。仕事と子育ての両立がこんなに大変だとは思っていなかった。ひとつ上の夫・秀介は「仕事が忙しい」と何もしてくれない。不満と怒りが募るなか、息子が夜中に突然けいれんを起こしてしまう。そのときの秀介の言動に多香実は驚愕し、思いも寄らない考えが浮かんでいく――。 書き下ろし短編「あいうえおかの夫」も収録 ※この電子書籍は、「日経DUAL」の連載記事(2017年6月23日~2018年2月23日掲載)をもとに、KADOKAWAより印刷物として刊行された『さしすせその女たち』(ISBN : 9784041058534)に基づき制作しました。 -
伝説のエンドーくん
がんばる人にエール!感涙の学園小説。 中学校の職員室を舞台に、14歳という繊細で多感な年齢の子どもたちと日々真剣に向きあう中学教師たちのリアルな姿を描いた連作短編集。 その中学校には代々語り継がれる伝説のヒーロー「エンドーくん」がいる―。 校内のあちらこちらに残された「エンドーくん」にまつわる落書きの言葉が、悩みや葛藤を抱える教師や生徒の一歩踏み出すきっかけとなった。 その理由は? 「エンドーくん」が伝説になったのはなぜ? その謎がラストで明かされる―。 坪田譲治文学賞受賞作家の傑作が待望の文庫化。巻末に文庫のために書き下ろした「エンドーくん」のその後の物語を収載。 -
火の中の竜
サラマンドラは火の中でしか生きられない――。 パソコン教室の講師として平凡な人生を送っているぼく。だけど、ある日生徒から持ちかけられた相談により、ネットに潜むトラブルの渦に巻き込まれることになる。不用意なブログの書き込みを発端とした32万アクセスの大炎上案件解決のためにぼくが頼ったのは、インターネットよろず相談所「さらまんどら」。 火の中で生きる竜「サラマンドラ」を自称する彼らは、自ら炎上に飛び込んでトラブルを解決するという。所長のオメガに仲間に引き入れられたぼくは、このトラブルの「非常識な解決」を目の当たりにする――。 -
めぐるの選択
あの時、別の選択をしていたら私の人生は? 12年前のある朝、魚貫めぐるは公務員試験を受けに行き、にわか雨に降られて立ち往生してしまった。選択肢は駅まで走るか、様子を見るか、タクシーを探すかの3つだった。その時、小学一年生の秋に、海に釣りに出かけてそのまま行方不明になってしまった、おじいちゃんのことを思い出してしまう。 めぐるは、行方不明になったおじいちゃんのことが、ずっと気に掛かっていた。そして、そのことを物語にして子供たちに聞かせたいと思っていたのだ。 その後、この3つの選択をしためぐるのそれぞれの人生が描かれていく。 果たして、幸福だったのはどの生き方だったのか――。 読んだ後、「これでよかったんだ」と思わせてくれる長編小説。 『巡る女』を改題しました。 -
帝都フォークロア・コレクターズ
激動の大正。帝都東京に見える怪しき影は、二人の青年。黒のマントに詰め襟学生服、生真面目な銀髪の青年・射理也(いりや)。そして、女物の鍔広帽に着流しを纏い、軽薄な笑みを浮かべた噺家崩れの淡游(たんゆう)だ。求職中の少女・静が見つけた新たな職は、『彼誰会(かわたれかい)』なる奇妙な組織の書記担当。彼らの目的は「百年使える妖怪事典の編纂」だという。静は同僚の射理也、淡游と共に、日本各地に残る妖怪伝承を集めることになる。だがやがて三人は不思議な事件に巻き込まれていき――? 『絶対城先輩の妖怪学講座』の峰守ひろかずが贈る、帝都発あやかし伝奇譚。 -
ある町の高い煙突
映画「ある町の高い煙突」 2018年春撮影開始。 2019年春公開予定。 明治38(1905)年、買収によって茨城の地に開業した日立鉱山。やがて鉱山の宿命ともいえる煙害が発生。亜硫酸ガスが山を枯らし、農民たちの命である農作物までも奪っていく。 そこで、立ち上がったのが地元の若者・関根三郎(モデルとなった実際の人物は関右馬允)である。郷士であった名家に生まれ、旧制一高に合格、外交官という夢に向かって進んでいた。しかし、祖父・兵馬が煙害による心労で倒れ、人生が変わる。 こうして、地元住民たちと日立鉱山との苦闘のドラマが幕を開ける。 試行錯誤の末、1914年、当時としては世界一の高さを誇る155.7mの大煙突を建設し、危機を乗り切るのであった。 足尾や別子の悲劇がなぜこの日立鉱山では繰り返されなかったのか。 青年たちの情熱と今日のCSR(企業の社会的責任)の原点といえる実話を基にした力作長篇。 -
愛が挟み撃ち
劇団・五反田団主宰の劇作家・前田司郎の芥川賞候補作! 愛とは何か? 愛は存在するのだろうか。愛が信じられない男をめぐる三角関係 36歳の京子と、もうすぐ40歳の俊介。 結婚して6年目の夫婦の悩みは、子どもができないことだ。 愛なんてこの世にないかもしれない。 でも、京子に子どもが生まれたならば。 検査の結果、不妊の原因は俊介にあり、しかも治療の余地さえないという。 二人の間に子供が出来ることは永遠にない。 諦めきれない俊介が提案したのは、驚くべき解決策だった。 男二人と女一人。 過去が思いがけない形で未来へと接続される、危うい心理劇。 -
輝跡
プロ野球をこよなく愛する著者が贈る、ひとりのプロ野球投手をめぐる女性たちの物語。 北澤宏太は野球の才能に恵まれ、中学校時代は「怪物」と呼ばれていた。 しかし家庭の事情で野球名門校の誘いを断り地元の高校に進学、一度はプロ野球選手の夢をあきらめたが、四国独立リーグから育成ドラフトを経て、プロ野球選手になった。 短い時間ながらも輝きを放った北澤の野球人生と、彼を取り巻く女性たちの人生の交錯を描く連作短篇集。 ・高校の同級生で、元恋人の穂波は、宏太がドラフトで東京の球団に指名されたときに、東京に呼ぶから待っていてほしいと言われる。(星霜) ・女性誌の看板編集長から左遷され廃刊寸前の野球雑誌に異動になった美潮は、キャンプの取材をして飲み屋で偶然北澤と知り合う。(手紙) ・チームの先輩選手・竜也の妻である雪菜は、かつて北澤と恋愛関係にあったが、竜也の引退後、居酒屋を営む。(菊姫) ・落ち目の歌手・マリアは沖縄のバーで出会った男と一夜をともにする。(ディーバ) ・女子アナの茉莉は北澤と結婚、ひとり娘をもうけるがやがて離婚へ。(洋紅葉) 合間に挿入される「ダーキニー」の章では北澤と同じチームの高橋信之を追い続けた慶の十年が描かれる。 解説・和田豊(前阪神タイガース監督) -
ディレイ・エフェクト
いま最も注目されている宮内悠介が、時の流れをこえて、この世界の真実に迫る! 芥川賞候補作品。 いまの東京に重なって、あの戦争が見えてしまう――。 茶の間と重なりあったリビングの、ソファと重なりあった半透明のちゃぶ台に、曾祖父がいた。 その家には、まだ少女だった祖母もいる。 昭和十九年の戦時下が、2019年の日常と重なっているのだ。 大混乱に陥った東京で、静かに暮らしている主人公に、昭和二十年三月十日の下町空襲が迫っている。 少女のおかあさんである曾祖母は、もうすぐ焼け死んでしまうのだ。 わたしたちは幻の吹雪に包まれたオフィスで仕事をしながら、落ち着かない心持ちで、そのときを待っている……。 表題作「ディレイ・エフェクト」の他、「空蝉」と「阿呆神社」を収録した驚愕の短篇集。 -
時給三○○円の死神
「それじゃあキミを死神として採用するね」 ある日、高校生の佐倉真司は同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。曰く「死神」の仕事とは、成仏できずにこの世に残る「死者」の未練をはらし、あの世へと見送ることらしい。あまりに現実離れした話に、不審を抱く佐倉。しかし、「最後まで勤め上げれば、どんな願いも叶えてもらえる」という話を聞き、半信半疑のまま死神のアルバイトを始めることとなり――。初恋相手の幼馴染、出産直後の母親、虐待を受ける子ども……様々な死者が抱える、切なすぎる未練、願いとは――。暖かな涙が止まらない、ヒューマンストーリー。 -
泣いたらアカンで通天閣
〈おとうちゃん、おおきに、ありがとお。うっとうしいほど、愛してくれて……〉大阪・新世界のどん詰まりに店を構えるラーメン屋「味(み)よし」。亡き妻から店を引き継いだ店主のゲンコは、商売に身を入れず遊蕩三昧、かつて評判だったラーメンの味もガタ落ちで、閑古鳥が鳴いている。OLをしながら店を支えるしっかり者の一人娘センコは頭を抱える毎日だ。そのうえ、最近、ぼんやりしてきた店番のおばあやんも気にかかる。そんなある日、この町を嫌って東京に出て行ったセンコの幼馴染、質屋の息子カメヤがひょっこり帰って来た……。痴話喧嘩も色恋沙汰もみんな筒抜けのご近所さん。浪速のシンボル・通天閣が見下ろす下町商店街でデコボコ父娘が繰りひろげる、鬱陶しいけどあったかい、抱腹と感涙のとびっきりの人情物語。TVドラマ化、舞台化もされた評判作、待望の電子化! -
宿屋再生にゃんこ ストーリーで学ぶ最強組織づくり
チームマネジメントが楽しくわかるビジネス小説 部下の心に眠る、仕事への情熱を引き出す方法とは? 大手企業に信頼されるカリスマ講師が初めてチームを持つあなたに伝えたいこと 倒産寸前の旅館に支配人として赴任した永理子。黒字化を達成しようと意気込むが、やる気のないスタッフを前に空回りするばかり。そんなとき、一匹の猫が永理子に向かって語り始めた! 「舐められるぐらいのマネジャーがええんや」 「あんたがアタマ使えば使うほど、みんなはもの考えなくなるでぇ」 「マネジメントは『全部自分のせい』から始めるんや」 なぜかマネジメントに詳しい猫の教えで永理子は自分を変えていき……。 ストーリーを追うことでチームマネジメントのポイント、旅館事業の裏側、地域活性化のヒントが楽しく学べる! -
赤と灰色のサクリファイス
北信越地方に浮かぶ離島、翡翠島。過疎化に悩む小さな島で、突如、凶悪な事件が発生した。次々に著名な建造物が燃やされていき、最後には死者まで出てしまう。殺されたのは、誰もが憧れていた少年、『ノア』のたった一人の家族だった。父を殺され、親友にさえ別れを告げずにノアが島を去って十年。二十五歳になった真翔と織姫の前に、長く音信不通だったノアが不意に現れる。彼との再会をきっかけに、未解決に終わった連続放火事件の陰惨な記憶が蘇っていく……。哀切の赤い炎が焼き尽くす、新時代の恋愛ミステリー。 -
東京23話
学級委員タイプの千代田区が、ザ・ビートルズが来日した時の思い出を振り返ったり、女子高生風の渋谷区が、恋文横丁の甘酸っぱい成り立ちを語ったり……。 東京23区それぞれが、自身の歴史や街の様子、そこで生まれた悲喜こもごものドラマを「自分語り」する、思わずくすりとさせられたり、ほろりとさせられたりする小説集。 -
DOUBLES!! ―ダブルス―
天才であるが故に誰とも協調することができない孤高のプレイヤー・琢磨。 練習熱心だが、とあるトラウマから他人を信用することができなくなった駆。 高校の名門テニス部で出会った二人は、入部当日から衝突してばかり。プレースタイルも真逆で、初めてコートで向かい合ったときからお互いのことが気に食わない。 だけどある日突然、「お前ら、ダブルス組んでみない?」と理不尽な部長命令が下り――。 喧嘩ばかりの凸凹コンビが、練習と敗北を重ねる中で徐々に成長し、絆を深めていく熱血部活テニス物語! 少年たちの、熱い夏が始まる。 -
嘘を愛する女
大手食品メーカーに勤め、業界の第一線を走るキャリアウーマン・川原由加利(演:長澤まさみ)は、研究医で優しい恋人・小出桔平(演:高橋一生)と同棲5年目を迎えていた。由加利が結婚を意識し始めたある日、桔平はくも膜下出血で倒れ、意識不明の状態で病院へ運ばれてしまう。訪ねてきた警察官は、さらに由加利に衝撃の事実を告げる。桔平の所持していた身分証類はすべて偽造で、職業はおろか名前すら、すべてが「嘘」だったというのだ。 「あなたはいったい誰?」 騙されていたショックと、彼の正体への疑問を拭えない由加利は、私立探偵の海原(演:吉田鋼太郎)に依頼し、桔平の身元調査に乗り出す。やがて、桔平が書きかけていた700ページもの小説が見つかる。そこには、誰かの故郷を思わせる描写や、幸せな家族の姿が描かれていたのだった。小説の舞台が瀬戸内海のどこかであることをつきとめた由加利は、桔平の秘密を追うことに・・・・・・。 なぜ桔平はすべてを偽り、由加利を騙さなければならなかったのか。 そして、彼女はいまだ病院で眠り続ける「名もなき男」の正体に辿り着くことができるのか――。 長澤まさみ、高橋一生 共演で話題の映画『嘘愛』を完全小説化。小説で明かされるもうひとつの真実とは――。 ◆◆◆◆ 2018 年1 月20 日(土)ROADSHOW 映画『嘘を愛する女』 出演 長澤まさみ 高橋一生 DAIGO 川栄李奈 黒木瞳 吉田鋼太郎 監督 中江和 c2018「嘘を愛する女」製作委員会 ◆◆◆◆ -
ブルース
霧たちこめる釧路で生まれ、貧しく苛烈な少年時代を経て、男は、自らの過剰な指を切り落として、夜の支配者へとのし上がる──。 男の名は、影山博人。 最初の物語は、没落した社長夫人が、かつて焦がれた6本指の少年の訃報を新聞に見つけるところから始まる。 同衾した女をみな翻弄し、不意に姿を消してしまう正体不明の男であり、故郷に戻った後、暴力で容赦なく人を支配する黒い権力者。 不思議な魅力あふれる影山の、15歳、19歳、27歳、32歳、そして、40手前から52歳までの8つの時期を、時々に出会った女による語りで構成。 ――はたして、影山博人は、外道を生きる孤独な男なのか? それとも、女たちの「夢」の男なのか? 影山と関係するそれぞれの女たちは皆何かしら困窮している。死別で、離婚で、借金で……誰かや何かにすり減らされてひりひりと痛むような乾いた心を持っている。(中略)そこにある程度の「まっとう」を手に入れ、今もなお貪欲に模索している影山が現れる。ひかれない訳がない。(中略)もしかすると、影山の指が六本なのは、より多くの困窮にあえぐ者にチャンスを与えるために余分に備わったのではないかとすら思う。 (壇蜜・解説より) デビュー10周年の著者による、新境地にして、釧路ノワールの傑作! 「謎」の男をめぐる、八人の女たちの物語。 ──俺には、白と黒しか要らないんだ
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