作品一覧 2021/11/25更新 アクセントの法則 試し読み フォロー オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで 試し読み フォロー 数字とことばの不思議な話 試し読み フォロー 通じない日本語 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 窪薗晴夫の作品をすべて見る
ユーザーレビュー オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで 窪薗晴夫 オノマトペというものが随分と気になっていた。中国語も英語も学んだ上で、日本語のオノマトペの表現の豊富さが好きだし、楽しい。ちょっと勢いで自前のオノマトペを使ってみても通じちゃったりする。 でも至って真面目な本書、軽妙なオノマトペと難解な学術表現のギャップが甚だしいのだけれどそこまで含めた味わいといお...続きを読むうか。勉強になる上にシュールさにくすりと笑える楽しい一冊だった。 Posted by ブクログ 数字とことばの不思議な話 窪薗晴夫 この本でとりあげるものは「数字」を柱に、アクセント、発音、人称、語順、語彙、文法、言語習得と言語学のいろいろな分野にわたっていて、扱う言語も日本語を中心に、英語ばかりでなく他の言語の例も豊富に引き、まさに次から次へ疑問の扉を見つけていくつくり。 毎日なにげなくつかっている数字の発音や表現の仕方などを...続きを読むよく観察することから、言語学にとどまらず広く学問の世界の、個別の小さな疑問から大きな法則を解き明かしていくおもしろさ、興奮が味わえる好著。 Posted by ブクログ 数字とことばの不思議な話 窪薗晴夫 身近な言語のありかたにおける不可思議さについて、表題の「数字」を1つの端緒として、広く俎上に載せることに成功している。 地域性や国際間の差異あるいは共通項、そもそもヒトの成長に伴う言語感覚の形成など研究の対象としての面白さは領域を跨る故の深さに裏付けされていて、そこから抽出された違和については「な...続きを読むるほど」と意識裡に今まで気づくことのなかった一方で、究明を進めれば見事な筋で説明のつくことも多く興味が尽きない。 Posted by ブクログ オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで 窪薗晴夫 言語学未習者からはとっつきやすいトピックから、科学的な究明のあり方を追体験しつつ、その背後にあるアプリオリな感性の存在について哲学や生理学などに跨る広範な不可思議に触れられる。 Posted by ブクログ 通じない日本語 窪薗晴夫 多様な日本語の不思議さを理解できる良書。初めは世代間ギャップが生まれやすい略語や、知る人ぞ知る業界用語の考察。モーラという単位が鍵となって、規則性のある略語が生まれることが分かる。世代間で日本語が通じなくなるのは、元の言葉を類推できないからということか。後半は方言に関する考察。私の故郷は太平洋側の港...続きを読む町で、漁師の往来から東北から関西の言葉が地元の言葉に取り入れられ、そこに江戸言葉も入る、なかなか面白い土地柄。そうは言っても標準語圏なので、関西や著者の出身地・鹿児島との方言の比較は面白い。 Posted by ブクログ 窪薗晴夫のレビューをもっと見る