オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで

オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで

1,760円 (税込)

8pt

3.9

スクスクとクスクスはどうして意味が違うの? オノマトペにも方言があるの? 外国語にもオノマトペはあるの? モフモフはどうやって生まれたの? 日本語を豊かにしている擬音語や擬態語。8つの素朴な疑問に答えながら、言語学、心理学、認知科学など、さまざまな観点からオノマトペの魅力と謎に迫ります。

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オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2017年に開催された公開シンポジウムの産物。総勢8人の研究者がオノマトペの謎に多角的に迫る。よくまとまっており、入門書としてはthe best of the bests。
    外国語のオノマトペはどうなっているか。外国人にとって日本語のオノマトペは難しいのか。オノマトペはことばの習得に役立っているのか

    0
    2025年06月12日

    Posted by ブクログ

    オノマトペというものが随分と気になっていた。中国語も英語も学んだ上で、日本語のオノマトペの表現の豊富さが好きだし、楽しい。ちょっと勢いで自前のオノマトペを使ってみても通じちゃったりする。
    でも至って真面目な本書、軽妙なオノマトペと難解な学術表現のギャップが甚だしいのだけれどそこまで含めた味わいといお

    0
    2020年04月28日

    Posted by ブクログ

    身近に溢れるオノマトペ。
    知ってるつもりでも、言語学者にかかれば、その奥深さが見えてくる。

    オノマトペの音の構成、その仕組みには法則がある。
    モフモフは、学んでなくても「猫を触った感じ」「柔らかい毛布」などのイメージが自然とわいてくる。
    これは、その法則が自然と私たちの中に学習されているからなのだ

    0
    2024年08月08日

    Posted by ブクログ

    言語学未習者からはとっつきやすいトピックから、科学的な究明のあり方を追体験しつつ、その背後にあるアプリオリな感性の存在について哲学や生理学などに跨る広範な不可思議に触れられる。

    0
    2022年07月11日

    Posted by ブクログ

    擬音・擬態語を意味するオノマトペ。
    本著はオノマトペに関するシンポジウムと同時に企画された、8編の異なるテーマの研究をまとめた一冊。

    我々が普段何気なく使っているオノマトペは、考えてみるとかなり不思議な概念だ。
    なぜ理解を超えて感覚で共有できるのか。どういった原則があるのか。などなど、言語の構造や

    0
    2018年08月26日

    Posted by ブクログ

    ‪サブタイトル見て、この本大丈夫かなぁって思ったけど、なかなかにドン・ピシャリ、笑。読者層が厚いとは言えない言語学本で増版されてる理由も読んで納得。‬
    ‪オノマトペって、一見面白いのに学問すると掴みがたく苦手だったんです。積読本がいくつかあるくらい。説明もスッと入ってくる。‬

    0
    2018年02月17日

    Posted by ブクログ

    「言語の本質」から思い出して読む。オノマトペについて様々な研究者がそれぞれのテーマで語る。浜野祥子さんの『「スクスク」と「クスクス」はどうして意味が違うの?』が面白かった。人は音と意味に何らかの繋がりを見いだしている。音象徴という概念。k/g,t/d,s/z,p/bの組み合わせ。中学校のころ過去形の

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    音やモーラ形での印象の違いや、外国語のオノマトペなど興味深い話題も多かったが、章ごとに執筆者が異なる書の常として、テーマ間の繋がりが見えにくく、痒い所に手が届かない。オノマトペの研究はまだ浅いと記されているが、横断的な評価が読みたい。
    なお副題にあるピカチュウにはほぼ触れられない(というかこれはオノ

    0
    2017年07月15日

    Posted by ブクログ

    オノマトペとは擬声語、擬音語、擬態語などのことで、たとえば「ギャーギャー」、「ワンワン」、「ドッシリ」などである。本書はそのオノマトペについて日本語のそれに限らず、海外のオノマトペも含め広く分析、考察したもの。私は日本語は世界でもトップクラスでオノマトペの多い言語なのでは、と思っていたが、本書によれ

    0
    2017年07月08日

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