連れ猫

連れ猫

1,320円 (税込)

6pt

3.9

ソリチュード(いい孤独)とロンリネス(悪い孤独)。貰われる先々で二匹は、寂しさで破裂しそうなヒトという生き物を見つめる。恋人に暴力をふるうDV男、好きでもない男と契約結婚する女……。孤独の深淵に落ちないために自分を偽って生きる人もいれば、ひとりですっくと立って生きられる人もいる――二つの「孤独」から生きる真理を問いかける、長編小説。

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連れ猫 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年12月27日

    連れ猫
    題名と装填から 勝手にほんわかした話かと思っていた。
    読みはじめてすぐ
    えっ
    社会派な作品だなぁ
    ところが また違って 二匹の猫を主人公にした
    人の暖かさ 怖さを表した 面白い1冊でした。

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月30日

    見えないことと、いないことは別。
    本当の孤独なんて、この世界にはないのかもしれないよ。
    ソリチュードとロンリネス、二種類の孤独とその名を持つ二匹の猫が繋ぐ物語。

    正直、ここまでご都合主義なのはどうなの???っと思って読んでいたのにいつの間にか泣いていた。
    生き別れの音信不通の妹(しかも結婚して子供...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月20日

    猫視点小説二作目。

    吉野万里子さんの作品はあったかいものが多いのですが、これは少々きつかった……

    人間の都合によりバラバラになってしまった二匹の猫―ソリチュードとロンリネス

    主に三毛猫ロンリネスの視点で描かれています。

    それにしても人間に振り回される猫の気持ちってこんな感じなのかな。

    なん...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年05月06日

    うちの猫も時々こっちの言ってることを理解してるんじゃないかと思うときがある。
    猫と話ができたら、なかなかいい話し相手になるんじゃないかな。
    猫にとっては迷惑かもしれないけどね。

    家族がいても猫がいても、人はきっと孤独。
    志穂子さんのように、ちゃんと1人で立てる大人にならないとね。

    0

    Posted by ブクログ 2013年03月20日

    テーマはずばり孤独。
    ソリチュードとロンリネス。
    いい孤独と悪い孤独。

    猫目線じゃなかったら、きっとありふれた物語になっていたと思う。
    なかなかよかったです。

    0

    Posted by ブクログ 2013年03月19日

    『本屋さんのアンソロジー』で気になった作家さんを追いかけよう!第2弾は
    ドラマの脚本家でもあったという、吉野万理子さん。
    さて、どの本から読もうかな~とわくわく検索したら、なんと最新作が『連れ猫』!
    これはもう、読むしかありません♪

    喜び勇んで読み始めたら、いきなりヒロインの阿沙美は
    モデルルーム...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月23日

    同居人の顔色を伺いながらビクビクして毎日張り詰めた状態で
    暮らしていくなんて神経おかしくなっちゃう。
    孤独より、そっちの精神的苦痛の方が私はイヤだと思いました。

    DV・幼児虐待は人間として許せない。
    そんなヤツは誰かと一緒に暮らすなんて考えちゃいけない。
    ず〜っと孤独でいればいい。有也に対して嫌悪...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年11月26日

    良い孤独と、悪い孤独。

    そういう意味の名前をつけられた二匹の猫。
    アメショのオスのソリチュードと、三毛猫のメスのロンリネス。

    もともとは、横暴で自己中心的な有也に飼われていた二匹だったが
    彼の恋人の亜沙美にひょんなことからロンリネスだけが引き取られた。

    ロンリネスは、亜沙美の結婚のために、彼女...続きを読む

    0

連れ猫 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    新潮社
  • ページ数
    270ページ
  • 電子版発売日
    2013年08月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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