呉座勇一の作品一覧
「呉座勇一」の「真説 豊臣兄弟とその一族」「『鎌倉殿の13人』で学ぶ日本史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「呉座勇一」の「真説 豊臣兄弟とその一族」「『鎌倉殿の13人』で学ぶ日本史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
タイトルはおどろおどろしいが、要は日本中世史に蔓延るトンデモ話を1つ1つ丁寧に斬っていこうと言う本である。どこかで聞いたことのある話から存在すら知らなかったもの、果ては部分的に信じていたものまでその内容は多岐にわたる。
大事なことは歴史であろうと情報のアップデートは必要ということ。たとえば頼朝義経初期から不仲説や日野富子悪女説などは30年前に歴史を齧って以降そのままという人は割と信じている可能性が高い。全てのアップデートについて把握することは不可能であるしまたその必要もないのだが、自分の頭の中に刷り込まれた歴史観が絶対ではないということを前提に情報を仕入れた方が良いのだろう。
またトンデモ論に
Posted by ブクログ
上手く事が運び、類似事案に直面して「あの時に上手く運んだ」と繰り返して成功する場合が在る。他方に上手く事が運ばず、類似事案に直面して「あの時はうまく運ばなかったから少し考える」ということをして成功に到る場合が在る。
その後者の考え方で、史上の知られるような実績を上げた人物が「敗者」になって行ってしまった経過を考えるのが本書であると思う。
「敗者」とは言え、その名や事績が伝わる成功はしている。それが何故上手く事が運べなかったのだろうかと考えるのが本書だ。非常に興味深い。
本書では源義経、西郷隆盛、山本五十六、明智光秀、石田三成、田沼意次、後鳥羽上皇、織田信長という史上の人物達に纏わる話題を取上げ