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Posted by ブクログ
スタートがあって終着点がある、そう言った一貫性のある歴史解説書ではなかった。
著者が「はじめに」で自由に考える楽しい日本史のためにとりとめの無い考えをもとにまとめた、と言う通り、思いついた題材を書き綴った様な内容となっている。
私の偏見であろうけれど小説と異なり、「学者」的な方の書いた書物はどうも読みにくい。
専門用語が多いという意味ではなく文章の流れというのか構造というのか、何度も行ったり来たりして読まないと分かりにくい、あるいはそれでも判断を迷う文章が失礼ながら多い気がする。
本作品にも自分としてはわかりにくい表現を時おり感じて折角の内容がもったいないなと思いながら読み進んだ。
けれど最終章の「美」において書かれた「歴史は誰の物なのか」「美とは何なのか」という考察に触れ、若干の文章の読みにくさなどは問題にならない刺激を受け取ることができました。
「おわりに」で、著者は「歴史研究者は面白い考えが詰まった本を書くべきなのだと思うが、違うのだろうか。何しろぼくの本は売れませんから」と自虐的に書いていますが、売れないのはもしかしたら内容ではなく文章の書き方に工夫が足りないせいなのではないかなと生意気な考えが湧きました。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 編
第2章 食
第3章 境
第4章 武
第5章 裸
第6章 王
第7章 笑
第8章 一
第9章 男
第10章 白
第11章 道
第12章 美
<内容>
編集者に与えられた漢字一文字から、日本史に関することを語っていく「大喜利」のような本。その中では本郷氏の生い立ちや若かりしときのエピソードなども。最近毎月のように本が出る。粗製乱造の感もあるが、歴史好きが思う存分歴史に関する話や考え方を語っている点で好感が持てる。他の方のように歴史エピソードだけでなく、歴史思想に関してだったり、本人の学生時代の話だったり、あちこちに寄り道するのがまたいい。
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