「文系学部廃止」の衝撃

「文系学部廃止」の衝撃

作者名 :
通常価格 748円 (680円+税)
紙の本 [参考] 836円 (税込)
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作品内容

2015年6月に文科省が出した「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」の通知を受け、各メディアは「国が文系学部を廃止しようとしている」と報じ、騒動となった。これは事の経緯を見誤った報道ではあったものの、大学教育における「理系」偏重と「文系」軽視の傾向は否定できない。本著では、大学論、メディア論、カルチュラル・スタディーズを牽引してきた著者が、錯綜する議論を整理しつつ、社会の歴史的変化に対応するためには、短期的な答えを出す「理系的な知」より、目的や価値の新たな軸を発見・創造する「文系的な知」こそが役に立つ論拠を提示。実行的な大学改革への道筋を提言する。【目次】第一章 「文系学部廃止」という衝撃/第二章 文系は、役に立つ/第三章 二一世紀の宮本武蔵/第四章 人生で三回、大学に入る/終章 普遍性・有用性・遊戯性/あとがき

カテゴリ
ビジネス・実用
ジャンル
学術・語学 / 教育
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社新書
ページ数
256ページ
電子版発売日
2016年04月22日
紙の本の発売
2016年02月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

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「文系学部廃止」の衝撃 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年04月09日

    巷で耳にする"そんなん学んで何になるの"という言説に漠然とした不安を抱えている文系学習者にお勧めしたい一冊。文系の知が役に立つことを述べてくれるだけでなく、個人的には文系の論文の構成について詳しく述べているので、論文作成時にも役立つと思う。
    吉見先生のゼミ、時間があれば参加してみ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月13日

    タイトルがキャッチーすぎて、コアな人文系の人々が敬遠するのではないかと心配してしまうけれど、とても読みごたえのある良い本だった。

    教養とリベラルアーツの違い、文・理の区別の歴史的背景、文系は社会にとって長期的に役に立つということ、未来の大学像などなど、文学部の学生としては興味深い話題ばかり。

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月12日

    『大学とは何か』が大学論の基礎文献ならば、この本は現代日本への応用編。キャッチーなタイトルに反して、中味の射程は深い。前半の報道とその反応をめぐる浅薄さは痛快。学問の有用性を問い直す中で、文化にとって根源的な遊戯性の指摘で締めたことが印象的だった。

    ・大学には、学生や保護者への説明責任が大学にはあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月16日

    2015年6月の文科省による「国立大学法人等の組織・業務全般の見直し」通知から始まったメディア報道の騒動から解き明かし、「理系」偏重と「文系」軽視の傾向がこの時に始まったものでないことを分かり易くひも解いてくれる。遠く岸内閣時代の松田文部大臣の説明にさえ、そのことがでてくるという。文系は大学にとって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年12月18日

    文系学部云々以前に、
    大学とはどういうものだったのか、
    どういうものなのか、等々、
    今まで深く考えずに述べていたことの中で
    実はこういうことだったのかと気づかされることも多く、
    大変勉強になりました。

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    Posted by ブクログ 2016年10月04日

    昨年話題になった「文系学部廃止」と言うタイトルに興味を持って手にとってみた。文系学部廃止自体に関する内容は第1章のみで、大部分はその背景の解説。実際には文科省通知は「廃止」などとは言っていないし、通知の内容はずいぶん前から既に発表されていた内容であるし、世の中を騒がせたのは不勉強なマスコミとそれに乗...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月14日

    東京大学の吉見副学長による『大学とは何か』の続編。タイトルの「「文系学部廃止」の衝撃」以上に読みごたえがあった(2015年の“騒ぎ”はマスコミの不勉強と煽り)。
    「大学は、国に奉仕する機関ではない(p64)、人類的な普遍性に奉仕する(p66)」
    「国・文科省に大学危機の打開で中核的な先導役となれる力...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月10日

    もとより国立大学の成り立ちが理系中心の教育をする場であり、産業の推進に親和性のある経済学等の社会科学系があとに続き、次いで教員養成が続き、人文系の分野はそういう文脈で並べられると、数値としての成果が出しにくい。今回の通知は決して文系学部廃止をうたっている訳ではなく、大学が社会への貢献や成果を要求され...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年03月12日

    たとえが用いられていて一読してわかりやすいと思うのだが、たとえに止まってしまうと具体的に実際の社会でどうしていくべきかということを見失ってしまいがちになる。
    素晴らしい教育の実践を行っている事例を大学から広く発信していくことが大切ではないかと思う。大学自身による積極的な広報を進めていただきたい。

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    Posted by ブクログ 2016年02月21日

    第2章までは論の切れ味の鋭さに感心するとともに非常に勉強になった。しかし3章のナメクジウオと宮本武蔵の例えはわかりにくく、少し無理があるように感じた。文系学部の価値創造性に着目した論点は非常に納得できるものであったが、これを実証できるかが、大きな課題であり、理系ではこの力が備わらないかは疑問である。

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