中世の非人と遊女
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中世の非人と遊女

1,100円 (税込)
550円 (税込) 12月18日まで

2pt

3.8

非人や芸能民、商工民など多くの職能民が神人(じにん)、寄人(よりうど)等の称号を与えられ、天皇や神仏の直属民として特権を保証された中世。彼らの多くは関所料を免除されて遍歴し、生業を営んだ。各地を遊行し活動した遊女、白拍子の生命力あふれる実態も明らかにし、南北朝の動乱を境に非人や遊女がなぜ賤視されるに至ったかを解明する。網野史学「職人論」の代表作。

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中世の非人と遊女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    網野善彦さんの本は面白くて好きだが、これはちょっと難しめだった。収められた論文はほとんど専門誌に投稿されたもので、つまり本職の歴史学研究者を対象としており、歴史上の用語はどんどん出てくるし、いちいちそれの解説なんて付いてない。
    私はこれまで非人に関する本も、網野さんの本も、中世あたりに関する歴史の本

    1
    2012年11月23日

    Posted by ブクログ

     非人・遊女は中世前期において、天皇、神仏の直属民であった。また非人は、その職能が「穢」の清目という呪術的色彩を濃厚に持っていたため、供御人、犬神人、寄人とともに、いわば「聖別」された存在として畏れられてもいたのである。この畏れの意識は人々の差別の意識に容易に転化されることになる。中世後期、天皇・神

    0
    2012年02月15日

    Posted by ブクログ

    ちょっと興味があったので、買って見ました。
    当時の遊女というか、芸能関係者について、知りたいなと。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    もとは、川端康成などの小説に出てくる社会からはみ出た女性たちの存在に興味をもち、こういった女性はどこから出てきたどうゆう身分の人たちなのか不思議に思ったのがきっかけ。だから本書を読むにあたって一番期待したのは非人ではなく遊女だったが、読み終わってみて、主題は非人、遊女はどちらかというとオマケだと気づ

    0
    2024年07月04日

    Posted by ブクログ

    タイトルのごとく、網野本の中では非人扱いされる前の犬神人や遊女に少し考察がなされている
    ただ、他の著作とかなり被る部分は多く、散漫になったのは残念
    なんとなく、中世の人々は自由闊達な人々であったという結論から最初にきて逆算してるように感じるのは邪推なのでしょうかね

    0
    2013年01月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私にとって目から鱗の書籍でした。

    近年海外からの圧力もありジェンダーレス、多様性、男女差別等の議論が不可避のものとなっていますが
    本書では、地道に地道に真摯に積み上げてきた研究者達の灯が霧を晴らすがごとく中世日本のの景色を浮かび上がらせてくれます。時折ルイス・フロイスのなんだこれは?!という叫びの

    0
    2025年01月07日

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