ビタミンF

ビタミンF

781円 (税込)

3pt

38歳、いつの間にか「昔」や「若い頃」といった言葉に抵抗感がなくなった。40歳、中学一年生の息子としっくりいかない。妻の入院中、どう過ごせばいいのやら。36歳、「離婚してもいいけど」、妻が最近そう呟いた……。一時の輝きを失い、人生の“中途半端”な時期に差し掛かった人たちに贈るエール。「また、がんばってみるか――」、心の内で、こっそり呟きたくなる短編七編。直木賞受賞作。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ビタミンF のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最初読んだのが小6とか中1とかで、いや意味わからんってなってたけど、今読んでみたらめっちゃおもろいやんってなった。感情を色んな表現、比喩で表してる訳でも無いけど、少しの言葉とか、表情、動きの描写で、どうしても出てきてしまう負の感情とか、漠然とした不安とか、その不安をなんとか見ないふりをしようとする所

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    好きな作家は?と聞かれて、必ず答えていたのが重松清。ビタミンFに収録されている短編は、すべて”ある家庭の30代後半から40代のお父さん”の視点の物語である。中学生の頃は、お父さんの生態を解き明かす解剖書のように読んでいただろうか。31歳、妻歴4年目、社会人歴11年目の今、再読すると、30代になった変

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    ビタミンFはfamilyのF。
    歳をとったからこそ、その年代の悩みがある。
    今の私だから、わかる気持ちがある。

    短編小説で、読みやすかった。
    年老いていく両親とのやりとりで、リアルすぎてぐっときてしまった。

    悩みながら、悩みを前向きにとらえながら
    自分の気持ちに素直に相手を大切に生きて行きたいと

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    家庭という戦場に必要な栄養がタイトル
    ここにもパンドラの箱、つっかえ棒など油断できない場所であることが表現されていた。
    40前後の中途半端さをそれぞれの家庭を通して見せてもらえた作品。
    主人公たちが解決にならずとも方向感が定まる描写に安堵させられた。

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    現実を受け入れながら、それでもこの先への希望を見つけることのできる、とても優しい作品たちですね。
    「セッちゃん」のラストシーン、泣けました。

    0
    2025年01月03日

    Posted by ブクログ

    人の家庭であれば、よく耳にするような、自分の家族であれば一大事であるような、そんな3、40代のピンチを描いた物語短編集。
    話の雰囲気は哀愁が漂い、苦悩、抗い、諦め、その先にちょっとした希望があり、その希望の光のなんと温かいことか。
    こんなに小さな希望でも、そこにあると信じるからこそ人生を生きていける

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    いろいろな家族の、その家族にとっての大きな事件のお話がお父さん(男性)目線で書かれてる短編集でした。
    他人の家族は幸せそうに見えがちだけど、みんなそれぞれ波乱は起こってるんだなと安心したり、奮起したりしながら読みました。男性(お父さんだったり、旦那さんだったり)の気持ちがのぞき見れたことはいい体験で

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    直木賞作品を読んでみようと思い立ち、「とんび」の作者で親しみのあった重松清の作品を手に取ってみました。
    帯には「最泣の1冊」と書かれていましたが、「とんび」のように泣けるというようなストーリーではない。家族をテーマに現実と自分の折り合いをつけて生きていく難しさを描いている。現実に立ち向かいもがきなが

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    色んな家族の物語です。
    どこにでもいる中年男性が抱える悩みが赤裸々に綴られています。
    じんわり温かくなりました。

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    ビタミンF?そんなのあったかしら(-_-;)
    ないから作者が作ったのかも知れない。
    三十代後半から四十代の彼等は、成長した子供達と年老いた親に挟まれ自分の居場所は何処なんだろうと考え始める。自ら望んで得た物なのに中途半端な年代から来る焦燥感、誤解、痛みなどを高い表現力で直球勝負だ。取り返しのつかない

    0
    2025年08月08日

ビタミンF の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

重松清 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す