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横溝正史は、一流の翻訳者でもあった。雑誌「新青年」編集長時代から積極的に海外作品を自ら翻訳し、紹介しつづけた正史。本書では、これまであまり触れられることのなかった翻訳者・横溝の業績に光を当てる。
「八つ墓村」ほか、一連の創作の発想源ともなったウィップルの「鐘乳洞殺人事件」、19世紀末の一大ベストセラーとして名高いヒュームの「二輪馬車の秘密」の二長篇を収録。後者では、単行本版と結末の異なる雑誌掲載版も併録した。時を経てなお古びない正史の闊達な訳文の妙を、ぜひご堪能あれ。
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Posted by ブクログ
横溝正史が翻訳した、D.K. ウィップル「鍾乳洞殺人事件」、ファーガス ヒューム「二輪馬車の秘密」の2編を収録。
時代的にはホームズの「朱色の研究」ぐらいと同年代の作品らしいのですが、古典の名作ですね。さすが正史が翻訳しただけあって、非常に読みやすくまとまっていて、翻訳が苦手な人にもお勧めできそう。
解説を読んでみると、原著から、かなり正史が削ったり手を加えているところがあるらしく、正史の文章力・構成力って凄いと改めて感心。
鍾乳洞殺人事件は、八つ墓村の発想の元になる影響を与える作品となったらしく、確かに洞窟内で起きる殺人事件は魅力的でした。
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