ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
新宿二丁目でギターを奏でるストリート・ミュージシャンのカイ。彼女の美しく切ない歌声に魅せられて、多くの女たちが立ち止まる。そうした女たちの中から、カイは夜な夜な新しい恋人を求め続ける。まるでジゴロのように――。人妻との禁断の逢瀬、年若い少女への恋の手ほどき、命をかけた悦び……。カイをめぐる、女を愛する女たちの激しく狂おしい官能と恋を鮮烈に描く連作短編集。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「猫背の王子」「天使の骨」「サクラダ・ファミリア」と読んできたので、この本の溌剌とした雰囲気にちょっとびっくりしました。哀愁、さびしさのただよう中に確かに明るさがあって、出てくる人がかわいくて、あとがきにあるみたいに肩の力を抜いて読めそうな気がします。 「ダブツ」がすごく好きです。こんなにかわいい話...続きを読むを書くんだ!ってにまにましながら読みました。高校生かわいいです…… 恋路すすむも好き。
愛してる一冊。 この短編集を読んでから、年齢が一回り以上も上の、一目惚れした相手に「私と付き合って下さい」と申し込める女の子が理想の人物になった。可愛すぎる。
カイというレズビアンのジゴロをめぐる連作短編。あまり重くなくさらっと読めました。「ダブツ」の話がなんだかとても好きです。がんばる女子高生がほほ笑ましかったです。
【本の内容】 新宿二丁目でギターを奏でるストリート・ミュージシャンのカイ。 彼女の美しく切ない歌声に魅せられて、多くの女たちが立ち止まる。 そうした女たちの中から、カイは夜な夜な新しい恋人を求め続ける。 まるでジゴロのように―。 人妻との禁断の逢瀬、年若い少女への恋の手ほどき、命をかけた悦び...続きを読む…。 カイをめぐる、女を愛する女たちの激しく狂おしい官能と恋を鮮烈に描く連作短編集。 [ 目次 ] [ POP ] 女性同士の恋と官能の物語。 主人公はそれこそ「ジゴロ」のように様々な女性と関係を持つが、彼女の行動は一見男性のようでありながら、それでいてひどく女性的だ。 特に、恋を知り始めたばかりの高校生の少女との関係。 主人公は年上のお姉さんらしく恋を教えてあげながらも、少女が求めるセックスを与える。 全篇が女同士でしかありえない愛のかたちを描いていて、男女の恋にはない独特の味わいを持っている。 主人公は特定の恋人を持ちながらも、他の女と寝ずにはいられない。 そこに漂うセンチメンタルな雰囲気がとてもいい。 恋愛のかたちが捩れていても、そこに悪意も独占欲もなく、どうしようもない寂寥感がある。 この感覚はこの小説でしか味わえないのではないだろうか。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
女たらしの女のはなし 中山可穂にプラトニックラブという言葉はありえないまったく 愛してる人がいるのに セックスできないから かわりの人を求めることは だめかな?みんなどうおもう? ぼくは悪くないとおもう 悲しいけど へんに抑えこむより よっぽど人間らしいよ
この人の文章、好きだ。 すっと体の中におちてくる。 伝えたいことと、題材や登場人物が=で結ぶことが出来るからだろうか。 テーマとしてではなく、直接的に書いているという意味で。 それにしても、メグ。メグ。メグ。どんな人なのだろう。 ジゴロをあそこまでメロメロにさせる人。 メグ視点の物語を是非読み...続きを読むたい。 それにしても、中山さんは海外がお好きなんだなぁ~。
面白かったし楽しかった。終わり方もよかった。個人的にはダブツが出てくる短編が好きかも。恋愛したくなる本。
この人は女性同士の恋愛しか描きません。基本。 けどいつも主人公はユニセックスな名前で。 (ちなみに今作は“カイ”) あらすじを読むたびに、私はいつも 「今度は男女の恋愛物じゃないか」 とどこかで期待しながら手に取ってしまう。 女性同士の恋愛を否定するつもりはない。 (むしろエロティックだと思う)...続きを読む けど この人の描く主人公がいつもあまりに素敵すぎて、どこかで 「こんな男性がいてくれたら…!」と願ってしまうみたい。 だって今のところ(笑)私まだビアンじゃないし。 こういう少年ぽい人に非常に弱かったりして。 でもどっちにしても、こんなかっこいい人、なかなかいないよねぇ。 だから読んでしまうのかも。
どのような愛の形を描こうと、やはり筆力、そう感じさせられる。 このような題材を、このように読ませる……それは著者にとっては身を削ることでもあろうけれど。
著者があとがきでも書いているとおり、この人の本は息苦しくなるほど濃密な文章のものが多いけれど、これは明るくて読みやすい。新宿二丁目で路上で歌を歌って愛を振りまくレズビアンのカイ。1人の女を愛するために100人と寝るのだという彼女の我儘な論理は、どうしようもないけれど愛嬌がある。レビューのなかには「自...続きを読む分にもわかりやすい男女の話にはならなかったのか」というものがあったけれど、「レズビアンとは女であり同性愛者であるという二重に不可視の存在として扱われているのだ」(堀江有里『「レズビアン」という生き方 キリスト教の異性愛主義を問う』)という言葉を思い出すと、多分この女同士の関係とは必然なのだろうと思う。息苦しくなるような関係を求めて読むと少し物足りないですが、気持ちよく読み終えられる一冊。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ジゴロ
新刊情報をお知らせします。
中山可穂
フォロー機能について
「集英社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
愛の国
悲歌
合本 ケッヘル
ケッヘル 上
サイゴン・タンゴ・カフェ
サグラダ・ファミリア[聖家族]
白い薔薇の淵まで
男役
「中山可穂」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ジゴロ ページトップヘ