海外ミステリー作品一覧
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4.0フランスのディジョンに住む資産家ハーロウ夫人の死は、養女ベティによる毒殺である――夫人の義弟ワベルスキーがそう警察に告発したとの報が、ロンドンにある夫人の法律事務所に届く。事務所の若き弁護士フロビッシャーは事態を収拾すべく、事件を担当するパリ警視庁の名探偵アノーと接触してから現地に赴き、ベティとその友人アン、ふたりの可憐な女性と出会うのだった。“矢の家”グルネル荘で繰り広げられた名探偵と真犯人との見えざる闘いに、読者は解決編において驚嘆するであろう。文豪・福永武彦による翻訳で贈る、メースンの代表長編。/解説=杉江松恋
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3.512歳のマイロの両親が営む丘の上の小さなホテル、〈緑色のガラスの家(グリーングラス・ハウス)〉。クリスマス前の冬の日、ホテルに5人の奇妙な客が現れる。彼らは全員が滞在予定日数を告げず、他の客がいることに非常に驚いていた。なぜ雪に閉ざされたこのホテルにわざわざやってきたのだろう? 5人のうちの誰かが落としたと思しき、古い紙片に描かれた海図らしきものを手がかりに、宿泊客たちの目的を探ることにしたマイロ。だが、客たちの謎は、このホテルに隠されたとてつもない秘密につながっていた……? MWA賞受賞、心あたたまる聖夜の物語をお贈りします。
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4.31942年、戦争がつづくロンドンに戻ったわたし、マギー・ホープは、ドイツの強制収容所に収監されている異父姉妹と再会できる日を心待ちにしつつ、特別作戦執行部(SOE)で事務の仕事についていた。そんななか、MI‐5の長官から、ある事件の捜査協力を要請される。SOEの訓練を受けた女性ばかりが行方不明になり、そのうちの一人の死体が発見されたというのだ。死体の状態から、犯人はあのいまわしい事件を模倣しているとしか思えないのだが……。マギー・ホープ、今度は戦時下のロンドンで勃発する連続殺人事件に挑む! 大好評のシリーズ第6弾。
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3.5父親、母親、そしてふたりの息子。その家では一家四人が無残な死体で発見された。凶器は散弾銃、怪しい人物はすぐに挙がった。違法狩猟をめぐって、殺害された一家ともめていた男がいたのだ。だが、事件への関与を証明するのは困難。現場のトシュビー市の市長の夫で、捜査責任者のエリック・フロディーン警部は外部から応援を要請する決心をした。昇進したての彼は、なんとしてでも早急に事件を解決し、自分の昇進が妻のコネではないことを証明したかった。そこで呼ばれた最高の人材、それがトルケル率いる国家刑事警察殺人捜査特別班だった。凄腕の迷惑捜査官、本領発揮! 人気シリーズ第4弾。
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-かつてモサドの腕利き諜報員だったレイチェルが突然失踪した。その秘められた理由とは? リアルに描き出す現代スパイ戦の内幕
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4.0【オースチン・フリーマン】イギリスの推理作家。倒叙推理小説の創始者。探偵役のソーンダイク博士はシャーロックホームズの最大のライバルとされた。短編二本を収録。覚えのない強盗殺人事件。しかしそこには動かぬ証拠の指紋があった。「前科者」開けてはいけない箱の中にあったのは殺された女の腕。しかもそこには刺青が犯人も被害者も判明し過ぎている絶望的な事件「パンドラの箱」。ソーンダイクの推理が冴える。濡れ衣の男を救えるのか。そして真犯人は。
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3.0温厚で小柄な紳士ポンド氏には、穏当な筋のとおった談話の最中に奇妙な発言をまじえる癖があった。死刑執行延期命令書を携えた兵士が途中で死んだせいで、囚人は解放された。二人の意見が完全に一致したために、片方がもう一人を殺した……など、辻褄の合わないポンド氏の発言が明らかにする、さまざまな事件に隠された、論理的だがあまりにも奇妙な真相。巨匠自らが逆説集と銘打った珠玉の短編集を新訳決定版にて贈る。文豪ボルヘスも驚嘆した「黙示録の三人の騎者」など、全8編を収録する、新訳決定版。【収録作】「黙示録の三人の騎者」「ガヘガン大尉の罪」「博士の意見が一致する時」「ポンドのパンタルーン」「名前を出せぬ男」「恋人たちの指輪」「恐ろしき色男」「高すぎる話」/解説=西崎憲
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4.0バハマで反米活動家の男が殺害された。神業と言うべき超長距離狙撃による暗殺だった。直後、リンカーン・ライムのもとを地方検事補ローレルが訪ねてきた。その暗殺は米国政府諜報機関の仕業で、テロリストとして射殺された男は無実だったという─。非合法の暗殺事件を訴追すべく、ライムとサックスたちは捜査を開始する! 大人気シリーズ第10作。
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3.5風力発電施設建設会社のビルの中で、夜警の死体が発見された。一見、階段を踏み外したための事故死に思われたが、監視カメラに侵入者が写っていたことで、にわかに殺人の様相を呈する。奇妙なことに、社長室のデスクの上になぜかハムスターの死骸が残されていた。これは一体何を意味しているのか? 風力発電の利権をめぐって次々に容疑者が浮かびあがり、さらに第二の殺人が。再生可能エネルギーにかかわる国家的犯罪なのか? 人々の欲望と、巨大な陰謀に呑み込まれる刑事オリヴァーとピア。〈ドイツミステリの女王〉による新たな傑作が誕生!/解説=大矢博子
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-車椅子暮らしを強いられた60歳になる全身不随のジャネットに残された希望は、太陽と青空と息子の声だけだった。口もきけず、字も書けなかった。手まねで合図も送れなかった。それなのに情夫とグルになった嫁に息子が毒ガスで殺されそうになっていることを知ったのだ。できるのは「まばたき」によるイエスとノーの合図だけ……この表題作「見つめる目」のほか、「殺しの足音」「九一三号室の謎」を収めた傑作短編集。
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-監獄の中庭に集まった見物人たちは、死刑囚が断頭台の露と消える瞬間を、いまや遅しと待っていた。死刑囚ラモンは朝の冷気のなかを、二人の典獄につきそわれて断頭台への階段をのぼっていった。だが彼の恋人バベットは、ラモンを助ける最後の望みを捨ててはいなかった──たとえ、はかない望みではあっても……。この表題作のほか、「万年筆」「穴」など6編を収めたアイリッシュ短編集。
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-米国実業界の大物ノエル・ホーソーンが、義弟の国務長官の別荘近くの森で死体となって発見され、ショットガンの事故として処理された。遺書の内容はショッキングだった。妻デイジーに50万ドル、3人の娘たちには長女のジューンつまり国務長官夫人にはリンゴ1個、次女でヴァーニイ・カレツジの学長であるメイにはナシ1個、三女で女優のエイプリルにはモモ1個、ジューンの2人の子供アンドルーとセーラにそれぞれ10万ドル、ナオミ・カーンなる女性、つまり愛人に700万ドル、を遺贈するとあったのだ。未亡人デイジーは遺言無効の申し立てをすると主張するが、3姉妹は兄の遺書が公にされスキャンダルになることを恐れ、故ノエルの遺書を作成した弁護士とノエルの直属の部下を同道してウルフを訪ね、ナオミに遺産の半分を放棄するよう説得してほしいと依頼する。やがてノエルの死が殺人である可能性が浮上する……
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3.515か国で翻訳。大傑作サイコ・スリラー! 「わたしがここへ来たのは、なくした自分の欠片を、ここに置き去りにした自分の欠片を見つけるためだ。 それが見つかるのはここしかないと、わたしはずっと知っていた。」 デビュー作にして見事なページターナー! 2017年刊行直後、すぐに15か国で翻訳が決定! 読む者を釘付けにする、大傑作サイコ・スリラー!! (あらすじ) 3歳のとき、わたしは両親に捨てられた。 理由もわからず叔母の家に預けられ、肩身の狭い思いをしながら育った。 9歳のとき、6歳上の姉・エルと再会した。 直後、叔母はすぐに引っ越すとわたしに言った。エルに居場所を知られないようにするためだった。 だが、姉はすぐにわたしを見つけた。 午前2時。突然鳴り出した電話にイヤな予感がした。 エルからの電話だった。 6年のあいだ避け続け、23回も番号を変え、引っ越しまでしたのに、エルはまた易々とわたしを見つけた。 エルは、母親が死んだことをわたしに告げた。 29年ぶりに帰ったスコットランドの生家は、広々とした敷地をそなえた大邸宅だった。 だが、再会した父親がわたしに放ったのは「おまえは来るべきじゃなかった」という一言だった‥‥。
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3.0国立美術館の絵画誘拐と身代金奪取をまんまと成功させ、大金を手にした老人犯罪一味ネンキナー団の面々。ほとぼりが冷めるまでと、ラスベガスでカジノ三昧の日々を送っていたが、さすがに故郷が恋しくなってきた。それに福祉崩壊の皺寄せを受けている老人たちのための資金は、まだまだ足りない。メッタをリーダーとする5人の団員は新たな犯罪に着手すべく、再びスウェーデンに。だが、せっかく入手したアジトである一軒家の隣は、バイク族バンドエンジェルズの巣窟だった。危うしネンキナー団。老人たちの痛快無比な活躍を描くシリーズ第2弾。
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3.5二十年前に別れた元夫から送られてきた犯罪小説の原稿。その真意とは? アカデミー賞にノミネートされた傑作サスペンス映画原作
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4.0ディーヴァーの後継者、カーリイの超絶ミステリー登場。まったくつながりのない連続殺人の謎を解け。 街で連続殺人が起こっていた。しかし凶器も手口もバラバラ、被害者同士にもつながりはまったくない。ただ現場に1セント硬貨が残されていることだけが共通していた。被害者をランダムに選ぶ動機なき殺人なのか? やがて犯人がカーソンを名指しで警察に挑戦状を送りつけてくるに及び、事件は警察の威信をかけたものとなる。過去の経験から「動機なき無差別殺人」などないと信じるカーソンだったが、突破口は一向に見えてこず、被害者の遺族の悲しみに向き合うことしかできなかった。 一方、殺人犯は微細な証拠も残さぬように細心の注意を払って殺人を遂行していた。ルーマニアの独裁政権下で心理実験のモルモットとされた過去を持つ男の狙いはいったい何か。 「このミス」「週刊文春ミステリーベスト10」などランキング常連のミステリー作家が超絶技巧で放ったシリーズ随一のはなれわざ。意外な動機は、巧妙に敷かれた伏線とエピソードの網の目に隠されて、あなたの目の前にある!
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3.7画廊で殺されたアーティスト。胸の上には一枚のカードがタイトルのように「死」と告げていた。NY市警には、同じオーナーの画廊で12年前に起きた猟奇殺人事件との関連を示唆する手紙が届く。切り刻まれ、オブジェとして展示されたアーティストとダンサーの死体。捜査を担当したマーコヴィッツは、容疑者の自白を信じていなかった。マロリーの再捜査は関係者たちの秘密を容赦なく暴き、閉ざされた過去をこじ開ける。娘の死と同時に失踪した画家の行方は? 膨大に遺されたマーコヴィッツのメモが指し示す真犯人は? 伏魔殿のようなアート業界に踏み込んだマロリーに、市警を牛耳る何者かの捜査妨害が……シリーズ第3弾!/解説=穂井田直美
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3.9「行方不明の兄オリンを探してほしい」突然現れたオーファメイと名乗る若い娘は、私立探偵フィリップ・マーロウにそう告げた。娘のいわくありげな態度に惹かれマーロウは依頼を引き受けるが、調査に赴いた先で、次々死体が……。事件はやがて探偵を欲望渦巻くハリウッドの裏通りへ誘う。『かわいい女』新訳版。
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3.8私立探偵フィリップ・マーロウ。三十三歳。独身。命令への不服従にはいささか実績のある男。ある午後、彼は資産家の将軍に呼び出された。将軍は娘が賭場で作った借金をネタに強請られているという。解決を約束したマーロウは、犯人らしき男が経営する古書店を調べ始めた。表看板とは別にいかがわしい商売が営まれているようだ。やがて男の住処を突き止めるが、周辺を探るうちに三発の銃声が……。シリーズ第一作の新訳版
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3.9私立探偵フィリップ・マーロウは大邸宅に住む老女主人から呼び出される。貴重な金貨を持ち逃げした息子の嫁を探して欲しいと言うのだが……だが彼の行く手には脅迫と、そして死体が! 待望の新訳版
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4.0刑務所から出所したばかりの大男へら鹿マロイは、八年前に別れた恋人ヴェルマを探して黒人街にやってきた。しかし女は見つからず激情に駆られたマロイは酒場で殺人を犯してしまう。現場に偶然居合わせた私立探偵フィリップ・マーロウは、行方をくらました大男を追って、ロサンジェルスの街を彷徨うが…。マロイの一途な愛は成就するのか?村上春樹の新訳で贈る、チャンドラーの傑作長篇。『さらば、愛しき女よ』改題。
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3.0その古書を開いた者は跡形もなく消えてしまう──そう伝えられるとおりの事件が起きる「古書の呪い」を始め、閉ざされた現場で発生した奇妙な殺人の謎がこのうえなく鮮やかに解かれる「《ブルー》氏の追跡」、陸へ上がったばかりの提督が殺害された奇妙な事件とブラウン神父の鮮やかな推理が光る「緑の人」や「共産主義者の犯罪」など、いずれもチェスタトン特有のユーモアと、逆説にあふれた、粒よりの9編を収録する。全編が必読にして傑作という、奇跡のような〈ブラウン神父〉シリーズ、堂々の最終巻!/解説=若島 正
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3.7全裸で変死した女教師。 偏執的事件に隠された恐るべき悪。 のどかな学園都市で何が起きているのか? 人気ドラマ原作シリーズ第2弾! 嵐の夜、フランス南西部の学園都市で、全裸で縛られた女性の変死体が見つかった。被害者はエリートばかりが通う名門高校の教師。逮捕された17歳の少年ユーゴは人気者の生徒で、警部セルヴァズがかつて愛した女性の息子だった。 ユーゴは殺害を否認するものの、全ての状況は彼の犯行を物語っていた。だが捜査を進めるうち、セルヴァズの周囲に姿なき猟奇殺人鬼の影がちらつきはじめ……。
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3.6マロリーが殺された? 部下の報告で検視局に駆けつけたライカーが見たのは、彼女の名前の入ったブレザーを着た別人の死体だった。身元を突き止めたマロリーとライカーは、被害者アマンダ・ボッシュの住居を調査する。くまなく掃除された部屋。消去された名簿ファイル。彼女自身のことを書いたと思われる小説原稿。そして猫――唯一の目撃者? マロリーは復元した名簿を手がかりに高級コンドミニアムに潜入し、容疑者たちに仮借ない捜査の手を伸ばす。上流階級の虚飾の下に澱む策謀と欲望。ひとりの女を死に追いこんだ「嘘つき」は誰なのか? 善悪の彼岸に立つ、非情にして無垢なヒロインの活躍を描く、シリーズ第2弾!/解説=川出正樹
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3.5英国が誇る秘密情報部。そのなかでもダブル零(ゼロ)のコードをもつものはどんな状況でも冷静に切り抜ける腕ききばかり。ソ連の工作員で、フランス共産党系労組の大物ル・シッフルが、党の資金を使い込み、カジノの勝負で一挙に挽回をはかろうとしているらしい。それを阻止すべく英米仏三国の共同戦線のもと、カジノ・ロワイヤルに送り込まれたのはジェームズ・ボンド。007のコードをもつ男。華麗なカジノを舞台に、巨額の賭け金をめぐる息づまる勝負の裏で密かにめぐらされる陰謀。007ジェームズ・ボンド登場。映画『007/カジノ・ロワイヤル』原作。/解説=杉江松恋
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3.0ソ連情報部は、このところの失策続きを、なんとか挽回しようとしていた。そこで槍玉に挙げられたのが、英国秘密情報部。なかでも腕利きのスパイとして知られる、007ことジェームズ・ボンドだった。こうしてソ連の公式殺人機関スメルシュの、ジェームズ・ボンドに対する死刑執行計画が動き始める。舞台はイスタンブール。ヨーロッパとアジアが交わる混沌とした街。ボンドに恋するソ連情報部の美女との、豪華なオリエント急行での逃避行。二重三重に仕かけられた巧妙な罠に、さしものジェームズ・ボンドも、次第に搦めとられていく。シリーズ最高峰の傑作。/解説=戸川安宣
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3.3“ゴーストマン”VS冷血の殺し屋&中国マフィア。 21世紀最高のノワール・シリーズ。待望の第2弾。 恩義のある友からSOSが届いた。 すべてのトラブルを解決し、彼女を死地から救い出す。 それが私の仕事だ。 強奪は洋上で行われた。サファイアを運ぶ密輸船の襲撃。だが船にはサファイア以外のものも積まれていた。はるかに価値があり、はるかに危険なブツが。この強奪を立案したのはアンジェラという犯罪者だった。マカオで待機する彼女のもとに部下の生首とサファイアが一粒だけ届けられた。添えられたメッセージ――ブツを返せば残りのサファイアは返す。予想外のトラブルが起きたのだ。これを切り抜けるには信頼できる相棒が要る。 私は世界でも指折りの強盗だ。だが私の素性を知る者は誰もいない。例外はただひとり、アンジェラ。彼女は私の師匠であり、いかにして犯罪者になるか、いかにして強奪を仕切るかを教えてくれたのは彼女だった。彼女のおかげで私は一流のゴーストマンになった。そんなアンジェラから6年ぶりに連絡が届いた――SOSが。罠かもしれない。罠でも構わない。私は即座に決意する。死地マカオへ飛ぼうと。これは命がけの博打だ。だが、それが私を昂揚させるのだ。 マカオで待つのは冷血の殺し屋ローレンス。私たちの退路を断つ中国マフィア。ゴーストマン師弟コンビは知略とテクニックの限りを尽くして戦う。「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」で第3位に輝いた『ゴーストマン 時限紙幣』に続く、最高にスタイリッシュでクールな傑作の登場!
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3.0「殺人事件を被害者の遺族をキャストにした再現劇で解決しよう!」。自称小説家による異様な企ての結末は? 北区十条でクリスマスの朝に発見された一家4人の惨殺死体。迷宮入りが囁かれる中、まだデビューも果たしていない“自称小説家”塚田慎也のもとに、事件の遺族から調査の依頼を受ける。以前、彼が自費出版した未解決の資産家夫婦殺人事件のルポが目にとまり、白羽の矢が立ったのだ。 塚田が調査を進める中で見えてくる、二つの事件の奇妙な共通点。やがて塚田は、あるアイデアを思いつく。遺族をキャストに事件現場で再現劇を行い、犯人をあぶり出すそうというのだ。果たしてこの異様な試みの結末は!? 「自称小説家」の一人語りから、彼が取材した情報を元に書く「〔創作〕『サクリファイス』」という原稿、彼が前に書いた「〔ノンフィクション〕板橋資産家夫婦殺人事件」の原稿、そして、再現劇のシナリオ「脚本『侵入者――Pierrot』」と、様々なテクストが入り混じる、著者得意の叙述トリックが炸裂する。 大好評の折原一「○○者」シリーズ最新刊。狂気の再現劇の観客、それはあなたです。
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3.9ジュリーと呼ばれた女は、見送りの友人にシカゴへ行くと言いながら、途中で列車をおりてニューヨークへ舞い戻った。そして、ホテルに着くと自分の持ち物からイニシャルをすべて消していった。ジュリーはこの世から姿を消し、新しい女が生まれたのだ……やがて、彼女はつぎつぎと五人の男の花嫁となった――結婚式も挙げぬうちに喪服に身を包む冷酷な殺人鬼、黒衣の花嫁に。巨匠ウールリッチの黒のシリーズ劈頭を飾る名作。
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-フレデリック・フォーサイス絶賛の海洋サスペンスアクション! 緊急救難要請受診! 「ロシアの超巨大タンカーが座礁! 石油流出を食い止め、救出せよ! 」 倒産寸前のサルベージ会社が受診したSOS ライバルを出し抜き、石油採掘権を獲得せよ 起死回生を賭けた一発勝負の行方は、 世界を救う大仕事へと発展する── ◇海外レビューでも絶賛! 読むに値する、独創的な物語だ! 原油を満載した世界最大のタンカーがアラスカ沖で座礁したらどうなるのか? スピード感にあふれ、技術描写は正確かつ適度。 ――フレデリック・フォーサイス「ジャッカルの日」/NYタイムズベストセラー作家 クライヴ・カッスラーやジェームズ・ロリンズらに劣らないツイストが、 読者を興奮のアクションとアドベンチャーの世界にいざなう。 しっかりつかまっていないと、嵐の海に投げ出されること必至! ――ブレット・バトルズ/「掃除屋クイン」シリーズ デビュー作とは思えない雰囲気のあるスリラー! 専門的な知識と高まる緊張感を組み合わせ、予期せぬ急展開に息を飲む。 必読の一冊! ――アラン・レバロン/NYタイムズベストセラー作家 あなたはこの未知の世界で目もくらむ体験をすることになる。 読み始めたら、海と巨大タンカーの世界に引きこまれ、 物語にくぎ付けになること間違い無し! ――デビッド・ダン「鷲の眼」/USAトゥデーベストセラー作家 コリダンとウェイドは、海洋冒険小説ファンなら誰もが堪能できるスリラーの傑作を紡ぎだした。 一見、クライヴ・カッスラー作品を思わせるが、コリダンとウェイドは海について知り尽くしており、レスキューの場面になると強烈な個性を発揮する。 海洋ものが読みたいと思うアドベンチャー好きにとって、格好の作品であることに疑う余地はない。 ――Booklist 〈あらすじ〉厳冬を迎えようとするベーリング海で、世界最大級を誇るロシアの超大型タンカーに火災が発生。タンカーは大量の原油を積んだまま、すべての制御を失って浅瀬に乗り上げた。アラスカのサルベージ船〈スケルトン〉のソニー・ウェイド船長は、タンカーが発した緊急救難要請を受信。サルベージに成功すれば、傾いたビジネスを立ち直らせ、路頭に迷いかけている自分やクルーたちを救うことができる。即座に出港を決意するソニーだったが、過去に因縁のあるライバル社もまた、最新鋭船の投入を決断していた。ライバル社との激しいレースを繰り広げるなか、ソニーたちは座礁したタンカーに隠された衝撃の新事実を目の当たりにする。果たして、未曾有の危機を乗り越えてタンカーを引き揚げることができるか!?
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3.0誘拐ミステリーに新風を吹き込む、香港生まれ、カナダ在住の女性ミステリ作家登場。第3回島田荘司推理小説賞受賞作! 投資銀行A&Bに、クライアントである家電製品ソフトウェア開発企業・クインテスの極秘財務資料を誘拐したとのメールが届く。その財務データは、CHOK(Continuous Harmonization of Kinetics)という企画に関連したものであるらしい。 情報システム部のエンジニア植嶝仁の調査によって、そのメールはA&B社内のルータを介して送信されたものであることが判明する。犯人はA&Bの関係部署の人間なのか? 身代金受け渡しは二日後に迫っている。 再び犯人からメールが届き、そこには奇想天外な身代金の受け渡し方法が記されていた。ネットオークションに200の食品を出したので、それに入札しろという。しかしこんな少額の決済で犯人は満足できるのだろうか? 身代金が目的ではないとしたら、犯人の目的は何なのか? 機密データの流出でクインテスの評価を失墜させ、株価を操作しようという魂胆なのか? 植嶝仁は華僑系財閥の御曹司であり、父の会社はCHOKに関する投資信託にも関与しているらしい。事件が明るみにでれば、父の会社の損失も計り知れない。出品者の足取りを追う警察――しかしその捜査もむなしく、犯人は捕まらないままオークションの取引は成立。混迷の中、植嶝仁は真犯人の狙いを突き止めることができるのか? 巨大ビジネスの世界を舞台にネット社会の盲点を突く身代金受け渡しのトリックと、ラストで鮮やかに反転する誘拐の構図。抜群のミステリーセンスが光るアジアミステリーのニューウェーブです。
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3.7キャシー・マロリー。ニューヨーク市警巡査部長。主にコンピュータ・ハッキングで発揮される天才的な頭脳と、張り込みや尾行ができないほどの鮮烈な美貌の持ち主。盗みと逃走に明け暮れ、孤独を友とした幼年時代ゆえに心に深い傷を持ち、感情を他人に見せることはない。彼女には善も悪もない。あるのは目的の遂行だけ。里親である刑事マーコヴィッツが捜査中に殺され、勝手に捜査を引き継いだ彼女は、裕福な老婦人ばかりを狙う連続殺人鬼を追いはじめる。怪しい霊媒、大魔術師の未亡人、自閉的なチェスの天才児……奇矯な人物の絡み合いに隠された真実は? ミステリ史上最もクールなヒロインの活躍を描くシリーズ第1弾!/解説=豊崎由美
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3.0レオポルト・ヴァリシュ、あだ名は“レミング”。刑事時代、犯人の逃走車輛の前に思わず飛び出したのを、集団自殺するネズミのようだと言われ、以来その名前で呼ばれている。訳あって警察を辞め、現在は興信所の調査員だ。ある日、浮気調査で元教師を尾行したところ、目を離した一瞬の隙に彼が殺害されてしまう!警察に犯人扱いされ、興信所の所長に事件に首を突っ込むなと言われるが、犯人捜しをあきらめられず、衝動的に辞めてしまい……。後先考えないお人よしの探偵が、殺人の真相を求めウィーンを駆ける。ドイツ推理作家協会賞新人賞受賞作。
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3.4殺人事件? 俺が住む、片田舎のこの小さな町で? 警部は耳を疑った。殺されたのは、地元の乳製品工場に勤める技術者。だが困ったことに、これといった動機も容疑者も浮かばない。事件のカギは被害者の過去にあるのか、あるいはその人間関係に? 警部と部下たちの捜査がようやくたどり着く事件の意外な真相とは……不器用にして恐妻家、要領は悪いが愛すべき中年警部の獅子奮迅の活躍を描きドイツで圧倒的人気の話題作。
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5.0ロシアを代表する文豪の一人。プーシキンの示唆に富んだ含蓄のある短編5編。「その一発」射撃の達人シルヴィオ。相手が幸せの絶頂の時、決闘の相手は訪れる。果たしてその一発は撃てるのか。プーシキン自身も決闘による傷で亡くなっている。「吹雪」偶然の吹雪によって引き裂かれた恋人たち。やがて男は戦死。女は3年もの間、悲嘆にくれていた……。「葬儀屋」自分のことを卑下していた葬儀屋は過去自分が埋葬した亡者たちを呼び寄せてしまう。「駅長」勤勉実直な駅長はある日愛娘をさらわれてしまう。「百姓令嬢」利発でお転婆なリーザは美男子と評判のアレクセイを見たくてたまらない。しかし親同士は犬猿の仲。そこで村娘に変装して出かけるのだが……。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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4.0パリとアムステルダムで爆破テロが発生。 実行犯は「黒衣の未亡人(ブラック・ウィドウ)」と呼ばれる 欧州生まれの若きテロリストだった――! 全米初登場第1位! パリで大規模な爆弾テロが発生。監視カメラは瀕死の人々を冷酷に撃ち殺す女の姿をとらえていた。実行犯は黒衣の未亡人と呼ばれるフランス出身の女――西側に殺されたISIS戦闘員の恋人だった。さらにアムステルダムでも凄惨なテロが起き、この連続爆破事件で友人を失ったイスラエル諜報局のガブリエルはフランス当局と極秘に捜査を開始。やがて姿なき黒幕サラディンの存在が判明し……。
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4.7ポーランド発、完徹必至の傑作ミステリ上陸。 ポーランド北部オルシュティン市の工事現場で、白骨化した遺体が見つかった。現場に向かった検察官テオドル・シャツキは、現場が病院に続く地下の防空壕だったことから、戦時中のドイツ人の遺体と考えていた。ところが検死の結果、遺体の男は10日前には生きていたことが判明、この短期間で白骨化することはあり得ないという。さらに調査を続けると、複数の人間の骨が入り交じっていた。やがてこの男は、大量の顆粒の配水管洗浄剤に生きたまま埋められて死んだことがわかる。そして真相に手が届こうとした時、シャツキ自身の身に思いもよらぬ事件が……。 ポーランド本国でベストセラーとなり、欧米では「ポーランドのP・ルメートル」と大絶賛された本邦初登場の作家による、大傑作ミステリ!
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4.0第四作品集に至っても、未だに驚異的なクオリティーを保つ〈ブラウン神父〉シリーズ。容疑者の詩人の不可解きわまりない行動の謎「大法律家の鏡」、この世の出来事とは思えぬ状況で発生した金塊消失事件「飛び魚の歌」、強烈な真相が忘れがたい「俳優とアリバイ」、常識をはるかに超えたユーモアと恐怖の底に必然的な動機がひそんだ「ヴォードリーの失踪」など全10編を収録する。〈ブラウン神父〉シリーズの精髄ともいうべき逆説とトリックの凄みが横溢する、巨匠チェスタトンにしか書きえない名短編集。【収録作】「ブラウン神父の秘密」「大法律家の鏡」「顎鬚の二つある男」「飛び魚の歌」「俳優とアリバイ」「ヴォードリーの失踪」「世の中で一番重い罪」「メルーの赤い月」「マーン城の喪主」「フランボウの秘密」/解説=高山 宏
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-【モーリス・ルヴェル】日本の多くの作家に影響を与えた。フランスのポオと呼ばれた鬼才。恐怖と残酷の短編集。一度読んだら病みつきになること請け合い。容赦ない結末に驚愕。「或る精神異常者」「幻想」「犬小屋」「孤独」「誰?」「麻酔剤」「闇と寂寞」「生さぬ児」「碧眼」「麦畑」「乞食」「青蝿」「フェリシテ」「ふみたば」「暗中の接吻」「ペルゴレーズ街の殺人事件」「老嬢と猫」「小さきもの」「情状酌量」「集金掛」「父」「十時五十分の急行」「ピストルの蠱惑」「二人の母親」「蕩児ミロン」「自責」「誤診」「見開いた眼」「無駄骨」「空家」「ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海」の31本を収録。値段もお得な合本版。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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3.9【第1位『このミステリーがすごい!2011年版』海外編】十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。家政婦ハンナに乞われ二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、過去を再現するかのように、偏執的に保たれた家だった。夜明けに何者かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつひとつ置いてゆく。一見変わりなく元気そうな父は、眠りのなかで歩き、死んだ母と会話している。これだけの年月を経て、いったい何が起きているのか? 半ば強制的に保安官の捜査に協力させられたオーレンの前に、町の人々の秘められた顔が、次第に明らかになってゆく。迫力のストーリーテリングと卓越した人物造形。著者渾身の大作。/解説=川出正樹
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4.3ローマのテルミニ駅に到着した急行列車。しかし一等車両の乗客は全員死んでいた……。イスラム過激派が犯行声明を出すなか、事件を担当することになった捜査官コロンバは違和感をおぼえ、ずば抜けた頭脳を持つコンサルタント、ダンテに連絡をとる。イタリアのサスペンス『パードレはそこにいる』シリーズ第二弾
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3.512月、イーリーの公営アパートで、デクランという男が肘掛け椅子に座ったまま死んだ。閉所恐怖症の彼は扉を外し、窓を開け放したまま寝たために凍死したらしい。自殺の可能性が高いとされたが、取材に訪れた新聞記者のドライデンは疑問をおぼえる。デクランは金に困っていたが、部屋のコイン式電気メーターには硬貨がたっぷり補充されていた。自殺する人間がそんな行動をとるだろうか? 小さな謎は思いもかけない真相の手がかりだった。ドライデンの丹念な調査と明晰な推理によって少しずつ解かれていく人々の秘密。端正な英国本格ミステリ。/解説=若林踏
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4.3今宵も人手不足のデントン署において、運悪く署内に居合わせたフロスト警部は人間の足遺棄事件と連続強姦事件、スーパー脅迫事件を押しつけられる。そこへ赴任してきたスキナー主任警部は、さながらマレット署長の小型版(体型は大型版)で、フロストを異動させるべくやってきた御仁だ。署長と主任警部のイヤミ二重唱を聞かされ続け、超過勤務をぼやきつつも、フロスト警部は捜査をやめない、やめられない。経験の浅い見習い婦人警官や、頼りにならない駄目刑事と行動を共にするうちに、さらなる難事件が……。超人気警察小説シリーズ最終作。
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3.0地中深くに掘られた拷問部屋――無数の血痕が物語る、連続殺人犯の悪魔のような手口。極上のクライム・ノベル田舎道にふらりと現れ、車に轢かれたという意識不明の女性がERに運び込まれた。全裸の女性の体には拘束され、拷問されたような傷が無数に走り、奇怪なことに肋骨が1本もぎ取られていた。ジョージア州捜査局特別捜査官ウィル・トレントは事故現場に急行。森の奥深くでおぞましい拷問部屋を見つける。地中深くに掘られた不気味な穴の中は血に染まり、死臭に満ちていた――。※本書は無料試し読み版であり、製品版とは一部体裁が異なります。
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4.0
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4.0道に迷ったトレッキング中の女性が偶然見つけたのは、泥に埋まった人骨だった。山中に埋められた六人の遺体。大人が四人、子どもが二人。ずいぶん前に埋められたらしく白骨化していたが、頭蓋骨には弾痕があり、殺されたものと思われる。早速トルケル率いる殺人捜査特別班に捜査要請が出された。トルケルは迷ったあげく、有能だがトラブルメーカーのセバスチャンにも声をかける。家に居座ってしまったストーカー女にうんざりしていたセバスチャンは、渡りに舟とばかりに発見現場のイェムトランド県に同行する。史上最強の迷惑男セバスチャン再び登場。
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3.0それは、パーティーの夜に起きた事件だった。だが、事故にあったらしいわたしの記憶はそこだけが消えている。何が起きて、誰が死んだのか? そもそものきっかけは、学生時代の友人だが、その後は疎遠になっていたクレアの独身さよならパーティーへの招待だった。かつて彼女との間には色々なことがあったのに、わたしは誘い込まれるように招待に応じてしまう。人里離れた森の奥の別荘に集まったのは6人のメンバー。携帯電話の電波すら届かない孤立した別荘で、ぎくしゃくした奇妙な雰囲気のパーティーは始まった……悪夢のような週末を描く、気鋭のサスペンス!
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-〔英国推理作家協会賞最優秀新人賞〕妻娘と別居したことで、ピートの家庭は崩壊寸前だ。そのうえ彼は他の家族の面倒まで見なければならない。なぜなら彼は家庭福祉局でソーシャル・ワーカーの仕事をしているからだ――。八〇年代の激動のアメリカにおける様々な家庭、親子、そして犯罪。翻弄されるピートが目にしたものは……。CWA賞新人賞受賞の大作
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3.5蝶の羽ばたき、彼方の梢のそよぎ、草むらを這うトカゲの気配。カールは、そのすべてが聞こえるほど鋭敏な聴覚を持って生まれた。あらゆる音は耳に突き刺さる騒音になり、赤ん坊のカールを苦しめる。息子の特異さに気づいた両親は、彼を地下室で育てることにした。やがて9歳になった彼に、決定的な変化が訪れる。母親の入水をきっかけに、彼は死という「静寂」こそが安らぎであると確信する。そして、自分の手で、誰かに死を贈ることもできるのだと。――この世界にとってあまりにも異質な存在になってしまった、純粋で奇妙な殺人者の生涯を描く研ぎ澄まされた傑作!
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4.3アメリカ実業界の巨人マンダースンが、イギリスにある別邸で頭を撃たれ殺害された。突然の死を受け、ウォール街はじめ世界の投機市場は大混乱に陥る。画家にして名探偵のトレントは懇意の新聞社主に依頼され、この事件を解決して記事にするべく、特派員として現地に赴いた。そこで彼は最重要容疑者である、被害者の美しき妻メイベルと出会うのだった。盟友チェスタトンに捧げられた本書は、独創的な大トリックを有し、恋愛の要素をミステリに持ちこみ成功している。推理小説を旧来の型より大きく前進させ、黄金時代の黎明を告げた記念碑的名作。/解説=杉江松恋
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3.2名作揃いの〈ブラウン神父〉シリーズでも、とりわけ傑作が集まっている第三集が、読みやすくなって、新しいカバーでリニューアル! これを読まずして〈ブラウン神父〉シリーズは語れない傑作「犬のお告げ」、チェスタトンならではの大胆で奇想天外な密室トリックが炸裂する「ムーン・クレサントの奇跡」、濃厚なオカルティズムで後世に多大な影響を及ぼした必読作「金の十字架の呪い」、真相の意外さが光る逸品「翼ある剣」など、珠玉の8編を収録する。ブラウン神父の魅力あふれる名推理をご堪能あれ!【収録作】「ブラウン神父の復活」「天の矢」「犬のお告げ」「ムーン・クレサントの奇跡」「金の十字架の呪い」「翼ある剣」「ダーナウェイ家の呪い」「ギデオン・ワイズの亡霊」/解説=法月綸太郎
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-早引けして内縁の妻エセルを訪ねたベンは、見知らぬ男がいて、なんと保険金目当てにベンを殺す相談をしているのを盗み聞きした。ベンは突進して男と渡り合い、男の拳銃で相手を射殺してしまう。とエセルは言った「この死人はあなたよ、あなたは自殺して死んだのよ」…偽装工作は果たして成功するのか? この表題作のほか、中編傑作「靴」など全5編をおさめる。
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-濃霧のロンドンを疾走する一台の車。だがハンドルを握っていたのは喉を切られた黒人運転手の死体であった……17世紀イギリスの首切り役人の名刺を持つ男が出没し、今はなき幻の「破滅の街」が忽然と現われる。そこには不気味な絞首台が立っていた。怪奇と魔術と残虐恐怖をガラス絵のような色彩で描く、カーの初期作品を代表する雄編。
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4.3ロス市警警察犬隊スコット・ジェイムズ巡査と相棒の雌のシェパード、マギーは、とある住宅街で逃亡中の殺人犯を捜索していた。匂いを頼りにマギーがたどり着いた家のなかには、容疑者らしい男が倒れており、さらに大量の爆発物が。同日、同時刻、同じ住宅街。私立探偵のエルヴィス・コールは失踪した会社の同僚を探しているという女性の依頼を受けて調査をしていた。単なる偶然か、それとも? 嘘をついているのは誰か。幾重にも重なる偽りの下に真実はあるのか。警察と探偵、スコット&マギーとコール&パイク、固い絆で結ばれたふた組の相棒の物語。
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3.5「あなた、父親になるのよ――」それを伝えるために、舞台美術家のわたしは、単身ニューヨークからパリへ飛んだ。取材に行ったフリージャーナリストの夫の最後の電話から十日以上が過ぎていた。その間、夫から届いた封筒には、“あとひとつだけやることがあるんだ”という手紙と、謎めいた写真を保存した一枚のディスクが入っていた。夫の行方を追ううちに、それまで普通の舞台関係者だったわたしは、ヨーロッパに広がる底知れぬ闇と対峙することになる――。世界十六ヵ国で翻訳された、北欧ミステリの新女王の、息をもつかせぬデビュー作!
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-シドニー州都警察殺人捜査課の刑事フランクとエデンは、3人の若い女性の失踪事件を調べ始める。彼女たちの共通点は、ジャッキーという男が経営する農場に滞在していたことだった。日雇いで80人ほどが働く、犯罪者や前科者のたまり場。そこでの凶悪犯罪を暴くため、エデンは変装し、おとり捜査員として閉ざされたコミュニティに潜り込み、フランクは監視チームの指揮を執ることになる。危険と隣り合わせの潜入捜査の行方は――。悪人を狩るためなら手段を選ばないエデンと、彼女の秘密を握る相棒のフランク。オーストラリア推理作家協会賞受賞作!
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-【オースチン・フリーマン】イギリスの推理作家。倒叙推理小説の創始者。探偵役のソーンダイク博士はシャーロックホームズの最大のライバルとされた。短編三本を収録。「歌う白骨」海に浮かぶ孤独な灯台。海から灯台守の老人の死体が発見された。果たしてこれは事故か殺人か。犯人を追い詰めるソーンダイク。証拠と推理を積み重ね犯人に迫る。「オスカー・ブロズキー事件」宝石商の男が列車に轢かれて死亡。すぐに他殺と見破るソーンダイク「予謀殺人」脱走犯を元看守が見つけた。今は金持ちになった脱走犯から金を強請ろうとする。周到な計画の上、実行し見事、他人に罪を被してしまう。ソーンダイクは濡れ衣の男を救えるのか。
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-歩いて、見て、訊いて、思い出す――“忘れることができない”完全記憶能力を持つ私立探偵。 元刑事のデッカーは、妻子を殺され、犯人が見つからないまま警察を去るが1年後に起きた銃乱射事件とのつながりが見つかり、捜査することに…… あらゆる記憶をDVDを再生するように取り出せる男の、怒りと悲しみの事件簿。
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4.5「高名の依頼人」をはじめ、「サセックスの吸血鬼」「這う男」など、おなじみベイカー街221Bを訪れる依頼人が持ち込む難事件。あるいは、サセックスのささやかな家に隠遁したホームズを待ち受ける事件……。1887年、『緋色の研究』で颯爽と登場し、たちまちのうちに名探偵の代名詞となるほどの人気を博したシャーロック・ホームズは、4長編56短編で全世界のファンを魅了し、いま鮮やかに退場する。「読者諸君、今度こそほんとうにシャーロック・ホームズともお別れだ!」深町版ホームズ全集、ここに完結。/解説=有栖川有栖※本書は、2017年4月14日新版初版発行の書籍を底本としております。
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3.7全身の骨が折られ、血が抜かれた若い女性の遺体が、ライプツィヒの貯水池で見つかった。娘の遺体の確認にベルリンからやってきた母ミカエラは、自分一人でも娘が殺された理由をつきとめ、姉と一緒に家出したまま行方不明のもうひとりの娘を捜し出そうと堅く心に決めていた。事件を担当する上級警部ヴァルターは、ともすれば暴走しようとするミカエラに手を焼きつつ調べを進める。一方ウィーンの弁護士エヴェリーンは、女性殺害の嫌疑をかけられた医師からの弁護依頼を受けていた。『夏を殺す少女』続編。ドイツで爆発的な人気を博した話題作登場。
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4.0貴婦人探偵、ワルツの都ウィーンへ――社交界の嫌われ紳士が殺された!事件の鍵は、異国から届いた手紙。エミリー、恋に事件に大ピンチ? 週末のパーティに招待され、婚約者や親友夫婦らと郊外の屋敷に滞在中のエミリー。その屋敷の主人が何者かに頭部を撃たれ殺されてしまった! 容疑者として捕まったのは、前日に彼と口論をしていた親友の夫ロバート。なんとか彼の無実を証明したいエミリーだが、手がかりは週末に被害者のもとへ届いたという差出人不明のウィーンからの手紙だけで……。貴婦人探偵、今度はワルツの都を大奔走!?
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3.6【アンソニー賞、マカヴィティ賞、ストランド・マガジン批評家賞最優秀新人賞受賞】 帰ってきてほしい――10年前に故郷を離れ陸軍で海外勤務についていたバンに、長い間音沙汰の無かった祖父から届いた手紙。ベテランのプロの泥棒である祖父の弱気な言葉に胸が騒いだ彼は、10日間の休暇をとって帰郷する。だが空港からなつかしき祖父の家に着くと、そこでは頭に銃撃を受けた祖父が倒れていた! 人事不省の祖父を問い詰めることも出来ないバンは、手掛かりを求め、旧知の仲である祖父の仕事仲間に協力を仰ぐ。どうやら祖父は最後の大仕事を行なっていたらしいが……昂奮と哀愁がクロスするサスペンス
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-東北新幹線、空前のアリバイトリックを解明せよ! レイプ事件が発端となり、女が殺された。しかし容疑者は三人の証言者に支えられた鉄壁のアリバイで武装していた。大宮駅から宇都宮に向け東北新幹線「やまびこ129号」に乗った容疑者が、東京で犯行におよぶ事は可能なのか。はみ出し警部補・八木沢がつきとめた意外な真相とは…。長編本格ミステリの傑作。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
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-深窓の令嬢を襲う、巧妙に仕組まれた殺人トリックの罠! 三角関係を精算するために、恋敵の池川由利のアパートを訪ねた世間知らずのお嬢様・神野祥子は、ふとしたはずみから由利を殺害してしまった。罪の意識におののき、夢遊病者のように深夜の街を彷徨する祥子はそのまま…。その数日後、失踪した祥子の妹から捜索依頼を受けた私立探偵の牧原慎介は、持ち前の鋭い観察力と俊敏な行動力で祥子の行方を追う。しかし、牧原の前にあらわれたのは死亡したはずの由利の姿と、驚愕の殺人トリックだった。長編推理サスペンス。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
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-警察に追われる男女が忍び込んだ山荘で見たものは!? 地上げ屋の隠し財産を狙った男女は、まんまと数億円相当の金品を盗み出すことに成功する。ところが通行人に犯行を目撃されてしまう。逃げる二人は伊豆高原のある山荘に忍び込むが、住人は強盗に襲われ、殺される寸前だった。自分たちの立場を忘れ強盗を取り押さえた二人は、身を隠す場所を得る。しかし翌日の夜、軟禁した強盗は死体となって転がっていた…。見知らぬ山荘で繰り広げられる謎の惨劇と驚くべき結末とは? 表題作のほか4編を収録した本格ミステリ短編集。 *伊豆高原殺人事件 *激走の罠 *廃屋の美女 *交換劇の結末 *ことわざ連続密室殺人 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
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-密室に隠された罠と横たわる美女の死体……なぜ賊は同じ部屋に二度侵入したのか? 首都圏近郊のアパートで、一人暮らしのOL・平沼美奈子が襲われた。未遂に終わったものの、手口からこの地区で多発している痴漢事件の犯人の仕業とみられた。そして一ヵ月後、恐怖に駆られ引っ越した美奈子の部屋に入居したばかりの女性が絞殺された。警察は同一人物の犯行として捜査を進めたが、密室状態にあった殺人現場の謎を解くことができずに、事件は迷宮入りの様相を呈してきた…。著者会心の密室トリックと驚愕の結末。長編ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
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-札幌で女性歌手が殺された! 痴情か怨恨か、暗闇に渦巻く殺意と血塗られた密室の謎 雪の降りしきるクリスマス・イブ、札幌の芸人宿に偶然泊まり合せた十三人の客の中の一人が絞殺された。殺されたのは、ススキノのキャバレーで歌っている相原光子。容疑者として光子と深い関係にあり、その夜一緒だった浦山勇が浮かぶ。しかし、内鍵のかかっているほかの三つの部屋から、光子の所持品が発見され、捜査は混沌とした様相をみせはじめてきた…。(「北の聖夜殺人事件」) 本格推理の醍醐味を充分に堪能させる、珠玉のミステリ短編集。 *北の聖夜殺人事件 *月光と鮮血 *二回目の偶然 *惨劇の家 *死の年賀状 *死者の踊り ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。