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  • 地図の歴史 世界篇・日本篇
    3.8
    1巻1,320円 (税込)
    文字よりも古い歴史をもつといわれる地図には、その時代の人々の世界観が描かれる。それは豊かな想像力と確かな科学や測量が融合した、時代の観念の具象化だった。世界と日本それぞれに、人類はどのような観念を地図に描き、そして現実の世界とつなげようとしてきたのか。斯界の泰斗が、興味深い数多くのエピソードに160点超の豊富な図版を交えてつづる地図の歴史。長く読み継がれてきた歴史地理学の入門書、待望の文庫化!

ユーザーレビュー

  • 地図の歴史 世界篇・日本篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世界史が苦手なので、世界篇を読むのに苦労しました。
    全然頭に入ってこない。

    逆に日本篇は結構自分で勉強した部分もあるので、面白く読みました。
    ただ、この本自体は2年前に出版されたものですが、底本の出版が昭和40年代という…。
    古いよ!

    2万5000分の1地形図が、まだ全国の半分しか刊行されていない。
    もちろん今は全国を網羅している。

    広域的な地図を作成するのに、リモートセンシングの技術が最新として紹介されているけれど、もちろん今ならGNSS(GPSなど)だ。
    ドローンによる測量や3Dの地図など、この本が書かれたときには想像もできなかった技術が、今、当たり前にある。
    やっぱりこういう

    0
    2020年04月14日
  • 地図の歴史 世界篇・日本篇

    Posted by ブクログ

    文字よりも歴史が古く極めて実用を目的とした地図。正確な地図があるのが当たり前の時代に生きるのと、まさしく地図が広がっていく時代というのは全然違うものなんだろうと地図の歴史を追いながら思った。いま宇宙に対する可能性が広がっていると感じるのと近いのかも。

    0
    2024年12月31日
  • 地図の歴史 世界篇・日本篇

    Posted by ブクログ

    タイトルの通りの地図の歴史についての書籍である。

    地図は文化のバロメータだそうで、その国が作った地図の精度を見ると文化水準がわかるようだ。

    本書はまずヨーロッパでの地図の歴史を振り返り、そのあと日本の地図の歴史について説明している。

    歴史の部分は簡潔でよくわかったけれど、もう少し作図の方法についても言及してほしかった。
    現在はご存知のとおりメルカトル図法で描くのが一般的ではあるが、地図投影法はメルカトル図法だけではない。
    地図の発展には、精密な測量方法の発達と、それを描く数学的な方法の発達が必要なのだ。
    本書は歴史を記載してはいるけれど、この2点についてはほぼ言及していない。
    今後、これ

    0
    2020年03月16日

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