戦国武将、虚像と実像
  • 値引き

戦国武将、虚像と実像

ビジネス・実用
1,034円 (税込)
517円 (税込) 10月8日まで

2pt

妄説、打破!
信長は戦前まで人気がなかった。秀吉は人たらしでなく邪悪だった!?
時代ごとに人物像は変化していた。最新研究による実像に加え、虚像の変遷から日本人の歴史認識の特徴まで解析した画期的論考!

画期的に見える人物像も、100年前の焼き直しにすぎないものが多い。
織田信長は革命児、豊臣秀吉は人たらしで徳川家康は狸親父。明智光秀は常識人で、斎藤道三は革新者、石田三成は君側の奸で、真田信繁は名軍師。
このようなイメージは、わずか数十年前にできたものが実は多い。
彼らの虚像と実像を通して、江戸、明治、大正、昭和と、時代ごとの価値観まで浮き彫りにする!

■光秀=「温厚な常識人」は一つのベストセラーがつくった。
■油売りでも革新者でもなかった道三
■信長は将軍も天皇も尊重していた
■秀吉の評価ポイントは勤王と海外進出
■江戸時代にも三成肯定論はあった
■幸村は「軍師」ではなく「現場指揮官」だった
■司馬遼太郎の家康論は徳富蘇峰の受け売り!?
■歴史小説・ドラマの源流は“蘇峰史観”にあり!
■「野心家・光秀」はなぜ定着しなかったのか?
■信長の「勤王」は「革命」だった?
■徳川政権への不満が生んだ秀吉人気
■三成忠臣/奸臣論が見落としてきたもの
■超人化していった真田幸村
■賞賛されていた家康の謀略

【目次】
はじめに
第一章 明智光秀――常識人だったのか?
第二章 斎藤道三――「美濃のマムシ」は本当か?
第三章 織田信長――革命児だったのか?
第四章 豊臣秀吉――人たらしだったのか?
第五章 石田三成――君側の奸だったのか?
第六章 真田信繁――名軍師だったのか?
第七章 徳川家康――狸親父だったのか?
終 章 大衆的歴史観の変遷
あとがき
参考文献

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川新書
  • タイトル
    :
    戦国武将、虚像と実像
  • タイトルID
    :
    20044723
  • 電子版発売日
    :
    2022年05月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

戦国武将、虚像と実像 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    題名の「虚像と実像」というのは、史上の人物達に関して、実は“虚像”が創られ、創られた“虚像”も様々な変遷を経て現在に至っているという指摘であり、そういう事柄に「気付いてみるべきではないか?」という内容になっていると思う。
    本書では、史上の人物達の中で、様々な形で一際多く取上げられているのが戦国武将であるとし、戦国武将達を巡る人物像が論じられたような経過を色々と掘り下げている。
    本書で取上げられているのは、明智光秀、斎藤道三、織田信長、豊臣秀吉、石田三成、真田信繁(所謂、真田幸村)、徳川家康という人達だ。小説や映画やテレビドラマや、その他にも色々と登場する人物達ばかりで、各々の人に関して「或る程度強いイメージのようなモノ」が在る人物達ばかりを取上げている。
    上述の本書で取上げられた戦国時代の武将達だが、何れも江戸時代には既に物語の題材になっている、または伝えられる行動や挿話に関して誰かが論評していて、芝居の題材になって広く様々な人達にも知られていた。内容そのものが興味深い本書なのだが、内容の中で引き合いに出される、江戸時代の文化活動の広さや深さというようなことにも些か驚かされる。そしてそうした諸活動を経て「大衆的な歴史観」というようなもの、史上の人物達の“虚像”が創られたこと、それが明治期以降も変遷を続けたことが説かれているのだ。
    「歴史に親しむ」というようなことを言う場合、結局のところは小説や映画やテレビドラマ等に登場する「劇中人物」に親しんでいるというような要素が大きいのかもしれない。そういうことなので、様々な史上の人物達に関して「或る程度強いイメージのようなモノ」とは、「存外に新しい、創作が交るモノ」という面も在るのかもしれない。そしてそういうイメージは、或る時点で創られ、後退してしまい、また誰かが取上げて注目というような変遷も繰り返している訳だ。
    本書で取上げられているような人達の歩み、事績、挿話というような事自体が面白い訳だが、その「取上げられ方の変遷」というような事、「大衆的史観」というような事柄も非常に大きなテーマであると考えさせられた。
    過去の人物の歩み、事績、挿話というようなことを或る時点で論じようとするのであれば、「論じようとしている時点」で主流な考え方、観方の影響を免れ悪い面も在るのだと思う。故に「取上げられ方の変遷」というような事、「大衆的史観」というような事柄が在る訳なのだ。
    自身の場合、所謂「時代モノ」の小説や映画やテレビドラマ等は凄く好きなのだが、「飽くまでも、全体として創作」と受け止めようとする。「史上の人物」がそれらに登場するにしても、「史上の事物をモデルとした、或いは着想を得た劇中人物、作中人物」と考えるようにしようとしている。更に各作品は「興味の幅を広げ、新たな知識を得て行く場合の入口」という程度に考えている。言葉を換えると、「親しんだ作品の魅力的な作中人物に導かれるように、その舞台となっている地域を訪ねてみる、言及が在った文物に触れてみる機会を設ける」ということにでもなるのだと思う。
    本書は大変に有意義だと思う。見過ごしてしまうような事柄かもしれないが、実は非常に大切であることを詳しく指摘してくれている。上述の戦国時代の武将達はかなり知られているが、他にも知られた武将達は在るであろうし、色々な時代の「教科書に名前が出ている」という程度に知られている史上の人物達は多く在る訳で、それらを取上げて「シリーズ化」という展開が在っても面白いかもしれない。

    1
    2022年06月05日

    Posted by ブクログ

    創作と歴史学の狭間。大衆的歴史観の変遷と影響を考察した切れ味鋭い一冊。

    江戸時代、明治から昭和そして戦後と日本史上の人物の評価は時に二転三転する。

    明智光秀、斎藤道三、織田信長、豊臣秀吉、石田三成、真田信繁、徳川家康。

    古今多くの書籍から論ずるだけに説得力のある内容。良く作家の「新たな〇〇像」といったものも実は過去の先人の解釈の焼き直しだったり。

    良かれ悪しかれ日本史における司馬遼太郎の影響の大きさには何より驚かされる。

    0
    2022年10月11日

    Posted by ブクログ

    道三、信長、信繁はかなりかわったなあと感じます。ドラマ、小説の影響大です。ただ、専門家は史実だけでいいし、一般的には史実とフィクションがあるのは当たり前だと思います。

    0
    2022年08月02日

    Posted by ブクログ

    信長、秀吉、石田三成etc…。人気の戦国武将たちはフィクションにも引っ張りだこである。
    その結果、実際の歴史的事実とは離れた人間像が定着してしまっていることもある。
    そんな彼らの実像を呉座勇一がわかりやすく解説してくれている。

    歴史は、勝者の手で編まれ、為政者に都合よく活用されていくということを考えた。

    0
    2026年05月06日

    Posted by ブクログ

    戦国武将について歴史学者の呉座勇一が書いた一冊。

    これまで定説とされていたものの、実は戦後数十年の小説で確立されたものが多いということがよくわかった。

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    歴史上の人物の評価はその時代によって左右されるという事。同様な事は八幡先生の著書でもあったが本書の方がより具体的で説得力があった。
    本人の発言や動画の残っている現代ですら人の行動の真意などは当てにならないから資料の少ない戦国時代などは受け手の考えにすり替わっているのかもしれぬ。
    日本人の歴史観は講談と司馬遼太郎で成り立っている様にも見える。
    井沢先生には推理小説家とその通りなのだがバッサリな批判なのは面白かった。

    0
    2024年06月17日

    Posted by ブクログ

    時代によってどのように人物像が書き換えられていったか、丁寧に分かりやすく説明されている本。ところどころ「司馬遼太郎を目の敵にしてるのか?」と感じてしまうところもありますが、それはそれだけ現代日本人に対する司馬遼太郎の影響が大きいからでしょう(あるいは、単に自分が司馬遼太郎好きなのでそう感じてるだけかもしれませんが)。
    ともあれ、繰り返しになりますが、人物像はその時代の都合(あるいはその時代の常識)により勝手に書き換えられてきたということを、丁寧に説明してくれている良書だと思います。

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    学んだことメモ 時代の価値観によって歴史認識や正義が変動する。小説等、鵜呑みにするのではなく事実をしっかりと捉えていきたい。

    0
    2026年01月12日

    Posted by ブクログ

    戦国武将、とあるものの織豊期以降の人物がメイン。近世以降、軍記や説話集、文芸の実例を参照しながら人物像の変遷過程を追い、形成された虚像と実像を比較していく内容。いわゆる司馬史観の源泉やその意味・問題点も理解しやすい。

    0
    2022年12月20日

    Posted by ブクログ

    メモ
    政権の自己保身のための学問統制、外圧などで生じるナショナリズムや、俗流演劇・文学が大衆歴史観に大きな影響を与えた。

    妄想戦記やトンデモ本に、学者はいちいち反論・否定しないことから、歴史的真実と思い込むひと多数。

    0
    2022年11月07日

戦国武将、虚像と実像 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川新書
  • タイトル
    :
    戦国武将、虚像と実像
  • タイトルID
    :
    20044723
  • 電子版発売日
    :
    2022年05月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

呉座勇一 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す