その桃は、桃の味しかしない

その桃は、桃の味しかしない

477円 (税込)

2pt

高級マンションに同居する、奏絵とまひる。姉妹でも友達でもない二人の共通点は、同じ男性の愛人であることだった。割り切って始めた共同生活で二人分の食事を淡々と作り続けるうち、奏絵の心境は変化していく――。若い女性から圧倒的な支持を集める恋愛小説の新旗手が「食べること」を通して、叶わない恋と女子の成長を描いた長編小説。

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その桃は、桃の味しかしない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年01月02日

    なんかもう、ぐしゃぐしゃの、どうしようもない気持ちを、加藤千恵さんはいつも代弁してくれる。
    夏に旬のかわいい桃。甘くてやわらかい桃。傷つきやすい桃。本当は渋みもあったりして。旬は短かったりして。そんな恋の話。

    今の自分の恋と重ねて読んだ。
    うまくいかないことなんてわかっているのに、やめられないの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月12日

    ルームシェアの相手と自分の共通点は、同じ男性の愛人であること。

    と設定だけ見るとどれほどの修羅場を想像するかというところですが、実際は静かすぎるくらいに静かな物語。
    けどその静かさは穏やかさを装っていながらもとてもぴりりとしたものだと感じました。

    主人公たちひとりひとりの感情や行動の理由がすべて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月26日

    正しい関係じゃないけど一緒に食べて暮らせば情がわく。奏絵にとってまひるは生きていくなかで、いいアクセントだったと思う。

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    Posted by ブクログ 2013年10月04日

     桃がすきなのと(笑)、女性が静かに狂っていくはなしが結構すきなので読んでみました。
     ジャケットのかんじが、最近の軽い本みたいで、あまり期待せず読んだのですが、そのせいか意外に楽しく読めました。静かに淡々と進んでいくかんじが、まひるの静かに狂っていく不気味なかんじとうまく溶け合っていて面白かった〜...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月29日

    静かな物語に感じるがとても熱いスティグマを感じる。
    スティグマがあるからあえて押し隠しているそれを男性はわからないのかもしれない。

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    Posted by ブクログ 2013年08月27日

    まひるに憧れるような愛しく想ってしまうような。ウィスキーを出されたときに悪酔いしている様な、気付かないふりをしたい時の様な感覚の後味の本。読んでる時の味は薄いビールの様にもっとすっきりしているけど。不思議な小説です。

    個人的に後書きは好みに合いませんでした。

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    Posted by ブクログ 2013年08月18日

    食べることは、生きることだとわたしは思っている。
    実際、誰かが家に一緒にいるときは三食の心配をするけど、ひとりだと何かを作ったり支度をしたり、あまりしない。
    だからひとり暮らしは向かないと、心底思っている。

    この小説は、ひとりの男性が付き合っているふたりの「愛人」という立場の女の子がメインだ。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月05日

    同じマンションでルームシェアをしている、まひるとわたし。
    共通点は、同じ男性の愛人であること。


    ユニークな設定。
    だけど、普通じゃないからこそ、共感しながら読み進めるのがかなり難儀。

    主人公の奏絵が平井さんのことが本当に好きなのか、世界が狭くならないようにバイトをしているのになぜおかしな生活を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年06月29日

    淡々と話が進んで(登場人物に感情の起伏があまり無いから)、この後が気になるところでで終わってしまった。
    解説は良かった。まさにその通りだと、頷いてしまう。

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    Posted by ブクログ 2016年07月24日

    恋って大変だな・・・って気持ちになった。
    二人みたいな生活はしたくないし、しないし、出来ないだろうな。

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