武士とは何か(新潮選書)

武士とは何か(新潮選書)

1,650円 (税込)

8pt

3.5

平安後期から戦国時代にかけて、政治・社会の中心にいた中世武士。日常的に戦闘や殺生を繰り返していた彼らのメンタリティーは、『葉隠』『武士道』で描かれた江戸時代のサラリーマン的な武士のものとはまったく異なっていた。史料に残された名言、暴言、失言を手がかりに、知られざる中世武士の本質を読みとく画期的論考。

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武士とは何か(新潮選書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月11日

    平安後期から戦国時代までの様々な武士(例外あり)の発言を読み解いた小篇をまとめた一冊。そこから浮かぶ武士の心性の面からアプローチした武士論が終章となっている。それらの虚構性についても論じられており、各時代認識の点でも面白い。

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    Posted by ブクログ 2022年12月08日

    江戸時代の武士は本来の一所懸命の武士からは変質した。自分の領地を持ち、それを守ろうとすることが武士の原点である。領地のために懸命になるから一所懸命である。領地の御恩があるから主君に奉公する。これが承久の乱で朝廷を打ち破った鎌倉武士の原動力であった。

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    Posted by ブクログ 2023年04月09日

    序文を読み流したため、本書が良くある歴史人物の
    名言集から導く歴史テーマの解説と思い退屈気味に
    時間をかけて(飽きて)読んだが、最終章を読んで
    言葉(虚実併せて)から内面を問う武士の本質を紐
    解く一書だと分かる
    昨日知った藤木久志先生が説く「自立の村」に通じ
    る自立救済が中世初期の武士の発想の根源だ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月28日

    <目次>


    <内容>
    元は共同通信の12話完結の「名ぜりふで読み解く日本史」。これを利用して、武士の名せりふ、名言を元に「武士」をひも解こうとしたもの。ただし、うまくいったかは?どうも呉座さんの言い回しが私には響かないんだなぁ…。さまざまな学者の説を分析しながら解いていくのだが、否定的な発言が多...続きを読む

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