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春の名残が漂う頃、隠れ宿「左近」の桜蔵に怪しげな男が現れ手渡した「黒面を駆除いたします」というちらし。桜蔵は現ではないどこかへ迷い込む……匂いたつかぐわしさにほろ酔う、大人のための連作奇譚集。
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Posted by ブクログ
❀ ❀ ❀ 『左近の桜』の続編。 濃密な香りが漂ってくるような十二の短編。 桜蔵の小学生の頃からの友人である久生(ひさお)が、長身で大柄な見た目とは裏腹に穏やかな性格なのがとても良い。彼女もいるようだけれど、弥(はるや)も久生のことを狙っているようで、この三人が今後どうなっていくのか見てみたい...続きを読む。 「最後に抱かせて、きみのからだを。鐘が鳴り終わるまえに。」 本作では『灰かぶり』がお気に入り。 桜蔵に無理矢理ドレスを着せて共に楽園を目指そうとするブロンドの髪に碧眼の美少年。桜蔵にとっては迷惑な話で、理不尽でしかないけれど…。 彼が処分されずに済んだみたいでよかったです。遠子さんはやっぱり侮れない人だなぁ。 最後の章『桜守』では、柾や桜蔵の母と関係の深い桜生(さくらお)のことについて少し触れられていて、桜蔵の祖母や柾は時々、桜蔵の姿に桜生を重ねて見ていたのかもしれないなぁ…なんて思いました。 最後の最後に思わぬ展開を見せた桜蔵と柾。 彼らのこれからの生活がどうなるのかとても気になります。 「左近」から離れて大学生となる桜蔵に穏やかな春が訪れるといいな。 ❀ ❀ ❀
装丁がとてもいい。 「灰かぶり」が素敵だった、マネキンが人間になりたくて楽園に逃げるなんてロマンチックだ。 捨てられずに済んだのかしらアダム
単行本を読んでいるので、ある意味再読。夢も現も美しい世界がたまらないよなーと、どっぷり漬かって読んだ、至福のヒトトキでした♪
装丁に惹かれて思わず手にとりました。 初長野作品です。 うぅ、妖しい…。そしてとてもすきだ。
また変なやつにからまれて、脇が甘いな。。。とは思うが、色々なことが少しずつ明らかになって来て先が気になる。
左近の桜シリーズ2作目。 人ならぬ妖しきものを惹きつけ、この世の限りに交わりを求められる体質の桜蔵。 1話20ページ足らずの12編のなかで「灰かぶり」「雪虫」「ヒマワリ」が好き。 私の物覚えが悪いのもあるけど、読んだうちからふわりと消えてしまう。半分くらい夢のようなそんなお話たちです。 最後、父...続きを読む・柾に引っ越してくるよう鍵を渡されたのにはドキドキ。3作目に続きます。
前作・左近の桜の続編。 前作よりはBL感が薄いけど代わりに妖感が強めになっています。 主人公がその都度意識を失うのがイマイチに感じてくるけど、そういうもんだと主人公自体が思っているようなので良し。 成長してどうなるのかも気になる。
不思議な話。文章に安定感があり、端麗で読みやすい。又、世界観が確立され、独特の空気感を纏っている。 読んでいる間は、夢と現の狭間を浮遊するような感覚。どこかとらえどころがなく、それでいてさらりとした作品だった。
長野まゆみさんの作品は世界観が大好きです、 そして、いつものように…何も知らなくて周りに振り回される少年。何か愛着がわくんですよね。
前作の設定を少々忘れていて、物語世界に入るのに少しだけ手間取りました。 短編の連作だけど、ちゃんと時間が進んでいる。 桜蔵がちゃんと受験合格するのかハラハラしました。 毎度、妖に取り憑かれるのにも。 知らないうちに変な世界に入り込んでいることもあれば、「あ、その扉開けちゃダメ――――!」と思う事も有...続きを読むり。 けれど、どんな悪い夢でも必ず醒めるように、最後はちゃんと戻ってくるので、そこは安心して読めるし、読後感も悪くないです。 一遍ずつ工夫が凝らされて、綺麗な鉱物の標本を見ているよう。
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咲くや、この花 左近の桜
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長野まゆみ
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