その桃は、桃の味しかしない

その桃は、桃の味しかしない

477円 (税込)

2pt

高級マンションに同居する、奏絵とまひる。姉妹でも友達でもない二人の共通点は、同じ男性の愛人であることだった。割り切って始めた共同生活で二人分の食事を淡々と作り続けるうち、奏絵の心境は変化していく――。若い女性から圧倒的な支持を集める恋愛小説の新旗手が「食べること」を通して、叶わない恋と女子の成長を描いた長編小説。

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その桃は、桃の味しかしない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    高級マンションに同居する平井さんの2人の愛人、奏絵とまひる。食べるシーンや料理のシーンがおいしそう!奏絵の落ち着いたキャラと女の子全開なまひるの対照的なキャラがよい。いつまでもこのままではいられない二人がせつない。

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    初読み作家さん。

    ある男の愛人である二人の女の子のルームシェアのお話。

    設定は胸糞なんだけれど、意外とすんなり読めちゃう。

    裏表紙のあらすじに「「食べること」を通して、叶わない恋と女子の成長を描いた長編小説」とあったけど、私にはそれほど「食べること」は印象に残らなかった。いい意味で。最近、食べ

    0
    2025年04月03日

    Posted by ブクログ

    なんかもう、ぐしゃぐしゃの、どうしようもない気持ちを、加藤千恵さんはいつも代弁してくれる。
    夏に旬のかわいい桃。甘くてやわらかい桃。傷つきやすい桃。本当は渋みもあったりして。旬は短かったりして。そんな恋の話。

    今の自分の恋と重ねて読んだ。
    うまくいかないことなんてわかっているのに、やめられないの

    0
    2016年01月02日

    Posted by ブクログ

    ルームシェアの相手と自分の共通点は、同じ男性の愛人であること。

    と設定だけ見るとどれほどの修羅場を想像するかというところですが、実際は静かすぎるくらいに静かな物語。
    けどその静かさは穏やかさを装っていながらもとてもぴりりとしたものだと感じました。

    主人公たちひとりひとりの感情や行動の理由がすべて

    0
    2013年12月12日

    Posted by ブクログ

    正しい関係じゃないけど一緒に食べて暮らせば情がわく。奏絵にとってまひるは生きていくなかで、いいアクセントだったと思う。

    0
    2013年10月26日

    Posted by ブクログ

    静かな物語に感じるがとても熱いスティグマを感じる。
    スティグマがあるからあえて押し隠しているそれを男性はわからないのかもしれない。

    0
    2013年08月29日

    Posted by ブクログ

    まひるに憧れるような愛しく想ってしまうような。ウィスキーを出されたときに悪酔いしている様な、気付かないふりをしたい時の様な感覚の後味の本。読んでる時の味は薄いビールの様にもっとすっきりしているけど。不思議な小説です。

    個人的に後書きは好みに合いませんでした。

    0
    2013年08月27日

    Posted by ブクログ

    食べることは、生きることだとわたしは思っている。
    実際、誰かが家に一緒にいるときは三食の心配をするけど、ひとりだと何かを作ったり支度をしたり、あまりしない。
    だからひとり暮らしは向かないと、心底思っている。

    この小説は、ひとりの男性が付き合っているふたりの「愛人」という立場の女の子がメインだ。

    0
    2013年08月18日

    Posted by ブクログ

    ある男性の愛人ふたりがシェアハウスしている、って嫌な設定のはずなのにそういうどろどろした感じとか嫌らしさがあまりないのがすごいなと思いました。語り部は淡々としているけれど、でもなにも考えてないわけじゃなくて考えすぎてるんだろうなと思う。もう一人の愛人・まひるも、めちゃくちゃ暴れたり横暴に振る舞うわけ

    0
    2025年04月30日

    Posted by ブクログ

    同じマンションでルームシェアをしている、まひるとわたし。
    共通点は、同じ男性の愛人であること。


    ユニークな設定。
    だけど、普通じゃないからこそ、共感しながら読み進めるのがかなり難儀。

    主人公の奏絵が平井さんのことが本当に好きなのか、世界が狭くならないようにバイトをしているのになぜおかしな生活を

    0
    2024年01月05日

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