逆転の世界史 覇権争奪の5000年

逆転の世界史 覇権争奪の5000年

1,760円 (税込)

8pt

3.8

◆目からうろこの意外な世界史、面白くなくては歴史学ではない!
世界史を5000年の長さでとらえると、国際的なヘゲモニー(覇権)をめぐる壮大なドラマが見えてくる。EUのような地域統合を先取りした中国を中心とする「先進地域アジア」を、劣悪な環境下にあった後進地域ヨーロッパがなぜ逆転できたのか。そして21世紀、再びアジアがヘゲモニー奪還に挑む構図は、この先どこへ向かうのか。人類の誕生、秦・漢の成立から、大英帝国、アメリカの時代、「一帯一路」までの興亡史をコンパクトかつスリリングに説き起こす、かつてない世界史解説書です。

○なぜか日本人は「アテネ」を過大評価している
○秦の始皇帝は、EUの先取りをして地域経済統合をしていた
○グーテンベルクの活版印刷発明は、経済の革命だった
○大英帝国が繁栄したのは「手数料資本主義」のおかげ
○アメリカは国連や世界銀行など国際機関を利用して世界の覇権を握った
○「一帯一路」では中国はヘゲモニー国家にはなれない……
「意外な真実」から世界の歴史の裏側を覗けば、現在の国際社会の秩序、未来の姿も浮き彫りになります。

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逆転の世界史 覇権争奪の5000年 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    経済学者が書いた世界史で、政治上のできごとに金融経済が絡めてある。
    カタカナの人物や事件の羅列が頭に入らず、世界史の教科書が苦手だった自分でも、
    身近な暮らしに近いこと(食生活や貨幣、物流)の流れを追っているので、理解しやすい。

    中国ふくめアジア圏を世界経済の最初の覇者と捉えた視点が面白く。
    現代

    0
    2018年12月31日

    Posted by ブクログ

    「はじめに」に記載のある通り、本書は、経済史をベースとして、経済的覇権(=ヘゲモニー)の変遷を軸に、世界の変貌を叙述した教養書である。

    一言でいうと、とても面白かった。
    経済、物流、ネットワーク、それらを構築した人々の動きに焦点を当てて叙述し、経済的な覇権を握ることがすなわち政治的な覇権に繋がって

    0
    2021年11月27日

    Posted by ブクログ

    タイトルにやや偽りあり。正しくは「経済からみた世界史」。
    歴史の本には人物や政治を中心に語ったものが多いが、この本は経済の流れから、覇権の移り変わりを述べている。

    「なぜ、歴史はこうなったのか」を考えたとき、やはり人物や政治体制よりも、経済による要因が大きいと実感する。

    イギリスが産業革命により

    0
    2020年01月12日

    Posted by ブクログ

    歴史の楽しみ方は色々あります、どれが一番とかではなく、どれも面白いです。その1つが、歴史を通して眺めてみるものがあります。この本は、覇権争奪の歴史として5000年間を通して、覇権がどのように移ってきたのかが理解できるようになっています。

    私が中学高校で習ってきた世界史は、西洋史が中心で、いかに欧州

    0
    2018年07月16日

    Posted by ブクログ

     世界秩序について、現在を起点にしてではなく時間と空間を俯瞰して考えていく。そこにはそれぞれの時間と空間の繋がりが、ある時は重なり合い、ある時は別々のものとして現れてきた。それぞれの世界史ではなく、地球の世界史が続いてきた。
     本書は、リベラールアーツの学びとして、自分自身が向き合う様々な場面で活き

    0
    2018年09月02日

    Posted by ブクログ

    経済から捉えた世界史。ムスリム商人(イスラム)が古代から中世では大きな影響を与えていたことを、たんなる歴史の勝者論に惑わされずに認める必要があるらしい。ローマ時代でも地中海はヘレニズム、中世はイスラムのものだったのだから、そうなんだなと思う。

    0
    2018年07月01日

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