島田周平の作品一覧
「島田周平」の「ザンビアを知るための55章」「物語 ナイジェリアの歴史 「アフリカの巨人」の実像」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「島田周平」の「ザンビアを知るための55章」「物語 ナイジェリアの歴史 「アフリカの巨人」の実像」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
日本にとって、知られざるアフリカの大国、それがナイジェリアです。
アフリカ最大の石油・ガス産油国、人口は2億、国土は、日本の2.5倍というナイジェリアは急速に発展しているアフリカの中で第一の経済大国なのです
新しい発見がたくさんありました。
気になった言葉、キーワードは次の通りです。
・ナイジェリアの語源は、ニジェール川の国です。古今東西に及ばず、大河が大国をささえています。
・北をサハラ交易(イスラム圏)、南を大西洋貿易(西洋圏)、ナイジェリアだけが、東西両圏に接するアフリカ唯一の国です。
・サハラを行き交う交易品は、きわめて高価な品でなければならなかった。胡椒、象牙、皮革、ダチョウの羽
Posted by ブクログ
島田周平「物語 ナイジェリアの歴史」(中公新書)
ナイジェリアは日本人にはなじみが薄いが、人口2億人近いアフリカの大国で産油国でもある。その歴史を学ぶこともサハラ以南のアフリカ諸国の歴史を学ぶことに通じる。
1. 今のナイジェリア北部は古くから北アフリカとはサハラ砂漠を越える交易がおこなわれてきた。その過程でイスラム国家も成立していた。一方でその南部は密林に覆われた村落社会であった。
2. 15世紀以降、ヨーロッパで大航海時代がはじまり西アフリカ沿岸と欧州の交易が始まった。16世紀には南米で銀鉱山が見つかり、その採掘の労働力としてアフリカから奴隷の輸出が始まった。17世紀には奴隷の用途は西イン
Posted by ブクログ
前半では近世以前の西アフリカ一般の歴史の中でのナイジェリアの位置付けを
後半では近代以降のイギリス統治下の保護領としての歴史と独立後の歴史を述べている。
図やグラフも適宜挟まれていて読みやすく、歴史の概観を掴むにはちょうどいいと思う。
しかし前書きや後書きに見られる「要の国」という概念に対する説明が不足しているように感じた。
アフリカは北部のアラブ主義地域と南部のネグロ主義地域に分けられる。そしてナイジェリアはこれら2つの地域をまたぐ唯一の国である。これをもって著者はナイジェリアを「要の国」とし、南北アフリカを繋ぐ役目を期待しているようである。
しかしそのような全く異なるイデオロギーを持つ