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日本人はいつ日本が好きになったのか
「あなたは日本のことが好きですか?」。そう問われて「日本のことが好きだ」と言える日本人はいまや少なくないだろう。だが、ほんの少し前の時代を思い出してほしい。「愛国心」と口にしただけで「ナショナリズム」「右翼」という言葉が返されなかっただろうか。「日本はダメだ」。メディアや評論家はそう繰り返し、人びとは無意識に「日本嫌い」を刷り込まれた。どこかで自国が素晴らしい国だ、と気付いていたにもかかわらず。 他国を見渡せばどうだろう。米国人も、中国人も、すべからく人びとは自分の国を愛し、その国民であることに誇りをもっている。そのなかで、どうして日本だけが「日本が好き」ということすら、言うことが憚れる社会であったのか。竹田氏は言う。「それは、日本を愛することが禁止されたからです。戦争に負けるというのは、そういうことなのです」。 先の大戦後、日本人の力を恐れたGHQはどのように、わが国を骨抜きにしていったのか。「百年殺しの刑」とも称される恐るべき政策や、GHQの意図を汲んだ日教組の「戦後教育マニュアル」の正体を知れば、戦慄を覚えない人などいないだろう。当時の資料を丹念に読み込みながら、本書は「日本人が日本を愛せなくなった理由」を突き止めていく。 そしていま、私たちはやっと「自分の国がいちばん」と素直に言えるようになった。それはなぜだろう。「日本人はいつ日本が好きになったのか」。その謎を解き明かしながら、人びとが当たり前のように愛国心をもち、自分の国に誇りを持てるようになった日本の未来を竹田氏は描き出す。「国を愛する」とはどういうことか。その根源的な問いに答えつつ、すべての日本人に勇気と誇りを与える一冊。 -
幼稚園では遅すぎる
本書は、世界のソニーを育てた伝説の経営者が、精魂込めて語った新時代の子育て論。 1971年に刊行されて以来、多くのお父さんお母さんに読み継がれてきました。 「幼児は叱るよりほめたほうがよい」 「体を動かす子ほど知能の発達も早くなる」 「整理されすぎた部屋は子どもの成長を妨げる」 など、長年の幼児教育研究で報告された興味深いエピソードと、 それをもとに行われる提言は、うなずけるものがいっぱいです。 これから子育てをはじめる方々に、ぜひ読んでいただければと思います。 ※本書は1999年に小社より刊行された同名の文庫を、新装版として出版するものです。 【目次より】 ○幼児教育は天才をつくるためのものではない ○抱き癖は、おおいにつけるべきである ○お金や暇がなくても子どもの教育はできる ○人を信じられる人間が21世紀の日本をつくる -
学校では教えてくれない日本史の授業
学校の授業や教科書では、真の歴史を学ぶことはできない。なぜなら、そこには「長いスパンの中で歴史的出来事の意味を考える」という最も重要な視点が欠けているからだ──。そう主張する著者が、学校では絶対に教えてくれない「真の日本史」を懇切丁寧に解説。○奈良の大仏は「捨てられた」○『源氏物語』は鎮魂の書である○徳川綱吉は天才的な政治家だった○「江戸の三大改革」は“改革”ではない○幕府の「卑劣」な外交がペリーを呼んだ……独自の視点で解き明かされる日本史の「真実」は、まさに目からウロコ!「学生時代、歴史が苦手だった」という人こそ必読の一冊。「誰もが『徳川綱吉は悪将軍だ』と言います。はっきり申し上げますが、この認識は間違いなのです。綱吉はなぜ『生類憐みの令』を出したのか。それは、当時の日本に蔓延していた、戦国時代以来の、人の命を軽視する殺伐とした空気を変えようとしたからでした」(本書「序章 日本史理解のキーポイント」より抜粋) -
海戦からみた日清戦争
軍備において劣勢にあった明治海軍は、大国・清といかに戦ったのか。脱派閥、リストラ、専門家育成など、封建主義を乗り越えた海軍建設の歴史を通して、日本の「近代」に改めて光をあてる。稀少図版・海戦図を収録。 -
ヴァンダル興亡史 地中海制覇の夢
五世紀中頃、地中海に君臨したヴァンダル族。移動と戦いに明け暮れ、六世紀半ばに東ローマ帝国に滅ぼされるまでの足跡を、民族大移動の流れの中に活写。 -
受験は要領 テクニック編
受験というのは、まずあきらめた奴が落伍し、体調をこわした奴が脱落し、その次に運のない奴が落ち、そして残った者のなかで、得点力の無い奴が落ちる。そんな過酷な一年間のレースなのだ。だから、不安になる。実際にどう勉強すればいいのか? どう生活すればいいのか? 他人はどうしているのか? 気になって悩み考えてしまうもの。そんな迷える受験生たちに贈るのが本書である! 前著『受験は要領』が「思想書」であるならば、本書は受験技術の「兵法書」だ。前作では語られなかった、受験生を取り巻くあらゆる要素についての和田式受験テクニックを完全公開! 「一点でも増やすための答案作成術とは?」「短時間で弱点を克服するコツは?」「テレビは見てもいいのか?」「夏休みの過ごし方は?」「受験と恋愛は両立できるのか?」など、何を、どこまで、どうすれば合格できるかを詳細に解説。この本を手にしたその日から、驚異の逆転劇が始まる――。 -
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか
天皇の意味がよくわかる最強の日本論。マンガ・アニメが席巻し、世界はいま空前の日本ブーム。しかし理由はそれだけではない。食文化、モノづくり、日本語、和の心、エコ――あらゆる日本文化に好意が寄せられている。それなのに自分の国を愛せなくなったのはあまりにも悲しい。なぜ『ミシュランガイド』は東京に最多の星を付けたのか? どうして「もったいない」が環境保全の合言葉に選ばれたのか? 「クール・ジャパン」の源流を探ると、古代から綿々と伝わる日本文明の精神、そして天皇の存在が見えてくる。いまこそ知っておきたい日本のすごさが一冊でわかる。なんだか自信が湧いてくる! -
緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす
本書は教科書のデジタル化計画が議論されないまま、独り歩きしている事に危惧を抱い事から始まっています。書籍のデジタル化を問題にしているのではなく小学校の教科書をデジタル化する事に異議を唱えているのです。本書出版の意義は「教科書デジタル化」について問題提起させて頂き、議論の端緒を開く事でした。驚くべき事に発売前から多くの読者の方からご意見を頂くという予想を上回る反響を目の当たりにし、いかに多くの方がこの問題に関心をお持ちかという事を改めて認識した次第です。もっと多くの人々にこの事を議論して頂きたいという思いは更に強くなりました。すでにデジタル環境に適応され利用されている方々にも、ぜひともこの問題の議論に参加して頂きたく、本書を紙だけではなくあえてデジタル化致しました。また私共は書籍の再販価格維持制度に則って、紙と同価格にさせて頂きました。デジタル化によってもたらされる功罪、更には「教育とは何かを」までを紙とデジタルの両方の出版によって、より多くの方に考えて頂く事ができればと願っております。 -
年貢 せめぎ合う江戸時代の領主と百姓
電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。 江戸時代、税の中核は年貢だった。 大名領が石高で表されるように、年貢は社会全体のありようまで規定していた。 だが、その実体はあまり知られていない。 検地によって面積と地味を定め、毎年の検見で作柄を調査し、負担額が決まる。 いつ払うか、貨幣で払うか現物で払うか、どこに納めるか等にも細かな規程があった。 一方で領主・百姓双方の思惑によって丁々発止の交渉が繰り返された。 年貢の成立から終焉までを巨細に解説する。 ■□■目次■□■ はじめに 第一章 古代から豊臣政権期までの年貢 第1節 年貢の始まりから戦国時代まで 年貢の始まり/中世の百姓はなぜ年貢を納めたのか/戦国大名の検地と年貢/村による年貢請負 第2節 豊臣政権期の検地と年貢徴収 太閤検地/検地の実際/豊臣政権の年貢徴収法 第二章 江戸時代の年貢 第1節 年貢の意味と検地・石高制 年貢は税か地代か/江戸時代の検地/検地の用具と方法/石高と石高制/石高が年貢高から生産高へ 第2節 年貢の取り方 年貢の負担/厘取法と反取法/畝引検見と有毛検見/定免法への転換/年貢のあり方の時期的変化 第3節 年貢以外のさまざまな負担 多様な負担/漁村の貢租 第三章 領主からみた年貢 第1節 幕府領の場合 幕府領の年貢/幕府領の石高・年貢収入・年貢率の推移/一八世紀半ば以降の状況/一九世紀(江戸時代後期)の状況 第2節 大名領の場合 長州藩(萩藩)/熊本藩など/民政軽視の傾向 第3節 旗本領の場合 旗本領の年貢/年貢の地払い/年貢に代わる上納金の賦課/武左衛門の得た特権/先納による年貢の変質/村々による勝手賄 第四章 百姓からみた年貢 第1節 江戸時代の村と百姓 江戸時代の村とは?/村の住民/村の仕組み/村行政と教育・医療・セイフティネット/江戸時代特有の金融慣行 第2節 年貢を数字でみる 農業生産力の発展/一反当たり収穫量の増加/百姓にとっての年貢の重さ 第五章 年貢の賦課から上納まで 第1節 村における年貢の割付と徴収 村請制の意義/村に年貢割付状がやってくる/納付証明書に当たる年貢皆済目録/百姓各戸への年貢の割り付け方/村の蔵/重層する年貢請負 第2節 江戸への年貢米輸送 幕府領の年貢米輸送と村々の連合/主張する惣代庄屋たち/東北から江戸への年貢米輸送/買納の基準米価をいくらにするか/全国の納惣代の連携/廻米をめぐる百姓と武士 第六章 年貢をめぐる対立 第1節 百姓一揆と年貢 百姓一揆が起こる/前橋藩領の百姓一揆 第2節 村請制と村方騒動 百姓が定免法を求める/個々の百姓の年貢額は村が確定する/名主と百姓の納得ずくの年貢勘定/村方騒動が起こる/一つの村から全国を見渡す 第七章 年貢の矛盾が深まる 第1節 領主の理念と村の対応 年貢と村入用――信濃国高島藩領からみる/高島藩の年貢徴収法/徳帳仕法の特徴/村請制と公私分離/村入用と歩割仕法/歩割仕法の特徴/藩の意図と村の抵抗/表と内所、公と私 第2節 米相場がもたらすトラブル 松前藩領の酒田買替米/酒田買替米をめぐるトラブル/村役人と小前の対立/酒田買替米が教えること 第3節 村方騒動から百姓一揆へ 観音寺村の村方騒動/続く村内トラブル/百姓一揆と検地帳の破棄 終章 年貢から地租へ 地租改正と年貢の終焉/年貢とは何だったのか 注 参考文献 -
なぜあなたの感想はふつうなのか
オードリー若林正恭さん、佐久間宣行さん 推薦! エンタメ時評の旗手 初の著書 独自の鑑賞術・言語化・インプット術を初公開! 「なんかよかった」という感想を一緒に抜け出そう。 簡単ではないけれど、簡単にできることの積み重ねだ。 他人の感想が気になりすぎる「感想検索病の時代」に、私だけの視点・言葉で語るには? YouTubeやPodcastで映画&ドラマ解説が大注目の大島育宙さんが、『花束みたいな恋をした』『ラストマイル』『PERFECT DAYS』など様々な作品を手がかりに、「独自の感想を生み出す方法」「自分だけの軸を持ってインプットするコツ」を大公開! 【目次】 第1部:感想検索病の時代 第2部:独自の感想の作り方 第3部:独自の視点を生み出すインプット術 -
太平記史観 日本人の歴史認識を支配した物語
新田義貞と足利尊氏は同格?→違う。新田が明確に格下 両氏は別の一族?→誤り。実は同じ一門 中世から現代まで、数多の作品の種本になり続ける『太平記』。 武士像はじめ、実は日本人の歴史認識を縛ってきた物語である。 その虚実に加え、「史観」の影響力を気鋭が最新研究で暴く! 司馬史観よりも強い「太平記史観」 足利尊氏、新田義貞、楠木正成、高師直をはじめ、『太平記』で描かれた武士像、話の構成は中世から近世、近現代まで何百年も日本人の歴史認識を縛り、現実にも影響を及ぼした。 例えば、徳川光圀の『大日本史』も『太平記』に依拠しており、その楠木正成像を筆頭に、尊王攘夷・皇国思想に「太平記史観」は繋がっていったのである。 重要史料だが、虚実ないまぜで取り扱いが難しい物語。高師直=悪玉の修正はじめ、歴史学と国文学の格闘の成果を示しながら、我々の歴史認識まで問い直す。 続々と塗り替えられる鎌倉末期から南北朝の世界像 ■山名宗全も、徳川家康も、「足利一門」だった ■楠木正成は、鎌倉幕府の関係者だった ■尊氏との戦いは足利一門の分裂戦争。義貞は第三極を目指した ■鎌倉期、得宗は九代でなく「八代」とされていた ■源義経主従の話には『太平記』がベースのものがある ■鎌倉幕府滅亡の理由はいまだに不明 ■新田氏と北条氏の関係は密だった ■吉野攻撃は高師直の独断ではなく足利直義の判断 【目次】 はじめに 第一章 太平記史観とは何か 第二章 『太平記』の基礎知識 第三章 太平記史観の諸相 第四章 太平記史観を超えて おわりに あとがき 参考文献 -
科学的根拠(エビデンス)が教える子どもの「すごい読書」
本を味方にすると、子どもの人生は豊かになる!! 本が好きな子にも、ちょっと苦手な子にも。 本を読めば、将来、直面する「壁」や「迷い」を 乗り越えやすくなる。 本の効果は、「頭がよくなる」だけではありません。 探究心・知的好奇心・思いやり・友達や周囲の大人とのコミュニケーション力… 読書の効果を無理なくいいとこ取りするための、 科学的根拠が教える読書法!! ――― 「子どもに本を読んでほしい」「本好きになってほしい」なら、 まずPart5から、開いてみてください。 ◎本は「3冊同時に買う」と、読書家への扉が開きやすくなる ◎まずは「表紙が見えるように家に飾り、飾る本を定期的に替える」ことから ◎飛ばし読み・途中でやめても問題なし! 「ちゃんと読ませる」よりも「本について一緒に話す」時間をとる ◎1冊プレゼントするなら「この子には少し簡単かな」という本に ◎読むのが遅い・集中力がない・自分で本を選べない……を解決するには? ◎なぜ「1日30分まで」の読書が、もっとも「能力を伸ばす」のか 3歳から15歳までの考える力・学力・共感力・生きる力を伸ばす読書術!! -
一気読み日本史
宇宙の起源から日本の歴史を8時間で一気読み! 大きな世界につながる、私たち「日本人の物語」 一気に読むから、流れがわかり、教養になる。 暗記不要の新しい教科書。入門に、学び直しに。 ライフネット生命保険創業者で、立命館アジア太平洋大学(APU)名誉教授の出口治明氏による、大好評『一気読み世界史』に、待望の日本史編が登場。ビジネスの第一線に立ちながら、1万冊の本を読破し、世界1200都市を旅してきた著者ならではの大局的な歴史観を、ぎゅっと凝縮した1冊です。8時間で読める分量で、日本人として知るべき、自国の歴史の概略と本質を学べます。中高生から社会人まで、万人が楽しめる新しい教科書。大国の狭間で生きてきた日本人の歴史に、今に通じるヒントを探ります。 -
「酔っぱらい」たちの日本近代 酒とアルコールの社会史
「今日は花金」「一杯くらい飲めないと」「絶対に終電で帰る」 「泥酔しても8時出社」 ―― 【デキる奴ほど酒を飲む】はいつ生まれ、なぜ消えゆくのか? 近世まで、飲酒は非日常を体感する儀礼的な営みであり、祝宴では酔いつぶれることこそが「マナー」だった。工業化の過程で、都市に集まった人びとは翌日の労働のために飲酒を規制しはじめる。好んで夜の街に繰り出しながら、酔いを隠し、記憶喪失を恐れ、「ワリカン」でしめやかに終わる。こうした一見矛盾する飲み方は、どのような過程で都市民たちに内面化されていったのか。近代化の隙間で労働の日々を生きた日本人の秘史を、気鋭の社会学者が炙り出す。 ●帰る客に玄関先で飲ませる近世の「追酒盛」 ●明治半ば、浅草の盛り場は昼のものだった ●「社用族」は総力戦体制が生んだ ●昭和の日本は「ワリカン」が主流化、世界的にも「奢り」が少ない国に 【目次】 はじめに 第1章 つぶれるまで飲む――近世の飲酒スタイル 第2章 仕事帰りに飲む、終電で帰る――昼酒慣行の終焉 第3章 曖昧な仕事と飲酒――酒席の労働化 第4章 飲んで、燃料補給する――ガソリンとアルコール 第5章 米から麦へ――あらたな飲酒文化 おわりに -
真説 豊臣兄弟とその一族
通説を打破! たった二代で滅びた栄華と衰退の真相 農民から大出世を遂げた天下人として知られる豊臣秀吉。 しかし、彼とその一族の実像は、驚くほど謎に満ちている。 本書は、貧しい百姓出身説の真偽、人たらし神話が生まれた本当の理由、右腕として活躍した秀長の裏の顔、ねねと淀殿の不仲説、秀次事件に隠された真実など、豊臣家にまつわる定説を、最新研究をもとに徹底検証。 さらには、朝鮮出兵の誤算、大坂の陣の舞台裏などの歴史的事件の真相にも迫る。 豊臣家の知られざる姿を暴きつつ、「なぜ天下を極めた一族が、たった二代で滅んだのか?」という問いに答える1冊。 -
#クイズ空から見たら 日本地図に強くなる頭の体操
ここがどこか、飛行機から見た景色で当てられますか? 海岸線、空港、お城、街並み……手がかりを見つけ、地図を思い浮かべながらの頭の体操。地図研究家・今尾恵介さんの解説で、地理にも詳しくなれちゃいます。 【主な目次】 ○初級編 ・低空飛行なので ・どこまでも続く巨大な市街地 ・ネオン輝く大都市の夜景 ・山の頂上から湯けむり…… ・左下に見える抹茶プリン ○中級編 ・言うまでもなく富士山ですが ・右端に見える大きな川 ・このアングルで見ると ・大きな火山島です ・ずいぶんと細長い半島 ○上級編 ・雪景色の濠が印象的 ・南国のリゾート的に見えて ・背景に広がる田園風景と ・パッチワークのような畑が ・ハートの形の遊水地 -
入門 男らしさの歴史
人は男に生まれるのではない。男になるのだ、と言えます。そして、時代が変われば、男らしさも変化します。……それをとらえるのが男性史研究です。そこでは英雄や偉人も登場しますが、男らしく生きる/生きようとする「ふつうの」男性も、男らしさに苦しむ男性も、男らしさから落伍した男性も重要な研究対象です。――「はじめに」より ・決闘に応じる男の名誉 ・徴兵を拒むのは臆病なのか ・男もハイヒールをはいていた/男はいつの時代も変わらないのか? 【目次】はじめに/第一章 男らしさはつくられる――男性史の誕生/第二章 男のからだを魅せる――身体とスポーツ/第三章 男同士でわかりあう――大学・クラブ・決闘/第四章 「男らしさの学校」に入隊する――徴兵制と「慰安婦」/第五章 戦わない男、戦えない男、戦いの果てに――誰が英雄か/第六章 「クィアな」性を生きる――「変態」は社会によってつくられる -
太平洋戦争
真珠湾攻撃、ミッドウェイ海戦、レイテ沖海戦、天一号作戦……太平洋戦争を「戦略・作戦・戦術」の視点から再検証。「太平洋戦争の諸戦役を、主として戦略・作戦次元に注目しつつ検討してきた。そこでの彼我の成功と失敗、明断と誤断をみれば、ありふれてはいるが、今日なお深刻な問題である結論がみちびかれるように思う」(本書「結びにかえて」より) 成功と失敗を分けたものとは? 日本陸海軍の明断と誤断とは? ベストセラー『独ソ戦』の著者による決定版! 【目次】●第一章 海原と密林の戦場へ――陸海軍の攻勢戦略 ・昭和陸軍の栄光と悲劇――南方攻略の絶頂からインパールの奈落へ ・連合艦隊司令長官山本五十六――その戦略 ・「戦略戦闘機」――零戦の真価はどこにあったか ●第二章 南溟に疾風走る――南方攻略の戦略と作戦 ・「戦略」の要求に応えるために――シンガポールへの突進 ・点で面を制す――三次元からの蘭印攻略 ・歯車に入り込んだ砂――フィリピン作戦の「重点」誤認 ●第三章 過信と暗転の太平洋――勝機を逸した攻勢 ・ポート・モレスビー遥かなり――なぜニューギニア戦線は地獄と化したか ・昭和海軍の宿痾――二兎を追ったミッドウェイ作戦 ・ソロモン海の転回点――ガダルカナルで露呈した昭和陸海軍の欠陥 ・敗勢に抗する――山本五十六最後の戦略 ●第四章 勝者と敗者を分かつもの――日米両軍の戦略と戦術 ・一九四三年の知られざる敗戦――戦略次元で王手をかけたアメリカ ・戦術的努力で戦略的劣勢を覆すことはできない――マリアナ沖海戦の致命的誤断 ・より錯誤の少ない側が勝つ――レイテ沖海戦の逆説 ・ターゲット東京――アメリカの日本本土空襲における戦略と戦術 ・「天一号作戦」――沖縄「決戦」の蹉跌を招いた政戦略の不一致 -
ぼくはこんなふうに本を読んできた
毎月11本の原稿締切にテレビのレギュラー番組2本と不定期特番は年間で約10本、YouTubeチャンネルをこなしながら、ご講演のため足を運ぶ地域は年間60カ所。しかも現在6つもの大学で教鞭を執り、試験採点と単位認定も自ら行い、その傍らでの書籍出版は毎月1冊以上! さらには、取材とあらば国内のみならず海外まで飛びまわる池上彰さん。海外取材の数は年間7回にも及ぶと言います。この超人的なスケジュールだけでも驚愕ですが、池上さんは、毎日11紙の新聞と月40誌の雑誌、週1冊以上の本を必ず読む「読書家」としても知られます。なぜ池上さんは、こんなに忙しいなかでもコンスタントに本が読めるのか? 池上さんの「本との付き合い方、向き合い方」「読書の歴史」「読書の技法」など、池上彰の「本の読み方ぜんぶ」をまとめた1冊をお届けします。 池上さんがおすすめする「知を培う書」や「心を震わす書」など36冊も初公開! これらの書籍を実際にどんなふうに読み解き、血肉としているのか、本書を通して体験することができます。 ※カバー画像が異なる場合があります。 -
日本海軍 失敗の本質
慢心、隠蔽、虚偽の報告……。太平洋戦争において日本海軍が抱えていた「本質的な問題」とは何か。大和ミュージアムの館長であり、菊池寛賞も受賞した海軍史研究家が後世に残す、戦後80年の総決算! 本邦初公開の写真も収録。(目次より)●序章 昭和海軍と太平洋戦争――日本には何が足りなかったか ●1章 〈真珠湾奇襲(昭和16年12月)の舞台裏〉昭和海軍の誤算――なぜ開戦を止められなかったか●2章 〈セイロン沖海戦(昭和17年4月)〉敗北の序章――英国艦隊に完勝の陰で看過された「失敗」 ●3章 〈珊瑚海海戦(昭和17年5月)〉見落とされた海戦――この「失敗」を戦訓にできなかった昭和海軍 ●4章 〈ミッドウェー海戦(昭和17年6月)〉隠され続けた事実――日本海軍大敗の要因は何か ●5章 〈蒼海に眠った異質の司令官〉山口多聞と日本海軍――なぜその進言は「ノイズ」となったか ●6章 〈連合艦隊司令長官の光と影〉山本五十六と昭和海軍――活かされなかった軍政家としての能力 ●7章 〈ルンガ沖夜戦(昭和17年11月)〉日本海軍の体質――完勝の裏側に見てとれる負の側面 ●8章 〈マリアナ沖海戦(昭和19年6月)〉打ち消された「絶対国防圏の死守」――問われるべき三つの敗因 ●9章 〈敗北の司令官の実像〉小沢治三郎と昭和海軍――マリアナ沖海戦の指揮をどう評価すべきか ●10章 〈レイテ沖海戦(昭和19年10月)〉史上最大にして最後の海戦――「負け方」を知らなかった日本の敗北 ●11章 〈沖縄特攻(昭和20年4月)〉昭和海軍「最後の汚点」――戦艦大和はどう使われるべきだったか ほか -
中華料理と日本人 帝国主義から懐かしの味への100年史
肉まん、ジンギスカン、餃子、焼売、ラーメン、麻婆豆腐、ウーロン茶。あの味はなぜ懐かしいのか。 帝国主義の時代に広まり、戦後の日本人の心と体を癒してきた中華料理。 地域や家庭で愛されてきた品々は、誰が、いつ、どうやって日本にもたらし、なぜこれほど普及したのか――。 文化人、実業家、軍人、料理人たちの情熱と葛藤に光をあて、日本の中華料理100年の軌跡を世界史的な視点から描く、食文化の物語。 【目次】 まえがき――中華料理への情熱、そのルーツを探る旅へ 序 章 中華料理に込められた対中・対日感情 1 食の文化帝国主義の始まり 2 日本人と中国人のまなざしの交錯 3 二〇世紀東アジアへの誘い 第1章 肉まん――近代的な食文化としての中華料理 1 肉まんの歴史 32 2 日本食の近代化のなかの肉まん 37 3 アジア主義と帝国主義の文化的な影響 48 第2章 ジンギスカン料理――満洲名物から北海道遺産へ 1 北京から満洲・モンゴル、そして東京へ――帝国の時代 2 中華料理から北海道の郷土料理へ――帝国後の時代 第3章 餃子――満洲の記憶とポスト帝国主義 1 餃子の伝来――近世から日中戦争期まで 2 「引揚者料理」としての餃子――戦後 第4章 ウーロン茶――忘れられた台湾文化 1 ウーロン茶の世界史 2 日本帝国におけるウーロン茶の消費文化 3 日本の国民的飲料になるウーロン茶 第5章 シュウマイ・ラーメン・四川料理――郷土料理の創造とノスタルジア 1 横浜名物になるシュウマイ 2 なぜ札幌でラーメンなのか 3 麻婆豆腐のノスタルジアと担々麵の郷土料理化 4 中華料理の現在までの変化 終 章 世界史のなかの日本中華料理 1 帝国主義は料理をどう変えたのか――二〇世紀前半 2 ノスタルジアはなぜ生まれたのか――二〇世紀後半 3 文化遺産化は何が問題なのか――二一世紀 あとがき 注記一覧 / 参考文献 -
小児精神科医で3児の母が伝える 子育てで悩んだ時に親が大切にしたいこと
ハーバード大小児精神科医で3児の母でもある内田舞さん、初の育児書! 内田也哉子氏(エッセイスト)推薦 「子育てを見つめると、多様な世の中が見えてくる。 本書は、こどもを育てる人々への道しるべであり、 心の所在をしなやかに探すための大いなるエールなのです」 子育ては選択の連続。 長期的に見て子どもに「生きる力」がつく親の考え方、心がけとは――。 「子どもが勉強できないのは自分のせい?」「一緒にいる時間が短くて申し訳ない」… いろんな思いを抱えながら子育てに向き合う親へ向けて、【専門性】×【育児の実体験】でアドバイスとエールを送ります。 【未就学児~小学生を中心に、中学生まで】 ・母乳育児、夜泣きなどへの向き合い方 ・子どもが生まれた後の夫婦の働き方 ・感情と論理的思考を同事に育む「再評価」のやり方 ・ご褒美が目的になると意欲が低下する ・宿題は「最初の15分」が大事 ・熱中した経験が子どもの「好き」につながる ・偏差値至上主義にならないために ・インターネット被害、性被害から子どもを守るために ・SNSは子どものメンタルに深刻な影響を与える ・子どもの心の守り方 -
法学の誕生 ――近代日本にとって「法」とは何であったか
日本が、驚くほど短期間に近代化を果たしえたのは、西洋法の継受に成功したからである。だが、「法」を自らのものとして運用するには、それを支える法的思考様式、つまりは「法学」を受容することが不可欠だった。法学とは西洋社会に深く根差した思想であり、文化である。全く異質な文化的土壌をもった日本社会が、それまでにない思考様式を受容するのには幾多の困難があった。いったい日本人は、いかにしてそれを乗り越えたのか? 欧米列強と対等に伍するため、国を代表する俊英たちが競って法学を学び、近代国家としての骨格をつくり上げた明治日本。先人たちの苦闘の歴史をあざやかに描き出す。 -
教育ZEN問答 N高をつくった僕らが大学を始める理由
ネットネイティブの10代が「通いたい」と思える学校を創ろう――門外漢だった著者が、N高を成功に導いた秘訣は? 通信制のN高校はあえて不登校生向けを謳わず、未来のエリート育成を目標に掲げ、今や在籍生徒数日本一。出身者にはアイススケートの紀平梨花、テニスの望月慎太郎、女流本因坊の上野愛咲美らの著名人がいるほか、海外、東大、芸術系大学など多彩な進学実績を誇る。Eスポーツや投資部などユニークな課外活動も有名。 「教育は善をなすことが、成功につながる幸せなビジネス」という著者の次の一手は、ZEN大学の開学だ。格差社会やAIの進歩を問題意識に据えた「日本発の本格的なオンライン大学」である。 教職員リクルートの顛末や、生徒や学生のメンタルケアなどの赤裸々な舞台裏を明かしながら、「実体験は不足しないのか」等々の疑問に答える。 ビジネス目線だからこそ、教育、そして日本社会の課題が見えてくる! -
感情的な日本語ーことばと思考の関係性を探る
日本語論の専門家として多数のメディアに出演してきた著者が、日本語の特徴を歴史的に紐解く。そのメカニズムと私たちの思考との関係性とは? 本文より: 日本語はおもしろい言語です。なにしろここでは、漢字、ひらがな、カタカナ、そして昨今では西洋式アルファベットに至るまで、四種類の「字母」が同時に使われていますし、縦書きもできれば横書きもできる。また、その横書きも、左から右にも右から左にも、自在に書くことができるわけです(戦前はほとんど右から左でしたね)。生まれてこのかた、そんな日本語の中にどっぷりと浸かってきた私たちは、ほとんど意識することもありませんが、これほど変わった言語など、いったい世界のどこにあるというのでしょうか。(…) 使用する言語が何語であるかによって、その人の感性も知性も、そこに形成される思考もすべてが大きく変わってきます。そうした次第は、第一章からすぐさまお話ししてゆくつもりですが、いずれにしても、言語が私たちにとってどれほど重要なものであり、それに関する知見を深め、それに習熟することがどれほど大切であるのか、このことを本書の全体から感じとっていただければ幸いです。 それについては、昨今の「ChatGPT」など「生成AI」の発達により、やがて各言語間の障壁もなくなり、文章の作成もおまかせできるようになるだろうとバラ色の未来を考える向きもあるようですが、それはとんでもない思い違いというもの。もちろん、こうした新しいツール類にはいろいろと便利な使用法があり、時にAIから表現を学ぶこともあるでしょうが、つまるところ、文章をおまかせにすれば、思考そのものをおまかせすることになり、結局は「自分の頭で考えない」クセをつけることになるでしょう。すでにして自力で「考える」まえにネットで「検索する」ことを身につけてしまった現代人にとって、「おまかせ」は「思考停止」の終着点でしかありません。 さて、そうならないためにも、私たちはまずもって、思考と言語とがどのように関係しているのか、そのあたりのことを明らかにしておかねばなりませんね。では早速、言語について問うことから始めましょう。 ――プロローグ「日本語はおもしろい」より -
公家たちの幕末維新 ペリー来航から華族誕生へ
ペリー来航から明治維新まで、この15年を彩るさまざまな物語は、志士をはじめとする武家を主人公として描かれることが多い。 一方、公家たちは歴史のうねりに翻弄される優柔不断な脇役として描かれてきた。 しかし、公武合体から王政復古まで、彼らが果たした役割は大きい。 天皇復権のため、志士たちを煽り、大名を相手に種々の交渉を重ねたのは有名無名の公家たちである。 日本史の画期で奔走した彼らの奮闘に迫る。 ■□■目次■□■ 序章 朝廷のしくみ 第1章 政治に関与する公家たち 1853~58年 第2章 公武合体の季節 1859~61年 第3章 京都の政局 1861~62年 第4章 攘夷をめぐる激闘 1863~64年 第5章 朝廷の内と外 1865~66年 第6章 王政復古への道程 1867年 第7章 維新の功労―公家華族の誕生 1868~91年 終章 公家にとっての維新 -
新井紀子の読解力トレーニング
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ・1けたどうしのかけ算を、さっと答えられますか? ・「いくつかの」「さまざまな」など、ふだんの生活で使わない言葉でつまずいていませんか? ・文章を書き写すとき、ノートに1字ずつ写していませんか? 文章を「正しく」読むって、どういうことでしょうか。 この本では、「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトの過程で開発された、 読解力を測るテスト「リーディングスキルテスト(RST)」の受検者50万人以上のデータをもとに、 「文章を正しく読めているか」「文章を読むための準備はできているか」をチェックしながら、 きょうから自学自習でできることを紹介していきます。 -
異教のローマ ミトラス教とその時代
世界がキリスト教化する前、ローマ帝国は伝統的なギリシア・ローマの神々に加え、オリエントの神々、さらにはキリスト教、ユダヤ教の一神教に至るまで多彩な信仰や宗教で賑わっていた。そのなかでひときわ勢力を誇ったのがミトラス教である。 キリスト教最大のライバルとまで言われながらも消滅したこの宗教の実態は、文献史料の乏しさゆえに今も謎に包まれている。最新の発掘成果や研究を踏まえつつ、その全体像に迫る。 なぜミトラス教は帝国の数ある信仰のなかで隆盛し、そしてキリスト教に敗れたのか――。 壮大なスケールで異教にぎやかなりし帝国の姿を描き、ヨーロッパ世界の深層を照らし出す。 「もしキリスト教が何らかの致命的疾患によってその成長を止めていたならば、世界はミトラス教化していただろう」。19世紀フランスの宗教学者エルネスト・ルナンはこのように述べて、キリスト教最大のライバルとしてミトラス教を名指しした。 ユピテルやマルスなどの伝統的な神々にエジプトのイシスやアヌビス、小アジアのキュベレアッティスなどのオリエントの神々、さらに一神教のキリスト教、ユダヤ教に至るまで、数多くの信仰で賑わった異教時代のローマにおいて、なぜミトラス教は信仰を広めることができたのか。そして、なにゆえキリスト教に敗北したのか――。 古代オリエントの神々のなかでも例外的に広く東西に伝わったミトラ(ミスラ)の存在は、中央アジアを越えて日本にも伝播しており、平安貴族に日記としても使われた具注暦にその痕跡を残している。 この古代オリエント、ヘレニズム時代に始まるミトラ崇拝とローマ帝国の密儀宗教ミトラス教は、どのような関係にあるのか。いつ、どこでどのようにミトラス教は誕生し、拡大したのか。宗教組織や儀式、神話、信者がこの宗教に求めたものに至るまで、異教時代のローマ帝国の姿とともにその全貌に迫っていく。 オリエントを射程にいれた大きなスケールで歴史を捉え、ヨーロッパ世界の深層が浮かび上がる! 【本書の内容】 はしがき――宗教的カオスの中で 序章 謎の宗教への挑戦――一歴史学者のみた夢 第1章 古代オリエント世界の信仰――密儀宗教化前夜 第2章 亡国の王族か、解放奴隷か――教祖の存在と教線の拡大 第3章 密儀と七つの位階――ギリシア神話との関係 第4章 孤独と忍従――ローマ帝国の兵士と奴隷の人生 第5章 異教の時代の終焉――キリスト教の圧力 終章 世界はミトラス教化したのか――ヨーロッパ世界の深層へ -
裏庭のまぼろし――家族と戦争をめぐる旅
【推薦】武田砂鉄さん(ライター) 歴史は常に今を問いかけてくる。 聞かれるのを待っている声は、 誰のもとにも在るのかもしれない。 ********** 戦地から届いた当時の手紙は、想像もつかなかった戦時中の暮らしを生き生きといまに甦らせた。 家業を「不急不要」とされ、祖父は軍事研究の道へ。 大叔父は若き陸軍将校としてアジア各地を転戦し、沖縄へ──。 人類学者が、自身の家族史をひもときながら、その足跡を訪ねて紡ぐ、等身大の〈昭和と戦争〉。 ********** 【目次】 01 裏山のほとりで 02 蔵の中 03 科学と動員 04 水底の魚 05 縁側の椿 06 絹糸のひかり 07 オルガンの歌 08 埠頭にて 09 遠い島影 10 月と海鳴り 11 物語の外で Ⅰ 12 物語の外で Ⅱ 13 竹林と夕星 14 雲の行方 あとがき ********** -
蔦屋重三郎 江戸を編集した男
浮世絵、洒落本、狂歌。江戸文化の要には一人の大編集者がいた。 2025年大河ドラマ主人公の巨大な足跡と、江戸の思考法を描く。 2025年大河ドラマ『べらぼう』の主人公は、蔦屋重三郎。 花の吉原振り出しに 才人鬼才をより集め 幕府に財産取られても 歌麿写楽をプロデュース この蔦重こそ、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、 歌麿、写楽を売り出した江戸最大のプロデューサーだった。 その華麗な人脈は太田南畝、山東京伝、恋川春町、酒井抱一、 市川團十郎、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九とまさに江戸文化そのもの。 江戸文化とは何か、文化を創り出すとはどういうことか。 豊富な図版を入口に、人を編集し、 文化を織り上げた、蔦重の「たくらみ」に迫る。 -
保育の「ヘンな文化」そのままでいいんですか!? ~ここまでしゃべっていいのかしら?~
【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 愛子先生とマメ先生が本音で語る対談集。 柴田愛子先生(しばた・あいこ りんごの木子どもクラブ代表)と大豆生田啓友先生(おおまめうだ・ひろとも 玉川大学教授)による「これからの保育」のヒントになるオールカラーの初対談集。しゃべり出したら止まらない(!?)本音トークがいっぱいです。 おもしろくて、ためになる、おふたりのお話を読みやすい対談形式で構成。りんごの木子どもクラブをメインに撮影した愛子先生、マメ先生、子どもたちの自然な表情の写真にも注目です。 今の保育の問題点(例:同じ時間にみんな並んで一緒にトイレにいかせる。運動会などの例年どおりで多すぎる行事、「ねば」「べき」にがんじがらめの頭で行う保育、子育て支援ではなく、親への「サービス」と化している施設など)を浮き彫りにしていきます。 そして、新しい保育の流れについても教えてくれます。 みなさんも、保育の「あたりまえ」が本当にそれでいいのか?を問い直し、今後、保育をどうしていったらいいのか、「子どもも大人もみんなが幸せになる保育」について、この本で一緒に考えてみませんか? ※この作品はカラーです。 -
モンゴル帝国 草原のダイナミズムと女たち
近年、モンゴル帝国に関する研究が文献、考古学ともに長足の進歩を遂げ、従来の「野蛮、残虐」といったイメージは大きく修正が迫られています。とくに遊牧民によってユーラシア世界が統一された結果、情報の伝達と交易が飛躍的拡大、それによってはじめて「世界史」が生まれたとみる考えかたは常識となりつつあります。 また、遊牧民の世界は定住農耕とはまったく別の論理に基づく社会システムであって、そこに優劣はありえないことを多くの人が理解しはじめており、なかでも女性の役割がきわめて大きかったことが注目されています。たとえば2010年に刊行されたアメリカの文化人類学者ジャック・ウェザフォードによるThe Secret History of the Mongol Queensは欧米人のモンゴルやユーラシアの遊牧民に対する偏見、ヨーロッパ中心主義を打破するために書かれ、ベストセラーとなりました。。 本書も同様にチンギス・ハーンの征服とその子どもたちによる勢力拡大がどのようになされていったか、武力だけに頼らない婚姻政策の実態、また権力闘争の舞台裏を描き出します。 -
写真が語る満州国
満州民族、漢民族、朝鮮民族、蒙古民族、日本民族が協力し争いのない平和な国づくりを目指した満州国。満州躍進の象徴となった特急「あじあ」号、日満親善のアイコンとなった満映の李香蘭、智謀・石原莞爾参謀が「世界最終戦争」のために引き起こした満州事変、清朝復活の執念にとらわれた皇帝溥儀、国策で満州に渡った二七万人の満蒙開拓団……。五族協和の王道楽土を夢見た約一五五万人(軍人を除く)の在留邦人はどう暮らしたか。ソ連による満州侵攻、日本敗戦によって、彼らに何が起こったか。わずか一三年あまりで消えた実験国家の建国から崩壊まで貴重写真でひもとく。
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