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Posted by ブクログ 2020年03月02日
応仁の乱と時を同じくして、鎌倉公方と関東管領が対立。関東を二分する大乱が繰り広げられた。それが享徳の乱。さて、その実態はいかに??
私の高校時代にはまったく習わなかったこの享徳の乱、当時の関東の事情も含めて、発生した背景も分かりやすく書いてくれている。鎌倉公方と関東管領という支配層だけでなく、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月14日
“あの”東国武者が、都の戦乱の余波が来るまで黙っている訳ねえってのw
と、言うわけで、応仁の乱は享徳の乱の余波である(享徳の乱が本心)という説に説得力を感じる。
そういえば、「古河公方」って聞いた覚えあったなあ、とか。
それにしても、想像以上に近所の地名が出てきて驚いた。
まあ、東国だからね。そこも...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月30日
「享徳の乱」の名付け親だという著者の一般向け概説書。関東で発生した「享徳の乱」こそ戦国時代の幕開けだとする著者の主張を、享徳の乱の過程を通じていろいろな角度から照射する内容になっている。
著者の最も本書で訴えたいポイントは次の二つとのこと。
◎戦国時代は応仁・文明の乱より十三年早く、関東からはじま...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月02日
15世紀の関東で起きた内乱を描く。筆者は教科書にも載るようになったというが、正直記憶にない。少し後に起きた応仁の乱に比べれば扱いは小さいのが実情だろう。
だが、この書を読んで、享徳の乱はもちろん鎌倉幕府滅亡以降の関東の歴史を知っていなければ、戦国時代に繋がる流れを理解できないと感じた。北条早雲は享徳...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月16日
『戦国時代は関東から始まった』
と言う主張は、まぁそう言っても良いのかなと思った。
ただ、『応仁・文明の乱は関東の大乱が波及して起きた』
の方は、そう言い切るほどの説得力があったとはいえない。
ちょいちょい地図も出てきて理解を助けてくれた。
ただやっぱり登場人物が多くてこんがらがる。
ちなみに再...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月04日
応仁の乱より前に関東で勃発した大乱を「享徳の乱」として、応仁の乱勃発の要因、そして戦国時代の到来の起源という説を提唱する著者の渾身の一冊。
応仁の乱もそうだけど、鎌倉時代の源頼朝や源義経、建武の新政から室町幕府スタート期の足利尊氏や楠木正成、そして戦国時代の織田信長や豊臣秀吉などの、軸となるスター武...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月11日
1454年、鎌倉公方足利成氏による関東管領上杉憲忠の謀殺を機に、以後28年にわたり続いた関東の内戦=享徳の乱の全容を明らかにしている。応仁・文明の乱をもって戦国時代のはじまりと見做す通説に対し、先行する享徳の乱こそ中世の守護領国体制・荘園制の変質・崩壊をもたらした画期であったことを明快に示している...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月13日
戦国時代のはじまりは応仁の乱ではなく関東で争われた享徳の乱であるとする峰岸純夫先生のご高説。
歴史学の大家にふさわしく、こまごまとした史料を集めて当時の戦国領主化へと動き出した国衆の様子を明らかにしていますが、その重箱の隅をつつくような作業からでは歴史のダイナミズムを把握できないのは、仕方のないこと...続きを読む
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